「また資料作成に時間を取られてしまった…」そんな経験、ありませんか?会議まであと1時間しかないのに、スライドの構成すら決まっていない。デザインに凝っている余裕なんてない。そんな切迫した状況で、あなたを救ってくれるのがGoogleの生成AI「Gemini」です。実は、GeminiとNotebookLMを組み合わせることで、これまで数時間かかっていたパワーポイント作成が、わずか数分で完成してしまうんです。
- GeminiとNotebookLMを使った最新のパワポ作成フローを完全解説
- 構成作りとデザインを分離する効率化の秘訣を初心者向けに紹介
- スマホだけでもできる外出先でのスライド作成テクニックを公開
- なぜ今、Geminiでのパワポ作成が注目されているのか?
- 構成とデザインを分離する!これが最新の効率化メソッド
- NotebookLMを活用した情報収集から構成作成まで
- Geminiで構成を深掘りする対話型アプローチ
- スマホだけでも完結!モバイル版Geminiの活用術
- 実践的なスライド作成フロー完全ガイド
- ツールの使い分けで効率を最大化する方法
- よくある失敗とその対処法
- さらに進化させるための上級テクニック
- 現場で本当に使える!実践的プロンプト集
- NotebookLMのソース設定で差がつく!情報整理の極意
- ファイル形式変換で躓かないための実践ガイド
- デザイン調整で差をつける!見た目のプロ技
- 複数人での共同編集を劇的に効率化するコツ
- トラブルシューティングよくある問題と即効解決法
- 時短効果を最大化する!作業時間別の最適フロー
- 業界別・用途別の実践的活用パターン
- ぶっちゃけこうした方がいい!
- よくある質問
- まとめAIと共創する新しい資料作成の時代
なぜ今、Geminiでのパワポ作成が注目されているのか?

AIのイメージ
2025年に入り、生成AIを使った資料作成の方法は劇的に進化しました。Microsoft CopilotやChatGPTなど、さまざまなAIツールが登場していますが、実際に現場で使ってみると「期待していたほど使えない」という声も少なくありません。
特に2024年春頃のMicrosoft Copilotは、生成されるスライドの質が低く、指示通りに動いてくれないことが多かったんです。「これなら自分で作った方が早い」と感じた方も多いはず。しかし、2025年の現在、状況は大きく変わっています。
Googleが提供するGeminiは、特にGoogle Workspaceとの連携が強力です。Googleスライドと直接連携できるため、作成したスライドをそのままチームで共同編集したり、簡単に共有したりできます。さらに、NotebookLMという無料ツールと組み合わせることで、資料の情報収集から構成作成、スライド生成までを一気通貫で行えるようになりました。
実際に企業の現場でも、Geminiを導入して業務効率化を図る動きが加速しています。特に、移動時間や待ち時間といった「隙間時間」を「生産時間」に変えられる点が、多くのビジネスパーソンから支持されているんです。
構成とデザインを分離する!これが最新の効率化メソッド
パワーポイント作成で最も重要なポイントは、「構成(内容)を考える工程」と「デザインに落とし込む工程」を明確に分離することです。この考え方こそが、2025年現在の最適解なんです。
多くの人が失敗するのは、AIにすべてを丸投げしようとするから。構成もデザインも一度に完璧に作ろうとすると、どうしても「これじゃない感」が残ってしまいます。でも、工程を分けて考えれば、それぞれの強みを最大限に活かせるんです。
構成フェーズでは、Geminiとの対話を通じて「何を伝えたいのか」「誰に向けたプレゼンなのか」「どんなストーリーで展開するのか」を深掘りしていきます。ここでは完璧なデザインは必要ありません。骨子となるテキストベースの「たたき台」を作ることに集中します。
デザインフェーズでは、完成した構成を見やすく魅力的に見せることに専念します。ここでは、既存の優れたテンプレートを活用するのが最も効率的。Googleスライドの豊富なテンプレートや、Canvaのデザイン資産を使えば、短時間でプロ品質の仕上がりになります。
この分離戦略により、「何を伝えるか」という最も重要な部分にじっくり時間をかけながら、デザイン作業は効率的に進められるようになります。まさに、AIが得意な「思考の整理・拡張」の部分で最大限活用し、デザインという再現性の高い部分は「型」で効率化する理想的な形なんです。
