Claudeを使っていて「なぜか日本語が変な文字に…」「入力がおかしい…」そんな経験ありませんか?実は、2026年2月現在も多くのユーザーが日本語特有の問題に悩まされています。でも安心してください。この記事を読めば、ファイルアップロード時の文字化けから、Claude Code使用時のIME問題まで、すべての解決策が手に入ります。
- Claudeで発生する日本語問題の全パターンと根本原因を徹底解説
- 環境別(Web版、Claude Code、Desktop)の具体的な解決方法を網羅
- 2026年2月最新情報を含む実践的なワークアラウンドを紹介
Claudeで日本語が変になる主な原因とは?

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Claudeを使っていると遭遇する日本語問題。実は、使用環境や状況によって原因がまったく異なります。まずは、あなたが直面している問題がどのタイプなのかを見極めましょう。
ファイルアップロード時の文字化けはエンコーディング誤判定が原因
PHPやJavaScriptファイルをアップロードしたら日本語コメントが「フォーム」のような謎の文字列に…これは2025年10月頃から急増している問題です。
原因はClaudeのファイル処理システムにあります。Claudeはファイルの最初の8〜10行をサンプリングしてエンコーディングを自動判定しているのですが、この判定ロジックに重大な欠陥があるんです。
具体的には、ファイル冒頭に日本語などのマルチバイト文字が多く含まれていると、UTF-8として保存されているにもかかわらずASCIIやLatin-1と誤判定されてしまいます。その結果、UTF-8のバイト列をLatin-1として解釈してしまい、典型的な「UTF-8→Latin-1変換エラー」が発生するわけです。
興味深いことに、この問題は2024年11月頃からClaude Codeで報告されていました。その後、段階的ロールアウトの過程で同じエンコーディング判定ロジックがWeb版のClaude.aiにも適用され、2025年末から日本語コミュニティで大きな問題となりました。
Claude Code使用時のIME問題は技術的制約による
Claude Codeを使っていて「日本語を入力すると文字が無限に繰り返される」「変換確定のEnterキーでプロンプトが送信されてしまう」といった問題に直面していませんか?
これはReact InkライブラリのTextInputコンポーネントがIME(Input Method Editor)の入力状態を正しく認識できないことが根本原因です。Claude CodeはReact Inkを使ってターミナルUIを構築しているのですが、このライブラリがマルチバイト文字入力に最適化されていないんです。
2026年1月26日時点で、GitHubのIssue #3045で「Investigation: Fixing IME Issues in Claude Code by Patching React Ink」として調査中とされていますが、まだ根本的な解決には至っていません。
VSCode拡張機能での画面ずれはWebview特有の問題
VSCodeでClaude Code拡張機能を使っている際に、日本語入力時に画面が左にずれまくる現象が報告されています。これはIMEとWebviewの相互作用が原因です。
日本語入力時にIMEが起動すると変換候補ウィンドウが表示されますが、その際にWebview内のテキストエリアが内部的にリサイズされ、scrollLeftプロパティが勝手に変更されてしまいます。特に2画面環境で顕著に現れ、開発効率を大きく低下させる要因となっています。
ファイルアップロード時の文字化けを確実に防ぐ方法
ファイルアップロード時の文字化け問題には、いくつかの確実な対策があります。状況に応じて最適な方法を選びましょう。
最も確実なのはUTF-8 BOM付きで保存すること
BOM(Byte Order Mark)付きUTF-8で保存するのが、現時点で最も確実な対策です。BOMは「このファイルはUTF-8ですよ」という明示的な目印として機能し、Claudeのエンコーディング誤判定を防ぎます。
VSCodeでの保存方法は簡単です。ファイルを開いた状態で、画面右下のエンコーディング表示をクリックし、「エンコード付きで保存」→「UTF-8 with BOM」を選択するだけです。
ただし注意点があります。PHPファイルにBOM付きUTF-8を使うと「headers already sent」エラーが発生する可能性があります。またNode.jsでも実行時にエラーが出る場合があります。そのため、実際に実行するファイルはBOMなしUTF-8、Claudeにアップロードする参照用ファイルはBOM付きUTF-8、と使い分けるのがベストプラクティスです。
