2026年10月Gemini無料版は何が変わった?同じ頼み5つを実測

無料版のGeminiで、どのモデルが使えるのか分からず困っていませんか。私の PC(Windows 11)で、2026年10月30日の夜に測りました。結果と、公式の案内との食い違いが分かります。

  • 7月の公式リリースノートはGemini 3.6 Flashを全員に提供すると書きましたが、2026年10月30日の私の無料アカウントの一覧に、Flashの名前はありませんでした。
  • Google AIプランなしの無料アカウントでログインして測りました。
  • 要約・今日の日付・Excelの式は3回とも正しく、家計の計算は3回中1回だけ正しい結果でした。

この記事を読むと、Googleの案内と実機の食い違いが分かり、AIの返事を全部は調べず、確かめる所だけに絞れます。まず、何が変わったのかから見ていきましょう。

Geminiの無料版は、何が変わったのですか?

入力欄のモードを押して開いた一覧。「自動モード」にチェックが付き、「3.1 Pro」と「4 Argon」に鍵が付いている。
モード名を押して開いた一覧です。

リリースノートでは、2026.07.21にGemini 3.6 Flashを国を問わず Gemini アプリのすべてのユーザーに提供すると書き、モデルのプルダウンメニューから 3.6 Flash を選ぶよう案内しています。

一方、2026年10月30日の私の無料アカウントの一覧は「自動モード」「3.1 Pro」「4 Argon」の3つで、Flashの名前はなく、後ろの2つに鍵が付いていました。

AIプランなしのモデルは、ヘルプの表では自動モードまたは Flash-Lite の扱いです。

ヘルプの注によると、自動選択がオンのとき、ほとんどのプロンプトでは Flash-Lite が使われます。より多くの推論が要るプロンプトでは、Flash または Pro を使用できます。自動選択がオフなら、すべての回答が Flash-Lite です。

「Flash-Lite」は速さを重視しているモデルです。チャットのやり取りをするのには向いてますね

ProやArgonのモデルと比べてしまうと頭は良くないですがレスポンスが早いです。

「モデル」は、AIの頭脳の種類のことです。

Flash-Liteは日常の質問に速く答える軽いモデル、Flashは速さと性能のバランスを取ったモデル、Proは難しい問題向けのよく考えるモデルです。自動選択は、頼みごとにGeminiがモデルを選ぶ仕組みです。

ちなみに、Google ai ultraなどの(有料プラン)では、Argonのモデルに切り替えて使うことも可能です。

実験: 同じ5つの頼みを、無料アカウントで3回ずつ送りました

2026年10月30日の夜、Windows 11のChromeで、Google AIプランなしの無料アカウント(ログイン済み)のGeminiに、同じ頼みを3回ずつ送りました。入力欄のモードは最初から最後まで自動モードでした。ログインなしの画面は測っていません。

頼みは、要約・家計の計算・メール・日付とモデル・Excelの式の5つで、合わせて15回です。頼みの文は架空の話で、正解は送る前に決めました。頼みの文を言い換えた場合は試していません。

メールの曜日の採点だけは、1回目で誤りに気づいたため、2回目の前に足しました。

15回は、夜21時台の約8分で送りました。ほかの時間帯は試していません。所要秒は、送信を押してから返事が出るまでの秒数です。

3回目の5つの頼みを続けて送った録画です。

結果: 5つの頼みのうち、正しかったのはどれですか?

次の表は、5つの頼みを3回ずつ送った結果で、5行あります。

頼み 正解 3回の結果 3回の所要秒
要約 2文で、閉館が午後8時・11月から・15冊 3回中3回正しい 4.8秒・5.4秒・4.8秒
家計の計算 65,000円 3回中1回だけ正しい。65,000円・66,000円・60,000円 17.0秒・14.4秒・16.2秒
メール 11月17日・午後2時・公民館が入った丁寧な文 日付・時刻・場所・敬語は3回中3回正しい。曜日は3回とも誤り 5.4秒・6.0秒・4.7秒
日付とモデルの質問 2026年10月30日・Flash-Lite(自動モードなら Flash か Pro もあり得る) 日付は3回中3回正しい。モデルは3回ともFlash-Liteと答えたが、2回は「FlashとProは有料プランが要る」と答え、ヘルプの注と食い違った 5.1秒・6.7秒・6.6秒
Excelの式 =SUMIF(A1:A10,”>5″) 3回中3回正しい 6.3秒・5.2秒・5.6秒
要約の頼みと、3回目の返事が写った画面。
要約の3回目の返事です。4.8秒で出ました。

