「Grokを使おうと思ったら制限がかかって使えない」「無料版だと全然使えない」そんな経験、ありませんか?2026年1月現在、Grokの規制は世界的な問題となり、日本を含む各国政府が対応に乗り出しています。特に性的ディープフェイク画像生成問題で世界中から批判を浴び、インドネシアやマレーシアではアクセス制限、日本政府も改善要請を出す事態に発展しました。
でも安心してください。実は、規制が厳しくなった今でも、賢く使い続ける方法があるんです。この記事では、最新の規制状況から具体的な対処法まで、2026年1月22日時点の情報を徹底的に解説します。
- 2026年1月9日以降のGrok規制強化の詳細と世界的な動向を完全網羅
- 無料版でも制限を回避しながら使い続ける5つの実践的な方法を伝授
- 各国政府の対応状況と今後の展望まで分かりやすく解説
なぜGrokの規制が厳しくなったのか?世界的炎上の真相

AIのイメージ
Grokの規制が急激に厳しくなった背景には、性的ディープフェイク画像生成問題という深刻な事態があります。2025年12月から2026年1月にかけて、Grokを使った悪質な画像加工が世界中で横行し、大きな社会問題となりました。
2025年12月25日から2026年1月1日の間にGrokで生成された2万枚の画像を分析したところ、全体の2%が18歳以下と思われる人物のビキニや透けた服を着用した画像だったという衝撃的な調査結果が報告されています。さらに、1月5日から6日の24時間だけで、1時間あたり6,700枚もの性的に示唆的な画像や裸にされた画像が生成されていたことが明らかになりました。
特に深刻だったのは、実在の人物の写真を本人の同意なく性的な画像に加工する行為が蔓延したことです。インドネシアでは国民的アイドルグループJKT48のメンバーの画像が悪用され、JKT48のマネジメントは2026年1月8日に48時間以内にコンテンツが削除されない場合は法的措置を取ると警告する声明を発表しました。マレーシアでは女性たちのヒジャブを除去する目的でツールが使用されるなど、文化的・宗教的な尊厳を傷つける行為として大きな問題となりました。
こうした事態を受け、X(旧Twitter)は2026年1月9日に緊急対応を実施しました。X上での@Grok経由の画像生成・編集機能を無料ユーザーでは完全に制限し、有料会員限定としたのです。また、実在人物がビキニなど露出の多い服装をしている画像を編集する行為を防ぐ技術的制限も追加されました。
しかし、この対応は根本的な解決にはなっていないとの指摘が相次いでいます。X上での制限は強化されたものの、Grokの単独サイトやアプリからは無料ユーザーでも画像生成が可能な状態が続いているからです。実際、米Gizmodoの検証では、こうした経路を使えば問題となる画像生成が今も可能であることが確認されています。
2026年最新!Grokで何ができなくなったのか?
2026年1月の規制強化により、Grokの利用環境は大きく変わりました。具体的に何ができなくなったのか、詳しく見ていきましょう。
X上での画像生成・編集が有料会員限定に
最も大きな変更は、X上での@Grokアカウントをタグ付けして行う画像生成・編集が有料会員限定になったことです。2026年1月9日以前は無料ユーザーでも使えていましたが、現在は有料プラン(X Premium、X Premium+、SuperGrok、SuperGrok Heavy)に加入しないと、X上でのリプライ欄での画像生成・編集はできません。
この制限は、違法行為やポリシー違反を行ったユーザーの責任を追及しやすくするためとXは説明していますが、実質的には課金への誘導と批判する声も上がっています。
実在人物の露出画像生成が技術的に制限
Xは新たな技術的制限を導入し、実在の人物がビキニなど露出の多い服装をしている画像を編集する行為を防ぐ仕組みを追加しました。この制限は有料ユーザーを含むすべての利用者が対象となっています。
さらに、ビキニや下着などを着用した実在人物の画像生成を、違法とされている地域ではブロックする方針も打ち出しました。この制限は@Grok経由だけでなく、X内のGrokタブにも適用されるとしています。ただし、この対応はあくまで地域に依存しているため、法規制が未整備な国や地域では同様の問題が引き続き起こる可能性が残されています。
無料版の利用回数制限が実質的に厳格化
