Sunoの生成履歴でモデル表記が違う!原因と全バージョンの正しい見方【2026年最新】

SUNO

「v5.5で生成したはずなのに、履歴にはv5と表示されている…」「前に作った曲がどのモデルで作ったかわからなくなった」——Sunoを使い込んでいると、そんな戸惑いを感じる瞬間がありませんか?実はこれ、Sunoの仕様そのものに起因する現象であり、バグではないケースがほとんどです。なのに情報がまとまっていないせいで、多くのユーザーが同じ疑問をぐるぐると抱えています。この記事では、Sunoの生成履歴でモデルの表記が異なって見える原因を徹底的に解説し、全バージョンの特徴・使い分けまで体系的にまとめました。初めてSunoを触る方から、すでに何百曲も作ってきたヘビーユーザーまで、すべての人に「なるほど!」と感じてもらえる内容を目指しています。

この記事でわかることを、最初に3点まとめておきます。

ここがポイント!
  • Sunoの生成履歴でモデルの表記がズレて見える主な原因と、その仕組みの解説。
  • v2からv5.5まで、各モデルの違いと2026年4月時点での利用可能プランの全体像。
  • v5.5リリース直後に報告された「生成してもv5になってしまう」不具合の具体的な対処法。
  1. Sunoの生成履歴でモデル表記が「違う」と感じる根本原因
    1. 新モデルリリース直後の切り替えタイムラグ
    2. モデルの「表示色」変更によるユーザーの混乱
    3. 過去に廃止・統合されたモデルの名称問題
  2. Sunoの全バージョン一覧と各モデルの特徴を総まとめ
  3. 「v5.5で生成したはずなのにv5と表示される」問題の正しい対処法
  4. Suno最新モデルv5.5で何が変わったのか?生成履歴から読み取れる進化の本質
  5. Sunoだからこそできる!現役ユーザーが厳選したプロンプト活用術
    1. Styleフィールドで使うべきプロンプトの黄金パターン
    2. Lyricsフィールドで必ず使うべきメタタグ一覧
    3. クレジットを消耗せずに「当たり曲」を増やすための生成戦略
  6. 体験ベースで話す!Sunoでよく遭遇するリアルな困りごとと解決策
    1. 「サビが何度も繰り返されて曲が終わらない」問題
    2. 「日本語の発音が変で聴けたものじゃない」問題
    3. 「Extendしたら曲調が別の曲になった」問題
    4. 「Personaを使うと曲が3分そこそこで終わってしまう」問題
    5. 「クレジットを使ったのに生成に失敗した・エラーが出た」問題
  7. 生成履歴を「制作の武器」として使う発想の転換
  8. モデルが変わっても「クオリティを保つ」ためにやること
  9. ぶっちゃけこうした方がいい!
  10. Sunoの生成履歴とモデル表記に関するよくある疑問
    1. 過去に作った曲のモデル表記が「v3」や「v3.5」のままなのはおかしいですか?
    2. 生成履歴に「v4.5-all」と表示されるのはどういう意味ですか?
    3. 「Remaster(リマスター)」を使ったら、生成履歴のモデル表記は変わりますか?
    4. モデルを選ぶときのコツはありますか?日本語の楽曲を作りたい場合は特に気になります。
  11. まとめ

Sunoの生成履歴でモデル表記が「違う」と感じる根本原因

音楽生成AIのイメージ

音楽生成AIのイメージ

まず大前提として理解しておきたいのは、SunoはUIで選択したモデル名と、内部システムが実際に呼び出すモデル名(内部コードネーム)が別々に管理されているという点です。例えば、v5.5の内部コードネームは「chirp-fenix」であり、その直前のv5最終版は「chirp-crow」と呼ばれています。ユーザーが目にするのは「v5.5」という表示ですが、実際のシステムの中ではこれらの暗号めいた名前で管理されているわけです。

こうした二重構造があるために、次のようなズレが生じやすくなっています。

新モデルリリース直後の切り替えタイムラグ

新バージョンが公開されてすぐの時期は、UIには新しいモデルが選択肢として表示されているのに、実際のエンジンがまだ完全に切り替わっていないことがあります。2026年3月26日にリリースされたv5.5がその典型例です。リリース当日の報告によると、Create画面でv5.5を選択して生成しても、楽曲ページの表示には以前使っていたv5と表示されてしまうという現象が複数のユーザーから確認されました。これは設定の切り替えが間に合っていないためで、Suno公式コミュニティでも認知された一時的な挙動です。