NotebookLMを活用した情報収集から構成作成まで
NotebookLMは、Googleが提供する無料のAIノートブックツールです。これを使えば、散らばった情報を一箇所に集めて整理し、AIに分析させることができます。
まず、NotebookLMのWeb版またはアプリを起動しましょう。左側に「ソースを追加」というボタンがあるので、そこからプレゼンに必要な資料をアップロードします。Googleドライブからのアップロード、ウェブサイトのURL指定、ローカルファイルのアップロードなど、さまざまな方法で情報を取り込めます。
ここで重要なのが、「ソースを絞る=ノイズを減らす」という考え方です。NotebookLMは大量の情報を一気に処理できますが、情報が多すぎると不要な情報が混ざったり、どの情報が優先されるべきか不明になってしまいます。必要な資料だけに絞り込むことで、AIがより精度の高い分析と提案をしてくれるんです。
資料をアップロードしたら、スライド作成機能を使って構成案を作成します。言語を選択し、「作成するスライドについて説明してください」という欄に、どんなスライドを作りたいのかを具体的に指示します。たとえば「営業チーム向けの新商品紹介プレゼン、15分程度、初心者にもわかりやすく」といった具体的な条件を追加すると、より期待に近い構成案が生成されます。
生成された構成案は、そのままGoogleスライドとして出力できます。NotebookLMが作成したスライドは、情報の構造化がしっかりしているので、そのまま使える場合も多いですし、微調整するだけで完成度の高い資料になります。
Geminiで構成を深掘りする対話型アプローチ
NotebookLMで全体の骨子を作った後は、Geminiとの対話を通じてさらに内容を深掘りしていきます。ここがパワーポイント作成の真髄です。
Geminiには、スマートフォンの音声入力機能を使って話しかけることができます。移動中や外出先でも、思いついたアイデアをどんどん話していけば、Geminiがそれを整理して構成案に反映してくれます。
「このプレゼンの目的は何か」「ターゲットはどんな人たちか」「どんなメッセージを伝えたいか」「相手にどう行動してほしいか」といった本質的な問いに対して、Geminiと対話しながら答えを見つけていきます。
Geminiが生成したベース案に対して、「ここは違う」「こういう要素も入れて」「もっとこういう構成にして」と、対話を通じてブラッシュアップしていくんです。この対話のプロセスこそが、AIを単なるツールではなく「思考のパートナー」として活用する醍醐味なんです。
特に便利なのがGem機能です。Geminiを自分の業務に合わせてカスタマイズできる機能で、たとえば「営業プレゼン用Gem」や「技術説明用Gem」など、用途別に特化したAIアシスタントを作成できます。毎回同じような指示を出す手間が省けるので、作業効率が格段に上がります。
スマホだけでも完結!モバイル版Geminiの活用術
「パソコンがないとスライドは作れない」そんな固定観念、もう古いんです。スマートフォンだけでも、完成度の高いパワーポイントを作成できる時代になりました。
NotebookLMのモバイルアプリは、PCを開けない隙間時間を最大限に活用できる強力なツールです。電車での移動中、カフェでの待ち時間、出張先のホテルなど、どこでも資料作成が進められます。
特に便利なのが音声概要機能です。アップロードした資料の内容をAIが音声で解説してくれるので、通勤時間に耳だけでインプットできます。会議資料や技術資料、市場レポートなどを入れておけば、移動中に内容を把握できるんです。
さらに2025年の最新アップデートで、NotebookLMにはインフォグラフィックとスライド作成機能が追加されました。スマホからでも、資料の要点を視覚化したり、ドラフトの簡易スライドをサッと生成したりできます。外出先でも資料化の第一歩が踏み出せるのは、本当に強力です。
Geminiアプリの「予約アクション」機能も見逃せません。毎朝決まった時間に情報をチェックしたり、定期的にレポートを生成したりといった定型作業を自動化できます。電波が不安定な移動中でも、時間指定しておけば勝手に処理してくれるので、見たいときに見たい情報が手に入ります。
実践的なスライド作成フロー完全ガイド
ここからは、実際のスライド作成の流れを具体的に見ていきましょう。初心者の方でも今日から実践できる内容です。
ステップ1情報収集と整理
