AIにコードを書かせたはいいけど、思っていたのと全然違う結果になってしまった…そんな経験ありませんか?実装が終わってから「やっぱりこの設計じゃダメだった」と気づいて、何時間もかけた作業が水の泡に。特にプログラミング初心者にとって、AIコーディングツールは便利だけど、コントロールが難しいと感じることが多いはずです。
そんな開発者の悩みを解決するのが、ClaudeCodeに搭載されたプランモードです。このモードを使えば、AIがまず実装計画を作成し、あなたがそれを承認してからコーディングを開始するため、手戻りを劇的に減らすことができます。実際に、適切に使いこなせば開発効率が3倍以上になることも珍しくありません。
この記事では、ClaudeCodeプランモードの基本から応用まで、初心者でもすぐに実践できる7つのテクニックを詳しく解説していきます。
- プランモードは読み取り専用環境で安全に設計と分析を行う革新的機能である
- Shift+Tabを2回押すだけで起動でき、専用のサブエージェントが計画を立案してくれる
- SubAgentやCheckpointsと組み合わせることで、さらに強力な開発ワークフローを構築できる
- ClaudeCodeプランモードとは?AIが設計図を描く革新的機能
- プランモードの3つの進化!サブエージェントからファイル保存まで
- プランモードの起動方法と基本操作!今すぐ使える実践ガイド
- 開発効率を3倍にする!プランモードの7つの実践テクニック
- プランモードをさらに強化!SubAgentとCheckpointsとの連携術
- コピペですぐ使える!プランモード専用プロンプト集12選
- 実体験から学ぶ!プランモードでよくハマる5つの落とし穴と解決策
- 上級者向け設定テクニック!.claude/settings.jsonの最適化
- プランモードの限界を知ろう!使うべき場面と避けるべき場面
- ぶっちゃけこうした方がいい!
- プランモードに関するよくある疑問を解決!Q&A形式で徹底解説
- まとめプランモードで開発の質とスピードを同時に向上させよう
ClaudeCodeプランモードとは?AIが設計図を描く革新的機能

AIのイメージ
ClaudeCodeのプランモードは、2025年6月11日にリリースされた比較的新しい機能です。従来のAIコーディングツールは、指示を出すとすぐにコードを生成し始めるため、完成形とのズレが生じやすいという課題がありました。まるで、詳細な設計図なしに家を建て始めるようなものです。
プランモードは、この問題を根本から解決します。読み取り専用モードとして動作し、ファイルの編集やコマンド実行を一切行わず、コードベースの分析と計画策定に専念できるのです。つまり、AIが実際にコードを書く前に、まず「どう実装するか」を詳細に計画し、あなたに提示してくれるわけです。
プランモードで実行できることは以下の通りです。
- ファイルの読み取りと検索(Read、Grep、Glob)
- コード構造の分析と依存関係の把握
- Web検索による最新情報の取得
- 詳細な実装計画の作成
一方で、以下のような操作は実行できません。
- ファイルの編集、削除、作成
- Bashコマンドの実行
- パッケージのインストール
- データベース操作
この制約により、プランモードは安全に実装方針を検討できる環境を提供します。経験豊富なエンジニアが実装前に設計を考えるのと同じように、AIも計画段階で慎重に分析を行うのです。
プランモードの3つの進化!サブエージェントからファイル保存まで
プランモードは、リリース以降も継続的に改善されており、より正確で実用的な計画を立てられるようになっています。特に重要な進化は以下の3つです。
進化1プラン専用サブエージェントの導入
v2.0.28から、プランモード時にはプランサブエージェントという専用のAIアシスタントが使用されるようになりました。このサブエージェントは、より強力なSonnetモデルを使用しており、ファイル検索、コード構造の分析、コンテキストの収集に特化しています。
プランサブエージェントが動作していることは、ログに「Plan(xxx)」という形式で表示されることで確認できます。Ctrl+Oを押してログの表示を切り替えると、プランサブエージェントに渡されるプロンプトの内容まで確認可能です。
進化2不明点をユーザーに確認する機能
