Xのタイムラインでショッキングなニュースや事件の情報を見かけたとき、「これって本当なの?」と疑問に思ったことはありませんか?そんなとき、イーロン・マスク氏が開発したAI「Grok」が強い味方になってくれます。しかし、2026年2月現在、Grokをめぐって深刻なプライバシー問題や誤情報リスクが浮上しているのをご存知でしょうか。
- GrokでX上の事件や事故情報をリアルタイムで追跡する具体的な方法と検索コマンド
- 2026年2月に発覚したGrokの会話流出問題と英国ICO調査開始の最新状況
- ハルシネーションや誤情報を見抜くための実践的なファクトチェック術
- Grokとは何か?他のAIとは決定的に異なる最大の特徴
- Grokで事件や事故に関する投稿を調べる具体的な方法
- 2026年2月最新!Grokをめぐる深刻な問題と注意点
- Z世代の利用実態から見えてくるGrokの現状
- 事件や事故調査でGrokを安全に活用するための実践ガイド
- Grokの料金プランと利用条件
- コピペで使える!事件・事故調査の実践プロンプト集
- 実際に困った!リアルな問題と解決方法
- 他のツールと組み合わせて精度を上げる方法
- 上級者向けGrokの弱点を補う調査テクニック
- 業務利用での実践的な活用シーン
- Grokを使わない方が良いケース
- 2026年の最新アップデート予測と今後の展望
- ぶっちゃけこうした方がいい!
- よくある質問
- まとめ
Grokとは何か?他のAIとは決定的に異なる最大の特徴

AIのイメージ
Grokは、イーロン・マスク氏が設立したxAI社によって開発された対話型AIアシスタントです。2023年11月に発表され、2024年12月には無料ユーザーにも条件付きで開放されました。
最大の特徴は、X(旧Twitter)上のリアルタイム情報に直接アクセスできることです。ChatGPTやGeminiなど他の主要AIは学習データのカットオフ(情報の区切り)があり、数分前に起きた出来事については回答できません。しかしGrokは「今、まさに拡散されている情報」をリアルタイムで捉えることが可能なのです。
この能力により、事件や事故が発生した直後でも、X上の投稿を分析して状況を把握したり、デマや誤情報を検証したりすることができます。たとえば災害情報、交通事故の速報、犯罪事件のニュースなど、時間との勝負となる情報収集において、Grokは他のAIにはない強みを発揮します。
さらにGrokは「Thinkingモード」という複雑な推論を行う機能や、Web上の情報を深く掘り下げる「DeepSearch」といった高度な機能も搭載しており、単なるチャットボットの枠を超えた強力なリサーチツールとして進化を続けています。
Grokで事件や事故に関する投稿を調べる具体的な方法
基本的な使い方ファクトチェック機能を活用する
X上で事件や事故に関する投稿を見つけたら、最も簡単な方法は「@grok ファクトチェック」とリプライすることです。Grokはその投稿内容をリアルタイムで解析し、真偽判定と根拠を返信してくれます。
たとえば、「中国人は15万円、日本人は3万円の給付金支給」という拡散された投稿に対して、他のユーザーが「@grok ファクトチェック」と返信すると、Grokは「この投稿の主張はかなり疑わしい。国籍で金額が変わるなんて話、少なくとも今のところ根拠ゼロ」と回答しました。実際、支給額は世帯の条件によって変わるものの、国籍で変わるものではありません。
この機能は特別な登録や設定は不要で、誰でも簡単に利用可能です。ただし、無料ユーザーの場合は使用回数に制限があります。
X検索コマンドと組み合わせた高度な調査方法
事件や事故の詳細を調べたい場合、GrokにX検索コマンドと組み合わせた質問をすることで、より精密な情報収集が可能になります。
主要な検索コマンドとして、「since:2026-02-01」で指定日以降の投稿を検索、「until:2026-02-04」で指定日までの投稿を検索、「from:ユーザー名」で特定ユーザーの投稿を検索できます。これらのコマンドを組み合わせることで、事件や事故が発生した特定の期間内の投稿に絞り込んで調査できます。
たとえば、「2月1日から3日の間に東京で起きた交通事故についてX検索し、時系列順に整理してください」とGrokに依頼すれば、関連する投稿を時系列で分析してくれます。
炎上の火種を追跡する方法