ファイル冒頭を英語で記述するルールを設ける
Claudeのエンコーディング判定はファイル先頭の8〜10行をサンプリングしています。ということは、この部分を英語で書けば誤判定を防げます。
プログラムファイルの場合、以下のようなヘッダーテンプレートを使いましょう。
ファイルの最初の10行程度を意図的に英語で記述することで、Claudeがファイルを正しくUTF-8として認識する確率が大幅に上がります。日本語コメントは英語コメントの後に配置すれば問題ありません。
文字化けしたファイルは新規作成で置き換える
既存ファイルが文字化けしている場合、そのファイルは過去の編集過程でエンコーディングが破壊されている可能性があります。この状態のファイルは、表面的にはUTF-8と判定されても、内部のバイト列が既に壊れているため修復が困難です。
最も確実な方法は、新規ファイルを作成し、文字化けしていないソースからコードをコピー&ペーストすることです。手間はかかりますが、これが最も安全で確実な解決策となります。
Claude Codeの日本語入力問題を回避する7つの実践的テクニック
Claude Codeでの日本語入力問題は、公式の根本解決を待つ間、いくつかのワークアラウンドで対処できます。2026年2月時点で最も効果的な方法を紹介します。
最も推奨されるMarkdown管理方式
プロンプトをMarkdownファイルで管理し、必要な部分だけClaude Codeに渡す方式が、現在最も推奨されている解決策です。難易度も低く、全環境で使用できます。
具体的な運用方法はこうです。プロジェクトルートにpromptsディレクトリを作成し、日付ごとにMarkdownファイルを作成します。例えば「prompts/2026/02/16.md」といった形です。
このファイルにVSCodeの標準エディタで日本語プロンプトを自由に記述します。IME問題は一切発生しません。そして必要な部分を選択し、右クリックから「Add to Claude Code Context」を選択するか、ショートカットキー(Ctrl+Shift+A / Cmd+Shift+A)で送信します。
この方式の利点は多数あります。IME問題を完全に回避できるだけでなく、プロンプトをテンプレート化して再利用できます。Gitで管理すればチーム共有も可能です。さらに過去のプロンプトを検索・再利用できるため、開発効率が大幅に向上します。
専用入力アプリPrompt Lineを活用する
macOSユーザーにはPrompt Lineという専用アプリが強力な味方となります。これはClaude Code向けのフローティング入力インターフェースで、日本語入力を快適にすることを目的として開発されました。
使い方は非常にシンプルです。Cmd+Shift+Spaceでアプリを起動し、フローティングウィンドウでテキストを入力(日本語入力が完全に正常動作)、Cmd+Enterで送信すると、自動的にクリップボードにコピーされClaude Codeにペーストされます。
Prompt Lineはマルチバイト文字入力に最適化されており、Enterキー問題もありません。2026年1月の最新バージョンでは翻訳機能も実装され、日本語で書いた指示を英語に翻訳してから送信することも可能になりました。
残念ながらWindows・Linux版は提供されていませんが、ElectronベースなのでTypeScriptが書ける方なら移植も可能です。
CLAUDE.mdで日本語設定を明記する
Claude CodeにはCLAUDE.mdという設定ファイルがあり、ここに「常に日本語で会話する」と明記することで、出力を日本語に統一できます。
プロジェクトのルートディレクトリにCLAUDE.mdを作成し、以下のように記述します。「プロジェクト設定すべての出力は日本語で行う。コメントは日本語で記述。変数名は英語、コメントは日本語。コーディング規約インデントスペース2つ、文字コードUTF-8、改行コードLF」といった具合です。
すべてのプロジェクトで日本語を使いたい場合は、ホームディレクトリ(~/.claude/CLAUDE.md)に設定ファイルを作成すれば、全プロジェクトで日本語がデフォルトになります。
環境をWSLやmacOSに切り替える
Windows環境でIME問題が深刻な場合、WSL(Windows Subsystem for Linux)を使用すると問題が軽減されることが報告されています。
PowerShell 7の最新版を使用するのも効果的です。一部の環境では日本語変換が改善されたという報告があります。
macOSの場合は比較的安定していますが、それでもまれに問題が発生します。その場合もMarkdown管理方式やPrompt Lineの使用が推奨されます。
VSCode拡張機能での画面ずれを1行で解決
