「せっかく画像生成したのに、毎回雰囲気がバラバラになってしまう…」そう感じたことはありませんか?Midjourneyで画像を量産するとき、一番の悩みのタネがまさにこのスタイルの不統一問題です。プロンプトを工夫しても、毎回違う雰囲気の画像が生成されて、シリーズものやブランド用のコンテンツとして使えない…。そんな経験をしている人にこそ、今すぐ使ってほしい機能があります。それがSrefコード(スタイルリファレンスコード)です。
この記事では、Srefコードの基本的な仕組みから、2026年最新のV7モデルへの対応方法、さらには自分だけのオリジナルコードを作るStyle Creatorの活用法まで、初心者にもわかりやすく徹底解説します。読み終わる頃には、「あの画像と同じ雰囲気でもう一枚」が自在にできるようになるはずです。
この記事で学べる内容を最初に確認しておきましょう。
- SrefコードをV7・Niji7で正しく使うための基本構文と最新パラメータ対応
- スタイルの強度を自在に調整できる–swパラメータの具体的な使い方
- Style Creatorで世界にひとつだけのオリジナルSrefコードを自作する手順
そもそもSrefコードとは何か?仕組みをわかりやすく解説

画像生成AIのイメージ
Srefコードとは、「Style Reference(スタイルリファレンス)コード」の略称で、Midjourneyが内部に持つ膨大なスタイルライブラリから特定の視覚スタイルを呼び出すための数字コードです。
たとえるなら、「このイラストと同じ色使い・タッチ・雰囲気で描いてください」という指示書を、数字一つに圧縮したものだと思ってください。プロンプトで細かく「水彩風で、淡いパステルカラーで、柔らかい光で…」と説明しなくても、Srefコードを一つ指定するだけで、そのスタイルがそのまま再現されるわけです。
Midjourneyの公式ドキュメントによると、V7モデルでSrefコードを使う際には–sv(スタイルバージョン)という新しいパラメータも関係してきます。現在のデフォルト設定は–sv 6で、2025年6月16日以前の旧モデルのスタイル参照を使いたい場合は–sv 4を指定する必要があります。このあたりの詳細は後ほど詳しく説明します。
また、Srefコードには「画像URLを使う方法」と「数字コードを使う方法」の2種類があります。画像URLを使う場合は、ウェブ上に公開されている任意の画像のURLを–srefの後ろに貼り付けるだけでOKです。数字コードを使う場合は、Midjourneyが持つ内部スタイルライブラリから特定のスタイルを呼び出します。どちらの方法も「どんな雰囲気で描くか」を指定するという点では同じ機能です。
Srefコードの基本的な使い方と構文
プロンプトへの入力方法
Srefコードの使い方はシンプルです。プロンプトの末尾に–srefパラメータを追加するだけ。具体的な構文は以下のとおりです。
- 数字コードを使う場合Anime girl –sref 4198857621 –niji 7
- 画像URLを使う場合a serene landscape –sref https://example.com/image.jpg
- ランダムに試したい場合Anime girl –sref random
–sref randomは特に便利なオプションで、これを指定するとMidjourneyがランダムなスタイルコードを自動適用してくれます。生成後にプロンプトを確認すると、「random」の部分が実際のコード番号に変換されているので、気に入ったスタイルはそのコードをメモしておけばいつでも再利用できます。
また、複数のSrefコードを空白で区切って並べることで、スタイルを組み合わせることもできます。たとえば「Anime girl –sref 4198857621 1971392496 –v 7」のように記述すると、2つのスタイルが融合した独自の雰囲気が生まれます。これが自分だけのオリジナル世界観を作る上での大きな強みです。
V7モデルとNiji7での対応状況
2026年現在、Midjourneyで主に使われているのはV7モデルとNiji7モデルです。Srefコードはどちらのモデルでも使えますが、注意点があります。
V7モデルでは、スタイル参照システムが大幅にアップデートされました。そのため、V6やNiji6時代に保存していた古いSrefコードをV7でそのまま使っても、同じスタイルが再現されないケースがあります。古いコードをV7で使いたいときは、–sv 4を追記することで旧スタイル参照モデルを呼び出せます。
Niji7での注意点はさらに明確で、Niji6で作成・保存したSrefコードをNiji7でそのまま使うと、全く異なるイラストが生成されてしまいます。Niji6時代のコードをNiji7で使う場合も同様に–sv 4が必要です。このひと手間を忘れないようにしましょう。
