SunoV5.5を開いたのに、生成が止まる。声を登録できない。できた曲にプチプチ音が入る。前より音は良いのに、肝心なところで使いづらいと感じる場面があります。まず大事なのは、全部を同じ不具合として扱わないことです。画面、プラン、モデル、音源、プロンプト、ブラウザのどこで詰まっているかを切り分けると、今日作れる曲を取り戻せます。
- SunoV5.5が使えない原因は、プラン制限、声認証、生成混雑、音源参照、ブラウザ不調に分けて確認できます。
- 音割れやプチプチ音が出るときは、V5.5だけで粘らず、音源参照を外す、V5で作り直す、短く生成する判断が必要です。
- 初心者は、最初に通常生成で成功確認をしてから、VoicesやCustomModelsを使うと失敗を減らせます。
SunoV5.5が使えないと感じたら最初に見る場所

音楽生成AIのイメージ
まず通常生成が動くか確認する
いきなりVoicesやCustomModelsを使うと、どこで失敗しているのか分かりにくくなります。Create画面でモデルをSunoV5.5にして、声や参照音源を使わず、短い日本語歌詞とシンプルなスタイルだけで生成します。ここで曲が作れれば、アカウントやブラウザ全体ではなく、追加機能側で詰まっている可能性が高くなります。
反対に、通常生成でも止まる場合は、画面を再読み込みして、別ブラウザでも同じか確認します。Chromeで止まるならSafariやEdge、スマホで止まるならパソコンで試します。ログインし直してもCreateボタンが反応しない場合は、クレジット残数、通信、ブラウザ拡張機能を確認してください。広告ブロックやスクリプト制御系の拡張機能は、生成画面のボタン表示やアップロード処理を邪魔することがあります。
ProやPremier限定機能でつまずいていないか確認する
SunoV5.5自体を使えることと、すべての新機能を使えることは別です。VoicesとCustomModelsは、有料プラン前提の機能です。画面に項目が見えない、選んでも先へ進めない、作成ボタンが押せない場合は、まずアカウント画面で現在のプランを確認します。
MyTasteは全ユーザー向けですが、VoicesやCustomModelsは条件が違います。無料プランで声登録や自分専用モデルを探しても表示されない場合、それは操作ミスではありません。無料で試すなら、まず通常生成、歌詞作成、スタイル指定、リミックス寄りの使い方から始めると無駄に迷いません。
症状別にわかる原因と直し方
SunoV5.5で困ったときは、感覚で何度も生成するより、症状ごとに対処を変えるほうが早いです。次の表で、いま画面上で起きている状態に近いものを確認してください。
| 症状 | 最初に試す対処 |
|---|---|
| 生成が始まらない | クレジット残数、ログイン状態、ブラウザ拡張機能、別ブラウザでの動作を確認します。 |
| 生成中の曲が一覧から消える | 数分待ってから画面を再読み込みし、LibraryやCreate履歴を確認します。 |
| 声登録が進まない | マイク許可、録音音量、本人確認フレーズの読み上げ、静かな場所での再録音を確認します。 |
| 曲の後半にプチプチ音が出る | VoicesやCoverを外し、通常生成で作り直すか、V5で再生成して比較します。 |
| 2曲がほとんど同じになる | ジャンル、テンポ、楽器、曲構成をプロンプトに分けて書き、生成ごとに一部だけ変えます。 |
| 日本語の歌い方が不自然 | 歌詞を短い行に分け、難読漢字にはひらがなを混ぜ、英語風のジャンル指定を強くしすぎないようにします。 |
生成ボタンを押しても進まないとき
Createボタンを押しても動かないときは、まずページを閉じずに数十秒待ちます。すぐ連打すると、同じリクエストが重なって、余計に状態が分かりにくくなります。待っても変わらない場合は、画面右上のアカウント状態を確認し、ログインが切れていないか見ます。
次に、歌詞欄やスタイル欄に長すぎる文章を入れていないか確認します。初心者ほど、説明を丁寧に書こうとして、曲の指示ではなく文章の依頼文になりがちです。たとえば「切ないJ-POP、女性ボーカル、夜の都会、ミドルテンポ、透明感のあるピアノ」のように、短い要素で区切るほうが通りやすくなります。
音質は良いのにプチプチ音が入るとき
