「Grokで動画を作ってみたい」と思って開いたのに、動画の作成ボタンが見当たらない。あるいは「有料プランに加入してください」と止められた。そういう人が今いちばん多いはずです。
先に結論を言います。2026年3月19日を境に、xAIはGrokの無料での画像・動画生成を打ち切りました。つまり今は、無料アカウントのままでは動画は作れません。この記事では、まず「無料で作れないなら何ができるのか」をはっきりさせたうえで、有料で作るならどのプランが自分に合うのか、実際の操作はどう進めるのかを、2026年6月時点の情報で順番に整理していきます。古い「無料で使える」という解説をうのみにして時間を溶かさないために、ここだけは押さえてください。
結論 無料は終了し有料プランが前提になった

AIのイメージ
Grokの動画生成は「Grok Imagine」という機能で行います。登場した当初は無料でも少しだけ試せましたが、xAIはディープフェイクなどの悪用対策を理由に段階的に絞り込み、2026年3月19日に無料枠を完全に閉じました。これは複数のAIメディアが一致して報じている事実で、現時点で無料アカウントから動画を作る正規の方法はありません。
では無料ユーザーは何もできないのか。テキストでの会話や、軽量モデルでの質問応答は引き続き無料です。動画だけが有料の壁の向こうに移った、という整理がいちばん正確です。「無料で動画が作れる」とうたう古い記事や別サービスの宣伝を見かけたら、Grok本体の話なのか別ツールの話なのかを必ず見分けてください。
有料プラン別にできることを整理する
| プラン | 目安の月額 | 1日の生成本数の目安 |
|---|---|---|
| SuperGrok Lite | 約$10 | 10〜15本 |
| SuperGrok | 約$30 | 約100本 |
| X Premium+ | 約$40 | — |
| Heavy | 約$300 | 500本超 |
※2026年6月時点の目安。xAIが混雑に応じて変えるため、最新はアプリ内で確認を。
有料といっても入口はいくつかあります。月額と「1日に作れるおおよその本数」で見比べるのがいちばん実感に近いので、2026年6月時点で各メディアが報告している目安を表にしました。xAIは混雑状況で上限や解像度を動かすため、数字は固定値ではなくあくまで目安です。
| プラン | 月額(目安) | 1日の動画本数(目安) | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| SuperGrok Lite | 約$10 | 10〜15本 | まず試したい個人 |
| SuperGrok | 約$30 | 約100本 | SNS投稿を量産したい人 |
| X Premium+ | 約$40 | SuperGrok相当 | Xも本格活用する人 |
| SuperGrok Heavy | 約$300 | 500本超 | 業務で大量に回す人 |
最初の一歩なら、月$10前後のSuperGrok Liteで十分に感触はつかめます。SNS用に毎日たくさん回したいなら$30前後のSuperGrokが現実的な落としどころです。Heavyは個人にはまず過剰なので、月の予算と作る本数を天秤にかけて選んでください。
なお開発者向けにはAPIも用意されていて、こちらは月額ではなく従量課金です。2026年5月末時点のモデルはgrok-imagine-video-1.5で、料金は生成1秒あたり$0.05〜0.08前後、1分の動画でおよそ$3という水準でした。アプリで気軽に作るか、APIでアプリに組み込むかで考え方がまるで違う、と覚えておくといいです。
動画を作る基本の手順
有料プランに入れば、操作そのものは拍子抜けするほど簡単です。流れは大きく3ステップです。
- Imagineを開くgrok.com かアプリにログインし、左メニューの「Imagine」を選びます。
- 素材を決めるテキストで作りたい場面を書くか、手持ちの画像をアップロードして「この画像を動かす」形にします。
- 動画を作成気に入った静止画を選び、「動画を作成」をタップすると数十秒〜数分でできあがります。
ポイントは、Grok Imagineが「まず1枚の画像を作って、それを動かす」という二段構えになっていることです。いきなり完成動画が出るわけではなく、土台の画像が良くないと動画も良くなりません。気に入る画像が出るまで画像段階で粘ったほうが、結果的に満足度が高くなります。
動画の長さは、標準では6〜10秒の短いクリップが中心で、SuperGrok級なら最大30秒まで選べる場面があります。SNSのショート動画用途にちょうどいい長さだと考えてください。
雰囲気を決める4つのモード
生成時には動画の雰囲気を選べます。落ち着いた標準の「Normal」、動きや変化を大きくする「Fun」、追加テキストで細かく方向づけする「Custom」、そして刺激の強い表現に寄せる「Spicy」の4つです。まずはNormalで土台を作り、物足りなければFunで動きを足す、という順で試すと外しにくいです。
Spicyモードは成人向け寄りの表現を許容するモードとして話題になりますが、年齢や地域、ポリシーで制御がかかります。実在の人物を勝手に動かす、過激な内容を作るといった使い方は規約違反や法的トラブルに直結します。2026年6月時点の公式ポリシーを必ず確認し、最終的な利用判断は規約と各自の責任で行ってください。ここは軽く扱わないほうがいいところです。
失敗した生成も回数を消費する点に注意
意外と知られていない落とし穴がこれです。Grokのレート制限は「成功した動画」だけでなく、エラーで失敗した生成もカウントに含めます。プロンプトがポリシーに引っかかって弾かれても、その1回は消えます。だからこそ、無駄打ちを減らす意味でも、まず画像段階で形を整えてから動画化に進む流れが効いてきます。上限に達したら、機能ごとに2〜24時間ほどでリセットされるのを待つことになります。
日本語プロンプトはどこまで使えるか
日本語でも入力は通ります。Grokが内部で英語に訳して処理するためです。ただ翻訳をはさむぶん、細かいニュアンスは落ちやすく、特に音声入力は日本語の聞き取り精度が低いという報告があります。狙った絵を確実に出したいときは、英語でプロンプトを書くほうが結果が安定します。日本語で全体像を作り、決め所だけ英語の単語を混ぜる、というやり方も現実的です。
よくある質問
今でも無料でGrokの動画は作れますか
作れません。2026年3月19日に無料での画像・動画生成は廃止され、現在はSuperGrokなどの有料プランが必要です。無料でできるのはテキストの会話までです。
いちばん安く動画を試せるプランはどれですか
2026年6月時点では月$10前後のSuperGrok Liteが最安の入口です。1日10〜15本ほど作れるので、まず雰囲気をつかむには十分です。物足りなくなったら$30前後のSuperGrokへ上げる流れがおすすめです。
作れる動画の長さはどのくらいですか
標準は6〜10秒の短いクリップが中心で、上位プランでは最大30秒まで選べる場面があります。解像度は720pが基本ですが、混雑時は480pに下がることもあります。