Grokの強力な機能の一つが、炎上やデマの「最初の投稿」を特定する能力です。Xプラットフォームとネイティブに統合されているGrokは、キーワードと時系列分析により、問題の言説が最初に現れた投稿を絞り込むことができます。
さらに、引用やリツイートのネットワークを追跡することで、拡散のハブとなっているアカウントや元の情報源を遡って特定することも可能です。これにより、悪質なデマが燃え広がるのを防ぐ手助けとなります。
2026年2月最新!Grokをめぐる深刻な問題と注意点
英国ICOが正式調査を開始性的画像生成問題
2026年2月3日、英国データ保護機関(ICO)は、Grokが本人の同意なく性的な画像を生成・共有した問題について正式な調査を開始すると発表しました。この問題は、2025年12月末にxAIが導入した新しいAI画像編集機能によって表面化しました。
この機能により、元の投稿者の許可なしに、編集ボタンを押すだけで、あらゆる画像を即座に編集できるようになったのです。その結果、女性や子どものビキニ姿、性的に強調された画像がX上にあふれる事態となりました。
ICOは、個人データが合法的かつ公正に処理されたか、有害なディープフェイク生成を防ぐ十分な安全対策が講じられていたかを検証するとしています。調査の結果、データ保護法違反が認められた場合、最大で全球営業額の4%という巨額の制裁金が科される可能性があります。
フランス、インドネシア、マレーシアなども同様の調査や規制措置を講じており、Grokは国際的な法的追及に直面している状況です。
Google検索で会話内容が流出する重大なプライバシーリスク
2026年1月に発覚したもう一つの深刻な問題は、GrokのWeb版で行った会話がGoogle検索でインデックス化され、他のユーザーにも閲覧可能な状態になっているというものです。
Grokのウェブ版では「一時的モード」という新機能が導入されており、このモードでは会話履歴が保存されず、AIモデルのトレーニングにも使用されないとされています。しかし実際には、これらの会話が公開されていることで、ユーザーが自覚しないままプライバシーリスクにさらされている可能性が浮かび上がっています。
日本はXのユーザー数が地域別で世界2位とされており、この問題が多くの日本ユーザーに影響を与えている点も注目すべきポイントです。
ハルシネーション(誤情報)のリスク
生成AIは、しばしば事実と異なる回答をする「ハルシネーション」現象を起こすことが知られています。Grokも例外ではなく、回答に誤情報が含まれているケースがいくつも見つかっています。
国際ファクトチェックネットワーク(IFCN)ディレクターのアンジー・ホーラン氏は、Grokが公開投稿を始めた直後に「人間のように自然で本当のことのように聞こえるところに危うさがある」とコメントし、「現実世界に大きな影響を与える可能性がある」と警鐘を鳴らしました。
さらに問題なのは、Grokは判断の根拠となるURLを示すこともできないという点です。個人利用目的のDeepSearch機能は出典を示せますが、公開投稿ではそのようになっていません。そのため、Grokの回答を鵜呑みにせず、必ず一次ソースを確認するファクトチェックが欠かせません。
Z世代の利用実態から見えてくるGrokの現状
株式会社RECCOOが2025年4月に実施した調査によると、現役大学生の間でGrokの認知率は63%に達している一方で、実際に使用したことがあると回答したのはわずか16%でした。
特に注目すべきは、24%の大学生が「Grokのファクトチェックだけでニュースを確認」しているという事実です。一方で「ニュースの転載元を毎回確認する」のはわずか13%にとどまっています。
学生たちからは「一見、確からしい情報を提示してくれるので自分でチェックしようと思わない」「少し気になる程度のニュースであれば、転載元は確認しない」「投稿のテンションに合わせて陽気に回答してくれるのでつい読んでしまう」といった声が上がっています。
この調査結果は、Grokの「もっともらしさ」が逆にユーザーの批判的思考を奪ってしまうリスクを浮き彫りにしています。
事件や事故調査でGrokを安全に活用するための実践ガイド
必ず複数の情報源と照合する
Grokが提示した情報は、あくまで「参考情報」として扱い、必ず他の信頼できるメディアや公式発表と照合しましょう。特に数値データや事実関係については、一次ソースの確認が欠かせません。