SunoV5.5は、音の派手さやクリアさが出やすい反面、曲の後半でボーカル周辺にプチプチした音が出ることがあります。特に、Voices、Cover、アップロード音源を参照する作り方では、気に入ったメロディなのに後半だけ使いにくい、という失敗が起きやすくなります。
この場合、Remasterだけで完全に直そうとしないほうが安全です。ノイズが生成時点で曲に入り込んでいると、後処理では取り切れないことがあります。まず同じ歌詞で通常生成を試し、次にVoicesを外し、それでも必要ならV5でカバーやリマスターを試します。音の豪華さを優先する曲はV5.5、安定した素材を優先する曲はV5、と使い分けると作業が止まりません。
Voicesが使えないときの確認ポイント
声登録は本人確認で止まりやすい
Voicesは、自分の声をSuno上で歌わせるための機能です。ただし、声を登録するだけでは終わりません。マイクに向かって指定されたフレーズを読み上げる本人確認が入ります。ここで音が小さい、周囲の雑音が大きい、読み上げが途中で止まる、別人の声に聞こえる、といった状態だと先へ進みにくくなります。
録音するときは、スマホを口元から少し離し、エアコンやキーボード音が入らない場所を選びます。声を張り上げる必要はありません。普段話す声より少しはっきり読むくらいで十分です。録音後にプレビューできる場合は、息の音より言葉が前に出ているかを確認します。聞き返して自分でも聞き取りづらい音源は、Suno側でも扱いづらい音源になります。
歌声に自信がなくても録音は短く整える
Voices用の音源は、上手に歌うことより、本人の声の特徴が分かることが大切です。音程が不安なら、無理に高音を出さず、話し声に近い低めのキーで録音します。長く録れば良いわけではなく、雑音や失敗が多い長い音源より、短くても聞き取りやすい音源のほうが扱いやすくなります。
登録後に生成した歌声が自分と違って聞こえる場合は、すぐ失敗と決めつけず、曲調を変えて試します。ロック、バラード、ラップ調では、同じ声でも印象が大きく変わります。最初は「アコースティック、ゆっくり、自然な日本語、近い距離のボーカル」のように、声の確認がしやすい曲調にしてください。
CustomModelsで失敗しない作り方
最低6曲は同じ方向性でそろえる
CustomModelsは、自分の曲をもとに作風へ寄せる機能です。使えないと感じる原因の多くは、機能そのものではなく、入れる曲の選び方にあります。バラード、EDM、ロック、和風、ラップを混ぜると、モデルが何を真似ればいいのか曖昧になります。
たとえば、泣ける日本語バラードを作りたいなら、テンポ、声の距離感、楽器の雰囲気が近い曲を6曲以上そろえます。アップテンポ用、アコースティック用、ロック用のように分けると、最大3つまでの枠を実用的に使えます。曲名も「夜バラード用」「明るいポップ用」のように、あとで選ぶ場面が分かる名前にすると迷いません。
権利のない曲を入れない
CustomModelsに入れる音源は、自分が使う権利を持っている曲だけにします。有名曲に似せたいからといって、他人の曲、配信音源、カラオケ音源、ネットで拾った歌声を入れるのは避けてください。あとから公開や販売を考えたときに、いちばん困るのは完成後です。
安全に始めるなら、自分で作った曲、自分で録った歌、自分の過去のSuno生成曲で商用条件を確認できるものだけを使います。迷う音源は入れない。この判断だけで、後から使えない曲を作ってしまうリスクを大きく減らせます。
SunoV5.5が使えないときの安全な復旧手順
何度も生成してクレジットだけ減る状態を避けるには、次の順番で確認します。途中で直ったら、そこで止めて構いません。
- Create画面でVoices、Cover、CustomModelsを外し、SunoV5.5の通常生成だけで短い曲を作ります。
- 通常生成が動かない場合は、ログアウトと再ログインを行い、別ブラウザまたは別端末で同じ操作を試します。
- 通常生成が動く場合は、Voicesだけ、Coverだけ、CustomModelsだけのように、一つずつ機能を戻して原因を切り分けます。
- プチプチ音や後半の崩れが出る場合は、同じ歌詞で参照音源なしの生成を行い、必要ならV5でも同じ条件で作ります。
- 完成候補ができたら、曲の最後までヘッドホンで聞き、ノイズ、発音、音量の急変がないか確認してから保存や公開に進みます。