対処法としては、一度別のモデル(v5やv4.5など)を選択してから、改めてv5.5を選び直すことで正しく反映されるようになったと報告されています。この「一回ほかのモデルを挟む」という操作が、内部的なキャッシュをリセットする効果を持つようです。

モデルの「表示色」変更によるユーザーの混乱

v5.5のリリースにあわせて、Sunoのインターフェース上でのモデル表示の配色も変更されました。それまでv5に使われていた目立つカラーが、v5.5へと引き継がれ、v5はグレーアウトした表示に切り替わりました。つまり、見た目の色だけを頼りにモデルを識別していたユーザーが、色の意味が変わったことで誤認してしまうのです。「なんかいつもと色が違う」と感じたら、それはモデルそのものが変わったサインかもしれません。常にバージョン名の文字列そのものを確認するクセをつけるのが賢明です。

過去に廃止・統合されたモデルの名称問題

Sunoの歴史の中には、途中でモデルが廃止されたり、名称が統合されたりしたケースもあります。2025年9月には、v2・v3の無料ユーザー向け提供と「Remaster v4」機能がすべてのユーザー向けに廃止されました。このとき「過去に生成した楽曲自体は消えないが、同じ設定で再生成しようとするとモデルが存在しない」という状況が生まれ、生成履歴の表記と実際の操作可能なモデルに食い違いが生じるようになりました。また、v5.5リリース時には「Personas(ペルソナ)」という機能名が「Voices(ボイス)」に名称変更されています。昔の設定のまま読んでいると、UIに表示されている機能名との対応が取れず「モデルが違う」と誤解しがちです。

Sunoの全バージョン一覧と各モデルの特徴を総まとめ

混乱を整理するために、2026年4月時点でのSunoバージョン履歴と各モデルの特徴を一覧化します。

モデル名 リリース時期 主な特徴・変更点 2026年4月時点の利用可否
v2 2023年頃 Suno初期モデル。ジャンル指定の精度が低く、唐突にボーカルが始まることも多かった。 Proプラン以上(当面提供継続)
v3 2024年初頭 ボーカルとギターソロのリアリティが向上。ただし曲が途中で終わるケースあり。 Proプラン以上(当面提供継続)
v3.5 2024年中頃 日本語歌詞の生成精度が安定。最大4分の楽曲生成に対応。無料プランでも長らく使われた標準モデル。 無料プランはv4.5-allのみ/Pro以上で利用可
v4 2024年11月 サンプリング周波数48kHzへ引き上げ。ReMi歌詞モデル・リマスター機能・Cover Art実装。プロ並みの音質に大きく前進。 Proプラン以上
v4.5 2025年5月 最大8分の生成に対応。ジャンルの解釈精度が大幅向上。スマートなスタイルミックスが可能に。 全プラン(v4.5-allが無料ユーザーの標準)
v4.5+ 2025年7月 ボーカル追加・インストゥルメンタル追加などのプロダクションツールを実装。 Proプラン以上
v5 2025年9月 音質が飛躍的に向上し「まるで泥のかかったフィルターが外れた」と評されたほどの進化。ボーカルの感情表現が人間に近い水準へ。 Proプラン以上
v5.5 2026年3月26日 内部コードネーム「chirp-fenix」。Voices(自分の声で歌わせる)・Custom Models(自分の曲でAIを訓練)・My Taste(好みを自動学習)の3機能を搭載。最もパーソナライズに特化したモデル。 My TasteはすべてのユーザーVoices・Custom ModelsはPro以上

この表を見てわかるとおり、現在の無料ユーザーが使えるのは実質的にv4.5-allのみです。ProやPremierに加入しているユーザーだけが、v5やv5.5といった最新の高品質モデルにアクセスできます。生成履歴に「v4.5-all」と表示されていたのに「前はv3.5だった気がする」と感じるのは、2025年後半にモデルの提供ポリシーが変更された影響です。

