「音楽を作りたいけど、楽器も弾けないし、作曲なんて無理だよ」と思っていませんか?その常識が、2026年2月18日を境にまったく変わりました。GoogleがGeminiに搭載した最新の音楽生成AI「Lyria3(リリア3)」を使えば、日本語でテキストを入力するだけで、数秒後にはプロ品質の日本語ボーカル付き楽曲が完成してしまうのです。しかも無料で。この記事を読み終える頃には、きっと「今すぐ試してみたい!」という気持ちになるはずです。
- GeminiのLyria3は無料ユーザーでも使えるAI音楽生成機能で、日本語ボーカル付き30秒楽曲が数秒で完成する。
- テキスト入力だけでなく写真・動画からも楽曲生成が可能で、EDMからJ-POP・カワイイメタルまで幅広いジャンルに対応している。
- 生成された楽曲にはSynthIDという電子透かしが埋め込まれ、著作権やAI識別の面でも安全性への配慮がなされている。
- Lyria3とは何か?GeminiのAI音楽生成がここまで進化した理由
- Lyria3で日本語ボーカル付き楽曲を生成する具体的な手順
- 無料で使える?生成回数の制限と有料プランの違いを正直に教えます
- 著作権と商用利用について知っておくべきこと
- SunoやMurekaとの違いは?他のAI音楽ツールと徹底比較
- GeminiだからこそできるLyria3の神ワークフロー!他ツールでは絶対に真似できない使い方
- 「音楽を作成」が表示されない!よくあるトラブルの体験ベース解決法
- Lyria3で作った楽曲をコンテンツとして活用する実践的アイデア
- Lyria3の「30秒制限」を逆手に取る発想の転換
- Lyria3とGeminiを組み合わせたさらに高度な活用テクニック
- ぶっちゃけこうした方がいい!
- Geminiの音楽生成「Lyria3」に関する疑問解決
- まとめ
Lyria3とは何か?GeminiのAI音楽生成がここまで進化した理由

AIのイメージ
Lyria3は、GoogleのAI研究機関であるGoogle DeepMindが開発した、同機関史上もっとも高性能な音楽生成AIモデルです。AlphaGoやAlphaFoldといった世界を驚かせてきたチームが手がけているだけあって、その品質は従来のAI音楽ツールとは一線を画しています。
Lyria3が従来モデルと大きく異なる点は、主に3つあります。まず「歌詞の自動生成」で、自分で歌詞を書かなくてもプロンプトに基づいてAIが自動的に歌詞を考えてくれます。次に「クリエイティブコントロールの向上」で、スタイル・ボーカルの種類・テンポなど細かい要素を自分で指定できるようになりました。そして「より高品質で複雑な楽曲の生成」で、以前のLyriaモデルでは難しかった音の空間処理やミックスの完成度も大幅に向上しています。
Geminiアプリへの統合という点も非常に重要です。わざわざ専用の音楽制作ツールをダウンロードしたり、操作方法を覚えたりする必要がありません。普段からGeminiでチャットをしている感覚そのままで、「こんな雰囲気の曲が欲しい」と入力するだけで音楽が生まれるのです。
Lyria3で日本語ボーカル付き楽曲を生成する具体的な手順
実際の使い方は、驚くほどシンプルです。難しい操作は一切ありません。
- gemini.google.comにアクセスするか、GeminiアプリをスマートフォンやPCで開く。
- 入力欄の左側にある「+(ツール)」アイコンをタップし、「音楽を作成」を選択する。
- 16種類のジャンルテンプレート(カワイイメタル、90年代ラップ、フォークバラードなど)から好みのものを選ぶか、テンプレートを使わずに直接テキストで指示を入力する。
- 送信ボタンを押して10秒から1分程度待つと、30秒の楽曲がカバーアート付きで完成する。
- 再生ボタンで試聴し、気に入ったらMP3(音声のみ)またはMP4(カバーアート付き動画)でダウンロード、または共有リンクを発行して友人に送る。
生成された楽曲には字幕ボタンがあり、歌詞をリアルタイムで確認することもできます。また、同じチャット画面で「もっと悲しい雰囲気にして」「ヴァイオリンを足して」といった追加指示を出せば、対話的に楽曲をブラッシュアップすることも可能です。これはSunoなど他のAI音楽ツールにはない、Geminiならではの大きな強みです。
