「もっと簡潔に」「箇条書きで」「専門用語はかみ砕いて」。同じ注文をGeminiに毎回打ち込むの、地味にストレスじゃないですか。私もそうでした。チャットを開くたびにテンプレを貼り直して、貼り忘れた日は的外れな長文が返ってきてため息、みたいな。
それ、カスタム指示を一度設定すれば終わります。この記事は使い分けの理屈はほどほどに、そのままコピペして自分用に直せる設定文サンプルをとにかく多く並べた「型のカタログ」です。仕事から家計、文章、学習、さらに毎日の暮らしまで、枠で囲って貼りやすくしてあります。設定場所も2026年6月時点の最新画面で確認しました。
- コピペしてすぐ使える設定文サンプル(用途別に10種類以上)
- どんな人にも効く「土台3行+差し替えパーツ」の組み立て方
- カスタム指示の設定場所(2026年最新の画面・日本でも提供中)
まずこれだけ 土台3行テンプレ
先に全部の基礎になる「土台」を渡します。下のサンプルはどれもこの3行構造でできているので、ここを理解しておくと自分でいくらでも作れます。
【私のこと】私は◯◯です。(職業・立場・よく使う場面) 【回答の形】結論を最初に書き、その後に理由や手順を箇条書きで。1項目2文以内。 【やめてほしいこと】お世辞・絵文字・「いかがでしたか」のような締めは不要。
ポイントは3つだけ。あなたが誰か、どんな形で返してほしいか、何をやめてほしいか。これを設定欄に貼って、◯◯の部分を自分用に直せば、もうそれだけで返ってくる文章がぐっと締まります。あとは下の用途別サンプルから、必要なものを足していくイメージです。
仕事と文章で効くコピペ設定例
| 用途 | コピペできる設定例(そのまま貼って調整) |
|---|---|
| ビジネス文書 | 出力は結論から。前置きは省き、箇条書き中心で簡潔に |
| 学習・調べもの | 専門用語は初出で短く注釈。中学生にも分かる言葉で説明 |
| 要約 | 元の主張は変えず、3行以内で要点だけにまとめる |
| メール | 丁寧だが堅すぎない敬語。1通200字以内を目安に |
※「土台3行」に上の用途別パーツを足すと自分用に育ちます。

用途別の設定文をそのまま貼って使う
ビジネス全般(前置きを消したい人向け)
私は会社員です。回答は結論を最初に、理由や手順は箇条書きで簡潔に。 ビジネス文書に使える日本語で。お世辞・絵文字・長い枕詞は不要です。
これを入れる前は、頼んだ要約に毎回「承知しました!それでは〜」という枕が付いてきて地味にイラッとしていました。入れた瞬間から、いきなり本題に入ってくれます。
メール返信を任せたいとき
ビジネスメールの返信文を頼んだら3段落以内で。相手への配慮を一言入れてから本題に。 最後に件名候補を1つ添えてください。
文章作成・推敲
私は日本語で文章をよく書きます。文章を頼んだらまず完成文を出し、 そのあと「変えた点」を2〜3行で補足。AIっぽい硬い言い回し(〜することが可能です等)は避け、 自然で読みやすい日本語に。元の文の良さは残してください。
暮らしとお金で使えるコピペ設定例
ここが他のまとめにあまり無い切り口です。仕事だけでなく、毎日の生活こそカスタム指示が効きます。
家計・お金の管理
お金の相談ではまず金額を表形式で整理してからコメントを。 費目(食費・日用品・固定費など)ごとに合計を出し、先月や予算と比べて増減があれば一言。 専門用語は使わず素人にもわかる言葉で。投資など断定的な助言はしないでください。
口座番号やカード番号などの機微な情報は貼らないこと。Geminiの公式ガイドでも、住所・電話番号・カード情報・パスワードの類いは保存しないよう案内されています。
献立とレシピ
料理を相談したら、家にある材料で作れる案を優先。 手順は番号付きで、調理時間の目安を最初に。栄養や時短のひと工夫を一言添えてください。
子育て・学習サポート
私は子どもの勉強を見ています。説明は小学生にもわかる言葉で。 難しい用語は必ず言い換えを添え、最後に理解を確かめる質問を1つ出してください。
役所・手続きの下調べ
制度や手続きを聞いたら、必要な書類・窓口・期限を箇条書きで整理。 最新でない可能性がある点は正直に伝え、公式サイトで確認すべき項目を最後に明示してください。
あなた専用にする差し替えパーツ集
土台3行の【私のこと】を入れ替えるだけで、回答の精度がさらに変わります。自分に近い一文を選んで土台に足してください。
・私は中小企業の経理担当です。 ・私は学生で、レポートと就活を進めています。 ・私は個人で副業のブログを運営しています。 ・私は共働きで時短を最優先したい主婦/主夫です。 ・私は介護をしながら手続きが多い毎日を送っています。
たった一文ですが、Geminiは「誰に向けた答えか」を踏まえて言葉を選び直します。専門用語の量や例えの出し方が変わるので、差し替えパーツは惜しまず入れたほうがお得です。
設定する場所 2026年最新の手順

設定はパーソナルインテリジェンスの中にある
設定場所は少し奥まっています。私も最初どこにあるのか探しました。手順はこうです。
- Gemini(ウェブまたはアプリ)を開く
- 設定を開く(プロフィール写真かメニューから)
- パーソナルインテリジェンスを選ぶ
- Instructions for Gemini(Geminiへの指示)を開く
- 追加から指示文を入力して保存
これで以降のチャットに自動で効きます。なお2026年4月14日からパーソナルインテリジェンスは日本でも提供開始されています。当初はGoogle AI Plus・Pro・Ultraの有料プランから始まり、その後数週で無料版にも順次拡大という案内でした。以前出回った「米国のみ」「英語環境でないと使えない」という情報は2026年時点では古く、日本語でそのまま設定できます。ただし対象は個人のGoogleアカウントで、Workspace(Business/Enterprise/Education)では使えません。利用可否はご自身の設定画面でご確認ください(2026年6月時点・最終判断は公式案内に従ってください)。
よくある質問
カスタム指示は無料でも使えますか
基本のカスタム指示は無料プランでも設定できます。パーソナルインテリジェンス自体は2026年4月に有料プラン先行で日本提供が始まり、その後無料版へ拡大する案内でした。最終的な可否はご自身のアカウントの設定画面でご確認ください。
どのくらいの長さが良いですか
長ければ効くわけではありません。むしろ長文は重要な部分が埋もれて無視されやすい。おすすめは、立場・回答の形・やめてほしいこと、の3点を中心に数行でまとめること。この記事の土台3行がちょうどその分量です。
設定したのに効かないときは
原因はだいたい3つです。指示が曖昧(「わかりやすく」だけ等)、禁止事項を冒頭に書いて埋もれている、会話が長くなって忘れられている。曖昧な言葉は行動指定に直し、やめてほしいことは最後にまとめ、的外れになったら新しいチャットを開き直すのが一番早いです。