まず、プレゼンに必要な資料を集めます。過去の会議資料、市場データ、競合分析レポートなど、関連する情報をNotebookLMにアップロードします。このとき、PDFやテキストファイル、CSV形式など、AIが読み込める形式に変換しておくことが重要です。
WordやExcel、PowerPoint形式のファイルは、そのままではAIが読み込めないことがあります。事前にPDFに変換したり、テキストファイルとして保存したりする下準備が必要になります。この変換作業も、実はGeminiに相談しながら進められるんです。
ステップ2ストーリーラインの作成
集めた情報をもとに、プレゼンのストーリーラインを作ります。Geminiに「このデータから、〇〇向けの△△をテーマにしたプレゼンを作りたい。構成案を提案して」と指示します。
Geminiが提案した構成案を見ながら、「もっと具体例を増やして」「ここの説明を詳しく」「この順番を変えて」など、対話を重ねて理想の構成に近づけていきます。この段階では、デザインのことは一切考えなくてOKです。
ステップ3NotebookLMでスライド生成
完成した構成案をもとに、NotebookLMでスライドを生成します。「スライド資料作成」をクリックし、言語を選択して、どういうスライドを作りたいのか説明します。たとえば「ビジネス向けのプレゼン、全体で10スライド程度、視覚的にわかりやすく」といった指示を出します。
生成されたスライドは、Googleスライド形式でダウンロードできます。NotebookLMが作成したスライドは、情報がしっかり整理されているので、基本的な構造は完成しています。
ステップ4デザインの調整
Googleスライドで開いたファイルに、好みのテンプレートを適用します。Googleスライドには豊富なテンプレートが用意されているので、プレゼンの目的に合わせて選びましょう。営業向けならスタイリッシュなデザイン、技術説明なら見やすくシンプルなデザインなど、用途に応じて使い分けます。
図やグラフが必要な場合は、Claudeなどプログラミングに強いAIにSVG形式やXML形式で図を生成してもらい、それをスライドに貼り付けることもできます。完成度の高い図解を短時間で作れるので、視覚的なインパクトも大きくなります。
ツールの使い分けで効率を最大化する方法
パワーポイント作成を効率化するには、目的に応じてツールを使い分けることが重要です。それぞれのAIツールには得意分野があるので、その特性を理解して活用しましょう。
Geminiは、Google Workspaceとの連携が強みです。Googleドライブに保存されたファイルを直接参照できたり、Googleスライドで作成したプレゼンをそのままチームで共同編集できたりします。特に、組織全体でGoogle Workspaceを使っている場合は、Geminiが最適な選択肢です。
NotebookLMは、大量の資料から必要な情報を抽出し、構造化するのが得意です。過去のプレゼン資料や報告書が大量にある場合、それらをまとめて分析させて新しいスライドの土台を作るのに最適です。
Claudeは、プログラミングやコード生成に強いAIです。図解やフローチャート、複雑なデータ可視化が必要な場合は、ClaudeにSVG形式やXML形式のコードを生成してもらい、それをパワーポイントに貼り付けるという使い方が効果的です。
Canvaは、デザインテンプレートの豊富さが魅力です。見栄えの良いスライドを短時間で作りたいときや、デザイン性を重視したいときには、Canvaのテンプレートを活用して、完成したものをPowerPoint形式でダウンロードする方法も有効です。
Feloやイルシルといったスライド特化型AIツールも、シンプルなプレゼン資料をサッと作るには便利です。ただし、生成される内容が薄くなりがちなので、重要なビジネスプレゼンには向いていません。簡単な紹介資料や概要説明レベルでの活用がおすすめです。
よくある失敗とその対処法
AI活用でパワーポイントを作る際、多くの人が陥りがちな失敗パターンがあります。事前に知っておけば、同じ轍を踏まずに済みます。
AIに丸投げして満足してしまう
最も多い失敗が、AIが生成したスライドをそのまま使ってしまうことです。AIは優秀ですが、完璧ではありません。生成された内容には必ず目を通し、事実確認や論理の整合性をチェックする必要があります。特に数字やデータの正確性は、人間が最終確認すべきポイントです。
プロンプトが曖昧すぎる
「良い感じのスライドを作って」といった曖昧な指示では、期待通りの結果は得られません。誰に向けたプレゼンなのか、目的は何か、どんな雰囲気にしたいのか、スライドの枚数はどれくらいか、といった具体的な条件を明示することが重要です。
