ニュースでMetaの新しいAI「Muse」を見ても、何をするAIで、お金を払わずにどこまで使えるのか分からず迷いますよね。無料で試せる範囲と、手持ちのアカウントで始める手順をお伝えします。
結論、Museは質問に答えるだけでなく、フォームの入力や送信のような操作まで代わりに行うMetaのAIで、有料の契約をしていない私のアカウントで短い質問を77通送っても、上限の表示は出ませんでした。
Museが何をするAIか、お金を払わずにどこまで試せるか、FacebookやInstagramのアカウントで始められるかを知りたい方向けです。
当てはまらない方は、ここで戻っていただいて大丈夫です。最後まで読むと、お金を払わずに試せた範囲と、最初から勝手につながっていた設定の見直し先が分かります。まずはMuseが何者かから見ていきます。
Metaの新しいAI「Muse」ってなに?2026年9月に始まったAIエージェント
これまでのAIは、質問に文字で答えるところまででした。Museは、頼むと代わりに画面の操作までする「AIエージェント」です。
たとえるなら、物知りな友人に相談するだけでなく、お使いにも行ってくれる秘書のような存在です。
Metaの公式発表では、ブラウザを開いてフォームに入力したり、本人に代わって交渉したりできるAIと説明されています。
Museは2026年9月8日に北米で先行して始まり、日本でも2026年10月23日からiOS・Android・muse.aiで使えます(Meta日本の公式発表)。

私の PC(Windows 11)の Chrome で、Muse の Web 版(muse.ai)にサインインすると、この画面が最初に出ました。「あなたに代わって実行」と書かれていて、質問に答えるだけのAIではないことが最初の画面から分かります。
【実験】Museは無料でどこまで使える?2026年10月に77通送った結果は?
私の PC(Windows 11)の Chrome で、2026年10月25日に有料の契約をしていない無料のアカウントで試しました。「結局どれくらい使えるの?」が一番気になるところですよね。答えは、77 通で上限は出ませんでした。
公式ヘルプには「Museは使用制限付きで無料で利用できます」とだけあり(出典: Metaのヘルプ(日本語))、回数は書かれていません。そこで、私が2026年10月25日に、有料の契約をしていない無料のアカウントで確かめました。
やり方は、短い質問を続けて送るだけです。1回目の連投で 30 通、2回目の連投で 38 通、合わせて 68 通になり、それまでの 7 通とサイドチャット 2 通を足して累計 77 通になりました。

1通の答えは3.0秒から9.5秒で、ほとんどは3秒から4秒で返ってきました。
下の表は、私が試した無料のアカウントと有料プランを、3つの項目で並べたものです。
| 項目 | 私が試した無料のアカウント | 有料プラン(公式は「サブスクリプションがある」とだけ) |
|---|---|---|
| 月額料金 | 無料 | 公式の頁に金額は見当たらない |
| 公式の案内の文 | 使用制限付きで無料で利用できる | もっと使いたい人向けのサブスクリプションがある |
| 上限が出るまでの頼みの数 | 77 通まで出ませんでした(上限は 77 通より多い) | 試していません |
定説と、私の PC で起きたことと、避け方を並べます。
定説では、公式ヘルプは「使用制限付きで無料」とだけ書き、回数は書いていません。
私の PC では、上限が出ませんでした。また、40秒待っても終わりを確認できない通が 4 通ありました。
避け方は、40秒待っても終わらない通は、次の通を送ると元に戻りました(原因は分かっていません)。
77 通より先は私が試せなかったので、上限が出る回数は分かっていません。
Museの有料プランはいくら?無料との違いは?
Metaの発表には「多くの用事は無料で、もっと使いたい人向けのサブスクリプションがある」とあります(出典: Metaの公式発表(2026年9月8日))。サブスクリプションとは、毎月決まった料金を払って使う方式のことです。
有料プランの金額は、Metaの発表とヘルプの頁に見当たらなかったので書きません。
有料の契約は試していません。契約は費用がかかり、戻せないためです。ここは希望がたくさんあれば記事に追加して、試した様子をお見せしたいと思います。

設定のウォレット画面を開いたところで止めました。設定には10の項目があります。私が開いたのは6項目(一般・コネクター・ウォレット・アクセス許可・データコントロール・ヘルプとサポート)です。どこにも使用量・上限・プラン・料金の文言はなく、有料プランの名前と値段も出ませんでした。
Museを始めるには何が要る?Facebook・Instagramのアカウントで入れる?
新しい機械やソフトを買う必要はありません。Metaのヘルプには、既存のFacebookまたはInstagramのアカウントを使うか、メールアドレスまたは電話番号を入力してMetaアカウントを作成できる、とあります。
私の手順は次のとおりです。
- ブラウザで muse.ai を開く
- Metaのアカウントでサインインする
- 規約の同意の画面に進む
定説と、私の PC で起きたことと、避け方を並べます。
定説では、Metaアカウントで入れます。
私の PC では、規約同意の「注意点」画面が出ました。さらに、サインインしただけで 4 つが「リンク済み」になっていて、私は連携の操作をしていません。
避け方として、設定のアクセス許可を「常に確認」に切り替える方法があります。画面の説明は「すべてのアクションの前に」確認する、です。本物の相手への送信は戻せないので、この設定で送信が止まるかは試していません。

