「Geminiで音楽を作ったけど、どうやって友達に送ればいいの?」と画面を前にして止まってしまった経験はありませんか?実は、知らないだけで損をしているシェア方法が複数あります。2026年2月にGoogleが正式にリリースした音楽生成機能は、SNS投稿から誕生日メッセージまで、日常のあらゆる場面を彩る新しいコミュニケーションツールへと進化しています。この記事を読み終えるころには、「作って終わり」ではなく、「作って、届けて、楽しんでもらう」という一連の流れが完全に身についているはずです。
- GeminiのLyria3でできる楽曲生成と3つの共有方法を完全解説
- MP4・MP3ダウンロードから固定URL共有まで、状況別の使い分けを紹介
- 著作権・SynthID・無料と有料プランの違いなど、知らないと後悔する注意点も網羅
- Geminiの音楽生成機能とは?まず全体像をつかもう
- 楽曲の作り方と共有できるまでの流れをステップで解説
- Geminiで生成した楽曲を共有する3つの方法を完全解説
- 絶対に知っておきたい!利用前の重要な注意点
- クオリティを劇的に上げる!プロンプトの書き方のコツ
- 無料と有料プランの違いは?使える回数と品質を比較
- これだけで差がつく!活用シーン別のシェアアイデア集
- Geminiならではの「ここまでできるの!?」と驚く応用テクニック
- Geminiだから使いたい!場面別コピペ用プロンプト集
- 「うまくいかない!」を一発解決!リアルな体験から学ぶトラブル対処法
- Geminiの音楽生成とYouTube Dream Trackの使い分けを知っておこう
- ぶっちゃけこうした方がいい!
- Geminiの楽曲共有方法に関する疑問に答えます
- まとめ
Geminiの音楽生成機能とは?まず全体像をつかもう

AIのイメージ
2026年2月18日、GoogleはGoogle DeepMindが開発した最新の音楽生成モデル「Lyria 3(リリア3)」をGeminiアプリに統合し、ベータ版としての提供を開始しました。テキストで雰囲気を説明するだけ、あるいはスマートフォンの写真をアップロードするだけで、ボーカル入りのオリジナル楽曲が数秒で完成するというものです。
これまで音楽を作るためには、楽器の知識、高価なDAWソフト、そして何時間もの作業が必要でした。しかしLyria 3の登場により、音楽の専門知識がまったくなくても、誰でもすぐに世界に一つだけのオリジナルサウンドを手に入れることができるようになったのです。生成される楽曲は現在30秒固定ですが、SNSのショート動画や誕生日メッセージのBGMとしては十分すぎるクオリティです。
注目すべきは、単純なテキスト入力だけでなく、写真や動画をアップロードしてその雰囲気に合わせた曲を作るという「マルチモーダル生成」に対応している点です。夕日の写真を見せれば切ないメロディが流れ出し、子どもの運動会動画をもとに元気なポップスが生まれる。そんな体験が、今や無料のGoogleアカウントさえあれば誰でも試せる時代になりました。
楽曲の作り方と共有できるまでの流れをステップで解説
楽曲を友達に届けるためには、まず曲を作るところからスタートする必要があります。操作はとてもシンプルなので、初めての方でも迷わず進めることができます。
- パソコンのブラウザで「gemini.google.com」にアクセスするか、スマートフォンのGeminiアプリを開き、Googleアカウントでログインします。
- チャット入力欄の下部にある「ツール」アイコンをタップまたはクリックし、メニューの中から「音楽を作成」を選択します。
- 「90年代ラップ」「ローファイヒップホップ」「アコースティックポップ」などの16種類のジャンルテンプレートから選ぶか、自由にテキストで曲のイメージを入力します。このとき、曲のムード、ジャンル、テーマ、ボーカルの雰囲気などを具体的に書くほど理想に近い楽曲が生成されやすくなります。
- (任意)画像や動画ファイルをアップロードすることで、ビジュアルの雰囲気を反映した楽曲を作ることもできます。
- 送信すると、約1分以内にカスタムカバーアート付きの30秒トラックが完成します。
ここまでの手順で楽曲が生成されたら、いよいよ「どうやってシェアするか」という本題に入ります。
Geminiで生成した楽曲を共有する3つの方法を完全解説