日本語の自然さは本当に驚くレベル
実際に使った人たちの声で最も多いのが「日本語のイントネーションが思っていた以上に自然だった」という感想です。従来のAI音楽ツールで日本語を生成すると、発音がぎこちなかったり、アクセントが不自然だったりすることがよくありました。しかしLyria3では、J-POP、ボカロ風、アニソン、大阪弁トラック、カワイイメタルなど、さまざまな日本語スタイルに対応しており、イントネーションの違和感が大幅に減っています。
GIGAZINEによる検証では、「インターネットが大好きであることを表現する日本語ボーカル付き楽曲」という指示で生成されたカワイイメタル曲に、「画面開けばパラダイス」「きらめくデジタルワールド」といった自然な日本語フレーズが盛り込まれたうえ、英語フレーズとの韻踏みまで実現されていたことが確認されています。
プロンプトの書き方で品質が大きく変わる
Lyria3の面白いところは、プロンプトの書き方次第で出来上がりがまったく変わってくる点です。Googleが公式に推奨しているプロンプトの書き方には、いくつかのコツがあります。
まずジャンルと時代を明確に指定することが重要です。「90年代のヒップホップ」「2000年代のシティポップ風」のように具体的に伝えましょう。次にボーカルの特徴を指定することで、「軽やかな女性ソプラノ」「しわがれた男性ロッカー」「アニメ声っぽい高音」といった指示が生成に反映されます。そして楽器や雰囲気のキーワードを加えることで、「ドライなアコースティックギター」「サックスソロ」「フワフワしたシンセ」といった表現が楽曲の細部に影響します。
さらに自分で歌詞を書きたい場合は、プロンプトに「歌詞」と書いてから歌詞を入力すれば、AIが指定した歌詞を使って楽曲を生成してくれます。逆に「歌詞なし」と指定すればインストゥルメンタルも作れます。
無料で使える?生成回数の制限と有料プランの違いを正直に教えます
Lyria3の音楽生成機能は、18歳以上であれば無料のGeminiユーザーでも利用可能です。ただし、無料版には1日あたりの生成回数に制限があります。日本語メディアの検証情報によると、無料ユーザーは1日あたり10曲程度が目安となっているようですが、Googleの公式発表では具体的な回数は明記されていません。
| プラン | 生成回数の目安 |
|---|---|
| 無料(Gemini無料版) | 1日約10曲程度(目安) |
| Google AI Plus | 制限が大幅に緩和 |
| Google AI Pro / Ultra | さらに高い生成制限を適用 |
ハマりだすと無料枠はあっという間に使い切ってしまうことが多いようで、「毎日上限まで使うなら有料プランが快適」という声も出てきています。なお、生成した楽曲のファイル品質や機能自体はプランによって変わらず、有料プランは主に「たくさん作れる」という点でのメリットが大きいです。
写真や動画から楽曲を生成できる驚きの機能
Lyria3のユニークな特徴のひとつが、写真や動画をアップロードして楽曲を生成できるマルチモーダル機能です。たとえば愛犬の写真をアップロードして「この写真の雰囲気に合う曲を作って」と指示すると、Geminiが画像の内容と雰囲気を分析して、ぴったりの楽曲を生成してくれます。旅行写真からBGMを作ったり、誕生日パーティーの動画クリップからお祝いソングを作ったりと、活用の幅は無限大です。これはテキストオンリーの他のAI音楽ツールにはなかなかできない、Geminiならではの独自機能です。
著作権と商用利用について知っておくべきこと
AI音楽を使うときに多くの人が気になるのが、著作権の問題ですよね。Lyria3についてGoogleは、「日常生活を彩る楽しくユニークな表現ツール」として位置づけており、SNSへの投稿やYouTubeショートのBGMとしての活用を推奨しています。
著作権への配慮という点では、Lyria3はいくつかの技術的な仕組みを導入しています。生成されたすべての楽曲には「SynthID」と呼ばれる人間の耳には聞こえない電子透かしが埋め込まれており、AIによって生成されたものであることが技術的に判別できます。また、特定のアーティスト名をプロンプトに含めた場合でも、そのアーティストを完全に模倣するのではなく、スタイルや雰囲気を参考にした別の楽曲を生成するよう設計されています。さらに生成楽曲が既存の楽曲と似ていないかをフィルタリングするシステムも搭載されています。