日付とモデルの質問の答えは、ヘルプの注と食い違いました。

日付とモデルを聞いた返事が写った画面。2026年10月30日と答え、FlashとProは有料プランが要ると書いている。
日付とモデルの質問の3回目の返事です。6.6秒で出ました。

上限の通知は、15回の頼みのどれでも出ませんでした。設定の一覧には「使用量上限」の項目がありますが、中身は試していません。上限まで送り続けることも試していません。

ヘルプでは、AIプランなしは「標準の上限」で、上限は予告なく変わることがあります。

私が3回ずつしか試せなかったので、どれくらいの割合で間違えるかは分かりません。

計算・曜日・AI自身への質問は、なぜ自分で確かめるのですか?

家計の頼みと3回目の返事が写った画面。先頭に「毎月 6万円」、いちばん下に「毎月の貯蓄額: 60,000円」と書かれている。
家計の3回目の返事です。先頭は「毎月6万円」、いちばん下は「毎月の貯蓄額: 60,000円」でした。

家計の正解は65,000円です。1回目は65,000円で正解、2回目は66,000円で支出を174,000円と誤計算、3回目は60,000円で支出を180,000円と誤計算しました。

電卓を使わず暗算で家計簿をつけると、足し間違いがときどき出ます。この実験の返事も、支出の足し算でずれました。

メールの頼みと3回目の返事が写った画面。日時の行に「11月17日(日)」と、頼みに無い曜日が付いている。
メールの3回目の返事です。日時の行に「11月17日(日)」と曜日が付いています。

頼みに書いていない曜日を3回とも「日」と付け足しました。11月17日は火曜日なので、3回とも誤りです。

Gemini自身に料金やモデルを聞いた答えは、ヘルプで確かめましょう。これが、この記事の大事な気づきです。各回答を作ったモデルを調べることは試していません。

確かめる手順は、次の3つです。

  1. 返事の中の金額を、電卓で足してみます。
  2. メールに曜日が付いていたら、カレンダーで見ます。
  3. 料金やモデルの答えは、ヘルプのページで読みます。

最後に

今すぐできる最初の一歩は、AIの返事の金額を電卓で足してみることです。メールに曜日が付いていたら、カレンダーで確かめてから送りましょう。

Excelの式の頼みと3回目の返事が写った画面。=SUMIF(A1:A10,">5")と書かれている。
Excelの式の3回目の返事です。5.6秒で出ました。

ここはリクエストがたくさんあれば記事に追加して、試した様子をお見せしたいと思います。

この記事に出てくる言葉

分からない用語があれば参考にしてください。

用語 意味
モデル AIの頭脳の種類です。
Flash-Lite 日常の質問に速く答える軽いモデルです。
Flash 速さと性能のバランスを取ったモデルです。
Pro 難しい問題向けのよく考えるモデルです。
自動選択 頼みごとにGeminiがモデルを選ぶ仕組みです。
AIプラン Googleの有料の契約です。
SUMIF Excelで、条件に合う数だけを合計する式です。

参考にした公式ページ

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uri uri

uri uriと申します。生成AI専門ブログ「生成AIニスト」運営者。 ChatGPT・Gemini・Claudeなど主要な生成AIを自分で契約し、毎日実際に触って検証しています。記事の手順やエラー対処は、必ず自分の画面で再現し、実機のスクリーンショットで確かめてから公開。料金や仕様は提供元の公式情報で裏取りし、いつ時点の情報かを明記します。「読んだ人が同じ画面で再現できること」を基準に書いています。