Geminiで作った楽曲を共有するには、大きく分けて3つのアプローチがあります。それぞれの状況に応じて使い分けることで、より効果的に楽曲を届けることができます。
方法1MP4動画またはMP3ファイルとしてダウンロードして共有する
最もオーソドックスで、あらゆる場面に使いやすいのがファイルダウンロードです。生成された楽曲の画面右上にある「トラックをダウンロード」アイコンをクリックすると、以下の2つの形式から選ぶことができます。
MP4(動画ファイル)はAI生成のカバーアート画像が付いた動画形式で、InstagramやTikTok、YouTubeショートなどにそのまま投稿できます。視覚的な情報も一緒に届けられるため、SNSでの拡散力という点では最も有利な選択肢です。一方、MP3(音楽のみ)はファイルサイズが小さく、LINEやメールなどで直接送ったり、既存の動画編集ソフトにBGMとして読み込んだりする際に便利です。用途に合わせてこの2択を使い分けるのが賢いやり方です。
方法2固定URLを生成してリンクをシェアする
ファイルをダウンロードせずに共有したい場合や、相手に直接ブラウザで聴いてもらいたいときに便利なのがこの方法です。Gemini上で生成された楽曲には固定URL(パーマリンク)を発行する機能があり、そのリンクを送るだけで相手がブラウザ上で楽曲を再生できます。
このリンク共有の優れた点は、埋め込みプレイヤーで歌詞表示もできることです。ダウンロード不要で気軽に聴いてもらえるうえ、ちゃんと歌詞も読みながら楽しめるという体験を届けられます。SNSのDMやメッセージアプリのチャットにURLをペーストして送るだけなので、操作もとてもシンプルです。
方法3ソーシャルメディアに直接投稿する
X(旧Twitter)、Instagram、FacebookなどのSNSに直接シェアするのも、多くの人に楽曲を届ける上で効果的な方法です。ダウンロードしたMP4ファイルをSNSに投稿する形が基本になりますが、GoogleはLyria 3のコンセプトとして「楽しくユニークな自己表現のツール」としての活用を推奨しており、SNS投稿や動画のBGMとして使うことを主な用途として想定しています。
絶対に知っておきたい!利用前の重要な注意点
楽曲を共有する前に、知っておかないと後悔するかもしれない重要な情報があります。これを理解しておくことで、トラブルを防ぎながら安心して楽しむことができます。
まず知っておくべきはSynthID(シンスID)の存在です。Geminiで生成されたすべての楽曲には、Google DeepMindが開発した知覚不能な電子透かしが自動的に埋め込まれます。人間の耳には全く聞こえませんが、この透かしによってAIが作ったものであることが技術的に判別できます。Geminiに音声ファイルをアップロードして「Google AIで生成されたものか」と尋ねれば、判定してくれる機能も実装されています。つまり、どこで共有されても「Gemini製」であることは変わらないのです。
次に著作権の問題です。2026年現在の法解釈では、AIが完全に自動生成した楽曲には著作権が発生しにくいとされています。これはシェアして楽しむ分には問題ありませんが、「楽曲そのものを販売したい」「権利を独占したい」という商業利用を本格的に考えている場合には不利な状況となります。誕生日ソング、SNSのBGM、個人プロジェクトの演出といった用途であれば全く問題ありません。YouTubeショートなどのプラットフォームで動画のBGMとして使い、その動画を収益化することについてもGoogleは認めています。
クオリティを劇的に上げる!プロンプトの書き方のコツ
「なんとなく指示したら、なんとなくの曲しかできなかった」という経験をしている方は少なくないはずです。実はGeminiの音楽生成では、プロンプトの書き方によって完成度に大きな差が出ます。
最も効果的なのは、次の4つの要素をプロンプトに盛り込む方法です。ジャンル・テンポ・テーマ・感情をセットで伝えることが、理想の楽曲に近づく最短ルートです。たとえば「ゆっくりしたテンポの、秋の夕暮れをイメージした切ないアコースティックポップ。別れを惜しむような感情を込めて」のように書くと、ぼんやりと「アコースティックな曲を作って」と伝えるよりもはるかに狙い通りの仕上がりになります。