「v5.5で生成したはずなのにv5と表示される」問題の正しい対処法

2026年3月末のv5.5リリース直後に最も多く報告された問題が、この表記ズレです。原因はリリース直後特有の内部設定の反映遅れであることが確認されており、以下の手順で解消できます。

  1. SunoのサイドバーまたはCreate画面のモデル選択プルダウンを開く。
  2. 現在「v5.5」が選択されている場合、一度「v5」や「v4.5」など別のバージョンをクリックして選択する。
  3. 改めて「v5.5」を選択し直す。
  4. この状態で楽曲を生成すると、楽曲ページ上にv5.5と正しく表示される。

この操作で解決しない場合は、ブラウザのキャッシュをクリアするか、一度ログアウト・ログインし直すことも試してみてください。なお、アプリ版を使っている場合はアプリの再起動が有効なケースもあります。

また、v5.5リリース直後には「Trending(急上昇)」欄にv5.5で生成した楽曲がしばらく掲載されないという現象も起きました。これはTrending対象バージョンの設定が間に合っていなかったためで、リリースから約1〜2日後には正常化が確認されています。つまりモデルが使えていないのではなく、バックエンドの設定が段階的に反映されるSunoの仕様によるものだったわけです。

Suno最新モデルv5.5で何が変わったのか?生成履歴から読み取れる進化の本質

生成履歴の表記問題を理解した上で、v5.5そのものがどれほどの変化をもたらしたのかも押さえておきましょう。

v5.5の最大の特徴は「音楽をより高品質に生成する」という方向性から、「あなたらしい音楽を生成する」という方向性への転換です。これまでのSunoはどのユーザーが使っても同じ汎用的な音質とスタイルが出力の基準でした。しかしv5.5からは、3つの新機能によってその構造が根本から変わりました。

Voices(ボイス)は、自分の声を録音またはアップロードし、生成楽曲のボーカルとして歌わせることができる機能です。以前のPersonas機能がスタイルをキャプチャするものだったのに対し、VoicesはProプランで声そのものを登録できます。15秒から4分の素材を読み込ませれば、Sunoがその声でどんな楽曲でも歌ってくれるようになります。

Custom Models(カスタムモデル)は、自分が制作した6曲以上の音源をアップロードして、v5.5をそのサウンドに特化させる機能です。画像生成AIでいうLoRAに相当するものと考えるとわかりやすく、自分の持っているスタイルをAIが深く理解した状態で楽曲生成が走ります。ProおよびPremierプランのユーザーは最大3つのカスタムモデルを保持できます。

My Taste(マイテイスト)は全ユーザーが無料で使える機能で、Sunoが生成履歴からユーザーの好みのジャンルやムードを自動学習し、プロンプト入力時に反映させてくれるものです。Stylesフィールドの「マジックワンド」アイコンをクリックすることで、蓄積した嗜好データを使った楽曲生成が走ります。

音質面でも、v5.5は前モデル比で明らかな進化があります。これまで起きていた「こもった音(アーティファクト)」の減少、ラップのテンポ感の改善、生楽器のアコースティックな響きの向上が多くのユーザーから報告されており、検証した結果としてv3.5相当と比較すると雲泥の差があると評価されています。

Sunoだからこそできる!現役ユーザーが厳選したプロンプト活用術

音楽生成AIのイメージ

音楽生成AIのイメージ

Sunoは他の生成AIと違い、「Styleフィールド」と「Lyricsフィールド」の2段階構造でAIを動かします。ここを理解せずにプロンプトを書くと、「なんかイメージと違う曲ばかり出てくる」という状況が延々と続きます。まずこの構造の違いを頭に刻み込んでください。Styleはいわば「編曲家への指示書」、Lyricsは「作詞家が渡す原稿」です。この2つは全くの別物として扱う必要があります。

Styleフィールドで使うべきプロンプトの黄金パターン

Styleに書く内容は「ジャンル」「年代」「楽器」「テンポ感」「ボーカルの性質」の5要素をカンマ区切りで並べるのが基本です。日本語で書くよりも英語で書く方が精度が格段に上がります。以下に、Sunoならではの効果が出やすいパターンを紹介します。