この順番にすると、「何となく使えない」から「どの機能を入れると崩れるか」へ変わります。原因が分かれば、今日の制作ではその機能を外し、別テイクで試せます。
SunoV5.5が使えないときのプロンプト改善
指示を盛りすぎると曲が窮屈になる
V5.5は指示への反応が強くなったぶん、プロンプトを詰め込みすぎると、生成される2曲が似たり、展開の幅が狭く感じたりすることがあります。初心者は「高音質、感動的、映画音楽風、J-POP、ロック、EDM、泣ける、疾走感、壮大、透明感」のように欲しい要素を全部入れがちです。しかし、方向性が多すぎると、AIは平均的で派手な曲に寄りやすくなります。
まずは、ジャンル、テンポ、声、楽器、感情の5つだけを決めます。「日本語ポップバラード、ゆっくり、女性ボーカル、ピアノとストリングス、別れの直後の寂しさ」のように書くと、曲の芯が残ります。次の生成では、テンポだけ変える、楽器だけ変える、声だけ変える。このやり方なら、何を変えたから結果が変わったのか分かります。
日本語歌詞は短い行で渡す
日本語の発音は改善していますが、長い一文をそのまま歌わせると、息継ぎやアクセントが崩れることがあります。歌詞は、実際に口で読んで息が続く長さで改行します。漢字が続く部分は、あえてひらがなを使うと自然になることがあります。
たとえば「透明な記憶が胸に降り積もる」より、「とうめいな記憶が、胸に降りつもる」のほうが狙った響きに近づく場合があります。特にサビの決め言葉は、難しい漢字より、聞いた瞬間に意味が入る言葉を選びます。AIに歌わせる歌詞は、読む文章ではなく、耳で届く言葉として整えるのがコツです。
SunoV5.5が使えないに関する疑問解決
V5.5とV5はどちらを使えばいい?
音の明るさ、迫力、日本語ボーカルの自然さを優先するなら、まずV5.5を使います。ただし、VoicesやCoverを使ったときに後半が荒れる曲では、V5も選択肢に入ります。大切なのは、新しいモデルだけを正解にしないことです。完成曲として聞いたときに、ノイズが少なく、歌詞が聞き取れ、曲の最後まで崩れないほうを採用してください。
MyTasteのせいで似た曲ばかりになる?
MyTasteは、よく使うジャンルや好みに寄せるための仕組みです。便利な反面、同じ雰囲気ばかり出ると感じることがあります。その場合は、スタイル欄で普段と違う楽器、テンポ、年代、歌い方を明示します。魔法の杖アイコンで出た提案をそのまま使うだけでなく、不要な言葉を削り、今回の曲に必要な要素だけ残すと偏りを減らせます。
声登録したのに自分らしく歌ってくれないのはなぜ?
登録した声がそのまま完全コピーされるわけではありません。曲調、キー、歌詞の密度、録音品質によって、声の印象は変わります。まず低めのキー、ゆっくりした曲、短めの歌詞で確認してください。そこで近く聞こえるなら、声登録自体は使えています。激しい曲や高音の多い曲で違和感が出る場合は、声ではなく曲側の条件が合っていない可能性があります。
初心者が最初につまずく落とし穴

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落とし穴1Create画面でV5.5を選んだつもりなのに別モデルで作っている
Create画面で曲を作り始めたのに、完成した曲を聴くと「思ったより音が古い」「日本語の発音が微妙」「前の記事で読んだ感じと違う」と感じる場面があります。これは、モデル選択が前回使った設定のままになっていて、SunoV5.5ではないモデルで生成していることが原因です。
こういうときは、まず曲を作る前にモデル名を目で確認するクセをつけるのが一発で効きます。
- Create画面を開きます。
- 画面内のモデル選択欄を押します。
- 一覧からSunoV5.5を選びます。
- 選んだあと、入力欄へ戻る前に表示名がSunoV5.5になっているか確認します。
- その状態で短い歌詞を入れて、30秒から1分程度の曲を1回だけ生成します。
- 完成曲の詳細画面で、使用モデルがSunoV5.5になっていればOKです。
ここを飛ばすと、何度作っても原因が分かりません。料理でいうと、オーブンの温度を確認せずに焼き始めるようなものです。まずモデル名、次に歌詞、最後に生成。この順番で始めるだけで、最初の迷子はかなり減ります。
落とし穴2声を登録する前にいきなり本番曲を作ろうとする