特定のアーティスト名を入力すること自体は可能ですが、Geminiはそのアーティストを直接模倣するのではなく、「雰囲気やスタイルのインスピレーション」として広義に解釈して楽曲を作ります。そのため、「〇〇さん風の曲を作って」と伝えることは、著作権の観点でも安全に使える参考スタイルの指定方法です。また、写真や動画と組み合わせるマルチモーダル生成では、プロンプトが少なくても視覚情報が補完してくれるので、迷ったら画像を一緒に送るのも効果的な手段です。
無料と有料プランの違いは?使える回数と品質を比較
Lyria 3による音楽生成はGoogleアカウントがあれば無料でも利用できます。ただし、無料ユーザーには生成回数に制限があります。
| プラン | 生成できる曲数の目安 |
|---|---|
| 無料(Googleアカウントのみ) | 1日あたり約10曲程度 |
| Google AI Plus / Pro / Ultra | 1日あたり約20〜100曲程度(プランによって異なる) |
日常的に楽しむ分には無料プランで十分な方が多いでしょう。SNS投稿用にちょくちょく楽曲を作りたい場合や、仕事のプレゼン用BGMを毎週作りたい場合などには、有料サブスクリプションの検討も視野に入ります。なお、利用は18歳以上を対象としており、2026年3月現在もベータ版としての提供となっているため、今後機能の改善や仕様変更が行われる可能性があります。最新の上限情報はGeminiの公式ヘルプページで随時確認するようにしましょう。
これだけで差がつく!活用シーン別のシェアアイデア集
「作り方はわかった。でも実際に何に使えばいいかイメージがわかない」という方のために、すぐに試せる具体的な活用シーンを紹介します。
誕生日や記念日では、友人や家族の思い出の写真をGeminiに読み込ませ、「〇〇ちゃんへの誕生日ソング、楽しくて温かい感じで」と指示するだけで、その人だけのプレゼント楽曲が完成します。MP3をそのままメッセージに添付するか、固定URLをLINEで送れば、市販の絵文字グリーティングとはまったく違う感動を届けられます。InstagramリールやTikTokの投稿では、動画の世界観に完全にフィットした著作権フリーのオリジナルBGMとして使えるのが最大の魅力です。流行曲を使えば収益化制限がかかることもありますが、Gemini生成楽曲なら今のところその心配はありません。プレゼンや企画書の発表の場面では、スライドが切り替わる際の数秒のBGMとしてMP3を当て込むことで、聴衆に「この発表はちょっと違う」と思わせるプロフェッショナルな演出ができます。
Geminiならではの「ここまでできるの!?」と驚く応用テクニック

AIのイメージ
Geminiの音楽生成は、「作って共有する」だけで終わらせるのはあまりにもったいない使い方です。他のどのサービスにもないGemini固有の強みを活かした応用ワザを知っておくだけで、体験の質が一段も二段もアップします。
チャットの流れのままアーティスト写真まで作れる連携ワザ
Geminiで楽曲を生成したあと、そのままチャットを続けることで「この曲を歌っているシンガーのアーティスト写真を作って」と追加指示できます。画像生成機能も同じGeminiの画面に統合されているため、「楽曲制作→カバーアート→アーティストのビジュアル設定まで」を一つの会話の流れで完結させることが可能です。他の音楽生成AIサービスでは楽曲ファイルを別ツールに持ち込む手間が発生しますが、Geminiはチャット上で音楽の世界観をどこまでも広げていける点が唯一無二の強みです。たとえば、「さっき作ったアフロビートの曲のシンガーを、カラフルなステージ衣装を着た女性アーティストとして描いて」と続けるだけで、楽曲とビジュアルが統一されたSNS投稿コンテンツが一気に完成します。
Geminiに既存の曲を分析させて理想のプロンプトを逆算してもらう
「こういう雰囲気の曲を作りたいけど、どう表現すればいいかわからない」という場面は意外と多いはずです。そんなときに使えるのが「分析→プロンプト逆算」という手順です。お気に入りの楽曲のMP3ファイルをGeminiに添付し、「この曲の雰囲気に近い楽曲を生成するためのプロンプトを考えて」と頼むと、Geminiが楽曲の要素を分析して適切なプロンプトを提案してくれます。その提案をそのまま音楽生成に使えば、頭の中にあった理想の雰囲気に近い曲が出来上がる可能性が格段に上がります。自分の言語化が苦手な部分をGeminiに補ってもらう、というこの使い方はGeminiのマルチモーダル性能だからこそ実現できるテクニックです。
歌詞を自分で指定する「Lyrics:」構文で完全オリジナル作品を作る