VSCodeのClaude Code拡張機能で日本語入力時に画面がずれる問題は、たった1行のJavaScriptコードで解決できます。
VSCodeのデベロッパーツールを開き(Cmd+Shift+P → “Developer: Toggle Developer Tools”)、コンソールで以下を実行します。「document.addEventListener(‘scroll’, (e) => { if(e.target.scrollLeft !== 0) e.target.scrollLeft = 0; }, true);」
このコードはEvent Captureフェーズでスクロールイベントを捕捉し、水平スクロールが発生した瞬間に即座にリセットします。シンプルですが非常に効果的な解決策です。
Karabiner-Elementsでキーマッピングを変更する(macOS)
macOSユーザーはKarabiner-Elementsを使ってキーマッピングを変更することで、日本語IME変換時の誤送信を防げます。
設定により、単独のEnterキーをShift+Enter(改行)に、Cmd+EnterをEnter(送信)に変換できます。これにより、日本語変換の確定でEnterを押しても誤送信されなくなります。
カスタムコマンドで定型プロンプトを管理する
頻繁に使う指示はカスタムコマンドとして登録しておくと便利です。.claude/commandsディレクトリにMarkdownファイルを配置すれば、スラッシュコマンドとして即実行できます。
テンプレートは.claude/templatesディレクトリで管理し、実行コマンド層の.claude/commands/からは@参照で呼び出す二層設計がベストプラクティスです。これにより、テンプレートの更新が即座にコマンドに反映されます。
環境別の最適な対策まとめ
使用環境によって最適な対策が異なります。あなたの環境に合わせた解決策を選びましょう。
Claude Web版を使っている場合
Web版でのファイルアップロード時の文字化けには、UTF-8 BOM付き保存が最も効果的です。ただしプログラム実行用ファイルとは別にClaude参照用ファイルを用意するのがベターです。
ファイル冒頭を英語で記述するルールも有効です。特にプロジェクト全体で統一すれば、チーム開発でも安心です。
長期的な解決策としては、Claude Desktop + GitHub MCPの組み合わせが推奨されます。GitHubリポジトリから直接ファイルを参照するため、エンコーディング問題を完全に回避でき、常に最新版を参照できます。
Claude Codeをターミナルで使っている場合
ターミナル版Claude Codeでは、Markdown管理方式が最も推奨されます。プロンプトをファイルとして管理し、@ファイル名で参照する方法です。
macOSユーザーならPrompt Lineアプリの導入も強く推奨します。日本語入力が劇的に快適になります。
CLAUDE.mdで日本語設定を明記し、文字エンコーディングをUTF-8に統一することも忘れずに。ターミナルのロケール設定が「ja_JP.UTF-8」になっているか確認しましょう。
VSCodeのClaude Code拡張を使っている場合
VSCode拡張版では、Markdown管理方式とデベロッパーツールでのスクロール制御を組み合わせるのが最適解です。
選択範囲を自動で文脈に入れてくれるVSCode拡張の特性を活かし、prompts/ディレクトリで日付ごとにMarkdownを管理します。画面ずれ問題は前述の1行JavaScriptで解決します。
Windows環境では「Japanese Input for Claude Code」というVSCode拡張機能も有効です。これはv1.8系で翻訳機能も実装され、日本語で書いた指示を英語に翻訳してから送信できます。
Claude Desktopアプリを使っている場合
Claude Desktopで文字化けが発生した場合、まず確認すべきはシステムの言語設定です。「システム環境設定」→「言語と地域」で日本語が優先されているか確認しましょう。
macOSの場合、Font Bookでフォントをリセットすると問題が解決することがあります。「Font Book」→「設定」→「詳細」タブ→「フォントをリセット」の手順で実行し、Mac再起動後に確認します。
それでも解決しない場合は、アプリを完全に再インストールします。関連フォルダも削除してから、公式サイトから最新版をダウンロードし直しましょう。
文字化け問題を回避するClaudeだからできる実践プロンプトテクニック

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日本語問題の対処法を知ったところで、次はClaudeだからこそできる効率的なプロンプト活用術を紹介します。これらのテクニックを使えば、文字化けやIME問題を気にせず、Claudeの真の力を引き出せます。
