多くの開発者やクリエイターが日常的に使用しているCLIツール「Gemini-CLI」に新機能が登場しました。それが「カスタムスラッシュコマンド」の追加です。この機能を使えば、よく使うコマンドを自分好みに定義でき、作業効率を格段に向上させることができます。しかし、まだこの機能をうまく活用していない方も多いのではないでしょうか?この記事では、Gemini-CLIのカスタムスラッシュコマンドを使いこなすための方法や具体的な活用例を紹介し、誰でもすぐに効率化できるコツをお伝えします。
カスタムコマンドの基本Gemini-CLIをもっと便利にする方法

AIのイメージ
まずは、カスタムコマンドを設定するための基本的な手順を確認していきましょう。Gemini-CLIでは、コマンドを簡単にカスタマイズできるため、日常的な作業を効率化するための大きな一歩となります。
カスタムコマンドのディレクトリを作成
カスタムコマンドを定義するためには、まずコマンドを格納するディレクトリを作成する必要があります。このディレクトリは、プロジェクトのルートディレクトリ内に作成するか、もしくはホームディレクトリ内にグローバルな設定として配置することができます。
コマンドの定義ファイル(.toml)を作成
ディレクトリを作成したら、その中にコマンドを定義するためのファイルを作成します。このファイルは、拡張子「.toml」の形式で保存されます。この中には、コマンドの詳細を記述します。具体的には、description(説明)とprompt(実行時のプロンプト)の2つの項目を定義します。
実行例カスタムコマンドの活用
例えば、Markdownファイルを使ってブログ記事を作成する際に、特定の整形を行いたい場合、以下のようにカスタムコマンドを設定することができます。
/publish @対象ファイル.md
このコマンドを実行することで、あらかじめ定義されたルールに基づいて、GEMINI.mdが整形され、すぐにブログ用のフォーマットに変換されます。このように、よく使う処理をコマンド化することで、時間を大幅に節約できます。
Gemini-CLIカスタムコマンドの活用法作業の効率化例
次に、Gemini-CLIのカスタムスラッシュコマンドをどう活用するか、実際の使用例を紹介します。これにより、カスタムコマンドをどのように自分の作業に組み込めるかが具体的にイメージできるようになります。
よく使うプロンプトのショートカット化
例えば、GitやGitHubの操作をコマンドとして定義することで、毎回入力する手間を省けます。頻繁に行う操作や複雑なコマンドを短縮することで、作業のスピードが劇的に向上します。
/git pull /github status
これにより、コードの更新やステータス確認を即座に行えるようになり、作業効率が格段にアップします。
定型作業の自動化
例えば、ブログ記事の下書きを投稿用に整形する作業を自動化する場合、「/publish @article.md」というコマンドを作成します。これで、記事の整形から公開までを数秒で完了させることができます。
さらに、定期的なバックアップやデータのクリーニングなど、繰り返し行う作業を自動化することも可能です。これにより、時間を節約し、よりクリエイティブな作業に集中できます。
Gemini-CLIカスタムコマンドに関する疑問解決
カスタムコマンドの設定方法について疑問がある方も多いでしょう。ここでは、よくある質問にお答えし、よりスムーズにカスタムコマンドを活用できるようサポートします。
カスタムコマンドのディレクトリを作成する際、特に注意するべき点はありますか?
ディレクトリの作成場所に特に制限はありませんが、プロジェクトのルートディレクトリに作成することで、プロジェクトごとにカスタマイズを管理しやすくなります。グローバル設定を選ぶ場合、複数のプロジェクトで同じコマンドを使いたいときに便利です。
カスタムコマンドに引数を渡す方法は?
引数を渡す場合、コマンド定義ファイルでプレースホルダを使用することで可能です。例えば、引数をそのままコマンド内で参照したり、動的に変えることができます。これにより、より柔軟なコマンド作成が可能になります。
まとめ
Gemini-CLIのカスタムスラッシュコマンドを使うことで、日々の作業が飛躍的に効率化されます。定型作業を自動化したり、よく使うコマンドを短縮することで、時間を節約し、より創造的な作業に集中できるようになります。これまで手間だと感じていた作業も、カスタムコマンドを使うことで劇的に改善され、作業の生産性が向上すること間違いなしです。
ぜひ、今回紹介した方法を参考に、自分だけのカスタムコマンドを作成して、作業効率を最大限に引き上げてください!
コメント