シティポップ系を作りたい場合のStyleの例として、「80s Japanese city pop, female vocal, mellow synth, slap bass, nostalgic, smooth, 100BPM」という書き方が機能します。ポイントは「80s」のように年代を入れることです。Sunoのモデルは年代の指定に対してかなり敏感に反応し、その時代特有のサウンドテクスチャーを引き出してくれます。

感情的な強度を上げたいときは「raw emotion」「cinematic tension」「anthemic」といった形容詞を加えると効果的です。逆に「lo-fi」「bedroom」「intimate」を入れると、ハイファイな音ではなくあえて距離感のある音質に寄せることができます。これはSunoの画像生成でいう「スタイル指定」に相当する操作で、完成品の印象を大きく左右します。

日本語楽曲を作る際の定番テクニックとして、Styleに必ず「Japanese」「Japanese pop」「J-pop」の3択のどれかを入れることが推奨されています。これを入れないと、たとえ歌詞を日本語で書いても曲調が英語圏のポップスになってしまうことがあります。またStyleに「vocals in Japanese」と明記するとさらに精度が上がります。

Lyricsフィールドで必ず使うべきメタタグ一覧

歌詞を入力するLyricsフィールドでは、メタタグ(構成タグ)を使うことで曲の展開をコントロールできます。ただしこれは「AIへのお願い」であり、完璧に守られるわけではありません。それでも使用することで、楽曲の完成度が明らかに上がります。よく使われるものを整理すると以下のとおりです。

メタタグ 意味・使いどころ 使い方のコツ
[Intro] イントロ部分(歌なし、または短いフレーズ) 歌詞を書かずに置くだけでインストのイントロになりやすい
[Verse] Aメロ・Bメロ相当 1番と2番を分けたいときは[Verse 1]と[Verse 2]で区別
[Pre-Chorus] サビ前の盛り上がり部分 入れると展開にドラマ性が出やすい
[Chorus] サビ・コーラス 繰り返すと自動でハーモニーやハモりが追加されることがある
[Bridge] 転調・転換点 楽器の構成が変わり、曲にメリハリが生まれる
[Outro] エンディング 曲の終わりを自然に締める効果がある
[End] 強制終了指示 だらだらとアウトロが続く問題の特効薬。歌詞の最後に置く
[Instrumental Break] ギターソロや間奏 v5以降では比較的反映されやすい

上記の中でも特に「[End]タグ」は多くのユーザーが知らずに損をしているタグです。Sunoはデフォルトのままだとアウトロが不自然に引き延ばされたり、楽曲が中途半端なところで唐突に終わることがあります。歌詞の最後の行の後に[End]と書くだけで、自然なフェードアウトや締めに誘導しやすくなります。この一行の有無で楽曲のクオリティ感が大きく変わるため、必ず習慣として入れることをすすめます。

クレジットを消耗せずに「当たり曲」を増やすための生成戦略

Sunoのクレジットは、無料プランで1日50クレジット・有料プランで月額付与のため、使い方を考えないと「あっという間にゼロになった」という事態になります。重要な注意点として、有料プランのクレジットは月の更新日に付与され、前月の余ったクレジットは繰り越せません。使い切らずにリセットされるのは本当にもったいないので、更新日の直前に意識的に使い切るようにしましょう。

クレジットを有効活用する上で効果的なのが、「1回の生成で2曲同時に出力されること」を活かした戦略です。Sunoは1回の生成で2バリエーションを作ってくれます。このとき同じプロンプトから2つのパターンが出てくるので、片方が外れでもう片方が当たりという状況が頻繁に起きます。「外れを捨てて当たりだけ残す」という感覚でドンドン流して良いのです。大切なのは、気に入った方をすぐにライブラリに保存し、気に入らない方は迷わず削除するという判断スピードです。

また、歌詞の自動生成機能(ReMiモデル)は1回に5クレジットを消費します。歌詞を自分で書いてからカスタムモードで生成する方が、クレジットの節約になるうえに、意図した内容の曲が出やすくなります。最初はプロンプトの書き方に不安があるかもしれませんが、ClaudeやChatGPTに「Sunoのスタイルフィールド用のプロンプトを英語で作って」と頼めば、10秒で使えるプロンプトが出てきます。これを活用しない手はありません。