XMLタグを活用した構造化プロンプトで日本語を確実に処理させる
ClaudeはXMLタグを使った構造化プロンプトが得意です。これを活用すれば、文字化けリスクのあるファイルアップロードに頼らず、テキストベースで複雑な指示を確実に伝達できます。
例えば、コードレビューを依頼する際のプロンプトはこう書きます。「以下のコードをレビューしてください。<code>(ここにコード)</code><review_criteria>・セキュリティ上の問題がないか・パフォーマンスの改善点はないか・コードの可読性を高められるか</review_criteria><output_format>各項目について、具体的な改善案を日本語で箇条書きにしてください</output_format>」
この方式なら、ファイルアップロードせずにテキストとしてコードを渡せるため、エンコーディング問題を完全に回避できます。さらにXMLタグで構造化することで、Claudeは各要素を正確に理解し、高品質な回答を生成します。
思考の連鎖(Chain of Thought)で複雑な問題を段階的に解決させる
Claudeに「ステップバイステップで考えてください」と指示する思考の連鎖プロンプトは、特に日本語での複雑な問題解決に威力を発揮します。
実際のプロンプト例です。「以下の日本語エラーメッセージが出ています。原因を特定して解決策を提案してください。ステップバイステップで考えてください。<error>(エラーメッセージ)</error><context>(発生状況)</context>思考プロセス1. エラーメッセージの意味を正確に解釈、2. 考えられる原因を列挙、3. 各原因の可能性を評価、4. 最も可能性の高い原因を特定、5. 具体的な解決策を提案」
このプロンプトを使えば、Claudeは日本語のエラーメッセージを正確に理解し、論理的に問題を分析してくれます。Claude Code使用時にIME問題があっても、このプロンプトをMarkdownファイルに保存しておけば何度でも再利用できます。
Few-shot学習で日本語出力の品質を制御する
具体的な例を2〜3個示すFew-shotプロンプティングは、日本語出力の形式や文体を確実にコントロールする最強のテクニックです。
例えば、コミットメッセージを日本語で生成させたい場合のプロンプトです。「以下の変更内容に基づいて、Gitコミットメッセージを日本語で生成してください。<examples><example>変更内容ログイン機能のバグ修正、コミットメッセージfix: ログイン時のセッションタイムアウト問題を修正</example><example>変更内容ユーザープロフィール画面の追加、コミットメッセージfeat: ユーザープロフィール編集機能を実装</example></examples><current_change>(今回の変更内容)</current_change>」
この方式なら、例として示した日本語の形式に従って、一貫性のある高品質な出力が得られます。ファイルアップロードの文字化けを心配する必要もありません。
プロンプトキャッシングで長い日本語コンテキストを効率的に再利用
ClaudeのAPI利用者向けのテクニックですが、プロンプトキャッシング機能を使えば、長い日本語ドキュメントを何度も送信せずに済みます。
最初のリクエストで大量の日本語テキストを送信し、キャッシュに保存。2回目以降はキャッシュを参照するため、トークン消費が大幅に削減されます。これにより、文字化けリスクのあるファイルアップロードを避けながら、効率的に作業できます。
CLAUDE.mdにプロジェクト全体の日本語コーディング規約を記載し、それをキャッシュすれば、毎回の会話で規約を意識した回答が得られるようになります。
実際によくある体験談ベースの解決ストーリー
理論だけでなく、実際に現場で起きた問題と、その解決プロセスを知ることで、あなたが同じ問題に遭遇したときの対処がスムーズになります。
ケース1プロジェクト全体のコメントが文字化けして開発が止まった話
あるエンジニアがClaude Codeを使って既存プロジェクトをリファクタリングしようとしたところ、SJISで保存された数百ファイルの日本語コメントが全滅しました。
最初は「全ファイルをUTF-8に変換しよう」と考えましたが、レガシーシステムとの互換性でSJISが必須だったんです。絶望的な状況でしたが、解決策は意外とシンプルでした。
CLAUDE.mdに「このプロジェクトのファイルはSJISエンコーディングです。ファイルを編集する際は、必ず以下の手順を実行してください。1. ファイルをUTF-8の一時ファイルに変換、2. 一時ファイルを編集、3. 編集後SJISに戻して元のファイルを上書き」と記載。