情報を詰め込みすぎる
AIに大量の資料を読み込ませれば良い結果が出るわけではありません。情報が多すぎると、かえってノイズが増えて焦点がぼやけてしまいます。本当に必要な情報だけに絞り込むことで、より精度の高いスライドが作れます。
さらに進化させるための上級テクニック
基本的な作成フローに慣れてきたら、さらに効率を高める上級テクニックにも挑戦してみましょう。
Gem機能でパーソナライズされたAIアシスタントを作成すれば、毎回同じような指示を出す手間が省けます。営業プレゼン用、技術説明用、社内報告用など、用途別に特化したGemを作っておけば、プロンプトを考える時間も短縮できます。
予約アクション機能を使えば、定期的なレポート作成やデータ更新を自動化できます。毎週月曜の朝に先週の活動報告スライドを自動生成する、といった使い方も可能です。
音声入力の活用も効率化の鍵です。移動中や運転中でも、思いついたアイデアを音声でGeminiに伝えられます。文字入力よりも速く、自然な言葉で指示できるので、思考の流れを止めずにアイデアを形にできます。
現場で本当に使える!実践的プロンプト集

AIのイメージ
ここからは、実際の業務で今すぐ使える具体的なプロンプトをご紹介します。コピペして使えるものばかりなので、ぜひ活用してください。
営業プレゼン用の構成作成プロンプト
「〇〇業界の△△企業向けに、自社の□□サービスを提案するプレゼン資料を作成したい。相手企業の課題は××で、決裁者は▲▲部の部長クラス。15分程度のプレゼンを想定しています。まず、相手の課題に共感する導入から始めて、解決策としての自社サービスの特徴を3つのポイントで説明し、導入事例を2つ紹介し、最後に具体的な導入ステップと価格を提示する流れで構成案を作成してください。各スライドには、何を伝えるべきか箇条書きで記載してください」
このプロンプトのポイントは、相手企業の情報と決裁者のレベル、時間配分を明確にしている点です。Geminiはこれらの情報をもとに、相手の立場に立った構成案を提案してくれます。
技術説明資料用のプロンプト
「エンジニア向けに、新しいAPIの使い方を説明する社内勉強会の資料を作成したい。参加者は中級レベルのエンジニアで、実装経験は2年以上。30分の発表時間で、前半15分で基本概念と設計思想を説明し、後半15分で実際のコード例とハンズオンを行いたい。専門用語は使ってOKだが、新しい概念については丁寧に解説を入れてください。コード例はPythonで記述し、実行可能なサンプルコードも含めてください」
技術資料の場合は、対象者のスキルレベルと使用する言語を明示することで、より実践的な内容が生成されます。専門用語の使用可否も伝えておくと、適切な難易度調整ができます。
社内報告資料用のプロンプト
「月次の営業報告会で使用する資料を作成したい。先月の売上目標は1000万円で、実績は850万円(達成率85%)。未達の理由は大型案件の失注が2件あったため。今月の対策として、見込み客へのフォロー強化と新規開拓の注力エリア変更を実施予定。経営陣向けなので、数字は大きく見やすく、問題点と対策を明確に示す構成にしてください。全体で5スライド程度、各スライドはシンプルに」
社内報告の場合は、数字の実績と原因分析、今後の対策をセットで伝えるのがコツです。経営陣向けなのか、チーム向けなのかで、詳細度も調整してもらえます。
研修資料用のプロンプト
「新入社員向けのビジネスマナー研修資料を作成したい。対象は社会人1年目で、基礎的な内容から丁寧に説明する必要があります。テーマは『電話応対の基本』で、電話の受け方、かけ方、取り次ぎ方の3つのパートに分けて説明します。それぞれのパートで、良い例と悪い例を比較する形式にしてください。全体で12スライド程度、イラストや図解を入れる場所も提案してください」
研修資料では、良い例と悪い例の対比を入れることで、理解が深まります。イラストや図解の配置場所も提案してもらうと、視覚的に分かりやすい資料になります。
NotebookLMのソース設定で差がつく!情報整理の極意
NotebookLMを使いこなすには、ソース情報の設定方法が重要です。ここを適当にやってしまうと、生成される内容の質が大きく下がってしまいます。
プロジェクトコンテキストファイルの作成が最も効果的です。これは、プロジェクト全体の背景情報をまとめたファイルで、「01_project_context.md」のような名前で保存します。このファイルには、プロジェクトの目的、ターゲット、期待される成果、制約条件などを記載します。