Voicesの画面で自分の声を登録したあと、すぐに長い歌詞を入れて本番曲を作ると、「あれ、自分の声っぽくない」「声が遠い」「歌い方が大げさすぎる」と感じることがあります。原因は、声登録の良し悪しと曲調の相性を確認しないまま、いきなり完成品を狙っていることです。
Voicesは、スマホの顔認証に少し似ています。明るい場所で一度きれいに登録しておくと使いやすいですが、最初の登録が雑だと毎回ズレます。
解決手順は、いきなり本番ではなく、声のテスト曲を1曲作ることです。
- Voicesの登録画面を開きます。
- 静かな部屋で、マイク許可がオンになっているか確認します。
- 指定されたフレーズを、普段より少しゆっくり、はっきり読みます。
- 登録が終わったら、Create画面へ移動します。
- 歌詞欄に「今日は少しだけ歌ってみる。声が近くに聞こえたらそれでいい。」のような短い日本語を入れます。
- スタイル欄に「ゆっくりしたアコースティック、近い距離のボーカル、自然な日本語」と入力します。
- 生成された曲を聴いて、声の距離感と発音だけを確認します。
この時点では、名曲を作ろうとしなくて大丈夫です。目的は、声が使えるかどうかの点検です。テスト曲で声が近く聞こえたら、本番曲に進めます。声が遠い、こもる、別人っぽい場合は、登録音声を取り直したほうが早いです。
落とし穴3ノイズが出た曲を直そうとしてクレジットを溶かす
曲の前半はすごく良いのに、2分を過ぎたあたりからボーカルにプチプチ音が入ることがあります。初心者は「もう少し直せば使えるかも」と思って、同じ曲を何度もリマスターしたり、カバーしたりしがちです。ところが、生成時点で入ったノイズは、後から完全に消えないことがあります。
こういうときは、修理よりも作り直しの判断が大事です。泥が入ったコーヒーを何度も温め直すより、新しく淹れたほうが早いのと同じです。
解決手順は、3回ルールで決めます。
- ノイズが出た曲を最後まで聴き、ノイズが出る秒数をメモします。
- 同じ歌詞で、VoicesやCoverを外して1回生成します。
- それでもノイズが出る場合は、歌詞を半分の長さにして1回生成します。
- まだノイズが出る場合は、V5.5で粘らず、別モデルで1回だけ試します。
- 合計3回試して改善しなければ、その曲は下書きとして保存し、新しいプロンプトで作り直します。
初心者ほど「惜しい曲」に引っ張られます。でも、Sunoでは1曲にこだわりすぎるより、良い素材を2曲作って選ぶほうが結果が出やすいです。
「知っている」と「できる」の差を埋める実践ロードマップ
1日目通常生成だけで1曲完成させる
作業時間は20分です。Create画面を開いて、モデルをSunoV5.5にします。歌詞欄には8行以内の短い歌詞を入れます。スタイル欄には「日本語ポップ、ミドルテンポ、女性ボーカル、ピアノ中心、やさしい雰囲気」と入力します。
完了の判断基準は、曲が最後まで再生できることです。良い曲かどうかは見ません。1日目のゴールは、生成から再生までの流れを体で覚えることです。
2日目プロンプトを1か所だけ変えて違いを見る
作業時間は15分です。1日目と同じ歌詞を使い、スタイル欄の「女性ボーカル」だけを「男性ボーカル」に変えます。他は変えません。
完了の判断基準は、1日目の曲と2日目の曲を聴き比べて、声の印象の違いを言葉にできることです。「明るくなった」「重くなった」「歌詞が聞き取りやすくなった」くらいで十分です。1回で全部変えると、何が効いたのか分からなくなります。
3日目日本語歌詞を歌いやすく直す
作業時間は25分です。1日目の歌詞を見直して、1行を15文字から25文字くらいに整えます。長い文は2行に分けます。難しい漢字が続く部分は、ひらがなを混ぜます。
完了の判断基準は、歌詞を声に出して読んだときに、息継ぎで苦しくならないことです。Sunoの場面で、歌詞を短く区切ると、歌声が詰まりにくくなります。
4日目Voicesを使わずに安定版を作る
作業時間は20分です。まだVoicesは使いません。3日目に直した歌詞を使い、通常生成だけで2曲作ります。完成後、ノイズ、発音、曲の終わり方を確認します。
完了の判断基準は、2曲のうち1曲を「仮完成」として選べることです。ここで安定した通常生成を持っておくと、あとでVoicesを使った曲と比べる基準になります。
5日目Voicesでテスト曲だけ作る
作業時間は30分です。Voicesを開き、静かな場所で声を登録します。本番歌詞は使わず、10秒から20秒で確認できる短い歌詞を入れます。スタイル欄には「ゆっくり、近い距離のボーカル、アコースティック」と入力します。