ただし注意が必要なのが商用利用の扱いです。2026年現在の日本の法解釈では、「AIが完全に自動生成した楽曲」には著作権が発生しないという判断が一般的になりつつあります。つまり、あなたがLyria3で作った曲を他の誰かが無断で使っても、著作権を盾に差し止めることが難しい場合があります。SNSのBGMや個人的な動画制作への利用は問題ありませんが、CMソングとして販売したり、音楽配信プラットフォームで楽曲を売ったりするような本格的な商業目的での利用は、権利関係が不確実なため慎重に検討する必要があります。
SunoやMurekaとの違いは?他のAI音楽ツールと徹底比較
Lyria3を語るうえで避けて通れないのが、先行する音楽生成AIとの比較です。現在の主要プレイヤーはSuno(ソング生成の王道)、Mureka(対話型作曲)、ACE-Stepなどがありますが、Lyria3の最大の差別化ポイントは「Geminiとの完全統合」です。
実際に同じ歌詞で複数のAI音楽ツールを比較した検証記事では、日本語バラードにおいては各ツールが似たような展開になりやすく、Lyria3が特別に突出しているわけではないという評価もあります。出来上がった楽曲のクオリティという意味では、Sunoなど先行ツールと比べて「2年遅れくらいのレベル」という厳しい声もゼロではありません。
しかし、Lyria3ならではの圧倒的なアドバンテージは使い勝手にあります。Geminiのチャット画面上で楽曲を生成し、そのまま「このシンガーのアーティスト写真を作って」と続けて指示すると、アーティスト写真まで生成してくれます。チャットの流れで音楽制作の全工程をこなせるという体験は、専用ツールには真似できない独特の価値があります。また、Geminiにアップロードした既存の楽曲を分析させて、「この曲に近いものを作るにはどんなプロンプトがいい?」と逆算させることも可能で、上級者向けの使い方としても面白い発見があります。
GeminiだからこそできるLyria3の神ワークフロー!他ツールでは絶対に真似できない使い方

AIのイメージ
他のAI音楽ツールには「音楽だけ作れる」という制約がありますが、GeminiにはLyria3以外にも画像生成(Nano Banana)、テキスト生成、翻訳、ドキュメント分析などの機能が1つのチャット画面に統合されています。これが何を意味するかというと、音楽制作をチャットの流れのまま、芋づる式に発展させることができるということです。実際にどんなワークフローが可能なのか、Geminiを使い倒している人たちが体験している現実的な活用パターンを紹介します。
まず、「楽曲→アーティスト写真→プロモーションキャッチコピー」を1つのチャットで完結させる流れが非常に使いやすいと評判です。やり方は単純で、まずLyria3で楽曲を生成し、続けて「この曲のシンガーのアーティスト写真を作って」と入力します。するとNano Bananaが楽曲のムードを読み取ったアーティスト写真を生成してくれます。さらに「この曲とアーティスト写真を使ったSNS投稿用のキャッチコピーを5案出して」と続ければ、投稿文まで一気に完成します。これは専用ツールをいくつも行き来しなければならない他のサービスとは、根本的に体験の質が違います。
次に注目したいのが、記事や文章をGeminiに読み込ませてその「テーマ曲」を作る使い方です。たとえばブログ記事のURLをGeminiに貼って「この記事の内容をもとにテーマ曲を作って。ジャンルはシティポップで」と指示するだけで、記事の雰囲気を反映した楽曲が生まれます。TechnoEdgeの検証記事では実際にLyria3の紹介記事自体をGeminiに読ませて記事のテーマ曲を作ったという体験が報告されています。動画のBGM、ポッドキャストのオープニング、プレゼン資料のアンビエントBGMなど、コンテンツに完全に紐づいた楽曲を作れるのは間違いなくGemini独自の強みです。
Geminiに特化したLyria3の実践プロンプト集(コピペして使える!)
以下は、Googleが公式に推奨する6つのプロンプトコツをベースに、日本人ユーザーが実際に使いやすいよう日本語で再設計した実践的なプロンプトです。「なんとなく入力したら思ったのと違う曲が出た」という体験をした人は、ぜひこれをそのままコピーして試してみてください。
【J-POP寄りのサビ爆発系】「2000年代初頭の日本のポップスのスタイル。弾けるようなアップテンポ。サビで一気に盛り上がる構成。クリーンな女性ボーカル、ソプラノ寄り。失恋後に立ち上がる前向きな歌詞をテーマに」
【深夜作業向けのローファイ・インスト】「Lo-fiヒップホップ、BPM70。柔らかいピアノのループ、ビニールの質感を出すノイズ、軽いブラシドラム。ボーカルなし。深夜2時に集中して作業している感じ。脳を邪魔しない音量感で」
【ショート動画・リール向けの高揚感BGM】「90年代後半のユーロビートとシティポップを融合させたスタイル。BPM128。シンセリード、軽やかなベースライン。歌詞はアップロードした旅行写真の雰囲気に合わせて自動生成して。コーラスから始まる構成にして」
【誕生日や記念日のパーソナルギフト曲】「温かいアコースティックバラード。柔らかい男性バリトン。歌詞に『〇〇ちゃん、生まれてきてくれてありがとう』というフレーズを入れて。アップロードした写真の人への感謝と愛情がテーマ。ゆったりしたテンポ」
【ネタ・バズり狙いのシュール系】「大阪弁で歌うギャルのトラップミュージック。BPM140。重低音ベース。歌詞テーマ月曜日の朝が来るたびになぜか猫に話しかけてしまう孤独なOL。ユーモラスで共感できる内容で」
【アニメ・ボカロ風の王道ファンタジー系】「ボカロイドP文化に影響を受けたハイパーポップとシンフォニックメタルの融合。高音の女性ボーカル、エッジのある声質。壮大な冒険の始まりをテーマにした日本語歌詞。イントロは静寂から始まり、10秒後に爆発する展開」
これらのプロンプトに共通しているのは、ジャンル・テンポ・ボーカルの声質・歌詞テーマ・曲の構成展開の5要素をセットで指定していることです。Googleが公式に「より具体的に指定するほど精度が上がる」と述べているように、このセットを意識するだけで生成結果の満足度が格段に変わります。
「音楽を作成」が表示されない!よくあるトラブルの体験ベース解決法
Lyria3を試そうとした人が最初にぶつかる「あるある問題」が、「音楽を作成」メニューが出てこないというものです。せっかく試そうと思ったのに、どこにもボタンがない。そんな経験をした人は実は非常に多く、筆者の周りでも複数人から同じ相談を受けました。
まず確認してほしいのがGoogleアカウントのログイン状態です。これが意外と盲点で、ブラウザのキャッシュや自動ログアウトの影響で、Geminiのページが開いていても実際にはログインが切れていることがあります。画面右上のアイコンをクリックしてログイン状態を確認し、もし怪しければ一度ログアウトして再ログインしてみてください。
次に確認すべきは年齢確認の設定です。Lyria3は18歳以上が対象のため、Googleアカウントの生年月日が未設定または18歳未満になっている場合は機能が表示されません。Googleアカウントの設定から「個人情報」→「生年月日」を確認・更新してみましょう。
それでも表示されない場合は、ブラウザのキャッシュとCookieをクリアして再アクセスすることが有効です。Lyria3のリリース直後はベータ版として段階的にロールアウトされていたため、古いキャッシュが残っていると新機能が反映されないケースがありました。2026年3月現在では基本的に全ユーザーに展開済みですが、それでも表示されない場合はこの手順を試してみてください。
スマートフォンアプリで試したい場合は、まずアプリを最新版にアップデートすることが前提です。リリース直後のアプリではまだ機能が含まれていないバージョンが存在していたため、アップデート後に初めて「音楽を作成」が表示されるというケースが多くありました。
また見落としがちなのが直接URLからアクセスする方法です。Geminiのチャット画面でメニューを探すよりも、「gemini.google.com/music」に直接アクセスすると音楽生成の専用ページが開きます。メニューが見つからなくて困っているなら、このURLを直接ブックマークしておくのが一番手っ取り早いです。
「プロンプト通りの曲が出てこない」問題を解決する対話型アプローチ
もうひとつよくある体験が、「入力したのに全然イメージと違う曲が出てきた…」というものです。これはLyria3の問題というよりも、プロンプトの書き方の問題であることがほとんどです。ただ、解決策がわからないまま諦めてしまうのはもったいない!
Geminiならではの対処法として、生成した曲に対して「何が違うのか」を追加でチャット入力するという方法が非常に有効です。たとえば「ボーカルがもっとエモーショナルな感じにしてほしい」「もっと低音を強くして」「サビ以外は抑えめにして」といった修正指示を入力するだけで、Geminiが前の楽曲の文脈を理解したうえで再生成してくれます。これは1回の生成で完璧を求めるのではなく、会話のように楽曲を育てていくという新しい制作スタイルです。
さらに実践的なテクニックとして、気に入らなかった点を具体的に言語化する練習が助けになります。「なんか違う」という曖昧なフィードバックより、「サビのメロディが単調すぎる」「歌詞のテーマが薄い」「ビートが重すぎてテンポが遅く感じる」のように具体的に伝えると、Geminiが修正の方向性を正確に把握できます。
Lyria3で作った楽曲をコンテンツとして活用する実践的アイデア
せっかく楽曲が作れるようになったのに「作って終わり」ではもったいないですよね。ここでは、実際に多くのユーザーが体験をベースに試している活用パターンをまとめます。
SNSで特に相性がいいのがInstagramリールとの組み合わせです。旅行写真や日常の一コマをアップロードして「この写真の雰囲気に合う曲を作って」と指示すると、その場所・その日の感情に完全フィットした楽曲が生まれます。30秒という尺がリールの長さとほぼ一致するため、追加編集なしでそのまま使えるのが実用的です。さらにLyria3が自動生成するカバーアートもダウンロードでき、楽曲と一緒にSNSへの投稿素材として使えます。
プレゼン・商談資料への挿入BGMとしての活用も面白い使い方です。スライドの冒頭や節目で短いBGMを流すだけで、場の雰囲気が大きく変わります。「テクノロジー系のスタートアップのプレゼン向け、モダンでプロフェッショナルなBGM。ボーカルなし。インストゥルメンタルで60BPM程度」のように指示すれば、その場にぴったりの楽曲が数秒で完成します。
誕生日・記念日のパーソナライズドギフトとしての活用は、SNSシェアとは異なる感動体験を生みます。相手の思い出の写真をアップロードし、その人との思い出や伝えたいメッセージを歌詞のテーマとして入力すると、世界に1曲だけの「その人のための曲」が誕生します。市販のプレゼントとは違う、完全にオリジナルの贈り物は受け取った側に強烈な印象を与えます。実際にこの使い方を試した人からは「泣いてくれた」「こんなプレゼント初めてもらった」という声が上がっています。
サウンド日記という新しい感情の記録方法も、ユニークな使い方として注目されています。文章では表現しきれない「今日の気分」を楽曲として保存していく習慣です。「今日は仕事でうまくいかなくて、でも帰り道に見た夕焼けがきれいだった。そんな複雑な感情を表すチルな曲を作って」のように、日記を書くような感覚で入力すると、その日のスナップショットとなる楽曲が生まれます。1年後に聞き返したとき、その日の感情が音として蘇る体験はなかなか得難いものがあります。
Lyria3の「30秒制限」を逆手に取る発想の転換
「30秒しか作れないのが残念」という声は多いですが、視点を変えると30秒という制限には意外な価値があります。まず「脳に残るのはサビの数小節だけ」という音楽の本質から考えると、30秒はヒット曲の核心部分を完全に収められる長さです。完璧なフルコーラスより、爆発力のあるサビ30秒のほうが実は「バズる」可能性が高いという逆説があります。
また、複数の30秒を別々に生成して連結するというアプローチもあります。「イントロ~Aメロ」「Bメロ」「サビ」をそれぞれ別のプロンプトで生成し、動画編集ソフトで繋げることで疑似フルバージョンを作れます。これは現状のLyria3の制限を創意工夫で突破する方法として、コアユーザーの間で実際に試されています。当然つなぎ目の処理は必要ですが、DAW(デジタルオーディオワークステーション)を少し触ったことがある人なら十分に実現可能な範囲です。
さらに、30秒の楽曲をループ音源として活用する方法もあります。インストゥルメンタルで生成した楽曲は、シームレスなループBGMとして動画のバックに流すことができます。特にビート系の楽曲はループとの相性がよく、長尺の動画でも違和感なく使えるケースが多いです。
Lyria3とGeminiを組み合わせたさらに高度な活用テクニック
Geminiのチャット機能とLyria3を組み合わせることで、単独では実現できない高度な使い方が生まれます。その代表例が「逆プロンプト生成」という手法です。やり方はこうです。まず好きな曲(SunoやMurekaで作ったものでも構いません)をGeminiにアップロードして「この曲の雰囲気をLyria3で再現するとしたら、どんなプロンプトがいい?」と聞きます。するとGeminiが楽曲を分析して、ジャンル・テンポ・ボーカルスタイル・使われている楽器などを言語化したプロンプトを提案してくれます。そのプロンプトをそのままLyria3に投げると、参考楽曲の「魂」を受け継いだオリジナル曲が生まれます。これはGeminiにしかできない芸当です。
また、Geminiのウェブ検索機能と音楽生成を組み合わせる使い方も実用的です。たとえば「今週のJ-POPトレンドを調べて、そのトレンドに合った楽曲プロンプトを提案して、そのまま曲を作って」と指示すると、GeminiがウェブでJ-POPのトレンドを検索し、分析結果をもとにプロンプトを組み立て、楽曲を生成するという一連のプロセスを自動で実行します。「今何が流行っているかわからない」という人でも、トレンドに乗った楽曲制作が可能になります。
歌詞のクオリティにこだわる人向けのテクニックとして、「先に歌詞をGeminiで書いてもらってから、それをLyria3に渡す」という2段階アプローチがあります。通常のLyria3は歌詞を自動生成しますが、クオリティや内容を細かくコントロールしたい場合、まず「〇〇というテーマで、Aメロ・サビ・Bメロの構成で日本語の歌詞を書いて。ひらがなと漢字を混ぜた、自然な口語調で」とGeminiに歌詞を書かせ、出来上がった歌詞を確認・修正したうえで「この歌詞を使って、2000年代J-POPのスタイルで曲を作って。歌詞〔生成した歌詞をここに貼り付け〕」とLyria3に投げます。歌詞の内容を確実にコントロールしたい人には必須のワークフローです。
ぶっちゃけこうした方がいい!
ここまでLyria3の使い方をいろいろ紹介してきましたが、正直に言うと「最初から完璧なプロンプトを書こうとしなくていい」というのが最大の結論です。多くの人が「どんなプロンプトを書けば正解なのか」を悩みすぎて、結局試せないまま終わってしまいます。でもLyria3の本質的な使い方は「会話しながら育てる」ことにあります。
個人的にいちばん楽で効率的だと思うのは、まず「雰囲気の単語1〜2個だけ」で生成して、出来上がりに対して追加で指示を足していくやり方です。たとえば「夜 チル」とだけ打つ。出てきた曲を聴いて「悪くないけどもっと暗くして」「ボーカルいらない」「テンポ遅くして」と続けていく。これを3〜4回繰り返すと、最初から精密なプロンプトを書いたときよりも自分の求める音に近づいていることがほとんどです。なぜかというと、人間は「これじゃない」を感じる力のほうが、最初から正解を言語化する力よりも強いからです。AIとの対話型音楽制作は、この「これじゃない感」を利用することで成立しています。
もう一点。Lyria3に「音楽の知識がない自分の限界」を補わせることに、もっと積極的になっていいと思います。「ジャズっぽい曲が作りたいけどジャズのことよくわからない。どんな楽器が使われるか教えて、そのままプロンプトも作って」とGeminiに聞けばいい。音楽理論がわからなくても、「コード進行が複雑で大人な雰囲気」のような感覚的な言葉でも十分伝わります。知識がないから使えないのではなく、知識がない人こそLyria3が最も価値を発揮する場所にいるのだと気づくことが、このツールを本当に楽しみ倒すための最初の一歩です。
「まず1曲、今夜作る」という小さなアクションが、あなたとAI音楽の関係を確実に変えてくれます。
Geminiの音楽生成「Lyria3」に関する疑問解決
スマートフォンのGeminiアプリでも使えますか?
はい、使えます。Lyria3はリリース当初はデスクトップ(ウェブ版Gemini)が先行しましたが、Googleの発表通りリリースから数日以内にスマートフォンアプリ版にも展開されました。2026年3月現在、iOS・Androidどちらのアプリからも音楽生成機能を利用できます。
生成した楽曲をYouTubeにアップして収益化できますか?
GoogleはLyria3で生成した楽曲をYouTubeショートのBGMとして使用し、その動画を収益化することは想定の範囲内と述べています。ただし、楽曲そのものを商品として販売したりライセンスを販売したりすることは推奨されていません。YouTubeなどの動画プラットフォームでBGMとして使う分には問題ないと考えて良さそうです。
30秒より長い楽曲は生成できますか?
現時点(2026年3月)では、生成できる楽曲は30秒固定です。これがLyria3の最大のボトルネックであることは多くのユーザーが指摘しており、Googleも今後の品質向上と機能拡張を予定していると述べています。60秒・90秒・フルコーラスへの対応は、多くのユーザーが心待ちにしている次のアップデートです。
日本語以外でも楽曲を生成できますか?
はい、Lyria3は現在8言語に対応しています。日本語、英語、韓国語、スペイン語、ドイツ語、フランス語、ヒンディー語、ポルトガル語でボーカル付き楽曲を生成することができ、今後さらに対応言語を拡大する予定とGoogleは発表しています。
Lyria RealTimeという機能はGeminiアプリで使えますか?
Lyria RealTimeは、Gemini APIを使って開発者向けに提供されているリアルタイム音楽生成機能です。WebSocketを使ったリアルタイムストリーミングで楽曲を生成しながらリアルタイムでプロンプトを変更できる上級者向けの機能であり、一般ユーザー向けのGeminiアプリとは別物です。アプリ内の「音楽を作成」機能とは異なる開発者向け機能と理解してください。
まとめ
GeminiのAI音楽生成「Lyria3」は、音楽の専門知識がゼロでも、日本語で気軽にオリジナル楽曲を作れるという点で、間違いなく2026年のクリエイティブシーンを変える存在です。30秒という制限はあるものの、SNSでシェアするには十分な尺であり、無料で使えるハードルの低さも相まって、今まさに爆発的な広がりを見せています。
楽曲品質という意味では、SunoやMurekaなど先行ツールに追いつくまでには時間がかかるかもしれません。しかしGeminiのチャット機能と融合した「対話しながら作る体験」や、写真から楽曲を生成できるマルチモーダルな面白さは、他のツールにはない独自の魅力です。日本語ボーカルの自然さも着実に向上しており、J-POPやカワイイメタル、アニソン系の楽曲を手軽に量産できる時代がついに到来しました。まずは無料で試してみて、あなただけのオリジナルサウンドトラックを作ってみてください!


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