たとえば、事件や事故に関する情報であれば、警察や消防の公式アカウント、自治体の発表、主要メディアの報道と突き合わせることが重要です。
X上の情報の偏りを認識する
X上の情報は個人の主観が含まれることが多く、統計的なデータとして扱う際には偏りがないかを考慮する必要があります。特に事件や事故の場合、目撃者の主観的な印象や感情的な反応が混在するため、複数の投稿を総合的に判断することが大切です。
個人情報を入力しない
2026年1月に発覚した会話流出問題を考慮すると、Grokとの会話では絶対に個人情報を共有しないことが重要です。名前、住所、連絡先などの個人情報は入力を避け、可能であれば一時的モードを利用しましょう。
時間指定を明確にする
事件や事故の情報を調べる際は、「現時点での」「2月3日に起きた」など、時間指定を明確にすることで、Grokのリアルタイム検索能力を最大限に活用できます。曖昧な質問よりも、具体的な時期を指定した方が精度の高い回答が得られます。
Grokの料金プランと利用条件
Grokは無料でも基本的な機能を試すことができますが、回数制限やコンテキスト量に上限があります。無料版では2時間ごとに最大10回までのメッセージ送信に制限されています。
本格的に活用したい場合は、X Premiumまたはx Premium+のサブスクリプション、あるいはGrok公式の有料プランの検討が必要です。有料プランでは、高度な機能(DeepSearch、Thinkモード、プロジェクト、タスク管理)が使用可能になります。
なお、2026年1月15日より、Xプラットフォーム上のGrokアカウントによる画像生成・画像編集機能は有料プランのみ利用可能に変更されました。
コピペで使える!事件・事故調査の実践プロンプト集

AIのイメージ
ここでは、実際に事件や事故の情報を調べる際に、そのまま使えるプロンプトを紹介します。状況に応じて日時やキーワードを変更するだけで、効率的に情報収集ができます。
速報情報を時系列で把握するプロンプト
「について、2026年2月3日の朝6時から現在までのX投稿を時系列順に整理してください。特に目撃者の投稿、公式機関の発表、メディアの報道を区別して表示してください。」
このプロンプトを使うと、情報が時系列で整理されるため、事態の推移を追いやすくなります。朝の通勤時間帯に交通事故が起きた場合など、刻々と変化する状況を把握するのに便利です。
デマを見抜くための比較分析プロンプト
「この投稿の内容について、X上の他の情報源と比較分析してください。矛盾する情報があれば指摘し、どの情報源が最も信頼できるか理由とともに教えてください。」
特に災害時や大きな事件の直後は、誤情報が拡散されやすいです。このプロンプトを使うことで、複数の情報源を横断的に比較し、矛盾点を洗い出すことができます。
地域限定の情報を集めるプロンプト
「で発生したについて、その地域に住む人々の投稿を中心に情報を集めてください。特に現場の状況、交通への影響、避難情報などを優先的に抽出してください。」
地元の人々の投稿は、メディアが報じる前の貴重な情報源となります。道路の通行止め情報や迂回路の提案など、実用的な情報が得られることも多いです。
公式発表と市民の反応を比較するプロンプト
「について、警察や行政の公式発表と、X上の一般市民の反応を比較してください。公式発表では触れられていないが市民が懸念している点を抽出してください。」
公式発表だけでは見えてこない現場の実情や市民の不安を把握できます。ただし、市民の反応には感情的な側面も含まれるため、冷静な判断が必要です。
情報の信頼性を評価するプロンプト
「この投稿について、以下の観点で信頼性を評価してください1)投稿者の過去の投稿傾向、2)情報源の明示有無、3)他の投稿との整合性、4)投稿時刻と事件発生時刻の関係、5)画像や動画の有無とその信憑性。」
単なるファクトチェックではなく、多角的な視点から情報の信頼性を判断するために有効です。特に拡散されている情報が本当に信頼できるのか迷ったときに使えます。
実際に困った!リアルな問題と解決方法
問題1検索結果が膨大すぎて整理できない
大きな事件や事故の場合、X上には数千から数万の投稿が溢れます。私が実際に経験したのは、ある大規模な交通事故の情報を調べたとき、Grokが返してくる情報量が多すぎて、逆にどれが重要な情報なのか分からなくなってしまったケースです。