完了の判断基準は、声が遠すぎないこと、言葉が聞き取れること、最後までノイズが目立たないことです。ここで違和感が強ければ、曲を増やす前に声を取り直します。
6日目本番曲にVoicesを1回だけ使う
作業時間は25分です。4日目に選んだ仮完成曲と同じ歌詞を使い、Voicesをオンにして1回だけ生成します。ここで何度も回さないのがポイントです。
完了の判断基準は、通常生成版とVoices版を聴き比べて、どちらを残すか決めることです。Voices版が微妙なら、通常生成版を採用して問題ありません。声機能を使わない判断も、立派な制作判断です。
7日目公開前チェックをする
作業時間は30分です。完成候補をスマホスピーカー、イヤホン、パソコンの3つで再生します。特に2分以降のボーカル、サビの音割れ、最後の切れ方を確認します。
完了の判断基準は、3つの再生環境で「気になるノイズがない」「歌詞が聞き取れる」「最後まで聴ける」と判断できることです。7日目まで終われば、初心者でも1曲を作る流れが自分の手順になります。
現実でよくある「あるある失敗」と専門家の対処法
失敗1神プロンプトを探し続けて1曲も完成しない
よくあるのが、SNSや動画で見たすごそうなプロンプトを真似して、スタイル欄に長文を詰め込むパターンです。「映画的で壮大で泣けて透明感があって、海外チャート風で、でも日本語で、バンド感もあって」と入れて、完成曲を聴いて首をかしげる。かなり多いです。
根本原因は、プロンプト(AIへの指示文)を魔法の呪文だと思っていることです。実際は、料理の注文に近いです。ラーメン屋で「寿司っぽくてカレーっぽくて高級フレンチ風」と頼んだら、店側も困ります。
専門家なら、最初は5項目だけに絞ります。ジャンル、テンポ、声、楽器、感情です。たとえば「日本語ポップ、ゆっくり、男性ボーカル、ピアノ、失恋直後の静けさ」だけで作ります。1回生成してから、次に楽器だけをギターへ変えます。さらに次にテンポだけを少し速くします。1回ごとに変える場所を1つにすると、結果の理由が分かります。
予防策は、プロンプトを60文字以内にすることです。初心者のうちは、長い指示ほど失敗しやすいです。短く作って、1か所ずつ変える。このほうが、結果的に早く完成します。
失敗2完成前に公開のことを考えすぎて手が止まる
「商用利用は大丈夫かな」「配信していいのかな」「似ている曲があったらどうしよう」と考えすぎて、1曲目を作る前に止まる人も多いです。もちろん権利確認は大事です。ただ、最初の練習曲まで完璧な公開前提で考えると、操作を覚える前に疲れます。
根本原因は、練習曲と公開曲を分けていないことです。スポーツでいうと、素振りの1回目から大会本番のフォームを気にしすぎている状態です。
専門家なら、最初の3曲は非公開の練習曲として扱います。曲名にも「練習1」「声テスト」「日本語発音確認」と付けます。公開しない前提なら、まず操作、発音、ノイズ確認に集中できます。そのうえで、公開したい曲だけプラン条件、使用音源、歌詞、似ている曲がないかを確認します。
予防策は、最初から「練習曲3曲、公開候補1曲」と分けることです。練習曲は完成度60%でOK。公開候補だけ90%まで詰める。この切り分けをすると、気持ちがかなり楽になります。
失敗3気に入った1テイクに執着して沼に入る
イントロが最高、サビも良い。でも後半にノイズがある。こういう曲に出会うと、初心者は「この曲を何とか救いたい」と思います。そこからリマスター、カバー、再生成を繰り返して、1時間後に最初より疲れている。これも本当に多いです。
根本原因は、Sunoを録音済みの完成音源として扱いすぎていることです。実務では、Sunoの曲は最初から完成品というより、素材候補です。写真でいうと、100枚撮って良い1枚を選ぶ感覚に近いです。
専門家なら、1曲に使う修正回数を決めます。おすすめは最大3回です。1回目は同じ条件で再生成。2回目はVoicesやCoverを外す。3回目は歌詞を短くする。それでダメなら、そのテイクは保存だけして次へ進みます。
予防策は、生成前に「この曲に使うのは最大30分」と決めることです。30分を超えたら、どれだけ惜しくても次の案に進みます。初心者が最短で上達するには、1曲を救うより、10曲分の失敗を経験するほうが効きます。
ぶっちゃけこうした方がいい!