Geminiには、自分で書いた歌詞をそのまま楽曲に組み込む機能があります。プロンプトの中に「Lyrics:」というコードを書き、その後に歌詞を続けるだけです。30秒という尺に合わせて歌詞を短くまとめる必要がありますが、これを活用することで完全なオリジナル歌詞の楽曲が作れます。コーラスに「(go)」のようにカッコ書きでバックコーラスの指示を入れることもでき、より本格的なアレンジが可能です。大切な人へのメッセージを歌詞にして、その人の思い出の写真と組み合わせて楽曲を作るというアイデアは、どんな既製品のプレゼントよりも心に残るギフトになります。
Geminiだから使いたい!場面別コピペ用プロンプト集
Googleの公式ガイドや実際のユーザー体験をもとに、すぐ使えるプロンプトを場面別にまとめました。これをそのままコピーして、自分のシチュエーションに合わせて少し書き換えるだけで、質の高い楽曲生成が始められます。
日常・SNS用プロンプト
SNSのリールやストーリーズに使えるBGMを作りたいときは、動画のテンポと雰囲気を具体的に伝えることがポイントです。以下のプロンプトをそのまま使うか、括弧内を自分の状況に書き換えてみてください。
- 「80年代シンセポップ風で、アップテンポで高揚感のある30秒のインストを作って。夏のドライブシーンに合う明るいサウンドで」
- 「雨の夜に一人で作業しているような、静かで落ち着いたローファイヒップホップを作って。ピアノとドラムのシンプルな構成で、歌なしのインストで」
- 「思わず笑ってしまうような、コミカルでユーモラスな短いBGMを作って。ポップでかわいい雰囲気、楽器はウクレレとグロッケンシュピールで」
プレゼント・お祝い用プロンプト
誕生日や記念日など、特別な人に贈る楽曲を作るときは、相手のことや思い出を具体的に盛り込むほど感動が増します。Lyricsコードを使って自分のメッセージを歌詞にするのも強くおすすめします。
「友達の誕生日のために、明るくてハッピーな曲を作って。Lyrics: Happy birthday to you, hope your dreams come true, today is your day, shine the whole way through(繰り返し)。テンポは早めで、軽やかなポップスタイルで」
「結婚記念日のために、温かくてロマンティックなアコースティックバラードを作って。テーマは長年連れ添ったパートナーへの感謝。しっとりした女性ボーカル入りで、ジャンルは1970年代のシンガーソングライター風」
仕事・プレゼン用プロンプト
「プレゼン資料のスライド切り替え用に、数秒の自然なBGMを作って。インストで、ジャンルはモダンコーポレート。落ち着いたピアノとストリングスで、主張しすぎない上品なサウンドにして」
「オンライン会議が始まるときに流すウェルカムBGMを作って。明るくプロフェッショナルな印象で、ジャズとポップを混ぜたような軽やかな曲調で。ボーカルなしのインスト30秒で」
「うまくいかない!」を一発解決!リアルな体験から学ぶトラブル対処法
Geminiの音楽生成を使っていると、誰でも一度はぶつかる「あれ、なんで?」という場面があります。公式ヘルプに書いていない体験ベースの解決策をまとめました。
【体験談1】「音楽を作成」のボタンがどこにも見当たらない問題
「Geminiを開いてツールを探したけど、音楽を作成という項目がない。もしかして自分のアカウントでは使えないの?」という声は、リリース直後から非常に多く見られています。この問題の原因はほぼ100%「アクティビティの保存」がオフになっていることです。Geminiの音楽生成機能は、Googleアカウントのアクティビティ保存がオンになっていることを利用条件としているため、この設定がオフのままだとツールメニューに項目自体が表示されません。
解決手順はシンプルで、Geminiの画面左側のサイドバーから「アクティビティ」を開き、「Geminiアプリのアクティビティ」の設定をオンにするだけです。設定をオンにしてページをリロードすれば、たいていの場合すぐにツールメニューに「音楽を作成」が現れます。もう一つのチェックポイントは年齢確認で、この機能は18歳以上のみを対象としているため、未成年のアカウントや年齢が未設定のアカウントでは表示されない場合があります。
【体験談2】「なんか指示と全然違う曲になった」問題
「ロックを指示したのにポップスみたいな曲が出てきた」「日本語の歌詞を頼んだのに英語で歌われた」というのも、あるある体験の上位に入ります。これはプロンプトが短すぎるか、日本語指定が曖昧なことが主な原因です。
対策として効果が高いのは、プロンプトの最後に「日本語の歌詞で」「ボーカルは日本語で歌って」とはっきり言語を指定することです。また、Lyria 3はプロンプトが短いと自由に解釈して意外な方向に振れることがある一方で、詳しく書きすぎると逆に複雑すぎて意図が伝わりにくくなることもあります。一番うまくいきやすいのは「ジャンル+テンポ+感情+ボーカル指定」という4要素をセットにした中程度の長さのプロンプトです。それでも納得いかない場合は「再生成」を押して何度か試すことが一番の近道で、同じプロンプトでも毎回微妙に異なる楽曲が生成されます。
【体験談3】「ダウンロードしたMP3が別のアプリで再生できない」問題
これは意外と見落とされがちな問題で、特にiPhoneユーザーに多い体験です。GeminiからダウンロードしたMP3ファイルは、標準の「ファイル」アプリには保存されますが、Appleミュージックには自動登録されないため「いつも使っているミュージックアプリで開けない」と感じる人が多いです。解決策は、「ファイル」アプリから対象のMP3ファイルを長押し→「共有」→「ミュージックに追加」という手順を踏むか、AirDropでMacに送ってからミュージックライブラリに追加する方法が確実です。Androidの場合は「Files by Google」などのファイルマネージャーからダウンロードフォルダを確認し、そのまま音楽プレイヤーアプリで開くのが最もスムーズです。
【体験談4】「共有URLを送ったら相手が聴けなかった」問題
固定URLで楽曲を共有したときに「リンクを開いてみたけどエラーになった」「ログインを求められて聴けなかった」という問題が起きることがあります。これは共有リンクの公開設定とGeminiのログイン要件が絡み合っている問題です。現時点のGeminiの共有リンクは、受け取った相手がGoogleアカウントにログインしていないと再生できないケースがあります。Googleアカウントを持っていない相手や、ログインしたくない相手に聴いてもらいたい場合は、URLシェアよりもMP3ファイルを直接送る方が確実です。LINEやメールなどのメッセージアプリにMP3を添付して送れば、相手側のアカウント状況に左右されずに楽曲を届けることができます。
【体験談5】「生成の制限に達した」と突然表示される問題
無料ユーザーが一番戸惑う場面が、楽しくなってきたタイミングで「生成上限に達しました」と表示されることです。GeminiのLyria 3は無料ユーザーには1日あたりの生成上限が設けられており、その上限に達すると翌日まで待つか有料プランへのアップグレードを促されます。
ここで大切なのは「上限をなるべく無駄にしない」という意識です。具体的には、プロンプトを入力する前にGeminiに「このプロンプトで良いか添削して」と確認させてから生成に進む、という手順を挟むだけで生成の無駄打ちをかなり減らせます。Geminiはチャットで会話できるAIなので、「楽曲生成の前に一度プロンプトを磨くための相談役として使う」という2段階のアプローチが、限られた生成回数を最大限に活かすための賢いやり方です。
Geminiの音楽生成とYouTube Dream Trackの使い分けを知っておこう
Geminiの音楽生成機能と混同されやすいのが、YouTubeの「Dream Track」という機能です。Dream TrackもLyria 3を基盤としており、YouTubeショートのサウンドトラックを生成できます。ただし、Dream TrackはYouTubeショートの動画と紐づける形での使用に特化しており、生成した楽曲を単体でMP3としてダウンロードすることはできません。
一方でGeminiアプリの音楽生成は、楽曲ファイルを自由にダウンロードして手元に保存できるという点で汎用性が高く、LINEでの共有やプレゼン資料のBGMへの活用など、さまざまな用途に持ち回れます。Dream TrackはYouTubeクリエイターとして動画に直接組み込みたい場合に強く、Geminiアプリは楽曲ファイルそのものを使いたい場面に強い、という住み分けがあります。なお、Dream TrackはGlobalへの展開が2026年2月より進んでおり、日本のYouTubeクリエイターも順次利用可能になっています。
ぶっちゃけこうした方がいい!
ここまで読んでくれた方に、個人的に一番伝えたいことを正直に話します。
Geminiの音楽生成で多くの人がやってしまうのが、「生成ボタンを押して、出てきた曲をとりあえず使う」という流れです。それでも一定のクオリティは出るんですが、ぶっちゃけもったいないです。本当に「送って喜ばれる曲」「使えるBGM」を作るには、生成の前にGeminiに相談する1分を惜しまないことが全てです。
具体的には、いきなり音楽生成モードに飛び込む前に、まず普通のチャットで「今度友達の誕生日に送る曲を作りたいんだけど、どんなプロンプトにすればいい?」と聞いてみてください。相手のプロフィールや好きな雰囲気を伝えれば、Geminiが最適なプロンプトを逆算して提案してくれます。AIに相談してからAIで生成する、この「二段階アプローチ」が体感として一番クオリティが上がります。
もう一つ、これは見落とされがちなことなんですが、「再生成を何度か試すこと」を最初からためらわないでほしいです。同じプロンプトでも毎回微妙に違う楽曲が生成されるので、3回試して一番いいものを選ぶ、という気軽なアプローチが実は最短で理想の曲に辿り着く方法です。無料プランでも1日の上限内で複数回試せる余裕はあるので、「1回で決める」という意識を捨てるだけで体験が劇的に変わります。
結局のところ、Geminiの音楽生成は「完璧な1曲を作るツール」ではなく、「その瞬間の感情や記憶を音にして誰かに届けるための新しいコミュニケーション手段」だと思っています。プロの楽曲と比べるのではなく、「ゼロから作った自分だけの音を、誰かに聴かせる喜び」を純粋に楽しむ、そういう使い方が一番長続きするし、相手にも伝わります。難しく考えすぎず、まずは一曲、作って送ってみてください。きっと「なんかいいな」と思ってもらえるはずです。
Geminiの楽曲共有方法に関する疑問に答えます
生成した楽曲はどこまで自由に使えますか?
SNSへの投稿、動画のBGM、個人プロジェクトへの活用といった個人利用の範囲であれば、基本的に自由に使えます。GoogleもこれらのユースケースをLyria 3の主な用途として推奨しています。一方、楽曲そのものを商品として販売したり、他者にライセンスとして提供したりする本格的な商業利用は、現時点の著作権の観点から推奨されません。ビジネスで使う場合は「プロモーション動画のBGM」という形での活用にとどめるのが賢明です。
スマートフォンアプリでも同じ方法でシェアできますか?
はい、基本的な操作は同じです。AndroidとiOSのGeminiモバイルアプリでも、楽曲生成後に「トラックをダウンロード」するか「共有リンクを発行する」という流れは変わりません。ただし、モバイルアプリへの音楽生成機能の展開は段階的に進められているため、アプリのバージョンやお住まいの地域によってはまだ表示されない場合があります。表示されない場合は、パソコンのブラウザ版(gemini.google.com)からアクセスすると確実に利用できます。
SynthIDの電子透かしは削除できますか?
技術的には困難であり、削除しようとすること自体がGoogleの利用規約に反する行為になります。SynthIDは人間の耳には聞こえない不可視の透かしですので、日常的なシェアや聴取において支障になることは一切ありません。「AI製だとバレたくない」という意図での削除は認められていませんが、普通に楽しむ分には全く気にする必要のないものです。
他の音楽生成AI(SunoやUdioなど)と何が違うのですか?
Geminiの最大の差別化ポイントは「マルチモーダル対応」と「Googleエコシステムとの統合」です。SunoやUdioはテキスト入力が基本ですが、GeminiはLyria 3によって写真・動画からも楽曲を生成できます。また、すでにGoogleアカウントを持っていれば新たなアカウント登録が不要で、GmailやGoogleドライブとも連携しやすい点は、日常使いの敷居を大きく下げています。ただし、楽曲の長さが現在30秒に固定されている点はSunoなどと比較してやや制限があり、長尺の楽曲制作を求めるなら他のサービスの検討も必要です。
まとめ
Geminiで生成した楽曲を共有するには、MP4・MP3でのダウンロード共有、固定URLのシェア、SNSへの直接投稿という3つの方法があります。どれも数タップで完結するシンプルな操作ですが、状況に応じて使い分けることで、相手に届く感動や利便性が格段にアップします。
「音楽を作ること」が特別な才能や機材を持つ人だけのものだった時代は、確実に終わりを迎えています。Lyria 3を搭載したGeminiは、あなたの言葉や写真から数秒で楽曲を生み出し、その瞬間の感情や記憶を音として残してくれる存在です。今日、まず一曲作って、一番大切な人に届けてみてください。きっと、音楽との新しい付き合い方が始まります。


コメント