v2.0.21から、プランモードの途中で不明な点がある場合に、ユーザーに質問する機能が追加されました。ユーザーから提供されたプロンプトだけでは不十分な場合、ClaudeCodeはプランの実行を続行する前に質問します。
質問はラジオボタンやチェックボックスで回答できる形式で表示され、選択肢から選ぶほか、自由記述で回答することもできます。例えば「タスク編集・削除機能の実装」という指示に対して、「タスク編集ダイアログで、どのフィールドを編集可能にしますか?」といった具体的な質問が表示されることがあります。
この機能により、ユーザーの要求をより正確に把握したり、ユーザー自身が見落としていた要件を明らかにできるようになりました。
進化3計画のファイル保存と仕様書化
v2.0.34からは、プランモードの計画を~/.claude/plans/xxx.mdに保存するようになりました。以前のプランモードでは、実装の計画概要をユーザーに提供して承認してもらうだけでしたが、計画をファイルに保存するようになってからは大きく変わりました。
現在の計画ファイルには、以下のような内容が含まれています。
- 実装のステップバイステップガイド
- 具体的なコード例とスニペット
- 技術的な判断の根拠
- テスト戦略と受け入れ基準
これは、AWSが開発したエディタ「Kiro」で採用されている仕様駆動開発(Specification-Driven Development, SDD)の考え方に近いものです。仕様書をベースにして開発を進めることで、方向性のブレを最小限に抑えられます。
プランモードの起動方法と基本操作!今すぐ使える実践ガイド
プランモードの起動は非常に簡単です。以下の手順で試してみましょう。
起動方法
ClaudeCodeを起動した状態で、Shift+Tabキーを2回素早く押すだけです。画面下部に「Plan Mode」と表示されれば、プランモードが起動しています。
モードの切り替えは以下のように循環します。
- Normal Mode(通常モード編集前に確認)
- Edit Automatically(自動編集モードファイル編集を自動承認)
- Plan Mode(プランモード計画のみ作成)
- Normal Modeに戻る
基本的な使い方の流れ
プランモードを起動したら、以下の流れで作業を進めます。
- 具体的なタスクを指示する「ユーザー認証機能を追加して。think hardで計画を立てて」のように、できるだけ詳細に伝えましょう。
- 計画を確認するAIが作成した計画が表示されます。実装のステップ、必要なファイル、技術的な判断などが詳細に記載されています。
- 修正が必要なら指示する計画に問題があれば、「この部分は〇〇のように変更してほしい」と具体的に修正を依頼できます。
- 計画を承認する問題がなければ計画を承認します。ClaudeCodeは自動的に実装を開始します。
- 実装後の確認生成されたコードを確認し、必要に応じて細かい調整を行います。
プランモードの終了方法
プランモードを終了するには、もう一度Shift+Tabキーを押すだけです。これでNormal Modeに戻ります。
開発効率を3倍にする!プランモードの7つの実践テクニック
ここからは、プランモードを最大限に活用するための具体的なテクニックを7つ紹介します。
テクニック1具体的で明確な指示を出す
AIは曖昧な指示を理解するのが苦手です。「Webサイトを作って」ではなく、「会社の紹介Webサイトを作ってください。トップページには会社概要、サービス紹介、お問い合わせフォームを設置し、デザインはシンプルで信頼感のあるものにしてください」のように、具体的に指示することで、AIはより正確な計画を立てられます。
テクニック2think hardやultrathinでAIの思考を深化させる
プランモードでは、指示に「think hard」や「ultrathink」といったキーワードを追加することで、AIがより深く考察した計画を立てるようになります。
- think基本的な思考レベル
- think hardより詳細な分析
- think harderさらに慎重な検討
- ultrathink最も深い思考レベル
複雑なタスクや重要な実装の場合は、「ultrathink」を使うことをおすすめします。
テクニック3すり合わせは3往復までに抑える
プランモードでのすり合わせが3往復を超えそうになったら、その時点での最良の方針で一旦実装させることをおすすめします。議論を重ねすぎると、コンテキストが膨らみすぎてClaudeCodeの精度が悪くなることがあるからです。