体験ベースで話す!Sunoでよく遭遇するリアルな困りごとと解決策

ここからは「理屈はわかるけど実際どうすればいいの?」という、現場感のある問題を取り上げます。Sunoを使い込んでいる人ほど「あるある!」と感じるはずの、ちょっとした詰まりポイントです。

「サビが何度も繰り返されて曲が終わらない」問題

これはSuno使い始めの人がほぼ全員体験する現象です。特に歌詞が短い場合、Sunoがパディング(穴埋め)として同じコーラスを3回4回と繰り返し、気がついたら5分近い曲になっていることがあります。対処法は2つあります。1つ目は前述の[End]タグを使うこと。2つ目は歌詞をあえて少し長めに書いて、AIが埋める余白を減らすことです。歌詞が短すぎると、AIは「まだ曲が終わっていない」と判断して補完しようとします。特にv4以降のモデルでこの現象が顕著になったという声があり、v5・v5.5では若干改善されているものの完全には解消されていません。

「日本語の発音が変で聴けたものじゃない」問題

これはほぼすべての日本語ユーザーが体験するSuno最大の悩みです。原因の多くは漢字の読み間違いです。Sunoは漢字の訓読み・音読みの判断を誤ることが頻繁にあります。「今日(きょう)」を「こんにち」と読んだり、「大人(おとな)」を「だいにん」と読んだりするケースが実際に報告されています。

解決策として効果が高いのが、歌詞の漢字をひらがなやカタカナに変換してから入力することです。「今日」なら「きょう」、「大人」なら「おとな」と書けば、読み間違いは劇的に減ります。変換作業が面倒な場合は、ClaudeかChatGPTに「以下の歌詞をひらがなとカタカナ中心の表記に変換してください」と貼り付けるだけで一瞬で変換してくれます。これだけで歌唱の自然さが別次元になることを体験すると、「なんで最初から教えてくれなかったんだ!」という気持ちになります。

もう一つの方法として、不自然に聞こえる単語や行だけをReplace Section(セクション置き換え)機能で部分修正するやり方があります。曲全体を作り直すのではなく、ピンポイントで該当箇所だけを再生成できるため、クレジットの節約にもなります。ただしReplace Sectionの操作画面では歌詞が自動反映されないバグが報告されているため、修正したい歌詞は手動でコピペするのが確実です。

「Extendしたら曲調が別の曲になった」問題

Extend(曲の延長)は非常に便利な機能ですが、使い方を間違えると前半と後半でジャンルが全く違う曲が出来上がってしまうことがあります。これを防ぐコツは2つです。1つ目は延長ポイントを「まだ歌っていないパート」から設定することです。歌い終わったあとの無音部分や、急に音が消えた箇所から延長しようとすると、AIが文脈を読み違えてまったく別の展開を始めてしまいます。延長は歌われている途中の部分のどこかから設定するのが正解です。2つ目は、Extend時のStyleフィールドに最初の生成時と同じプロンプトをそのままコピペして入れることです。これを空欄のまま延長すると、AIがStyleを再解釈して音が変わってしまうことがあります。

「Personaを使うと曲が3分そこそこで終わってしまう」問題

これは現在も続いている既知の挙動です。v5以降でも、Voicesや旧Persona機能を使った生成では最大生成時間が3分台前半に制限されることがあります。対処法はCropとExtendの組み合わせです。まず曲の中途半端な終わりをCropで切り取り、その終端からExtendで続きを生成します。Extend後に余計なアウトロが付いた場合は再度Cropで整えます。少し手間がかかりますが、この「Crop→Extend→Crop」の3ステップが現状の最も確実な解決策です。

「クレジットを使ったのに生成に失敗した・エラーが出た」問題

Sunoのサーバーが混んでいる時間帯に起きやすいのが、生成中のエラーです。生成ボタンを押してクレジットが消費されたのに曲が出来上がらないというケースがあります。このときの対処として、まず数分待ってからLibraryを確認することを推奨します。生成に時間がかかっているだけで、少し待てばLibraryに出てくることが多いです。それでも見当たらない場合、Sunoのサポートに連絡するとクレジットの返還対応をしてもらえることがあります。ただし保証はないため、混雑が予想される時間帯(特に夜間のピークタイム)は避けて生成するのが賢明です。