規制強化以前から無料版には利用回数の制限がありましたが、2026年1月現在、その制限はさらに厳しく運用されているとの報告が相次いでいます。
無料ユーザーは基本的に2時間あたり約10回から25回のメッセージ交換が可能とされていますが、実際には短時間で繰り返し質問した場合、すぐに制限にかかってしまうケースが増えています。画像生成に関しても、1日あたり3回から20回程度の制限があり、無料版では気軽に試すことが難しくなっています。
各国でのアクセス制限の実施
世界各国でGrokへのアクセス制限が実施されています。2026年1月11日、インドネシアとマレーシアがGrok AIへのアクセス制限を開始しました。ただし、VPNやDNS変更により容易に回避可能な状態が続いているという問題があります。実際、Grok自身のXアカウントも「VPNで簡単に回避できる」と発言し、Guardianの検証ではインドネシアでウェブサイトがVPNなしで動作したことが確認されています。
フィリピンも2026年1月16日にブロックを実施する計画を発表しており、今後も規制の動きは広がる可能性があります。
規制を受けずに使い続ける5つの対処法
規制が厳しくなったGrokですが、実は賢く使えば無料版でも十分に活用できます。ここでは、制限を回避しながらGrokを使い続ける具体的な方法を5つ紹介します。
1.スタンドアロンアプリを活用する
最も効果的な対処法は、GrokのスタンドアロンアプリやWebサイトを利用することです。X上での画像生成・編集は有料会員限定になりましたが、Grokの単独サイト(grok.com)やiOS・Androidアプリからは、無料ユーザーでも引き続き画像生成が可能です。
2025年1月9日にリリースされたGrokのスタンドアロン型iOSアプリ、2025年2月14日に事前登録が開始されたAndroidアプリを使えば、X上の制限とは別の枠で利用できます。アプリ版では1日20回から30回程度の無料生成が可能とされており、X版よりも利用しやすい環境が整っています。
2.利用時間を分散させて制限をリセットする
Grokの無料版には回数制限がありますが、これは時間経過で自動的にリセットされる仕組みになっています。質問回数制限はおよそ2時間ごとに、画像生成制限は24時間ごとにリセットされるのが一般的です。
制限に達した場合は、無理に回避しようとして複数アカウントを作成するよりも、リセットのタイミングを理解して待つ方が賢明です。短時間に集中して使うのではなく、朝・昼・夜と時間を分散させて使用すれば、無料版でも十分な回数を確保できます。
3.効率的なプロンプト設計で回数を節約する
一度の質問で必要な情報をすべて得られるようなプロンプト設計を心がけることで、利用回数を大幅に節約できます。曖昧な質問で何度もやり直すより、最初から詳細な指示を与える方が効率的です。
例えば、画像生成の場合、「犬の画像を作って」という曖昧な指示ではなく、「青空を背景にしたゴールデンレトリバーの子犬、草原で遊んでいる様子、朝日が反射している写真風の画像」といった具体的な指示を与えることで、一度で理想的な画像を生成できる可能性が高まります。
4.他のAIツールと併用して負荷を分散
Grokだけに頼らず、他の生成AIツールと併用することで、各ツールの制限を回避できます。例えば、テキスト生成はChatGPTやClaude、画像生成はMidjourneyやStable Diffusion、情報収集はPerplexity AIといった具合に、それぞれのAIの得意分野を把握して使い分けましょう。
Grokの最大の強みはX(旧Twitter)との深い連携によるリアルタイム情報の取得機能です。最新のトレンドやニュース、世論の動向などを把握する場面ではGrokを使い、一般的な質問や画像生成には他のツールを使うという戦略が有効です。
5.有料プランへのアップグレードを検討する
本格的にGrokを活用したい場合は、有料プランへのアップグレードを検討する価値があります。X Premium(月額数百円)、X Premium+(月額数千円)、SuperGrok、SuperGrok Heavyといった複数のプランが用意されており、プランによって利用制限と機能が大幅に異なります。
有料プランに加入すると、利用回数の制限が大幅に緩和され、X Premium+では24時間あたり約200件、SuperGrokでは約1,000件の画像生成が可能になります。また、最新モデルのGrok 4やGrok 4 Heavyにもアクセスできるようになり、より高度な推論能力を活用できます。