スタイルの強さを調整する–swパラメータの活用法
Srefコードを使いこなす上で、多くの初心者が見落としているのが–sw(スタイルウェイト)パラメータです。これはSrefコードの影響力を数値で調整するもので、0から1000の範囲で指定でき、デフォルト値は100です。
–sw 0にするとSrefコードの効果がほぼゼロになり、–sw 1000にするとスタイルが最大限に反映されます。デフォルトの100は「ほどよくスタイルが効いている状態」です。
実際の使い方として、たとえば「コードのスタイルが少し強すぎて、主題が目立たない」と感じたら–sw 50や–sw 30に下げてみると、スタイルの風味を残しつつコンテンツが前面に出るバランスが取れます。逆に「もっとコードの世界観を強く出したい」というときは–sw 300や–sw 500に上げると効果的です。
プロの活用法として「–sw {0, 200, 400, 600, 800, 1000}」のようにパーミュテーション(複数値のテスト)を使って一気に6パターン生成し、自分好みの強さを探すという方法も有効です。
Style Creatorでオリジナルのコードを自作する方法
ネット上にある既存のSrefコードを探し続けることに疲れを感じている方には、Style Creatorという公式機能がおすすめです。これはMidjourney公式サイト(midjourney.com)限定で使える機能で、プロンプトや参照画像をもとに、完全オリジナルのSrefコードを作れます。
Style Creatorの基本的な手順
- Midjourney公式サイトにアクセスし、左側メニューの「Style Creator」をクリックします。
- プロンプト入力欄に、ベースとなるシンプルなプロンプト(例「girl」や「landscape」など)を入力し、生成ボタンをクリックします。
- 生成されたグリッド画像の中から、「自分が目指したいスタイルに近い」と感じる画像を選択していきます。このとき、画像の内容ではなくスタイル・雰囲気・質感に集中して選ぶのがポイントです。
- 選択を繰り返すことで、Style Creatorがあなたの好みを学習し、より理想に近いプレビュー画像を生成するようになります。スタイルは5〜10ラウンドで安定し、10〜15ラウンドでさらに細部が洗練されます。
- 理想のスタイルに仕上がったら「End Session」ボタンをクリックしてセッションを終了します。
- Createページを確認すると、新しいSrefコードが付与された画像が生成されています。このコードを今後のプロンプトに使い回せます。
また、既存の画像からコードを作ることも可能です。「このイラストの雰囲気が好き」という画像があれば、プロンプト欄のアイコンから画像をアップロードするか、MidjourneyでこれまでCorに生成した画像の中から参照画像を選択することで、その雰囲気をベースにしたSrefコードを作れます。
公式ドキュメントによると、Style CreatorはV7モデルを使って画像を生成しており、GPU時間を消費します。GPU時間を節約したい場合は、プロンプトに–draftを追加すると、プレビュー画像の生成が高速化されます。
Srefコードの見つけ方と便利なリソース
「自分でコードを作る前に、まず良さそうなコードを集めたい」という方のために、Srefコードを発見・収集するための方法を紹介します。
最も手軽な方法は、前述の–sref randomコマンドを繰り返し使うことです。気に入ったスタイルが出たら、そのコード番号をメモしておくだけで自分だけのコレクションが育っていきます。もう少し効率よく探したいなら、数字コードをまとめたオンラインライブラリを活用するのが賢い方法です。世界中のMidjourneyユーザーが発見・共有したコードが数千件以上登録されているサイトが複数存在し、スタイル別・テーマ別に絞り込んで検索できるため、「こんな雰囲気のコードを探している」という要望に素早く応えてくれます。
また、MidjourneyのWebサイト自体にもスタイルコードのギャラリー機能があります。気に入ったコードを見つけたら「Likeボタン」を押すことで、自分のお気に入りコレクションとして保存できます。ただし、Likeしたコードはパーソナライゼーションのプロフィールには影響しないので、純粋に使いたいコードをストックする用途に使いましょう。
Srefコードを使った実践的なプロンプト例
実際の活用シーンをイメージしながら、具体的なプロンプト例を確認してみましょう。