するとClaude Codeは自動的にこの手順を実行してくれるようになりました。AIに手順を教え込むという発想の転換が問題を解決したわけです。
この経験から学んだのは、「環境を無理に変えようとせず、Claudeに環境への適応方法を教える」という考え方の重要性です。
ケース22画面環境でClaude Codeの日本語入力が地獄だった話
デュアルモニター環境でVSCodeを左画面で開き、Claude Code拡張で日本語入力すると、変換候補ウィンドウが右画面に飛んでいくという奇妙な現象に悩まされたエンジニアがいました。
変換するたびに視線を右画面に移動させなければならず、開発効率が壊滅的でした。最初はモニター配置を変えたり、VSCodeを右画面に移したりしましたが、根本解決には至りませんでした。
結局、Markdown管理方式に切り替えたことで問題は解消しました。プロンプトはprompts/ディレクトリで管理し、VSCodeの標準エディタで日本語を快適に入力。必要な部分だけ選択してClaude Codeに送信する運用に変更したんです。
さらに副次的なメリットもありました。プロンプト履歴がファイルとして残るため、過去の指示を簡単に参照・再利用できるようになったんです。「あのとき使った指示、なんだっけ?」という状況がなくなりました。
問題の直接解決を諦めて、ワークフロー自体を変えるという判断が、結果的により良い開発環境を生み出したケースです。
ケース3日本語ファイル名のせいでClaudeが大混乱した話
日本語でわかりやすくファイル命名していたプロジェクトで、Claudeにファイル操作を依頼したら、「ファイルが見つかりません」エラーが連発しました。
ファイルは確実に存在するのに、Claudeは全く認識してくれない。原因を調べたら、日本語ファイル名がエンコーディングの問題でClaude Code側で正しく処理できていなかったんです。
解決策は地味ですが効果的でした。プロジェクト全体で「ファイル名は英語、ファイル内の説明は日本語」というルールを徹底したんです。例えば「ユーザー管理.js」は「user-manager.js」に、ファイル冒頭に「// ユーザー管理モジュール」とコメント。
この変更により、Claudeはファイルを確実に認識できるようになり、さらに英語ファイル名のおかげでグローバルな開発者との協働もスムーズになりました。
日本語の利便性と国際的な互換性のバランスを取る、実用的な妥協点を見つけた事例です。
ケース4Claude Desktopで豆腐(□□□)だらけになった悪夢
Claude Desktopを初めてインストールして起動したら、画面全体が豆腐(□□□)で埋め尽くされ、一文字も読めないという恐怖体験をした人がいました。
最初はエンコーディング設定を疑いましたが、macOSの言語設定は正しく日本語になっています。アプリを再インストールしても状況は変わりませんでした。
最終的に効果があったのは、Font Bookでフォントをリセットする方法でした。「Font Book」→「設定」→「詳細」タブ→「フォントをリセット」を実行し、Mac再起動。
すると、見事に日本語が正常表示されるようになりました。原因は、システムに何らかの破損フォントがインストールされていたことでした。Claude Desktopがそのフォントを使おうとして文字化けが発生していたわけです。
この経験から学んだのは、「アプリケーション側の問題と決めつけず、システム全体を疑う視点の重要性」です。特にmacOSのFont Bookはフォント問題のトラブルシューティングに強力なツールだということも知りました。
ケース5チーム全員がバラバラの対策をしていたカオス状態
開発チームでClaude Codeを導入したものの、メンバーそれぞれが独自の日本語対策を取っていて、情報共有がまったくできないという問題が発生しました。
あるメンバーはPrompt Lineを使い、別のメンバーはMarkdown管理、さらに別のメンバーは英語で指示を書いていました。その結果、誰かが作成したプロンプトを他のメンバーが再利用できず、ナレッジが全く蓄積されませんでした。
解決策として、チーム全体でMarkdown管理方式を標準化しました。プロジェクトルートに.claude/templates/ディレクトリを作成し、共通のプロンプトテンプレートを配置。各メンバーはこのテンプレートをベースに、日付ごとのプロンプトをprompts/YYYY/MM/DD.md形式で管理します。
さらに、特に有用だったプロンプトは.claude/commands/に昇格させ、スラッシュコマンドとして全員が使えるようにしました。この運用により、チーム全体の開発効率が劇的に向上しました。
個人の工夫も大切ですが、チーム開発では「標準化と共有」がより重要だという教訓です。
知っておくべき文字化け予防の開発習慣