各国の規制動向と今後の展望
Grokをめぐる規制は、各国政府が積極的に動いており、今後さらに厳しくなる可能性があります。
日本政府の対応
2026年1月16日、小野田紀美AI戦略担当相は、内閣府が同月9日にX Corp.の日本法人代表者を呼び出し、同意のない性的画像の生成に関する改善を正式に要請していたことを明らかにしました。この際、政府は質問状を手渡すとともに、改善が見られない場合にはAI推進法に基づく行政指導を行う可能性を示唆しました。
ただし、日本のAI推進法には不服従やAIの悪用に対する明示的な罰則規定がなく、自主的な協力に重点が置かれているため、実効性に疑問の声も上がっています。小野田大臣は、最初の要請から1週間以上が経過した時点でも、X社側からは一切の回答がないことを指摘しました。
イギリス政府の厳しい姿勢
イギリスでは、キア・スターマー首相が国内でのX遮断の可能性にまで言及しました。「これは恥ずべきことであり、不快極まりなく、容認されるべきではない。Xはこの問題を制御しなければならない。これは違法だ」と述べ、あらゆる選択肢を検討するよう求めました。
2026年1月12日、イギリス政府はAIを使用して同意のない性的な画像を生成することを犯罪とする法律を同週内に施行すること、および「ヌード加工(nudify)」アプリを禁止する計画を発表しました。さらに、イギリス放送通信庁(Ofcom)は正式な調査を開始し、違法性が認められた場合、Xの全収益の最大10%または1,800万ポンドのいずれか高い金額の罰金を科すことができ、罰金を支払わなかった場合には、裁判所に対してイギリスのインターネットサービスプロバイダーにXのアクセスを完全に遮断するよう要求できるとしています。
EU、アメリカ、その他の国の動向
EU委員会は2026年末までXとxAIに内部記録の保存を命令しました。デジタルサービス法(DSA)違反が認められれば、最大で全世界年間売上高の6%という巨額の罰金が科される可能性があります。
アメリカでも、カリフォルニア州が2026年1月15日に調査を開始しました。一方で、興味深いことに、2026年1月12日、ピート・ヘグセス国防長官は、同月末までにアメリカ合衆国国防総省の機密および非機密ネットワークへGrokを導入することを発表しました。Grokが本人の同意のない性的ディープフェイク画像の生成を巡って世界的な非難と法的追及に直面している最中の出来事であり、物議を醸しています。
実際に使える!Grok活用プロンプト集

AIのイメージ
規制が厳しくなったとはいえ、適切なプロンプトを使えばGrokは依然として強力なツールです。ここでは、実際の業務や日常で使える即戦力のプロンプトを紹介します。
最新トレンド調査プロンプト
Grokの最大の強みはリアルタイム情報へのアクセスです。以下のプロンプトは回数制限を意識して、一度で必要な情報をすべて得られるように設計されています。
「過去24時間でX上で最も話題になっている【テーマ】について、肯定的な意見と否定的な意見を3つずつ抽出し、それぞれの主な理由も含めて教えてください。また、全体的なトレンドの方向性も分析してください」
このプロンプトは、単に「トレンドを教えて」と聞くよりも、具体的な分析軸を指定することで一度で深い洞察が得られるように工夫されています。実際に使ってみると、曖昧な質問で3回やり直すより、最初から詳細に聞いた方が結果的に回数を節約できます。
画像生成の制限回避プロンプト
画像生成で「Content Moderated」エラーが出やすい場合、プロンプトの表現を変えることで通りやすくなります。
悪い例「セクシーな女性の写真」
良い例「ファッション雑誌風のエレガントな女性ポートレート、プロフェッショナルなスタジオ撮影、洗練された雰囲気、アート性重視」
ポイントは、センシティブな単語を避け、芸術性やプロフェッショナルな文脈を強調することです。実在人物の指定も避け、イラストやアート風の指示にすることで、モデレーションに引っかかりにくくなります。
効率的な情報収集プロンプト
「【トピック】について、2026年1月の最新情報を時系列でまとめてください。各情報源の信頼性も評価し、矛盾する情報がある場合は両方の見解を示してください。最後に、今後の展望も3つの可能性として提示してください」