解決方法段階的に絞り込む3ステップアプローチ
まず「について、最も拡散されている投稿トップ5を教えてください」と質問します。次に、そのトップ5の中から信頼できそうな投稿を選び、「この投稿を起点として、関連する公式発表や目撃証言を時系列で整理してください」と依頼します。最後に「これまでの情報で矛盾する点や未確認の情報があれば指摘してください」と確認します。
この方法を使うようになってから、情報の海に溺れることなく、効率的に核心に迫れるようになりました。
問題2Grokが「情報が見つかりません」と回答する
地方の小さな事故や、発生直後で投稿数が少ない事件について調べようとすると、Grokが「該当する情報が見つかりません」と返すことがあります。これは特に、マイナーなキーワードや地名を使った場合に起こりやすいです。
解決方法キーワードを広げて再検索
具体的すぎるキーワードではなく、より広い範囲で検索してから絞り込みます。たとえば「○○町の交通事故」ではなく、「○○市 交通事故 2月3日」という具合です。また、「事故」という言葉だけでなく、「衝突」「追突」「横転」など、関連する複数の表現を試すのも効果的です。
さらに、時間の幅を広げることも有効です。「今日の事故」ではなく「過去24時間の事故」とすることで、投稿のタイミングによる検索漏れを防げます。
問題3Grokの回答が途中で切れてしまう
長い分析を依頼したとき、Grokの回答が途中で終わってしまい、「続きを教えてください」と言っても文脈が繋がらないことがあります。これは無料版の制限や、処理能力の限界による問題です。
解決方法質問を分割して段階的に深掘りする
最初から全てを求めるのではなく、「まず概要を3行で教えてください」と始めます。その回答を確認してから、「では、その中のについて詳しく説明してください」と段階的に深掘りしていきます。
この方法なら、各回答が完結するため、情報が途切れることを防げます。また、自分が本当に知りたい部分に焦点を絞れるメリットもあります。
問題4X検索コマンドがうまく機能しない
「since:2026-02-01 until:2026-02-03 交通事故」のようなコマンドを使っても、期待した結果が得られないことがあります。これは、Grokへの指示の仕方に問題がある場合が多いです。
解決方法自然言語とコマンドを組み合わせる
検索コマンドをそのまま投げるのではなく、「X検索で以下の条件を使ってくださいsince:2026-02-01 until:2026-02-03、キーワード交通事故、地域東京」という具合に、自然言語で説明を加えます。また、「日本語の投稿のみを対象にしてください」と明示的に指定することで、精度が上がることもあります。
さらに、時刻を「_JST」で指定することで、日本時間での検索が確実になります。たとえば「since:2026-02-03_09:00:00_JST」のように指定します。
他のツールと組み合わせて精度を上げる方法
Yahoo!リアルタイム検索との併用
Grokで大まかな流れを掴んだ後、Yahoo!リアルタイム検索で同じキーワードを検索すると、見落としていた投稿が見つかることがあります。特に、感情分析や話題の盛り上がりのグラフは視覚的に分かりやすく、事件や事故の社会的影響度を測る指標になります。
私の経験では、Grokが抽出しなかった重要な目撃証言が、Yahoo!リアルタイム検索で見つかったことが何度かあります。両方を使うことで、より網羅的な情報収集が可能になります。
Googleニュース検索で裏付けを取る
X上の情報だけでは不十分な場合、Googleニュース検索で同じ事件を調べ、主要メディアの報道と照合することが重要です。特に、事件の背景情報や専門家のコメントは、メディアの記事の方が詳しいことが多いです。
Grokで「速報性」を、Googleニュースで「正確性と深さ」を得るという使い分けが効果的です。
ChatGPTやGeminiでクロスチェック
Grokの回答に疑問を感じたら、同じ質問をChatGPTやGeminiにも投げてみることをお勧めします。異なるAIが同じ結論に達すれば信頼性が高まりますし、意見が分かれた場合はさらに慎重な検証が必要だと判断できます。
特に、Grokがハルシネーションを起こしている可能性がある場合、他のAIとの比較が有効です。
上級者向けGrokの弱点を補う調査テクニック
画像の逆検索を併用する