例えば、新商品発表会のプレゼン資料を作る場合、プロジェクトコンテキストファイルには以下のような内容を含めます。「発表会の目的新商品の認知度向上と初期受注の獲得、ターゲット既存顧客100社と新規見込み客50社、開催日時2026年2月15日14時から、会場本社大会議室、参加予定人数約80名、発表時間30分(質疑応答10分含む)、重点訴求ポイント従来品との差別化要素3つ、価格競争力、納期短縮」
このようにプロジェクトの全体像を一つのファイルにまとめておくことで、NotebookLMは文脈を正確に理解し、より的確な提案をしてくれます。
ソース間の関連性を明示することも重要です。複数のファイルをアップロードする際、それぞれがどういう関係にあるのかをNotebookLMに理解させる必要があります。たとえば、市場調査データ、競合分析レポート、自社商品の仕様書という3つのファイルがある場合、それぞれに簡単な説明を付けます。
市場調査データには「業界全体のトレンドと顧客ニーズを示すデータ」、競合分析レポートには「主要3社の製品スペックと価格比較」、自社商品の仕様書には「今回発表する新商品の詳細仕様と特徴」といった説明を添えることで、NotebookLMはこれらの情報を統合して、説得力のある構成案を作成してくれます。
ファイル形式変換で躓かないための実践ガイド
実際の現場で最も多い質問が「WordやExcelのファイルをどうやってAIに読み込ませるの?」という問題です。この変換作業で躓いて、AI活用を諦めてしまう人が本当に多いんです。
WordファイルからPDFへの変換は、Wordを開いて「ファイル」→「エクスポート」→「PDF/XPSの作成」を選ぶだけです。これで、レイアウトを保ったままPDF化できます。ただし、複雑な図表が多い場合は、画像として埋め込まれてしまい、AIが文字情報を読み取れないことがあります。
その場合は、テキストファイルとして保存する方法がおすすめです。「ファイル」→「名前を付けて保存」→「ファイルの種類」で「書式なし(.txt)」を選択します。図表は失われますが、テキスト情報はすべてAIが読み込めます。
ExcelファイルはCSV形式に変換するのが確実です。ただし、Excelファイルに複数のシートがある場合、シートごとに個別にCSVとして保存する必要があります。「ファイル」→「名前を付けて保存」→「CSV(コンマ区切り)」を選択し、シートごとに別ファイルとして保存していきます。
PowerPointファイルは、PDFに変換するのが最も簡単です。「ファイル」→「エクスポート」→「PDF/XPSの作成」で、スライド内容がそのままPDF化されます。ただし、ノート欄に重要な情報を記載している場合は、「オプション」で「ノート」を含めるように設定することを忘れないでください。
実は、この変換作業自体もGeminiに相談できるんです。「WordファイルをAIが読み込める形式に変換したいんだけど、どうすればいい?」と聞けば、手順を丁寧に教えてくれます。さらに、Pythonスクリプトを使った一括変換方法まで提案してくれることもあります。
デザイン調整で差をつける!見た目のプロ技
構成が完璧でも、デザインが残念だとプレゼンの説得力が半減してしまいます。でも、デザインセンスに自信がない人でも大丈夫。いくつかのポイントを押さえるだけで、プロ品質の仕上がりになります。
カラーパレットの統一が最も重要です。Googleスライドには「テーマカラー」という機能があり、4〜5色のカラーパレットをあらかじめ設定しておけば、スライド全体で色の統一感が保てます。一般的には、メインカラー1色、サブカラー2色、アクセントカラー1〜2色という組み合わせが理想的です。
企業のコーポレートカラーがある場合は、それをメインカラーにして、補色や類似色をサブカラーに選ぶと、ブランドイメージを保ちながら見やすい資料になります。カラーパレットの選択に迷ったら、「Coolors」や「Adobe Color」といった無料のカラーパレット生成ツールを使うのも手です。
フォントは最大2種類までに抑えるのが鉄則です。見出し用のフォントと本文用のフォントを決めたら、それ以外は使わない。これだけで、プロっぽさが格段に上がります。日本語フォントなら、見出しに「Noto Sans JP」の太字、本文に「Noto Sans JP」の通常ウエイトという組み合わせが無難です。