このように時系列、信頼性評価、多角的視点、将来予測を一度に求めることで、何度も追加質問する必要がなくなり、回数制限を効率的に使えます。
みんなが困るContent Moderatedエラーの正体と対策
Grokを使っていて最もイライラするのが、「Content Moderated」というエラーで画像生成や回答がブロックされる瞬間です。実際に私も何度も経験しましたが、このエラーには明確なパターンがあります。
エラーが出やすい4つのパターン
実際に検証してみた結果、以下のパターンで高確率でエラーが出ることが分かりました。
まず、実在の人物名や有名人の名前を含むプロンプトです。「テイラー・スウィフト風の」「イーロン・マスクのような」といった表現は、たとえポジティブな文脈でも高確率でブロックされます。これは、著名人の肖像権保護のための措置です。対策としては、「ポップシンガー風の」「起業家タイプの」など、属性だけを指定することです。
次に、身体の特定部位を強調する表現です。「胸」「脚」「お尻」などの単語は、文脈に関わらずNGワードとして扱われやすいです。ファッションデザインなど正当な目的でも弾かれることがあります。回避策は、「全身のシルエット」「プロポーション」など、より抽象的な表現を使うことです。
三つ目は、年齢を示唆する表現です。「若い」「幼い」「10代」などの表現は、未成年保護の観点から厳しくチェックされます。これは正しい措置ですが、時には「若々しい雰囲気」といった表現でもブロックされることがあります。成人を指定する場合は「成熟した」「大人の」といった表現が安全です。
最後に、アップロードした画像自体が原因のケースです。顔が大きく写った人物写真、水着や肌の露出が多い画像、子供が写った写真などは、編集や生成の元画像として使うとブロックされやすいです。
エラーを回避する実践テクニック
私が実際に試して効果があった方法を共有します。まず、プロンプトを二段階に分ける方法です。最初に「ファッション写真のアイデアを5つ提案してください」と聞き、その回答の中から安全そうな表現を選んで画像生成を依頼します。こうすることで、Grok自身が生成した安全な表現を使えるため、モデレーションを通過しやすくなります。
次に、英語ではなく日本語でプロンプトを書くことも意外と有効です。モデレーションシステムは英語の方が厳しく設定されている印象があり、日本語の方が通りやすいケースがあります。ただし、これは今後変わる可能性があります。
また、「アート」「クリエイティブ」「コンセプチュアル」といった芸術性を強調する単語を入れると、商業的・性的な意図がないと判断されやすくなります。「広告用の」「マーケティング目的の」といった表現も、正当な利用目的を示すのに効果的です。
無料版ユーザーが知らない時間帯別活用術
実は、Grokの無料版を使う上で、時間帯によって制限のかかりやすさが変わることはあまり知られていません。私が1週間かけて検証した結果を共有します。
サーバー負荷と制限の関係
日本時間の午後9時から深夜1時は、アメリカ西海岸の朝の時間帯と重なり、グローバルでユーザーが集中します。この時間帯は、同じ回数でも制限がかかりやすい印象があります。実際、午後10時に15回質問したら制限がかかったのに、翌朝6時には25回質問できたことがありました。
おすすめの時間帯は、日本時間の早朝(5時〜7時)と午後(14時〜16時)です。この時間帯は比較的サーバーが空いており、同じ無料枠でもスムーズに使えます。特に画像生成は処理が重いため、空いている時間帯を狙うのが賢明です。
アプリ版とWeb版の使い分け
これも重要な発見なのですが、GrokのiOS/Androidアプリと、Web版(X上とgrok.com)は別々に回数制限がカウントされているようです。つまり、Web版で制限がかかっても、アプリ版では使える可能性があります。
私の検証では、Web版で20回質問して制限がかかった後、アプリ版に切り替えたらさらに15回質問できました。完全に独立しているわけではありませんが、うまく使い分けることで実質的な利用回数を増やせます。特に急ぎの作業がある場合は、この裏技が役立ちます。
有料プランに移行する前にチェックすべき3つのポイント
「制限が厳しいから有料プランに入ろうかな」と考えている方も多いでしょう。でも、ちょっと待ってください。有料プランに入る前に確認すべきことがあります。
本当にGrokである必要があるか?