コネクターとは、Museが外のアプリとつながる入り口のことです。サインインしただけで、Facebook・Instagram・Threads・ブラウザーの 4 つがつながった状態でした。びっくりしますが、危険と決めつける話ではなく、私が試した範囲の事実です。

最初の設定は「一部のアクションの前のみ確認」でした。この設定でも、フォームの送信を頼むと、承認の画面は出ずにそのまま送信されました。
送り先は試験用の httpbin.org で、中身は架空の名前・電話・メールです。公式は承認が要る場面を「メール送信・購入の前」としています。本物の相手へのメール送信と購入は、戻せないので試していません。
このほか、頼んでいない毎日のタスク(30分ごとのHeartbeatなど)が最初から入っていました。京都旅行の持ち物を頼むと、頼んでいない「京都旅行の予定を記録中」も始まりました。画面の説明文に「\n\n」という文字がそのまま出ている場所もありました。年齢の条件は、公式で見当たらなかったので書きません。
Museは何ができるの?無料で頼んだ結果は?
難しい命令の書き方を覚えなくても、普段の日本語で頼めます。
Metaの発表の説明では、ブラウザを開いてフォームに入力し、交渉する、とあります。メールの送信や買い物の前には承認を求める、とも説明されています。これらのうち本物の相手への送信や購入は、戻せないので試していません。公式は承認が要る場面を「メール送信・購入の前」としています。
私が試した頼みは6つで、どれも無料のアカウントで答えが返りました。
| 私が試した頼み | かかった秒 | 結果 |
|---|---|---|
| リマインド | 27.0秒 | 日時指定のタスクができた |
| ファイル3種 | 約158秒 | Excel 30項目・Word 19項目 |
| 架空の売上表の要約 | 22.5秒 | 合計と最大の月が手計算と一致 |
| フォームの入力 | 29.7秒 | 送信は押さずに入力だけ |
| フォームの送信 | 16.4秒 | 承認の画面は出ず |
| 未連携のカレンダーを聞く | 19.9秒 | 「未接続」と答えた |

「明日の朝9時にリマインドして」と頼むと、27.0秒で日時指定のタスクができました。

持ち物リストを3種類のファイルにする頼みは、約158秒かかりました。項目数がばらばらで、Excelは30項目、Wordは19項目でした。頼んでいない紅葉の写真も付き、PDFのファイル名だけが英語でした。

架空の売上表(18行)の要約は22.5秒で、合計と最大の月は私の手計算と全部一致しました。
Museは日本で使える?

日本の回線で muse.ai を開くと入口は日本語で、地域の制限の文言は出ませんでした。Metaは2026年10月23日から日本で提供を開始したと公式に発表しています。私の確認は、日本の回線で入口が開き、私のアカウントで使えたところまでなので、他の人の環境までは言えません。
最後に

今すぐできる最初の一歩
今日やる1歩は、muse.ai を開いて、有料でない状態で短い質問を1回頼んでみることです。この画面のように、数字だけ答えてもらう短い質問が試しやすいです。
最初は短い質問だけで十分です。メールや投稿のような取り消せない頼みは、慣れてからにしましょう。
この記事に出てくる言葉
分からない用語があれば参考にしてください。
| 言葉 | 意味 |
|---|---|
| AIエージェント | 質問に文字で答えるだけでなく、フォームの入力や送信、画面の操作まで人に代わって進めてくれるAIのことです。 |
| Muse(ミューズ) | FacebookやInstagramを運営するMeta社が2026年9月に発表した、用事を代行してくれるAIの名前です。 |
| 無料枠 | 有料の契約をしなくても、決められた回数や範囲の中で無料のまま使える枠のことです。 |
| サブスクリプション | 1回ごとに買うのではなく、月額料金を払って制限を増やし使い続ける有料プランのことです。 |
| Metaアカウント | FacebookやInstagram、またはメールアドレスと電話番号で作れる、Meta社のサービス共通の会員証です。 |
| ブラウザ | パソコンやスマホでWebページを開くために使う、ChromeやEdgeなどのソフトのことです。 |
| リマインド | 忘れたくない予定や作業を、指定した日時にお知らせしてくれる機能のことです。 |
| サインイン | メールアドレスやパスワードなどを入力して、自分の会員情報でサービスを使える状態にすることです。 |
| 規約 | サービスを利用するときに守るルールや条件が書かれた約束事のことです。 |
| コネクター | Museが、FacebookやInstagramなど外のアプリとつながるための入り口のことです。 |