事件や事故の現場写真がX上に投稿されている場合、その画像が過去の別の事件の使い回しでないか確認する必要があります。Googleの画像逆検索やTinEyeなどのサービスを使って、同じ画像が過去にも使われていないかチェックします。
デマの多くは、過去の災害や事故の画像を流用しているため、この確認作業は非常に重要です。Grokは画像分析機能を持っていますが、逆検索機能はないため、外部ツールとの組み合わせが必須です。
投稿者のアカウント履歴を確認する
Grokが提示した情報源の投稿者について、そのアカウントの過去の投稿傾向を自分でも確認することで、信頼性をより正確に判断できます。普段から信頼性の高い情報を発信しているアカウントなのか、それとも扇情的な内容ばかり投稿しているアカウントなのかを見極めます。
特に、フォロワー数が異常に多いのに投稿の質が低いアカウントや、作成されたばかりのアカウントからの情報は、慎重に扱う必要があります。
時系列の矛盾を見抜く
複数の投稿を時系列で並べたとき、投稿時刻と内容に矛盾がないか注意深く確認します。たとえば、事件が発生する前の時刻に「現場にいる」という投稿があれば、それは虚偽の可能性が高いです。
Grokは時系列の整理は得意ですが、こうした細かい矛盾の検出は完璧ではありません。人間の目でダブルチェックすることが重要です。
業務利用での実践的な活用シーン
危機管理担当者のリアルタイムモニタリング
企業の危機管理部門では、自社に関連する事件や事故が発生した際、即座に情報を収集して初動対応を判断する必要があります。Grokを使えば、「 事故」「 トラブル」といったキーワードでリアルタイムに投稿を監視し、炎上の兆候を早期に発見できます。
ただし、業務利用の場合は必ず有料プランを使用し、会話内容が流出しないよう、社内ルールを徹底することが前提です。
報道機関の速報裏取り
ジャーナリストや報道機関にとって、速報情報の裏取りは生命線です。Grokを使って現場からの生の声を素早く集め、公式発表との整合性を確認することで、より正確で迅速な報道が可能になります。
ただし、前述の通りGrokの回答を鵜呑みにせず、必ず複数の情報源と照合し、直接の取材も併用することが不可欠です。
自治体の災害対応での情報収集
地震や台風などの災害時、自治体の防災担当者は住民からの被害報告をリアルタイムで把握する必要があります。Grokで「 被害」「 停電」などを検索することで、公式ルート以外からも迅速に情報を集められます。
ただし、パニックによる誤報や誇張された情報も含まれるため、現地確認や他の情報源との照合が必須です。
Grokを使わない方が良いケース
法的な判断が必要な場合
事件や事故の法的責任や賠償問題など、法律的な判断が必要な場合は、Grokの情報を頼りにしてはいけません。Grokは法律の専門家ではなく、また法律は地域や状況によって解釈が異なるため、必ず弁護士などの専門家に相談する必要があります。
医療的な判断が必要な場合
事故による怪我の応急処置や、健康被害の判断など、医療的な専門知識が必要な場合も、Grokに頼るべきではありません。間違った情報に基づいて行動すると、命に関わる危険があります。必ず医師や救急サービスに相談してください。
個人の特定が必要な場合
事件や事故の関係者を特定しようとする行為は、プライバシー侵害や名誉毀損につながる危険があります。Grokを使って個人を特定しようとすることは絶対に避けてください。これは法的にも倫理的にも許されない行為です。
2026年の最新アップデート予測と今後の展望
2026年2月現在、Grokは国際的な法的追及に直面していますが、今後のアップデートで安全対策が強化される可能性が高いです。特に、画像生成機能の制限、プライバシー保護の強化、ファクトチェック機能の精度向上が予想されます。
また、日本市場向けには、日本語の自然言語処理の精度向上や、日本の法律・文化に配慮した機能追加が期待されます。ただし、現時点での問題が完全に解決されるまでは、慎重な利用が求められます。
API連携による業務システムとの統合
将来的には、GrokのAPIを使って企業の危機管理システムや報道機関のニュース収集システムと連携することで、より高度な自動化が可能になるでしょう。ただし、2026年2月時点では、API利用にも会話流出のリスクがあるため、セキュリティ面での検証が必要です。
ぶっちゃけこうした方がいい!
ここまでGrokを使った事件・事故の調べ方について詳しく解説してきましたが、正直に言うと、Grok単体に依存するのは危険すぎます。
個人的には、Grokは「速報性を掴むための入口」として使い、そこから必ず他のツールや情報源で裏を取るという使い方が、ぶっちゃけ一番現実的だと思います。Grokだけで完結させようとすると、誤情報を掴まされたり、プライバシーリスクに晒されたりする可能性が高すぎるんですよね。
私が実際にやっている流れはこうです。まず、Grokで「今何が起きているのか」の全体像を5分で掴みます。次に、Yahoo!リアルタイム検索で感情の盛り上がりを確認し、Googleニュースで主要メディアの報道をチェックします。そして最後に、公式の発表(警察、消防、行政など)で事実確認をします。この4ステップなら、15分程度で誤情報に惑わされず、かなり正確な状況把握ができます。
もう一つ重要なのは、「急いで結論を出さない」ことです。特に事件や事故の直後は、情報が錯綜していて、何が本当で何が嘘か分からないことが多いです。そんなときにGrokの「もっともらしい」回答を信じて、SNSで拡散したりすると、自分がデマの発信源になってしまう危険があります。
だから、確信が持てるまで情報は保留する勇気を持つこと。これがぶっちゃけ一番大事です。「よく分からないから、もう少し様子を見よう」と判断できることも、立派な情報リテラシーなんですよね。
最後に、個人情報は絶対に入力しないという鉄則だけは守ってください。どんなに便利でも、プライバシーを犠牲にする価値はありません。Grokは確かに強力なツールですが、それを使いこなすのは結局、人間の判断力と常識なんです。AIに頼りすぎず、でもうまく活用して、賢く情報収集していきましょう。
よくある質問
Grokで過去の事件や事故を調べることはできますか?
はい、可能です。X検索コマンドの「since」や「until」を使用することで、特定の期間内の投稿に絞り込んで調査できます。たとえば「since:2025-01-01 until:2025-01-31」と指定すれば、2025年1月の投稿だけを対象に検索できます。ただし、Xのプラットフォーム自体に保存されている投稿の範囲内に限られます。
Grokのファクトチェック結果は100%信頼できますか?
いいえ、100%信頼できるわけではありません。Grokもハルシネーション(誤情報)を起こすことがあり、実際に誤った回答をするケースが確認されています。また、判断の根拠となるURLを示せないため、Grokの回答は参考情報として扱い、必ず一次ソースを確認することが重要です。
Grokとの会話は他人に見られる可能性がありますか?
2026年1月に発覚した問題により、GrokのWeb版で行った会話がGoogle検索でインデックス化され、他のユーザーにも閲覧可能な状態になっているケースが確認されています。そのため、個人情報や機密情報は絶対に入力しないことが重要です。一時的モードを利用することで、ある程度リスクを軽減できます。
無料版と有料版の違いは何ですか?
無料版は2時間ごとに最大10回までのメッセージ送信に制限されており、画像生成・編集機能は利用できません。有料版では使用回数の制限が大幅に緩和され、DeepSearch、Thinkモード、画像生成・編集などの高度な機能が利用可能になります。事件や事故の詳細な調査を行いたい場合は、有料版の利用が推奨されます。
Grokで調べた情報は仕事で使っても大丈夫ですか?
業務利用の場合は、社内ルールを必ず確認してください。個人情報、契約上の守秘情報、未公開の企画などは、入力しないのが基本です。どうしてもAIの助けが必要なら、匿名化・抽象化・要約に寄せて、復元できない形にしてから扱うのが現実的です。また、Grokの回答を公式な報告書や意思決定の根拠として使用する際は、必ず複数の信頼できる情報源と照合し、人間による最終確認を行うことが不可欠です。
まとめ
Grokは、X上のリアルタイム情報にアクセスできる強力なAIツールとして、事件や事故に関する情報収集において大きな可能性を秘めています。ファクトチェック機能や炎上の火種を追跡する能力は、従来のAIにはない独自の強みです。
しかし、2026年2月現在、性的画像生成問題による国際的な調査、会話内容のGoogle検索流出、ハルシネーションによる誤情報リスクなど、深刻な問題も山積しています。特にプライバシー保護の観点からは、個人情報を絶対に入力しないという基本的なリテラシーが求められます。
Grokを事件や事故の調査に活用する際は、必ず複数の信頼できる情報源と照合し、人間の批判的思考を働かせることが不可欠です。AIの回答を鵜呑みにせず、「本当にこの情報は正しいのか」「誰かを傷つけないか」と自問自答する習慣を持つことが、より健全で信頼できる情報社会を築くための最も確実な一歩となるでしょう。


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