大枠をすり合わせて実装し、細かい部分は後から修正する方が効率的です。
テクニック4CLAUDE.mdで事前にプロジェクト情報を共有する
ClaudeCodeは起動時にCLAUDE.mdというファイルを読み込みます。このファイルにプロジェクトの情報やClaudeCodeへの振る舞いの希望を記述しておくと、より正確な計画を立ててくれます。
CLAUDE.mdに記載すべき要素は以下の通りです。
- プロジェクトの概要と目的
- 使用している技術スタック(例「Laravel v10.0」)
- コーディング規約やスタイルガイド
- 避けるべきアンチパターン
ただし、余計なコンテキストが増えるとLLMの性能が悪くなるため、CLAUDE.mdは短く保つようにしましょう。
テクニック5プランモードの後は自動編集モードで効率化
プランモードで計画を承認した後は、Shift+Tabを1回押して自動編集モード(Edit Automatically)に切り替えると、実装が一気に進みます。
自動編集モードでは、ファイル編集の度に確認を求められないため、ClaudeCodeが計画に基づいて自動的にコードを生成してくれます。最後にdiffで変更内容を確認すればOKです。
テクニック6実装が方向性を間違えたら即座にやり直す
実装してみて「やっぱり違うな」と思ったら、それまでの実装を捨てて、すぐにプランモードに戻って再度すり合わせを行い、再実装させましょう。
プランモードなら、すり合わせの時間はせいぜい5分程度です。一度実装した内容をやり直すことに対する心理的なハードルが低いのが、プランモードの大きなメリットです。
テクニック7品質管理ツールを組み合わせる
ClaudeCodeへのタスク指示時に「Test・Linter・Formatterがパスすること」を明示することで、各種品質管理ツールをパスするまで実装を繰り返させることができます。
AIに仕様やコーディング規約を守れているかを確認させるのではなく、ツールを使って機械的に確認させるようにしましょう。これにより、コードの品質を担保しながら、効率的に開発を進められます。
プランモードをさらに強化!SubAgentとCheckpointsとの連携術
プランモードは単体でも強力ですが、ClaudeCodeの他の機能と組み合わせることで、さらに効果を発揮します。
SubAgentとの組み合わせ
SubAgent(サブエージェント)は、2025年7月25日にリリースされた機能で、複数のAIが役割分担してタスクを処理する仕組みです。各SubAgentは独立したコンテキストウィンドウを持ち、カスタムシステムプロンプトと専用のツールセットで動作します。
プランモードと組み合わせる際の典型的なワークフローは以下の通りです。
- プランモードで全体設計プランモードで実装の全体像を計画する
- SubAgentに専門タスクを委任フロントエンド開発、バックエンドAPI構築、テストコード生成など、それぞれの専門SubAgentに並列で作業を委任する
- 結果を統合各SubAgentからの結果を統合し、最終的な実装を完成させる
例えば、オープンソースのAwesome Claude Code Subagentsリポジトリには、100種類以上の専門SubAgentが収録されており、すぐに使えます。
Checkpointsとの組み合わせ
Checkpoints(チェックポイント)は、2025年9月30日にリリースされた機能で、ClaudeCodeがファイルを編集する前に自動的にコードの状態を保存します。
プランモードとCheckpointsを組み合わせることで、以下のような安全な開発フローが実現します。
- プランモードで計画作成
- Checkpointが自動保存実装開始前の状態が自動的に保存される
- 実装を実行
- 結果が期待と違う場合Escキーを2回押すか/rewindコマンドで、コードのみ、会話のみ、または両方を以前の状態に戻せる
このCheckpoints機能により、失敗を恐れずに大胆な実装にチャレンジできるようになります。もし方向性が間違っていても、数秒で元に戻せるからです。
コピペですぐ使える!プランモード専用プロンプト集12選

AIのイメージ
プランモードを使いこなすには、効果的なプロンプトが不可欠です。ここでは、実際の開発現場で即座に使える実践的なプロンプトを12個紹介します。
新機能開発向けプロンプト