余白を恐れないことも重要なポイントです。情報を詰め込みすぎると、かえって読みにくくなります。1スライドに伝えたいメッセージは1つだけ。それ以外の情報は思い切って削るか、別のスライドに分割します。「スライドの3分の1は余白」くらいの感覚で作ると、洗練された印象になります。
図解やアイコンは、統一感のあるスタイルで揃える必要があります。フラットデザインのアイコンと立体的なイラストを混在させると、ちぐはぐな印象になります。Googleスライドの「挿入」→「図形」には基本的な図形が揃っていますし、無料アイコンサイト「Icooon Mono」や「Flaticon」を使えば、統一感のあるアイコンセットが手に入ります。
複数人での共同編集を劇的に効率化するコツ
チームでプレゼン資料を作る場合、Googleスライドの共同編集機能が威力を発揮します。でも、何も考えずに使うと、かえって混乱が生じてしまいます。
役割分担を明確にすることが第一歩です。構成担当、デザイン担当、データ収集担当など、誰が何を担当するのかを最初に決めておきます。Googleスライドのコメント機能を使って、各スライドに担当者名を記載しておくと、作業の重複が避けられます。
バージョン管理の工夫も重要です。Googleスライドには自動保存機能がありますが、大きな変更を加える前には「コピーを作成」しておくと安心です。ファイル名に日付を入れて「プレゼン資料_2026-01-15_v1」のように管理すれば、いつでも前のバージョンに戻れます。
コメント機能の活用で、スムーズな意思疎通ができます。「ここのデータ、最新版に更新してください」「この表現、もう少し柔らかくできませんか」といった具体的な指示をコメントで残せば、メールやチャットでのやり取りが減って効率的です。
トラブルシューティングよくある問題と即効解決法
AI活用の現場で実際によく起きる問題と、その解決方法を体験ベースでお伝えします。
Geminiの回答が期待と違う内容になる
これは本当によくある問題です。原因の多くは、プロンプトに具体性が欠けていることにあります。「良い感じに作って」ではなく、「経営層向けに、数字を大きく見やすく、問題点と対策を明確に示す形式で」と具体的に指示すると改善します。
それでもダメな場合は、段階的に指示を出す方法が効果的です。いきなり完成形を求めるのではなく、まず「構成案だけ」を作ってもらい、それを確認してから「この構成案をもとに、各スライドの内容を詳しく書いて」と進めます。一気にすべてを求めると、AIも混乱してしまうんです。
NotebookLMが生成したスライドが文字化けする
日本語フォントの問題で文字化けすることがあります。これは、テンプレートで使われているフォントが日本語に対応していないためです。Googleスライドで開いたら、すぐに「フォントの置換」機能を使って、「Noto Sans JP」や「M PLUS Rounded 1c」など、日本語対応フォントに変更しましょう。
一括置換の方法は、Googleスライドの「編集」メニューにはないので、スライド全体を選択してから、ツールバーのフォント選択メニューで変更します。これで一発で全スライドのフォントが変わります。
スマホで作ったスライドがPCで見ると崩れている
モバイル版とPC版では、表示エリアの大きさが違うため、レイアウトが崩れることがあります。スマホでは構成とテキスト作成に集中し、デザイン調整は必ずPCで行うという割り切りが大切です。
スマホでやるべきことは、情報収集、音声入力での構成作成、NotebookLMでの骨子生成まで。細かいレイアウト調整、フォントサイズ変更、図表の配置などは、PCの大画面で行う方が圧倒的に効率的です。
AIが生成した内容に誤った情報が含まれている
AIは時として、もっともらしい嘘をつくことがあります。これを「ハルシネーション」と呼びます。数字やデータ、固有名詞は必ず人間が確認することが鉄則です。
特に注意すべきは、統計データや法律情報、企業情報などです。AIが「2025年の市場規模は○○億円」と出力しても、必ず公式な統計資料で確認してください。NotebookLMに正確なデータソースをアップロードしておけば、こうした誤りは減りますが、それでもゼロにはなりません。
時短効果を最大化する!作業時間別の最適フロー
実際の業務では、資料作成に使える時間が限られています。時間制約に応じた最適なフローを知っておくと、パニックにならずに済みます。
超急ぎ!15分でスライドを作る方法