生成履歴を「制作の武器」として使う発想の転換

ここまでの内容を踏まえて、少し視点を変えた話をします。多くのユーザーは生成履歴を「過去に作った曲の保管庫」として受動的に使っています。でも実は、生成履歴は「自分のプロンプトデータベース」として能動的に活用できるのです。

Sunoの楽曲詳細ページには、その曲を生成したときのStyle(プロンプト)と使用モデルが記録されています。つまり、過去に「いい感じの曲が出た!」と思った作品のページを開けば、そのときのプロンプトがそのまま確認できます。これを素材として次の作品に活かせます。うまくいったプロンプトをテキストファイルにメモしておく習慣をつけると、後になって「あのときどうやって作ったっけ?」という問題が一切なくなります。

さらに、異なるモデルで同じプロンプトを使ってみることも重要な実験です。v3.5で作ったお気に入りの曲を、v5.5で同じプロンプトを使って再生成してみると、音質や感情表現の差が比較しやすくなります。これはモデルの特性を体で理解する上で、どんな説明記事を読むよりも確実に身につく方法です。どのモデルがどんな音を出しやすいか、自分の耳で判断できるようになると、「モデルを選ぶ意味」が初めて体感としてわかってきます。

v5.5で追加されたMy Taste(マイテイスト)機能は、まさにこの「履歴を活かす」発想をAIが自動でやってくれる仕組みです。Sunoを使えば使うほど、自分の好みのジャンルやムードをAIが学習し、プロンプト入力時のMagic Wandボタンが精度を増していきます。Sunoを長く使っているユーザーほど有利になる設計なので、今からSunoを使い始めた人も積み重ねることに価値があります。

モデルが変わっても「クオリティを保つ」ためにやること

Sunoはモデルのアップデートが非常に速く、2024年末から2026年初頭にかけてv3.5→v4→v4.5→v5→v5.5と1年半で5世代も進化しています。このスピードでアップデートが続くと、「今使っているモデルで作ったノウハウが次のモデルで通用しなくなる」という問題が起きます。

実際に体験ベースで語ると、v4では安定していたプロンプトがv4.5になった途端にジャンルの解釈が変わって意図しない仕上がりになった、という声があります。また、v5でボーカルの質が激変したため、v4時代に最適化していたボーカル系プロンプト(「slightly imperfect vocals」「raw voice」など質感を落とす指定)が逆効果になってしまったという事例もあります。

この問題を乗り越えるための一番の習慣は、新モデルが出たら必ず同じプロンプトで旧モデルとの比較生成を行うことです。比較してみて旧モデルの方が自分の好みに合っていれば、しばらく旧モデルを使い続けるのも全く合理的な選択です。Sunoが複数のモデルを並行して選べるようにしているのは、まさにこの多様な好みに対応するためです。

ぶっちゃけこうした方がいい!

ここまで読んできたあなたに、正直に言います。

Sunoを使っていて「モデルの表記がおかしい」「思った曲が出てこない」「クレジットがすぐ尽きる」という悩みをぐるぐると抱え続けている人のほとんどは、「まず生成してから考える」という順番で使っているからだと思います。

個人的には、こうした方がぶっちゃけ楽だし効率的です。まず作りたい曲のイメージをClaudeやChatGPTに言葉で話しかけて、Suno用のStyleプロンプト(英語)に変換してもらうことを先にやる。そして歌詞も自分で書いておく。それからSunoを開いてモデルを確認してから生成する。この「準備→確認→生成」の順番に変えるだけで、ガチャのような無駄打ちが劇的に減ります。

モデルの表記ズレも、クレジットの無駄遣いも、歌詞の読み間違いも、突き詰めれば「AIを使う前の準備不足」と「AIツールの仕様理解不足」の組み合わせから生まれる問題がほとんどです。Sunoというツールは素晴らしい速度で進化していますが、「どのモデルで何を作ったか」を自分で管理する意識は、使う人間の側が持つしかありません。

生成履歴のモデル表記が「v5.5のはずなのにv5になっている」という問題一つをとっても、「バグだ!Sunoはおかしい!」と怒るより、「リリース直後はこういう挙動になるんだな、じゃあ別モデルを挟んで再選択すれば直る」と知っていれば30秒で解決します。知識があれば問題はトラブルではなく単なる手順になります。Sunoを使い倒すために一番必要なのは、最新モデルへのアクセス権でも高額なプランでもなく、「どうしてそうなるのか」という仕組みへの理解です。その理解があってこそ、生成履歴も、プロンプトも、クレジットも、すべてが自分の武器として機能し始めます。

Sunoの生成履歴とモデル表記に関するよくある疑問

過去に作った曲のモデル表記が「v3」や「v3.5」のままなのはおかしいですか?