基本的な機能追加の場合は、以下のプロンプトが効果的です。
「ユーザープロフィール編集機能を追加してください。ultrathinで以下の要件を満たす詳細な計画を立ててください。要件ユーザー名、メールアドレス、プロフィール画像の編集が可能。バリデーションはLaravelの標準機能を使用。既存のユーザーモデルとの整合性を保つこと。セキュリティ面での懸念点があれば指摘してください。」
API開発の場合は、以下のように指示します。
「RESTful APIエンドポイントを設計してください。think harderで計画を立案し、以下を含めてくださいエンドポイント一覧(URL、HTTPメソッド、パラメータ)、レスポンス形式(JSON)、エラーハンドリング方針、認証方式(JWT)、レート制限の実装方法。OpenAPI仕様も生成してください。」
リファクタリング向けプロンプト
既存コードの改善には、段階的なアプローチが有効です。
「現在のUserControllerをリファクタリングする計画を立ててください。ultrathinで以下を考慮責務の分離(Service層の導入)、テストカバレッジの向上、パフォーマンスの最適化、コードの可読性向上。変更による影響範囲を明確にし、段階的な実装計画を提示してください。既存の機能を壊さないことが最優先です。」
パフォーマンス改善に特化したプロンプトはこちらです。
「データベースクエリのN+1問題を解決する計画を立ててください。think hardで以下を分析現在のクエリパターンの特定、Eager Loadingの適用箇所、インデックスの追加提案、キャッシュ戦略。改善前後のパフォーマンス指標も予測してください。」
バグ修正向けプロンプト
バグ修正時は、根本原因の分析が重要です。
「ログイン後にセッションが保持されない問題を解決する計画を立ててください。ultrathinで以下を調査セッション設定の確認、ミドルウェアの動作確認、Cookie設定の検証、CORS設定の確認。再発防止策も含めた包括的な計画を提示してください。」
テスト作成向けプロンプト
テストコードの作成は、計画段階で網羅性を確保することが重要です。
「UserAuthenticationモジュールの包括的なテスト計画を立ててください。think harderで以下をカバーユニットテスト(正常系・異常系)、統合テスト、エッジケースの洗い出し、モックの使用方針、テストデータの準備方法。テストカバレッジ90%以上を目指してください。」
ドキュメント作成向けプロンプト
「新しく実装したAPI機能のドキュメントを作成する計画を立ててください。以下を含めることREADME.mdの更新内容、API仕様書(OpenAPI形式)、使用例とサンプルコード、エラーコード一覧、FAQ想定質問。開発者が5分で理解できる構成にしてください。」
セキュリティ強化向けプロンプト
「現在の認証システムのセキュリティを強化する計画を立ててください。ultrathinで以下を検討XSS対策、CSRF対策、SQLインジェクション対策、パスワードポリシーの強化、多要素認証の導入可能性。OWASP Top 10に基づいた脆弱性チェックも行ってください。」
データベース設計向けプロンプト
「新しいコメント機能のためのデータベーススキーマを設計する計画を立ててください。think hardで以下を考慮テーブル設計(正規化)、インデックス設計、外部キー制約、マイグレーションファイルの構成、既存テーブルとのリレーション。パフォーマンスとデータ整合性の両立を目指してください。」
フロントエンド実装向けプロンプト
「Reactコンポーネントの設計計画を立ててください。以下を含めることコンポーネント階層図、Props設計、State管理方針(Redux/Context API)、再利用可能性の考慮、アクセシビリティ対応。Atomic Designの原則に従ってください。」
CI/CD構築向けプロンプト
「GitHub Actionsを使用したCI/CDパイプラインの構築計画を立ててください。ultrathinで以下を設計テスト自動化、Lint/Format チェック、デプロイ戦略(Blue-Green/Canary)、ロールバック手順、通知設定。セキュリティスキャンも組み込んでください。」
マイグレーション向けプロンプト
「レガシーシステムから新システムへの移行計画を立ててください。以下を詳細にデータ移行戦略、ダウンタイム最小化の方法、ロールバック計画、移行テスト手順、段階的リリース計画。リスク分析と緩和策も含めてください。」
実体験から学ぶ!プランモードでよくハマる5つの落とし穴と解決策
実際にプランモードを使っていると、誰もが一度は遭遇する問題があります。ここでは、実体験に基づいた具体的な解決策を紹介します。
落とし穴1コンテキストが肥大化して計画が曖昧になる
長時間のセッションを続けていると、AIのコンテキストウィンドウが満杯になり、計画の質が低下します。症状としては、以前指示した内容を忘れたり、矛盾した提案をしたりするようになります。
解決策30分に1回は/clearコマンドを実行して新しいセッションを開始しましょう。重要な決定事項はCLAUDE.mdに記録しておくことで、次のセッションでもスムーズに引き継げます。また、auto-compactが頻発する場合は、タスクの粒度が大きすぎるサインです。機能をより小さな単位に分割してください。
落とし穴2計画は完璧なのに実装が期待と違う
プランモードで素晴らしい計画が立てられたのに、実装段階で全く違う方向に進んでしまうことがあります。これは、計画から実装への移行時にコンテキストが正しく引き継がれていないことが原因です。
解決策計画を承認した直後に、「この計画に基づいて実装を開始してください。計画ファイルの内容を必ず参照しながら進めてください」と明示的に指示しましょう。また、~/.claude/plans/に保存された計画ファイルを@参照機能で明示的に読み込ませることも効果的です。
落とし穴3プランモードが途中で通常モードに戻ってしまう
プランモードで作業中に、気づいたら通常モードに戻っていて、意図せずファイルが編集されてしまった経験はありませんか?これは、モードの切り替えキー(Shift+Tab)を誤って押してしまうことが原因です。
解決策作業前に必ず画面下部のステータスバーで現在のモードを確認する習慣をつけましょう。また、.claude/settings.jsonで以下のように設定することで、モード変更時に確認メッセージを表示できます。
「現在、Claude Codeのネイティブ機能ではモード変更の確認ダイアログはサポートされていませんが、Hooksを使用して通知音を鳴らすことは可能です。~/.claude/settings.jsonに以下を追加してください」
落とし穴4計画段階で細かすぎる指示を出しすぎる
完璧を求めるあまり、プランモードで「この変数名は〇〇にして」「このインデントは〇〇で」といった細かすぎる指示を出してしまうことがあります。これでは、プランモードの利点が失われてしまいます。
解決策プランモードでは「何を実装するか」「なぜそうするのか」に集中し、実装の細部はAIに任せましょう。主に以下の3点に絞ってすり合わせを行います。
- 仕様を満たすロジックか(要件の正確性、エッジケースの考慮)
- モジュール化は適切か(クラス・メソッドの分割、命名、関心の分離)
- エラーハンドリングは適切か(例外処理の網羅性)
細かいコーディングスタイルは、LinterやFormatterに任せるべきです。
落とし穴5計画を承認後に変更したくなる
計画を承認して実装が始まった後に、「やっぱりこの部分は違う方法の方がいい」と気づくことがあります。この時点で変更を加えようとすると、すでに書かれたコードとの整合性が取れなくなり、混乱が生じます。
解決策変更箇所が少なければ、実装後に修正指示を出せば問題ありません。しかし、変更箇所が多すぎる場合は、Escキーを2回押して/rewindコマンドを使い、実装前の状態に戻しましょう。そして、プランモードに戻って計画を練り直し、再実装させる方が結果的に早く、かつ品質の高いコードが得られます。
上級者向け設定テクニック!.claude/settings.jsonの最適化
ClaudeCodeの真価を引き出すには、設定ファイルのカスタマイズが不可欠です。ここでは、プランモードをより効果的に使うための設定方法を紹介します。
自動承認コマンドの設定
頻繁に使う安全なコマンドは、事前に許可しておくことで作業の中断を防げます。.claude/settings.jsonに以下を追加してください。
プランモード時でも、読み取り専用のコマンド(ls、cat、grepなど)は自動承認することで、スムーズな分析が可能になります。
危険なコマンドの明示的な拒否設定
逆に、絶対に自動実行されたくないコマンドは、permissions.denyで明示的に拒否できます。以下の設定がおすすめです。
これにより、データベースの削除やシステムファイルの変更など、取り返しのつかない操作を防げます。
プランモード専用の通知設定
プランモードでの計画完成時に通知を受け取る設定も可能です。~/.claude/settings.jsonに以下を追加すると、macOSでは通知センター、Windowsではトースト通知が表示されます。
プランモードの限界を知ろう!使うべき場面と避けるべき場面
プランモードは強力ですが、万能ではありません。効果的に使うには、適切な場面を見極める必要があります。
プランモードが最適な場面
以下のような状況では、プランモードが真価を発揮します。
- 1〜2人月程度の中規模機能開発スコープが明確で、でも複雑さがある程度あるタスク
- 既存コードベースへの機能追加既存の構造を理解してから実装する必要がある場合
- リファクタリング影響範囲を事前に把握する必要がある作業
- バグ修正根本原因を分析してから修正に取り掛かるべき場合
- アーキテクチャ設計システム全体の構造を考える必要がある時
プランモードを避けるべき場面
一方で、以下のような場面ではプランモードは不向きです。
- ゼロからのプロダクト開発実装量や複雑さが未知数の場合は、仕様書駆動開発の方が適切
- 大規模開発(複数チーム・複数月)詳細なドキュメントと承認プロセスが必要な場合
- 簡単な修正(タイポ修正、軽微なスタイル変更)通常モードで十分
- 探索的なプロトタイピング何を作るか自体が不明確な場合は、まず手を動かす方が良い
- 緊急のホットフィックス計画を立てる時間がない場合
プロジェクトの性質、緊急度、チーム規模を考慮して、適切な開発手法を選択しましょう。
ぶっちゃけこうした方がいい!
ここまでプランモードの使い方を解説してきましたが、正直に言うと、私が実際の開発で一番効果を感じているのは「プランモード×自動編集モード×Checkpoints」の三位一体なんです。
理由は単純で、この組み合わせが最も心理的ハードルが低いからなんですよね。プランモードで5分かけて大まかな方向性を確認したら、あとは自動編集モードに切り替えて、コーヒーでも飲みながらAIに実装させる。で、結果を見て「ん?ちょっと違うな」と思ったら、Escを2回押して巻き戻す。これだけです。
多くの記事では「慎重に計画を立てましょう」「細部まで確認しましょう」と書いていますが、ぶっちゃけそれって疲れるんですよ。完璧主義になりすぎると、結局手が止まってしまう。それより、60点の計画でサクッと実装させて、ダメなら即座にやり直す方が、トータルの開発速度は圧倒的に速いです。
特に初心者の方に伝えたいのは、失敗を恐れないことです。Checkpointsがあれば、どんな失敗も数秒で元に戻せます。だから、完璧な計画を立てようとして30分悩むより、とりあえず10分でざっくり計画を立てて実装させてみる。ダメだったら巻き戻して、今度は改善した計画で再トライ。この試行錯誤のサイクルを高速で回す方が、結果的に良いコードが生まれます。
それと、もう一つ重要なのがGitとCheckpointsの使い分けです。Checkpointsはあくまでセッション内の「ローカルアンドゥ」で、Gitは「永続的な履歴」です。私は、プランモード→実装→動作確認までを1サイクルとして、このサイクルが成功したら即座にgit commitしています。失敗したらCheckpointsで巻き戻してやり直し。成功したものだけをGitに残していく。この運用が一番シンプルで、後から見返した時にもわかりやすいんですよね。
最後に、プランモードを使う上での私なりのゴールデンルールを共有します。それは「30分ルール」です。プランモードでのすり合わせが30分を超えそうになったら、その時点で強制的に実装に移る。どうせ実装してみないとわからないことは山ほどあるし、完璧な計画なんて存在しません。だったら、早めに実装に移って、現実との乖離を早期に発見する方が賢い。これを徹底することで、私の開発速度は文字通り3倍になりました。
要するに、プランモードは「完璧を目指すツール」じゃなくて「失敗を高速化するツール」なんです。失敗してもすぐ巻き戻せるから、思い切って攻めた計画を試せる。この「攻めの姿勢」こそが、AI時代の開発者に求められるマインドセットだと、私は確信しています。
プランモードに関するよくある疑問を解決!Q&A形式で徹底解説
Q1プランモードは無料で使えますか?
ClaudeCode自体がAnthropic APIの従量課金制で、専用の無料プランは存在しません。Pro、Max、Team、Enterpriseプランの利用者がAPIを通じて利用する形式です。ただし、Proプラン(月額約20ドル)でも十分に使えます。
Q2プランモードは日本語に対応していますか?
はい、基本的な機能は日本語に対応しています。日本語で指示を出すことも可能です。ただし、UIに一部問題がある場合もあるため、重要な指示は英語と日本語の両方で確認することをおすすめします。
Q3プランモード承認後は必ず自動編集モードになりますか?
はい、これは仕様です(2025年1月時点)。プランモード承認時に明示的に選択肢が出ますが、基本的に自動実行モードになります。慎重に進めたい場合は、承認後にShift+Tabで通常モードに切り替えることもできます。
Q4プランモードで生成した計画はどこに保存されますか?
プランモードで生成された計画は、~/.claude/plans/ディレクトリ内にMarkdown形式で保存されます。後から見返したり、編集したりすることも可能です。
Q5プランモードの途中でモードを切り替えられますか?
はい、作業中でも自由にモードを切り替えられます。例えば、プランモードで計画を立てた後、途中で「この部分だけ先に実装したい」と思ったら、Shift+Tabで通常モードに切り替えて特定の部分だけ実装し、またプランモードに戻って続きを計画することも可能です。
Q6プランモードでうまくいかないことが続く場合は?
プランモードでのすり合わせがうまくいかない、品質に不安を感じる場合は、より詳細なドキュメントを事前に作成する仕様駆動開発に戻ることをおすすめします。プランモードも万能ではありません。プロジェクトの性質と自分のスキルレベルに応じて、適切な開発手法を選択することが大切です。
Q7AIの実装が暴走した場合はどうすればいいですか?
以下の対処法があります。
- Escapeキーで中断即座に実行を停止できます
- undoコマンド直前の変更を取り消せます
- /rewindコマンドCheckpointsを使って以前の状態に戻せます
- Gitでrevert最終的な安全策として、Gitで変更を取り消せます
まとめプランモードで開発の質とスピードを同時に向上させよう
ClaudeCodeのプランモードは、AIコーディングにおける手戻りを減らし、より効率的に開発を進めるための強力なツールです。
プランモードの主なメリットをまとめると以下の通りです。
- 手戻りの劇的な削減実装前に計画を確認することで、方向性のブレを最小限に抑えられる
- 開発効率の向上適切に使えば開発効率が3倍以上になることも
- 安全な実装環境読み取り専用モードで計画を立てるため、誤った変更のリスクがない
- 精神的な負担軽減気軽にコードを捨てられるため、完璧な設計を最初から求めなくて良い
初心者へのアドバイスとしては、まず通常モード(Ask before edits)で基本的な使い方に慣れ、次にプランモードで計画的な開発を試し、最後に自動編集モードで効率化を図る、という順番で進めると良いでしょう。
そして最も重要なことは、どのモードを使う場合でも、Gitでバージョン管理をしておくことです。いつでもロールバックできる状態を保つことが、AIコーディングにおける最大の安全策となります。
さあ、あなたもプランモードを使って、AIコーディングの世界に飛び込んでみませんか?今まで難しかったプログラミングも、プランモードがあればきっと楽しく学べるはずです。まずは簡単なWebサイト作成から挑戦してみましょう!


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