まず、アニメイラストを統一したい場合のプロンプト例として「girl, relaxing on a sofa, with a cat, cozy atmosphere, anime style –sref 4198857621 –niji 7」があります。このようにSrefコードを指定することで、プロンプトの内容(ソファでくつろぐ女の子)は変えながらも、色味やタッチの雰囲気は統一されたシリーズ画像が量産できます。
3Dレンダリング風のコンテンツを統一したい場合は「3D robot character, cute design, studio lighting, white background –sref 12345678 –v 7」のように使います。キャラクターのポーズや表情だけを変えながら、3Dスタイルの質感やライティングの雰囲気をSrefコードで固定することで、ゲームや資料用のキャラクターシリーズが簡単に揃えられます。
さらに、–cref(キャラクターリファレンス)と組み合わせることで、キャラクターの外見を維持しつつスタイルも統一するという上級者向けの使い方も可能です。ただし、Niji7では現時点で–crefが利用できないため、V7モデルでの組み合わせに限られます。
Srefコードを使っていて「あるある」な5つの失敗と、その具体的な解決策

画像生成AIのイメージ
Srefコードを使い始めると、最初は「便利すぎる!」と感激するんですが、少し慣れてくると「あれ、なんか思ってたのと違う…」という経験が必ず出てきます。ここでは、実際によく起きる失敗パターンと、他のサイトではなかなか解説されていない具体的な対処法をまとめます。
失敗①「プロンプトにスタイル系キーワードを書いたらSrefが効かなくなった」
これ、かなり多くの人が一度はハマる罠です。たとえば「anime style, watercolor, soft pastel –sref 4198857621」のように、プロンプト側にもスタイルを表す言葉をいっぱい入れてしまうと、Srefコードの効果がプロンプトの言葉に打ち消されてしまうことがあります。
Midjourneyの公式ドキュメントでも明確に「プロンプトのスタイル系キーワードはできるだけ省くこと」と書かれています。Srefコードがすでにスタイルの全情報を持っているので、「anime style」などの言葉はむしろノイズになってしまうんです。
解決手順はこの通りです。
- プロンプトから「anime style」「watercolor」「soft pastel」「cinematic」など、スタイルを直接指定する単語をすべて削除する。
- 残すのは「何を描くか(被写体)」と「どこで(背景・環境)」の情報だけに絞る。
- それでも意図したスタイルにならない場合だけ、Srefコードに合ったスタイル語を1〜2語だけ足してみる。
たとえば「anime girl, cherry blossom park, spring –sref 4198857621 –niji 7」のように、被写体と背景だけをシンプルに書くほうが、Srefの世界観がきれいに出ます。
失敗②「同じコードを使ったのに毎回違う雰囲気になる」
「昨日使ったコードで今日また生成したら全然違う画像になった」という声はよく聞きます。これにはいくつかの原因があります。
まず、–styleパラメータの状態が影響しています。Midjourneyには「–style raw」というオプションがあり、これをオンにするとAIの自動美化処理をオフにして、よりSrefコードに忠実な結果が出やすくなります。逆に–style rawをオフにしている状態では、AIが自分の判断で画像を「よりきれいに」しようとするため、Srefの雰囲気が薄まることがあります。
次に、プロンプトの微妙な変化も関係します。同じコードでも、プロンプトの言葉が少し変わるだけで、Srefとの組み合わせ結果が変わります。できるだけ同じ文章・同じパラメータを維持することが、再現性を高めるコツです。
再現性を高めるための黄金セット構文はこれです。
–sref –sw –style raw –v 7
この形を固定テンプレートとして使い回すと、毎回の生成結果が安定しやすくなります。
失敗③「複数のSrefコードを混ぜたら、どっちつかずな雰囲気になった」
Srefコードは複数指定できますが、やみくもに組み合わせると「どのスタイルでもない、微妙な何か」が生まれてしまうことがあります。これは混ぜるコードのスタイルが「喧嘩している」状態です。
たとえばモノクロ系の繊細な線画コードと、高彩度のネオンカラー系コードを同時に指定しても、どちらの良さも消え合うだけです。
複数のSrefコードを混ぜるときは、「補完関係にあるスタイル同士」を選ぶのが鉄則です。たとえば「柔らかい光感のコード+淡い色調のコード」や「繊細な線描のコード+落ち着いた色温度のコード」のように、方向性が同じスタイル同士を組み合わせると、ふたつのコードの良いとこどりができます。