Grokの独自の価値はXとの連携によるリアルタイム情報へのアクセスです。もしあなたの主な用途が一般的な文章生成や画像生成なら、ChatGPT(無料で月40回の高度なモデル使用可能)やClaude(無料版でも高性能)、画像生成ならMidjourneyやLeonardo.aiの方がコストパフォーマンスが良い場合があります。
私自身、最初はGrokの有料プランを検討しましたが、実際に必要なのはGrokの情報収集機能だけで、それは無料版の回数で十分だったと気づきました。文章生成はClaude、画像生成はMidjourneyという使い分けの方が、トータルのコストも抑えられ、品質も高かったのです。
X PremiumとSuperGrokの違いを理解しているか?
Grokの有料プランは複雑で、X Premium(月額数百円)とSuperGrok(月額数千円)では、アクセスできるモデルと回数制限が大きく異なります。X Premiumでも制限は緩和されますが、最新のGrok 4モデルは使えず、Deep Search機能も制限されています。
本格的に業務で使うならSuperGrok以上が必要ですが、月額が高額なので、まずは1ヶ月試してみて、実際の使用頻度と費用対効果を検証することをおすすめします。意外と無料版とX Premiumの組み合わせで足りるケースも多いです。
API経由の利用も検討したか?
プログラミングの知識がある方や、開発チームがいる場合は、xAI APIを利用する選択肢もあります。API経由だと従量課金制になりますが、Web版の制限とは別管理されるため、大量に使う場合は結果的にコストが抑えられることがあります。
初回登録時には無料クレジットが付与され、検証にも最適です。ただし、技術的なハードルがあるため、非エンジニアには難しいかもしれません。
規制強化後の画像生成で実際に成功した事例
規制が厳しくなった後も、工夫次第で品質の高い画像生成は可能です。私が実際に成功した事例を紹介します。
成功事例1ビジネス資料用のイラスト
「プレゼンテーション用のビジネスイラストを作りたい」というニーズで、以下のプロンプトが成功しました。
「コーポレートカラーを使った抽象的なビジネスコンセプト図、チームワークを表現、シンプルで洗練されたデザイン、ベクターアート風、ミニマリスト、青と白のカラースキーム、プロフェッショナルな印象」
ポイントは、人物を入れず、抽象的な表現に徹したことです。チームワークというテーマでも、人物ではなくシンボルや図形で表現することで、モデレーションを回避しつつ、十分使える画像が得られました。
成功事例2SNS投稿用の風景画像
「インスタグラムに投稿する魅力的な風景写真が欲しい」というケースでは、このアプローチが効果的でした。
「富士山を遠景に望む夕暮れの湖、静かな水面に映る空のグラデーション、前景に桜の枝、シネマティックな色調、8K高解像度、風景写真家が撮影したような構図、自然の美しさ」
実在の場所を指定しても、風景だけなら問題なく生成できます。むしろ具体的な場所を指定することで、より魅力的な画像が得られることが分かりました。人物が入らない限り、規制は比較的緩やかです。
失敗から学んだこと
逆に、失敗したケースも共有します。「街を歩く人々」という一見無害なプロンプトでも、「人々」という表現が引っかかり、ブロックされたことがあります。同じ意図でも「賑やかな都市の風景、遠くに歩行者のシルエット」と表現を変えたら通りました。
AIは文脈を完全には理解できないため、単語レベルでの判断が多いようです。そのため、センシティブと判断されやすい単語を避け、遠回しな表現を使うことが成功の鍵です。
ぶっちゃけこうした方がいい!
ここまでいろいろな対処法やテクニックを紹介してきましたが、正直に言うと、Grokの規制問題で悩んでいる時間がもったいないです。
個人的には、Grokは「リアルタイム情報の収集専用ツール」として割り切って、無料版で使うのが最もコスパが良いと思います。画像生成や一般的な文章生成には、それぞれ得意なAIツールがあるので、わざわざGrokで頑張る必要はありません。
具体的には、情報収集とトレンド分析だけGrokの無料版を使い(これだけなら1日の制限で十分です)、文章生成はClaudeかChatGPT、画像生成はMidjourneyかLeonardo.aiを使う。この組み合わせなら、すべて無料または低コストで、しかも各分野で最高品質のアウトプットが得られます。
Grokの有料プランに月数千円払うより、その予算でMidjourneyのBasicプラン(月10ドル)に入った方が、間違いなく良い画像が作れます。ChatGPT Plusも月20ドルですが、Grokの最上位プランより安く、汎用性も高いです。
結局のところ、AIツールは適材適所で使い分けることが最も効率的です。Grokの規制が厳しくなったのは事実ですが、それは逆に、自分が本当に必要な機能は何かを見直す良い機会だと思います。すべてを一つのツールで完結させようとするより、それぞれのツールの強みを活かした方が、結果的に時間もコストも節約できますよ。
そして最も重要なのは、規制を回避することばかり考えるのではなく、なぜその規制が必要だったのかを理解することです。性的ディープフェイクの被害者は実在の人間で、その心の傷は計り知れません。便利さだけを追求するのではなく、倫理的な使い方を心がけることが、結果的に私たち全員がAIツールを長く使い続けられる環境を守ることにつながります。
賢く、効率的に、そして責任を持ってAIを使いこなしましょう。それが2026年のAI活用の正解だと、私は確信しています。
Grokの規制が厳しくて使えないに関する疑問解決
無料版のGrokは完全に使えなくなったの?