日々の開発で意識するだけで、文字化け問題を未然に防げる実践的な習慣を紹介します。
新規ファイル作成時は必ずUTF-8を明示的に指定する
多くのエディタはデフォルトでUTF-8を使いますが、環境によってはシステムのデフォルトエンコーディングが適用されることがあります。ファイル作成時に明示的にUTF-8を指定する習慣をつけましょう。
VSCodeなら、ファイル作成直後に画面右下のエンコーディング表示をクリックして「UTF-8」を確認・選択します。これだけで将来の文字化けリスクを大幅に減らせます。
Gitコミット前にエンコーディング統一チェックを実行
プロジェクトに異なるエンコーディングのファイルが混在すると、Claudeでの作業時に問題が発生しやすくなります。pre-commitフックでエンコーディングチェックを自動化しましょう。
簡単なシェルスクリプトで、UTF-8以外のファイルがコミットされようとしたら警告を出すようにできます。これによりチーム全体でエンコーディングの一貫性を保てます。
プロジェクトテンプレートに.editorconfigを含める
.editorconfigファイルでプロジェクト全体のエンコーディングルールを定義しておけば、どのエディタを使っても一貫した設定が適用されます。
「 charset = utf-8」と記載するだけで、チームメンバー全員が自動的にUTF-8でファイルを保存するようになります。新規プロジェクト開始時に必ず設定しましょう。
CLAUDE.md は最初に作成して育てていく
Claude Codeを使うプロジェクトでは、プロジェクト開始時にCLAUDE.mdを作成し、開発を進めながら充実させていく習慣をつけましょう。
最初は「常に日本語で回答する」「コメントは日本語で記述」程度のシンプルな内容で構いません。開発中に「こういう指示を毎回出してるな」と気づいたら、それをCLAUDE.mdに追加します。
プロジェクトが進むにつれてCLAUDE.mdが成長し、プロジェクト固有のAIアシスタントとして機能するようになります。
ぶっちゃけこうした方がいい!
ここまで色々な対策や事例を紹介してきましたが、正直に言います。文字化け問題やIME問題に完璧な解決策は現時点では存在しません。公式の修正を待つしかない部分も多いんです。
でも、だからこそ言えることがあります。
個人的には、Markdown管理方式を軸に据えて、それ以外の対策は必要に応じて追加するのが最もバランスの取れたアプローチだと思います。
なぜなら、Markdown管理は単なる「問題回避策」ではなく、本質的に開発効率を向上させる手法だからです。プロンプトがファイルとして残ることで、ナレッジが蓄積されます。Gitで管理すればチーム共有もできます。過去のプロンプトを検索・再利用できるため、同じ指示を何度も書く無駄がなくなります。
つまり、文字化け問題が解決した後も、この方式を使い続ける価値があるんです。
それに、ぶっちゃけ言うと、ファイルアップロードに頼りすぎるのは根本的にリスクが高いんですよ。エンコーディング問題だけじゃなく、ファイルサイズ制限、アップロード失敗、プライバシー懸念など、様々な問題の種があります。
むしろ「必要な情報はテキストで構造化して渡す」という原則を守れば、これらの問題すべてを回避できます。XML タグで情報を整理し、思考の連鎖で論理的に問題を解かせ、Few-shotで出力品質をコントロールする。この3つのテクニックをマスターすれば、Claudeの真の力を引き出せるようになります。
そして最後に、これだけは覚えておいてください。完璧を求めすぎて何も始めないより、80%の解決策で今すぐ始める方が圧倒的に賢いです。
Markdown管理方式なら今日から始められます。完璧なワークフローを構築しようとせず、まず「prompts/2026/02/16.md」というファイルを作って、今日やりたいことを日本語で書いてみる。それだけで十分です。
使っているうちに、自然と自分なりのベストプラクティスが見えてきます。チームなら、使いながら標準化していけばいい。最初から完璧なルールを作る必要はありません。
Claudeは本当に強力なツールです。日本語問題はたしかに面倒ですが、それで諦めるには惜しすぎる。適切なワークアラウンドを使えば、日本語環境でも十分に活用できます。
そして何より、これらの問題と向き合い、解決策を実践することで、あなたはAIツールを本質的に理解できるようになるんです。それは将来、どんなAIツールを使うときにも活きる、普遍的なスキルになります。
だから、完璧な環境を待つんじゃなく、今ある環境で最大限の成果を出す。それが、本当のプロフェッショナルってもんじゃないですか?
Claudeで日本語が変になるケースに関する疑問解決
Claudeの日本語問題について、よくある質問とその回答をまとめました。
文字化けは将来的に改善される予定はあるの?
Anthropicからファイルアップロード時の文字化けに関する公式見解はまだ発表されていません。しかし、Claude Codeでは2024年11月から同様の問題が報告されており、GitHubのIssueでも議論が続いています。
特に日本語、中国語、ロシア語などのマルチバイト文字使用者から多数の報告が上がっているため、将来的には対応される可能性が高いと考えられます。ただし具体的な時期は不明です。
BOM付きUTF-8で保存するとプログラムが動かなくなるって本当?
はい、PHPやNode.jsでは実行時にエラーが発生する可能性があります。PHPの場合「headers already sent」エラー、Node.jsの場合「SyntaxError: Invalid or unexpected token」が発生することがあります。
そのため、実際に実行するファイルはBOMなしUTF-8で保存し、Claudeにアップロードする参照用としてBOM付きのコピーを別途用意するのがベストプラクティスです。
Claude Codeの日本語入力問題はいつ解決されるの?
2026年1月時点で、GitHubのIssue #3045で調査中とされていますが、根本的な解決にはReact Inkライブラリの改修が必要です。公式からの具体的な修正予定は発表されていません。
現時点では、Markdown管理方式やPrompt Lineなどのワークアラウンドで対処するのが現実的です。特にMarkdown管理方式は、問題が解決した後も開発効率向上のために使い続ける価値があります。
他のAIツールでも同じ問題が起きるの?
はい、Gemini CLIでも同様の日本語IME問題が報告されています。ターミナルベースのAIコーディングツール全般で、マルチバイト文字入力は技術的課題となっています。
これはReact InkなどのターミナルUIライブラリがIMEに最適化されていないことが根本原因です。Aider、OpenAI Codex CLIなど、他のCLI型AIツールでも類似の問題が発生する可能性があります。
英語で指示すれば問題は起きないの?
はい、英語入力ではIME問題は発生しません。実際、Claude Codeは英語での指示が最も精度が高いことが知られています。
しかし、日本語で思考して毎回英語に翻訳する手間は大きな負担です。そこで「Japanese Input for Claude Code」拡張機能の翻訳機能を使えば、日本語で書いた指示を自動的に英語に翻訳してから送信できます。DeepL、Google翻訳、OpenAI、Gemini、Claudeなど複数の翻訳プロバイダーに対応しています。
macOSとWindowsで問題の発生頻度は違うの?
はい、Windowsの方が日本語IME問題が顕著です。特にVSCodeでの日本語変換時に未確定文字が表示されない、再変換が崩れるなどの問題がより深刻です。
macOSは比較的安定していますが、それでもまれに問題が発生します。WindowsユーザーはWSL(Windows Subsystem for Linux)を使用することで、問題が軽減される場合があります。
SJIS(Shift_JIS)で保存されたファイルはどうすればいい?
レガシーシステムでSJIS保存が必須の場合、CLAUDE.mdでClaude Codeに手順を教え込む方法が効果的です。
具体的には「必須フォルダのファイルは文字コードSJISなので、更新するときは、ファイル単位でUTF8に変換した一時ファイルを作成し、一時ファイル編集後にSJISに戻して上書きする」といった指示をCLAUDE.mdに記載します。
これにより、Claude Codeが自動的にUTF-8の一時ファイルを作成し、編集後にSJISに戻してくれます。Project memoryとして設定すれば、継続的に同じプロジェクトで自動適用されます。
まとめClaudeの日本語問題は適切な対策で克服できる
Claudeで日本語が変になる問題は、確かに厄介ですが、適切な対策を講じれば十分に克服可能です。
ファイルアップロード時の文字化けにはUTF-8 BOM付き保存とファイル冒頭の英語記述が効果的です。Claude Code使用時のIME問題にはMarkdown管理方式が最も推奨されます。環境に応じてPrompt LineやVSCode拡張機能も活用しましょう。
重要なのは、これらの問題がClaudeの性能や能力とは無関係だということです。文字化けやIME問題はあくまで技術的な制約であり、適切なワークアラウンドで対処すれば、Claudeの強力な能力を日本語環境でも最大限に活用できます。
2026年2月現在、公式の根本解決を待ちながら、この記事で紹介した実践的なテクニックを使って、快適なClaude開発環境を構築してください。日本語入力の問題に振り回されることなく、Claudeとの真のパートナーシップを実現しましょう。


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