会議まで15分しかない緊急事態では、NotebookLMのスライド生成機能を直接使うのが最速です。手元にある資料をPDF化して一気にアップロード。「5スライドで要点をまとめて」と指示すれば、3分程度で骨子ができます。生成されたスライドをそのままダウンロードし、タイトルスライドだけ体裁を整えれば完成。完璧ではないけれど、会議の土台としては十分機能します。
1時間で完成度の高い資料を作る方法
1時間あれば、かなり質の高い資料が作れます。最初の15分でGeminiと対話して構成を固め、次の15分でNotebookLMにソースをアップロードしてスライド生成。残り30分で、デザインテンプレートの適用、フォントや色の統一、図表の追加といった仕上げ作業を行います。この時間配分なら、そのまま本番で使えるレベルの資料になります。
じっくり作り込む!半日かけて完璧な資料を作る方法
重要なプレゼンで失敗できない場合は、半日かけてじっくり作り込みます。午前中の2時間でGeminiとの対話を重ね、構成を何度もブラッシュアップ。NotebookLMで複数パターンのスライドを生成し、最も良いものを選択。午後の2時間で、デザインの細部まで調整し、アニメーションやトランジションも設定。最後の1時間で、実際にプレゼンのリハーサルを行い、タイミングや話す内容を確認します。
業界別・用途別の実践的活用パターン
業界や用途によって、効果的なスライド作成のアプローチは変わってきます。ここでは、実際の現場で使われている業界別のパターンをご紹介します。
営業部門での活用パターン
営業では、顧客ごとにカスタマイズした提案資料が必要です。顧客情報テンプレートをGem機能に登録しておくと便利です。「業種、企業規模、現在の課題、決裁者の役職、予算感」といった項目を毎回入力させるGemを作っておけば、それらの情報をもとにGeminiが最適な提案構成を作ってくれます。
過去の成功事例をNotebookLMにまとめてアップロードしておくのも効果的です。「同じ業界で成功した事例を参考に、今回の提案を作って」と指示すれば、説得力のある構成案が生成されます。
人事部門での活用パターン
研修資料や社内説明会の資料作成が多い人事部門では、階層別のテンプレートを用意しておくと効率的です。新入社員向け、中堅社員向け、管理職向けで、説明の詳しさや使用する用語のレベルを変える必要があるため、それぞれのGemを作っておきます。
コンプライアンス研修などの定期的な資料は、前年度の資料をNotebookLMにアップロードして「法改正の部分だけ更新して」と指示すれば、ゼロから作るよりも格段に早く完成します。
企画部門での活用パターン
新規事業の提案や商品企画の資料作成では、市場調査データとの連携が重要です。各種調査レポートや競合分析データをNotebookLMに集約し、そこから必要な情報を引き出してスライドに落とし込みます。
特に効果的なのが、複数の調査データを統合して独自の切り口を見つける使い方です。「A社の調査とB社の調査を比較して、共通点と相違点を整理して」と指示すれば、新しい気づきが得られることもあります。
ぶっちゃけこうした方がいい!
ここまで色々な方法を紹介してきましたが、正直に言うと、完璧を目指さない方が結果的に良いものができるんです。これ、本当に大事なポイントなので、最後に本音でお伝えします。
多くの人がAIを使うときに陥る罠が「完璧なプロンプトを書かなきゃ」「一発で理想のスライドを作らせなきゃ」という完璧主義なんですよ。でも実際は、ざっくりした指示から始めて、対話しながら修正していく方が、圧倒的に早く良いものができます。
私の経験上、最初の指示なんて「営業向けの新商品紹介スライド作って」程度で十分なんです。そこからGeminiが返してきた構成案を見て、「あ、ここの順番違うな」「この要素足りないな」って気づいて修正していく。このプロセス自体が、実は自分の思考を整理する作業になっているんですよね。
それから、NotebookLMには情報を入れすぎない方がいいです。「念のため」って過去3年分の資料を全部放り込んじゃう人がいますけど、これ逆効果。必要な情報だけに絞り込んだ方が、AIの判断も正確になるし、生成されるスライドの質も上がります。迷ったら、最新の情報と最も関連性の高い情報だけを選ぶ。それで十分です。
デザインについても、テンプレートは「そのまま」使っていいんです。細かくカスタマイズしようとすると、かえって時間がかかって本末転倒。GoogleスライドのテンプレートやCanvaのテンプレートは、プロのデザイナーが作った完成度の高いものばかりなので、色だけ会社のコーポレートカラーに変更したら、あとはそのまま使う。これが一番効率的で、しかも見栄えが良いんです。
もう一つ、個人的に強くおすすめしたいのがスマホでの音声入力です。PCの前に座って「さあ、プロンプトを書くぞ」って構えると、なかなか言葉が出てこないんですよ。でも、散歩しながらとか、通勤電車の中でスマホに向かって話しかけるように指示すると、自然な言葉で要望が伝えられる。結果として、Geminiも理解しやすい指示になって、返ってくる答えの質が上がるんです。
最後に一番大事なこと。AIに100点を求めない。70点のものを作ってもらって、残り30点は人間が仕上げる。この割り切りができると、AI活用が一気に楽になります。AIが作ったスライドを「完璧じゃない」って批判するより、「ここまで作ってくれたら、あとは自分で調整できるな」って前向きに捉える。その方が、結果的に短時間で質の高い資料が完成します。
結局のところ、AIは道具なんです。完璧な道具なんて存在しないし、使いこなすにはコツがいる。でも、そのコツさえ掴めば、これまで数時間かかっていた作業が本当に数十分で終わります。浮いた時間で、もっと創造的な仕事に集中できるようになる。それこそが、AI活用の本当の価値なんじゃないでしょうか。
よくある質問
GeminiとNotebookLMは本当に無料で使えるの?
はい、基本的な機能は無料で使えます。Geminiは1日あたりの利用回数に制限がありますが、通常のビジネス用途であれば十分な範囲です。NotebookLMも無料で利用でき、スライド作成機能も1日3回まで使えます。より高度な機能を使いたい場合は、Google Workspace with Geminiなどの有料プランを検討すると良いでしょう。
作成したスライドの品質は本当に使えるレベル?
AIが生成するスライドは、あくまで「たたき台」として考えるのが適切です。構成やレイアウトの基本は整っていますが、最終的な仕上げには人間の手が必要です。ただし、ゼロから作るよりも圧倒的に時間短縮できますし、構成の抜け漏れも防げます。初期段階で70%程度の完成度があれば、残り30%の調整で完璧な資料になります。
パソコンがなくてもスマホだけで完結できる?
基本的な資料作成であれば、スマートフォンだけでも十分可能です。NotebookLMのモバイルアプリは、インフォグラフィックやスライドの生成機能も備えています。ただし、細かいデザイン調整や複雑なレイアウト変更は、やはりパソコンで行う方が効率的です。スマホで構成を作り、パソコンで仕上げるというハイブリッドな使い方がおすすめです。
既存のPowerPointファイルもAIで改善できる?
もちろん可能です。既存のPowerPointファイルをPDF形式に変換してNotebookLMにアップロードすれば、AIが内容を分析して改善点を提案してくれます。Geminiに「このスライドをもっとわかりやすくして」と指示すれば、構成の見直しや説明の追加など、具体的なアドバイスがもらえます。
まとめAIと共創する新しい資料作成の時代
GeminiとNotebookLMを活用したパワーポイント作成は、単なる時短テクニックではありません。AIと対話しながら構成を深掘りし、人間にしかできない判断や調整を加えることで、これまでよりも質の高い資料が短時間で完成します。
重要なのは、AIに全てを任せるのではなく、「構成はAIと壁打ちしながら深掘りし、デザインは優れたテンプレートに手早くはめ込む」という役割分担を意識することです。AIが得意な思考の整理・拡張の部分で最大限活用し、デザインという再現性の高い部分は型で効率化する。この考え方こそが、2025年現在の最適解なんです。
スマートフォンの活用も忘れてはいけません。移動時間や待ち時間といった隙間時間を生産時間に変えられるのは、モバイル版AIならではの強みです。音声入力や予約アクション機能を駆使すれば、パソコンを開けない状況でも資料作成が着実に進みます。
AI技術は日々進化しています。今日の方法が明日には古くなる可能性もあります。だからこそ、常にアンテナを張り続け、新しいツールや機能を試し、より良い方法を模索し続けることが大切です。この記事で紹介したテクニックを起点に、あなた自身の最適なワークフローを見つけていってください。
さあ、今日からGeminiとNotebookLMを使って、資料作成の時間を半分に減らしましょう。浮いた時間で、より創造的な仕事や、大切な人との時間を楽しんでください。AIはあなたの敵ではなく、最強の相棒なんですから。


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