ぶっちゃけ、初心者は最初からVoicesやCustomModelsを触らなくていいです。もちろん面白い機能です。でも、最初の1週間で一番コスパがいいのは、通常生成で日本語の短い曲を安定して作ることです。ここができていない状態で声登録や専用モデルに行くと、何が悪いのか分からなくなります。
まず集中するのは3つだけです。モデルをSunoV5.5にする。歌詞を短くする。最後まで聴いてノイズを確認する。この3つだけで十分です。ここまでできれば、初心者から一歩抜けます。
正直、最初の目標は「すごい曲を作る」ではありません。「最後まで破綻しない1曲を作る」です。2分半の曲で、歌詞が聞き取れて、後半に大きなノイズがなくて、曲の終わり方が変じゃない。それだけでかなり上出来です。
最短で結果を出すなら、1日目に通常生成を2曲、2日目に歌詞修正を2回、3日目にもう2曲作る。合計6曲作って、その中から1曲だけ残します。このやり方が一番早いです。1曲目を完璧にしようとするより、6曲から選ぶほうが、完成度も気持ちも安定します。
Voicesは、通常生成で「この歌詞いいな」と思える曲ができてから使えば十分です。CustomModelsは、同じ方向性の曲が6曲以上たまってからで大丈夫です。最初から触ると、設定の面白さに時間を取られて、完成曲が増えません。
初心者が今日やるなら、こうです。Create画面を開く。SunoV5.5を選ぶ。歌詞を8行だけ入れる。スタイル欄に「日本語ポップ、ミドルテンポ、自然なボーカル、ピアノ中心」と入れる。1回生成する。最後まで聴く。ノイズが少ないほうを保存する。これでOKです。
上達の近道は、機能を全部覚えることではありません。失敗しにくい小さな型を1つ持つことです。その型で3曲作れるようになったら、声を足す。次に曲調を変える。最後にCustomModelsを試す。この順番なら、迷いが少なく、ちゃんと前に進めます。SunoV5.5で一番大事なのは、すごい設定を探すことではなく、今日1曲を最後まで聴ける形にすることです。
よくある質問
SunoV5.5が表示されないときはどうすればいい?
Create画面のモデル選択を開き、利用できるモデル一覧を確認します。表示が古いままなら、再読み込み、ログアウト、別ブラウザを試します。アプリを使っている場合は、ブラウザ版でも確認してください。機能によってはプラン条件があるため、声登録やCustomModelsだけが見えない場合は、アカウントのプラン画面を確認します。
生成中の曲が消えたら失敗ですか?
すぐ失敗とは限りません。生成中の表示が一時的に消えても、少し待ってから再読み込みすると戻ることがあります。Create画面だけでなく、Library側にも出ていないか確認します。同じプロンプトで連続生成する前に、まず履歴を見てください。焦って何度も押すと、クレジット消費や似た曲の量産につながります。
プチプチ音がある曲を公開してもいい?
小さなノイズでも、イヤホンで聞くとかなり目立つことがあります。公開前に、スマホのスピーカー、イヤホン、パソコンのスピーカーで最後まで再生してください。後半のボーカルに細かい割れがあるなら、そのテイクは下書きとして残し、参照音源なしで再生成するほうが安全です。動画BGMのように小さく流す用途なら使える場合もありますが、歌を主役にする公開曲では避けたほうが無難です。
初心者はVoicesから始めても大丈夫?
最初からVoicesに入ると、声認証、録音品質、曲調、生成結果の判断が一気に重なります。まず通常生成で一曲完成させ、次に同じ歌詞でVoicesを使うと違いが分かりやすくなります。比較できる基準があると、声が悪いのか、曲調が合わないのか、生成テイクが悪いのかを判断しやすくなります。
まとめ
SunoV5.5が使えないと感じたときは、すぐに諦める必要はありません。まず通常生成で動作を確認し、次にVoices、Cover、CustomModelsを一つずつ戻します。音が良いからといって、すべての曲をV5.5だけで作る必要もありません。プチプチ音や後半の崩れが出る曲では、参照音源を外す、短く作る、V5も試すという判断が制作を止めないコツです。
今日やるべきことはシンプルです。短い歌詞で通常生成を成功させる。次に声やモデルを一つだけ足す。最後まで聞いて、ノイズと発音を確認する。この順番なら、初心者でも迷いにくく、クレジットを無駄にしにくくなります。SunoV5.5は万能ではありませんが、原因を切り分けながら使えば、音質の良さと自分らしい曲作りを両立できます。


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