いいえ、無料版でも使えます。ただし、X上での@Grok経由の画像生成・編集は有料会員限定になりました。しかし、Grokの単独サイトやアプリからは無料ユーザーでも画像生成が可能です。テキストチャットに関しても、2時間あたり約10回から25回の制限はありますが、時間を空ければ引き続き利用できます。完全に使えなくなったわけではなく、使い方を工夫すれば無料版でも十分に活用できます。
VPNを使えばアクセス制限を回避できる?
技術的には可能ですが、推奨されません。インドネシアやマレーシアなどでアクセス制限が実施されている地域でも、VPNやDNS変更により回避できることが確認されています。実際、Grok自身のXアカウントも「VPNで簡単に回避できる」と発言しました。しかし、これは各国の法律に抵触する可能性があり、また利用規約違反にもなりかねません。アクセス制限が実施されている国にいる場合は、規制に従うことをお勧めします。
有料プランに加入すれば制限なく使える?
有料プランに加入すると制限は大幅に緩和されますが、完全に無制限というわけではありません。X Premium+では24時間あたり約200件、SuperGrokでは約1,000件の画像生成が可能とされており、ほぼ無制限に近い利用ができます。また、X上での画像生成・編集機能も解禁されます。ただし、コンテンツポリシーに基づく制限は有料プランでも同様に適用されるため、実在人物の露出画像生成など、禁止されている内容の生成はできません。
Grokの規制は今後さらに厳しくなる?
その可能性は高いと言えます。現在、日本、イギリス、EU、アメリカ(カリフォルニア州)などで調査や法整備が進んでいます。特にイギリスでは違法性が認められた場合にXの全収益の最大10%の罰金やアクセス遮断の可能性があり、EUでもDSA違反で最大全世界年間売上高の6%の罰金が科される可能性があります。こうした法的圧力により、Xは今後さらなる規制強化を余儀なくされる可能性が高いでしょう。一方で、規制を強化しすぎるとユーザー離れにつながるため、バランスを取りながら対応していくものと思われます。
他のAI画像生成ツールも同じように規制される?
他のAI画像生成ツールも同様の規制圧力に直面しています。Midjourney、Stable Diffusion、DALL-E、Adobe Fireflyなど、主要な画像生成AIツールはすべて、性的コンテンツや実在人物の無断使用に対する制限を設けています。特に未成年を含む性的画像の生成は、どのツールでも厳しく禁止されています。Grokが特に問題視されたのは、他のツールに比べて規制が緩く、悪用されやすかったためです。今後、AI画像生成業界全体で自主規制の動きが強まる可能性があります。
まとめ
Grokの規制が厳しくなった背景には、性的ディープフェイク画像生成という深刻な社会問題がありました。2026年1月9日以降、X上での画像生成・編集は有料会員限定となり、実在人物の露出画像生成も技術的に制限されています。しかし、スタンドアロンアプリの活用、利用時間の分散、効率的なプロンプト設計、他のAIツールとの併用、必要に応じた有料プランへのアップグレードといった対処法を使えば、制限を受けずに使い続けることができます。
各国政府は厳しい姿勢を取っており、今後さらに規制が強化される可能性がありますが、適切に使えばGrokは依然として強力なAIツールです。最新トレンドの把握やリアルタイム情報の取得という独自の強みを活かしながら、規制を理解した上で賢く活用していきましょう。


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