全くおかしくありません。これは正しい表示です。生成履歴には、その楽曲を作った当時に使用したモデルがそのまま記録されます。たとえ現在そのモデルが廃止されていても、楽曲のメタデータは変更されません。「昔の曲がv3.5と表示される」のは、当時v3.5で作ったという正確な記録です。なお楽曲データそのものは廃止後も引き続きアクセス・再生・ダウンロードが可能です。ただし同じモデルで再生成はできなくなるため、気に入った楽曲は早めにダウンロードして保存しておくことを強くおすすめします。

生成履歴に「v4.5-all」と表示されるのはどういう意味ですか?

v4.5-allは、2025年11月以降に全ユーザー向けに解放されたv4.5の派生版です。サブスクリプションなしの無料ユーザーでも使えるモデルとして位置づけられています。「all」という接尾語はすべてのプランで利用可能という意味を含んでいます。Pro以上のユーザーもv4.5-allを利用できますが、より高品質なv5やv5.5も選べるため、こだわりがなければv5以上を選ぶのが自然です。

「Remaster(リマスター)」を使ったら、生成履歴のモデル表記は変わりますか?

はい、変わります。リマスターとは、過去に生成した楽曲を最新モデルのエンジンで再生成する機能で、リマスター後は新しいバージョンのモデル名で新たな楽曲が生成されます。元のv3.5の楽曲がリマスターされると、v4(または現行モデル)で生成された別の楽曲として履歴に追加されます。元の楽曲は削除されず、両方が履歴に残ります。なお2025年9月以降、Remaster v4機能は廃止されているため、現在はRemaster自体の操作方法が変更になっている点も確認しておきましょう。

モデルを選ぶときのコツはありますか?日本語の楽曲を作りたい場合は特に気になります。

日本語楽曲の生成という観点では、新しいモデルほど日本語読み上げの精度が高いとは必ずしも言えないことに注意が必要です。v4リリース当初は、v3.5よりも日本語の読み上げミスが増えたという報告もありました。歌詞の自動生成に使う「ReMiモデル」は日本語に対応していますが、不自然な仕上がりになった場合は「Classic」モデルを試してみると改善されるケースがあります。また、日本語歌詞を直接Lyricsボックスに入力する「カスタムモード」を使う方が、自動生成に頼るよりもコントロールしやすいため、こだわりのある方はぜひ活用してみてください。

まとめ

Sunoの生成履歴でモデルの表記が「違う」「おかしい」と感じたとき、その原因は大きく3つに分類されます。①リリース直後の内部設定の反映タイムラグ、②UIの表示色変更によるユーザーの誤認、③過去モデルの廃止・名称変更による混乱、です。v5.5では特に、リリース当日に「選んでいるのにv5として生成される」という現象が報告されましたが、モデル選択をいったん別のバージョンに切り替えてからv5.5を再選択することで解消できます。

また、2026年4月現在、無料ユーザーが使えるのはv4.5-allのみという大きな区切りが生まれています。過去に作った楽曲の履歴はどんな古いモデルで作っても消えることなく残りますが、そのモデルでの再生成が永遠にできるわけではありません。大切な曲は早めにダウンロードしておくという習慣が、Sunoを長く使い続ける上で最も重要なリスク管理になります。

2026年3月にリリースされたv5.5の3大機能(Voices・Custom Models・My Taste)は、Sunoがついに「汎用的な音楽生成AI」から「あなた専用の音楽制作パートナー」へと変貌しつつあることを示しています。モデルの違いを正確に理解することは、単なる技術的な豆知識ではなく、自分の創作をより確実に、より長く守るための知識です。ぜひこの記事を手元に置いて、Sunoの生成履歴と上手に付き合ってください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました