Claude Codeのリモート接続が遅い本当の原因と今すぐ試せる解決策7選!

Claude

「やっと作業が進んでいたのに、なぜかClaude Codeの動きが急にガクッと落ちてきた……」そんな経験はありませんか?特に2026年2月25日にリリースされたばかりのRemote Control機能を使い始めたユーザーから、「接続はできているのに応答が遅い」「ツールを使うたびにフリーズする」「レート制限後に再接続できなくなった」という声が急増しています。

実務でClaude Codeを3ヶ月以上使い倒してきた開発者たちの証言、GitHubのIssueトラッカーに上がっている最新のバグ報告、そして公式のステータスページまで徹底的に調べた結果、「遅い」の原因はたった一つではないことがわかりました。この記事では、その複数の原因を整理し、今日から実践できる解決策をまるごとお伝えします。

ここがポイント!
  • Claude CodeのRemote Controlが遅くなる主な原因はサーバー負荷・セッションデータ肥大化・バックグラウンドプロセスのクラッシュの3つに大別できる。
  • 2026年2月25日リリースのRemote Control機能には既知バグが複数存在し、特にレート制限後の再接続不能問題は現在も修正対応中。
  • モデル選択・コンテキスト管理・プロンプト設計という3つの最適化で、体感速度は劇的に改善できる。
  1. そもそもClaude CodeのRemote Controlとはどんな機能なのか?
    1. Remote Controlの基本的な使い方
  2. Claude CodeのRemote Controlが遅くなる5つの本当の原因
    1. 原因①Anthropicサーバー側の負荷とキャパシティ制約
    2. 原因②セッションデータの肥大化による処理オーバーロード
    3. 原因③バックグラウンドプロセスの定期的なクラッシュ
    4. 原因④コンテキストウィンドウの肥大化
    5. 原因⑤Remote Control固有のバグ(2026年2月時点)
  3. 速度を劇的に改善する7つの具体的な解決策
    1. 解決策①まず公式ステータスページを確認する
    2. 解決策②Claude Codeを最新バージョンに更新する
    3. 解決策③~/.claudeディレクトリの整理
    4. 解決策④/compactコマンドでコンテキストを圧縮する
    5. 解決策⑤モデルをタスクに合わせて使い分ける
    6. 解決策⑥プロンプトを具体的にして余計な推測をさせない
    7. 解決策⑦Remote Control固有のバグへの対処
  4. tmuxを使えばRemote Controlの「10分タイムアウト問題」を完全に回避できる?
  5. CLAUDE.mdを正しく書くだけでRemote Controlの遅さを体感レベルで改善できる
    1. すぐに使えるCLAUDE.mdテンプレート
  6. 現場でよくある「あるある」困り事と体験ベースの解決策
    1. 困り事①Remote Controlで指示を送ったのに応答がずっと来ない
    2. 困り事②長時間セッションで急にClaude Codeの回答の質が落ちる
    3. 困り事③同じ処理をする関数が複数のファイルに作られてしまう
    4. 困り事④バグの原因を探しているうちにClaude Codeが別のバグを生み出す
  7. Claudeだからこそ使えるコーディング特化プロンプト集
    1. スピード重視!実装前の確認を一発で済ませるプロンプト
    2. バグ調査の時間を半分にするデバッグ特化プロンプト
    3. セッション再開時に前回の文脈を瞬時に復元するプロンプト
    4. コードの共通化忘れを防ぐリファクタリング向けプロンプト
  8. Remote Controlを使う前に知っておくべきセキュリティの現実
  9. ぶっちゃけこうした方がいい!
  10. Remote ControlとClaude Codeの速度に関するよくある質問
    1. Remote ControlはProプランで使えますか?
    2. Claude Codeを使うならCursorより遅いって本当ですか?
    3. claude-memを使うと遅くなるって聞いたのですが……
    4. Qwen3 Coder NextなどのローカルLLMをClaude Codeで使うと速くなりますか?
  11. まとめClaude Codeのリモートが遅い問題は「原因の特定」から始めよう

そもそもClaude CodeのRemote Controlとはどんな機能なのか?

AIのイメージ

AIのイメージ

2026年2月25日、Anthropicは待望の新機能「Remote Control」をリリースしました。ターミナルで起動したClaude Codeのセッションを、スマートフォン・タブレット・別のPCのブラウザからリモート操作できる機能です。コーヒーを取りに席を離れている間も、会議の合間にスマホから指示を出している間も、ローカルマシン上でセッションがそのまま動き続けるという、開発者の夢をかなえる仕組みです。

仕組みをざっくり説明すると、セッション自体はあくまでローカルマシン上で実行され続け、Anthropicのインフラを介したセキュアなトンネルによってリモートデバイスとの通信が実現されます。コードやファイルがクラウドへ移動することはなく、ローカルのファイルシステムやMCPサーバー、プロジェクト設定がすべてそのまま維持されます。これは競合ツールのCursorがコードをクラウドへ移行させるアプローチとは根本的に異なる設計思想です。

利用にはClaude ProプランまたはMaxプランへの加入が必要で、2026年2月時点ではResearch Preview(試験的提供)段階のため、TeamプランやEnterpriseプランではまだ使えない点に注意が必要です。APIキー経由での利用も現時点では非対応です。

Remote Controlの基本的な使い方

セットアップ自体はシンプルです。プロジェクトディレクトリに移動してターミナルで「claude remote-control」(省略形は「claude rc」)を実行するだけで、セッションURLとQRコードが表示されます。スマホのカメラでQRコードを読み取るか、表示されたURLをブラウザで開けば接続完了です。すでにClaude Codeセッションが起動中の場合は「/remote-control」または「/rc」コマンドで既存セッションをリモート化できます。

Claude CodeのRemote Controlが遅くなる5つの本当の原因

「遅い」と一口に言っても、その原因は複数あります。自分がどのケースに該当するかを正しく見極めることが、最短で解決するための第一歩です。

原因①Anthropicサーバー側の負荷とキャパシティ制約

最も頻繁に起きる原因の一つが、Anthropicのインフラ側の問題です。特に新機能のリリース直後や、米国のユーザーがオンラインになる時間帯には、サーバーへのリクエストが集中してレスポンスタイムが大幅に悪化することがあります。通常なら数秒で返ってくる応答が、数十秒〜数分かかるようになるのはこのケースの典型的な症状です。

公式のClaude Statusページ(status.claude.com)では、直近のインシデントとその対応状況がリアルタイムで確認できます。2026年2月26日には、Windowsユーザーを対象に「.claude.jsonへの書き込み競合」バグが発生し、Claude Code 2.1.59から2.1.61にかけて深刻なパフォーマンス低下が記録されました。同日には「製品全体での使用量レポートの障害」も発生しており、短期間に複数のインシデントが重なることもあります。

原因②セッションデータの肥大化による処理オーバーロード

2026年2月初頭にGitHubのIssueトラッカーで多数報告された問題が、~/.claudeディレクトリ内のセッションデータ肥大化です。大量のセッション履歴や複数のサブディレクトリが蓄積されると、Claude Codeが起動時や応答生成時にそれらを全件スキャンしようとして、応答に10分以上かかるケースや完全にフリーズするケースが報告されています。特にSDKを併用しているユーザーで被害が拡大しやすく、エージェントから生成された大量のデータがClaude Codeにも読み込まれてしまう構造的な問題があります。

原因③バックグラウンドプロセスの定期的なクラッシュ

claude-memなどのメモリ拡張プラグインを使っている場合に特有の問題です。2026年2月23日に報告された事例では、claude-memのWorkerプロセスが約2分おきに静かにクラッシュし、エラーメッセージも表示されないまま次のツール呼び出し時に再起動を繰り返していたことが判明しました。この再起動の待機時間(1回あたり10〜15秒程度)が積み重なり、「ツールを使うたびに遅くなる」「突然フリーズする」という症状として現れていたのです。PCのスペックのせいだと思って新しいマシンに買い替えても解決しなかった、という笑えない話まで実際に起きています。

原因④コンテキストウィンドウの肥大化

これはRemote Controlに限らず、Claude Code全般の速度低下として多くの開発者が経験している問題です。会話が長くなるにつれて処理すべきトークン数が雪だるま式に増加し、それぞれのレスポンス生成に時間がかかるようになります。特にOpusモデルを使用している場合は、Sonnetと比較してレスポンスのばらつきが大きくなりやすいという報告がRedditコミュニティからも多数上がっています。

原因⑤Remote Control固有のバグ(2026年2月時点)

リリースから数日しか経っていないため、既知のバグがいくつか存在します。2026年2月27日にGitHubに新規登録されたIssue #29219では、「レート制限(”You’ve hit your limit”)に達した後、制限がリセットされてもRemote Controlの接続が復旧しない」という深刻なバグが報告されています。セッション全体を再起動しない限り接続が戻らないため、長時間の作業中に制限に引っかかると最初からやり直しになってしまいます。また、Pro/Maxの個人アカウントで「Contact your administrator」というエラーが出る問題も既知のバグとして認識されており、一度ログアウト・再ログインすることで解消できるケースが多いです。

Windowsユーザーには、ワークスペースの信頼設定(~/.claude.json内のhasTrustDialogAccepted)が正しく記録されずに「Workspace not trusted」エラーが出るケースも報告されています。これはバックスラッシュとスラッシュのパス記法の混在が原因で、設定ファイルを直接編集することで解決できます。

速度を劇的に改善する7つの具体的な解決策

原因が複数あるということは、試せる対処法もそれだけ豊富にあるということです。自分の状況に合わせて試してみてください。

解決策①まず公式ステータスページを確認する

何よりも先に、status.claude.comでAnthropicのサービス状態を確認しましょう。インフラ側の問題であれば、自分でできることは何もなく、待つ以外の選択肢がありません。逆に言えば、サーバー問題だと分かれば余計な試行錯誤で時間を無駄にせずに済みます。

解決策②Claude Codeを最新バージョンに更新する

ターミナルで「claude update」を実行して最新バージョンに更新してください。2026年2月26日のWindowsの書き込み競合バグはバージョン2.1.61で修正済みです。過去のバグが修正されていることも多いため、定期的なアップデートは基本中の基本です。

解決策③~/.claudeディレクトリの整理

セッションデータが肥大化している場合は、~/.claudeディレクトリ内の古いセッションファイルを整理することで劇的に改善するケースがあります。ただしセッション履歴はすべて削除されてしまうため、必要なものがあればバックアップを取ってから実施してください。特に、SDKエージェントと同じフォルダでClaude Codeを使っているユーザーは要注意です。

解決策④/compactコマンドでコンテキストを圧縮する

長時間のセッションで応答が遅くなってきたら、「/compact」コマンドを実行してみましょう。会話履歴をサマリーとして圧縮しながら重要なコンテキストを保持するため、処理するトークン数を大幅に削減できます。それでも改善しない場合は「/clear」で会話をリセットするのも有効です。

解決策⑤モデルをタスクに合わせて使い分ける

複雑な作業には高品質なOpusやSonnetが必要でも、シンプルな質問や構文確認程度のタスクには「/model haiku」で高速なHaikuに切り替えるだけで体感速度が大きく変わります。セッションを再起動せずにモデルを切り替えられるのがClaude Codeの便利な点です。コストの観点からも、MAXプランでリクエストを多消費するOpusを常用するより、Haikuと使い分けるほうが賢い使い方と言えます。

解決策⑥プロンプトを具体的にして余計な推測をさせない

「このコードを直して」といった曖昧な指示は、Claude Codeに問題の特定から解決まで多くのステップを踏ませることになり、結果として時間がかかります。「handleSubmit関数のuserパラメータにnullチェックを追加して」のように具体的に指示するだけで、応答速度と品質が同時に向上します。設計と判断を人間が行い、実装をAIに任せるという役割分担を意識することが、Claude Codeを速く・賢く使うための根本原則です。

解決策⑦Remote Control固有のバグへの対処

レート制限後に接続が切れた場合は、現時点ではセッションを完全に終了して再起動するしか方法がありません。この問題は公式のGitHub Issue #29219として報告済みで、修正待ちの状態です。「Contact your administrator」エラーが出た場合は、ターミナルでClaudeからログアウトして再ログインを試みてください。Windowsの「Workspace not trusted」エラーは~/.claude.jsonのhasTrustDialogAccepted設定を手動でtrueに変更することで解消できます。

tmuxを使えばRemote Controlの「10分タイムアウト問題」を完全に回避できる?

AIのイメージ

AIのイメージ

Remote Controlを使っていて最も現場で困るのが、ネットワーク断が約10分続くとセッションが自動終了してしまう問題です。地下鉄の移動中、トンネルに入るたびにハラハラする。これ、地味にストレスですよね。

この問題に対して、現場のエンジニアたちがたどり着いた現実的な解決策がtmuxとの組み合わせです。やり方は単純で、Claude Codeを直接起動するのではなく、まずtmuxセッションを立ち上げてその中でClaude Codeを起動する。そしてRemote Controlを有効にしてからtmuxをデタッチ(切り離し)する、という流れです。こうするとターミナルアプリ自体を閉じてもClaude Codeのプロセスが生き続けるため、10分以上のネットワーク断でもマシンの電源さえ入っていればセッションが持続します。

ただし一点注意があります。現在のRemote Controlは「–dangerously-skip-permissions」フラグが実質的に機能しないことが報告されています。オプションとして渡してもエラーにはなりませんが、効果がありません。つまりRemote Controlセッション中にClaude Codeが何らかのアクション(ファイルの書き込みやコマンド実行など)を行うたびに、スマホ画面上で承認を求めるプロンプトが表示されます。「長時間タスクを放置しておきたい」という用途では、この承認待ちが積み重なって思ったより作業が進まない、という現実があります。現時点ではPlan modeで計画を先にまとめて承認を一括で済ませてから実行に移る、という工夫が有効です。

CLAUDE.mdを正しく書くだけでRemote Controlの遅さを体感レベルで改善できる

速度の問題を語るうえで、実は見落とされがちな最重要ポイントがあります。それがCLAUDE.mdの存在です。

CLAUDE.mdとは、Claude Codeがセッション開始時に自動的に読み込む特殊なファイルで、プロジェクトのルートディレクトリに置くだけで機能します。「このプロジェクトでは○○という命名規則を使う」「テストは必ずxxx形式で書く」「バグ修正の前に必ず計画を提示して承認を待つ」といった指示を一度書いておけば、毎回同じ説明を繰り返す必要がなくなり、最初の1トークン目から的確な応答が返ってくるようになります。

これがRemote Controlの速度に直結する理由は、曖昧なプロンプトは無駄なターン数を増やすからです。スマホ画面から指示を出す際、細かいコンテキストを毎回打ち込むのは現実的ではありません。CLAUDE.mdにプロジェクト固有の前提知識を書いておくことで、Remote Controlから送る指示は「ユーザー登録画面のバリデーションを追加して」の一言だけで済むようになります。往復のターン数が減れば、その分だけ実質的な体感速度は上がります。

CLAUDE.mdに書くべき内容として特に効果が高いのは、コーディングスタイル・よく使うコマンド・使い回すコンポーネントやサービスの場所・そしてClaude Codeに「実装前に必ずタスク計画を箇条書きで提示してOKを待つ」という承認フローの明示です。特に最後の点は、Remote Controlでスマホから監視している際に「気づかないうちに意図しない変更が大量に加えられていた」という事態を防ぐために非常に重要です。

すぐに使えるCLAUDE.mdテンプレート

以下は実務で効果が高いと報告されているCLAUDE.mdの骨格です。プロジェクトに合わせてカスタマイズしてご活用ください。

【プロジェクト基本情報セクション】には、使用言語・フレームワーク・主要な依存ライブラリのバージョン、よく使うnpm/pnpmコマンド(dev・test・buildなど)、ファイル構成の概略、環境変数の有無と場所を記載します。

【コーディング規約セクション】には、命名規則(コンポーネント名はPascalCase、関数はcamelCaseなど)、コメントの言語(日本語か英語か)、テストファイルの命名パターン、型定義の方針を書きます。

【Claudeへの行動指針セクション】が最も重要です。「実装前に必ず変更内容を箇条書きで提示してOKを待つ」「既存のコンポーネントを使い回す場合はどのファイルにあるかを確認してから実装する」「バグ修正の際はフロントエンドだけでなくバックエンドも疑う」「一つの指示で複数ファイルを変更する場合は先に全ファイルのリストを提示する」といった指示を入れることで、Claude Codeの自律的な暴走を防ぎながら効率を最大化できます。

現場でよくある「あるある」困り事と体験ベースの解決策

理論より実践です。実際にClaude Codeを使い込んでいるエンジニアたちが「これ、本当に困った……」と感じる場面と、そこから導き出した解決策を正直にまとめます。

困り事①Remote Controlで指示を送ったのに応答がずっと来ない

スマホから指示を送ったあと、画面がずっとローディング状態のまま固まる。これ、実はClaude Codeがスマホ側の入力を待っているのではなく、承認待ちのプロンプトがターミナル側に出ていることが原因であるケースが多いです。ターミナルに戻ると「このファイルを削除していいですか?y/n」みたいな確認が待っていた、なんてことは頻繁に起きます。

対処策は二つあります。一つは前述の通りCLAUDE.mdに「自動承認してよい操作の範囲」を明示しておくこと。もう一つは、Remote Controlセッションを開始する前に/configでautoAcceptEditsをtrueに設定することです。ただしこれは誤操作のリスクも上がるため、本番環境に近いリポジトリでは慎重に使う必要があります。

困り事②長時間セッションで急にClaude Codeの回答の質が落ちる

3〜4時間ほど連続で使い続けると、最初は的確だったコード提案が急にズレてくる。文脈が蓄積されすぎてClaude Codeが混乱しているような挙動を示すことがあります。これはコンテキストウィンドウの限界に近づいているサインです。

このとき多くのユーザーがやってしまいがちな失敗が「/clearで全部消してしまう」こと。全消去すると、それまで積み上げてきたプロジェクト理解まで吹き飛んでしまいます。正解は「/compact」でサマリー圧縮してから継続することです。compactはキーコンテキストを保持しながら会話を要約してくれるので、品質の低下を抑えながらトークン数を削減できます。それでも改善しない場合は、CLAUDE.mdとGitの最新差分情報を渡しながら新しいセッションを立ち上げるのが最も効率的です。

困り事③同じ処理をする関数が複数のファイルに作られてしまう

「A画面を実装して」「次にB画面を実装して」と別々のセッションで指示すると、構造的に同じロジックが別々の関数として重複して作られてしまう。これはClaude Codeがセッションをまたぐと前の実装を覚えていないという根本的な特性に起因します。

現場で最も効果的だった対処法は「AとBを一度の指示でまとめて実装させる」ことです。同じ構造のものは同一セッション内で一気に作らせると、Claude Codeは自然に共通化を図ります。どうしてもセッションをまたぐ必要がある場合は、実装計画をファイルに書き出して保存しておき、次のセッション開始時に「この計画ファイルを読んでから実装を再開して」と指示するのが効果的です。

困り事④バグの原因を探しているうちにClaude Codeが別のバグを生み出す

フロントエンドのバグを直そうとClaude Codeがあれこれいじっているうちに、関係ないファイルまで変更されて新しいバグが発生する。これは特にRemote Controlで監視しているときに気づきにくく、気づいたときにはGitの差分が大変なことになっていた……という事態が実際に起きています。

この問題への根本的な解決策はGitとの組み合わせです。Claude Codeに作業を任せる前に必ずコミットしておき、作業の区切りごとに「変更したファイルの一覧を教えて」と確認する習慣をつけることが重要です。また、CLAUDE.mdに「一つの指示で10ファイル以上変更する場合は必ず事前に計画を提示する」と書いておくと、予期しない広範な変更を事前に察知できます。

Claudeだからこそ使えるコーディング特化プロンプト集

ここでは、Claude Codeの動作特性を深く理解したうえで設計された、実際の開発現場で効果が確認されているプロンプトをシーン別にご紹介します。コピペして使えるよう具体的に書いています。

スピード重視!実装前の確認を一発で済ませるプロンプト

Remote Controlでスマホから指示を出すとき、長文を打つのは現実的ではありません。そこで事前の確認を一発で完結させるプロンプトが役立ちます。

「この変更を実装する前に、①変更するファイルのリスト、②変更の概要、③リスクのある箇所、の3点を箇条書きで教えて。OKと返したら実装を開始して。」

これを使うことで「いつの間にか大量のファイルが変更されていた」という事態を防ぎつつ、一度の承認で作業を進められます。

バグ調査の時間を半分にするデバッグ特化プロンプト

フロントエンドの症状を伝えるだけでバックエンドまで含めた原因調査をしてくれるプロンプトです。

「画面上では○○という症状が出ている。フロントエンドだけでなくバックエンドも含めて、原因として考えられる可能性を優先度順にリストアップして。調査が必要なファイルと確認コマンドも教えて。修正は私がOKを出してから始めて。」

この「修正はOKを出してから」という一文が肝心です。Claude Codeは優秀なので、調査中にそのまま「直しちゃいますね」と修正を始めてしまうことがあります。原因の特定と修正の実行を人間がコントロールすることで、的外れな修正による二次被害を防げます。

セッション再開時に前回の文脈を瞬時に復元するプロンプト

Remote Controlでセッションが途切れてしまった後、新しいセッションで作業を再開する際のプロンプトです。

「以下の情報を読んで今のプロジェクトの状況を把握して。。直近のGit差分は。前回のセッションで取り組んでいたタスクは『○○』で、△△まで完了している。次は□□を実装したい。作業を再開する前に、私の認識と一致しているか確認して。」

このプロンプトの本質は「AIに文脈を一方的に渡すのではなく、認識の確認をさせる」点にあります。Claude Codeが誤解したまま作業を進めることを防ぎ、最初の数ターンを使って方向性を合わせることで、長期的には圧倒的に効率が上がります。

コードの共通化忘れを防ぐリファクタリング向けプロンプト

複数の画面や機能を実装した後、重複コードが生まれていないかを確認するプロンプトです。

「現在のコードベースを読んで、同じ処理をしている関数やコンポーネントが複数存在していないか確認して。重複がある場合は一覧で教えて。共通化の提案も合わせて出して。実際のリファクタリングはOKを出してから始めて。」

Remote Controlを使う前に知っておくべきセキュリティの現実

「スマホからローカルマシンに接続できる」と聞くと、セキュリティが不安になる方も多いと思います。正直に言うと、不安になる感覚は正しいです。仕組みを理解した上で使うことが重要です。

技術的な仕組みとして、Remote ControlはローカルマシンからのアウトバウンドHTTPS接続のみを使います。インバウンドのポートは一切開かないため、外部からのポートスキャンや直接攻撃を受けるリスクは低く、NAT環境や企業のファイアウォール内でもVPN設定なしで動作します。実際にやり取りされるのは「あなたが入力したメッセージ」と「Claudeが生成したツール実行結果」だけで、ソースコードそのものがAnthropicのサーバーを通ることはありません。

ただし2026年2月26日に公開されたセキュリティレポートでは、Claude Codeに関連する複数の脆弱性が明らかになっています。特に信頼されていないリポジトリを開いた際にAPIキーが漏洩する可能性があるCVE-2026-21852は、バージョン2.0.65で修正済みです。Remote Controlを安全に使うための実践的なルールとして、「claude updateで常に最新版を使う」「信頼できないリポジトリではClaude Codeを起動しない」「APIキーを環境変数に直書きしない」の3点は最低限守る必要があります。

ぶっちゃけこうした方がいい!

ここまで読んでくださった方には正直に言います。個人的にはこうしたほうが、ぶっちゃけ楽だし効率的だと思っています。

Remote Controlの「遅い・繋がらない・フリーズする」問題の9割は、機能そのものの問題というよりも、Claude Codeとの付き合い方の設計ミスから来ています。要は、スマホからポチポチ指示を送りながら「もっと速く動いてくれ」と祈るのではなく、デスクにいる間に設計をしっかり詰めて、外出中はClaude Codeを「監視するだけ」の状態に持っていくことが本当のゴールです。

具体的にどういうことかというと、朝デスクでClaude Codeを立ち上げたら、まず今日やりたいことをCLAUDE.mdに書き込んでから、作業計画をClaude Codeに提示させて承認する。そこからRemote Controlを起動して、あとはスマホで進捗を眺めながら承認ボタンを押すだけ。これが現実的な最強ワークフローです。

「速い・遅い」という話の本質は、結局のところ「Claude Codeに無駄なことを考えさせているかどうか」に尽きます。CLAUDE.mdで前提を共有して、具体的な指示でターン数を減らして、モデルをタスクに合わせて選ぶ。これだけで体感速度は劇的に変わります。ツールの進化を待つより先に、自分の使い方を進化させる。それが今この瞬間、最もコスパの高い投資です。

Remote Controlはまだリリースから数日のResearch Preview段階です。バグはあります。制限もあります。でもその荒削りな状態でこれだけ「使える」と感じさせてくれる機能は、完成形になったときに確実に開発スタイルを変えます。今のうちに使い倒して知見を積んでおくことが、半年後・一年後に差がつく唯一の方法ではないでしょうか。

Remote ControlとClaude Codeの速度に関するよくある質問

Remote ControlはProプランで使えますか?

2026年2月時点ではMaxプランが必要ですが、Proプランへの対応も近日中に予定されているとアナウンスされています。ただしTeam/Enterpriseプランでの対応はまだ未定です。なお、APIキー経由での利用はRemote Controlに対応していないため、Pro/Maxのサブスクリプションアカウントでのログインが必須です。

Claude Codeを使うならCursorより遅いって本当ですか?

ベンチマークの結果を見ると、特定の条件下でClaude CodeがClaude Chat(ブラウザ版)より4倍以上遅くなるケースが報告されています。これはClaude Codeがファイルの読み書きや確認などのアクションを逐次実行するためで、速度だけを見れば不利な場面もあります。ただし、複数ファイルにまたがる複雑なリファクタリングや、長期的なプロジェクト管理においては、コンテキストを保持したまま自律的に作業を進める能力がClaude Codeの真価です。「速さ」と「自律性」のどちらを優先するかによって、最適なツールの選択は変わります。

claude-memを使うと遅くなるって聞いたのですが……

claude-memのWorkerプロセスが定期的にクラッシュ・再起動を繰り返すことで遅延が生じるケースが報告されています。この症状が出ている場合は、まずclaude-memのバージョンを確認し、最新版に更新してみてください。それでも改善しない場合は、claude-memを一時的に無効化して症状が消えるかどうかを確認することで、原因の切り分けができます。

Qwen3 Coder NextなどのローカルLLMをClaude Codeで使うと速くなりますか?

環境変数でANTHROPIC_BASE_URLを指定することで、vLLMやLM Studioなどのローカルエンドポイントに接続することも可能です。DGX Spark互換機にQwen3 Coder Nextをvllmで動かした場合、4並列リクエストで100tok/s超えを達成したという実例もあります。ただし、タスクの複雑さによっては完成品の品質やデバッグ効率でClaude Opusに大きく劣るケースもあるため、シンプルなMCPクエリや簡単な実装タスクに限定して使い、複雑な問題にはClaude本体を使うという使い分けが現実的です。

まとめClaude Codeのリモートが遅い問題は「原因の特定」から始めよう

Claude CodeのRemote Controlが遅くなる原因は、サーバー負荷・セッションデータ肥大化・バックグラウンドプロセスのクラッシュ・コンテキスト過多・既知バグの5種類に整理できます。症状が似ていても原因が異なれば対処法もまったく変わってくるため、闇雲に試すのではなくまず公式ステータスページを確認してサーバー問題かローカル問題かを切り分けることが解決への近道です。

実務での経験が積み上げてきた教訓は明確です。設計と判断は人間が担い、実装はAIに任せるという役割分担を徹底すること、プロジェクトの複雑さを人間が理解できる範囲に保つこと、そしてAIツールの動きに違和感を覚えたときに問題の所在を見抜く技術的な目を持ち続けることが、Claude Codeを本当に速く・賢く使いこなすための本質です。

Remote Controlはリリースからまだ数日しか経っておらず、既知バグへの修正対応が現在進行中です。GitHubのIssueトラッカーと公式ステータスページを定期的にチェックしながら、ツールの進化に合わせて使い方もアップデートしていきましょう。

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