また、複数コードを使う場合はそれぞれに個別の重みづけもできます。「–sref 1234::2 5678::1」のように、コードの後ろにダブルコロンと数字を付けることで、どちらのコードを優先させるかをコントロールできます。
失敗④「Style Creatorで作ったコードが、後から使ったら全然違う仕上がりになった」
これはStyle Creatorを使った人がほぼ全員経験するやつです。Style Creator内でプロンプトに「可愛い女の子」と入れてコードを作ったとき、そのコードは「可愛い女の子を描くときのスタイル情報」が少し混入した状態で生成されています。
別のプロンプト(たとえば「老人の肖像画」)で同じコードを使うと、Style Creator内で見ていた雰囲気と全然違う結果になる…というのはこれが原因です。
公式ドキュメントにも「Style Creator内で使ったプロンプトの内容はコードに混入することがある」と注意書きがあります。これを防ぐには、Style Creatorのベースプロンプトをできるだけシンプルにすることです。「girl」「person」「landscape」などの単語一語だけにしておくと、コード自体の純度が上がります。
失敗⑤「画像URLをSrefに使ったら著作権的に大丈夫なのか気になって使えない」
これは技術的な失敗ではないですが、精神的なブレーキになっている人が多い問題です。結論から言うと、Srefに画像URLを使う場合、参照されるのはあくまで「スタイル・色調・雰囲気」だけであり、画像の内容そのものがコピーされるわけではありません。Midjourneyはその画像の構図や被写体を再現するのではなく、色温度・コントラスト・テクスチャ・ライティングの傾向を抽出して新しい画像に適用します。
ただし、著作権への配慮という意味では、自分自身が撮った写真や自分で生成したAIイラストのURLを使うのが最も安全です。Midjourneyで過去に生成した気に入った画像のURLをSrefに使う、というのが実用的かつリスクの少ない方法としておすすめです。
用途別・すぐ使えるSrefコード活用プロンプト集
ここでは、Srefコードと組み合わせることで効果が高まる、実践的なプロンプト例を用途ごとに紹介します。コードは一例として掲載していますが、好みのコードに置き換えて使ってください。
SNSアイキャッチ・アニメ系イラスト向け
「girl, sitting by the window, reading a book, warm afternoon light, cozy room –sref 4198857621 –niji 7 –ar 4:5」
縦長のアスペクト比(–ar 4:5)にするとInstagramのフィードに最適なサイズになります。Srefコードで雰囲気を固定したまま、被写体の行動や背景だけを変えていくと、統一感のあるシリーズ投稿が量産できます。
3Dキャラクター・ゲーム向けコンセプトアート
「cute 3D robot character, holding a flower, soft studio lighting, clean white background, Pixar style –sref 2758364261 –sw 200 –v 7 –ar 1:1」
–sw 200にすることで3Dテイストが強調され、ゲームやアプリのキャラクターとして使いやすい安定した仕上がりになります。背景をwhiteにしておくと、後からPhotoshopや他ツールで使い回しやすいです。
ダーク・シネマティック系(プレゼン資料・サムネ向け)
「lone samurai standing in the rain, cinematic composition, night scene, dramatic shadows –sref 929343584 –sw 300 –style raw –v 7 –ar 16:9」
–style rawを加えることでAIの過剰な美化処理を抑え、Srefコードのシネマティックな暗さが素直に出ます。YouTubeサムネイルや記事のヘッダー画像に最適なワイドサイズです。
ふんわり水彩・パステル系イラスト(ハンドメイド・料理ブログ向け)
「small bakery interior, fresh bread on display, warm morning light, pastel tones –sref 3943333032 –sw 150 –niji 7 –ar 3:2」
–swを150程度に抑えると「スタイルは効いているけど主題もクリア」なバランスに仕上がります。料理・カフェ・ライフスタイル系のコンテンツと特に相性が良いです。
日本語プロンプトでの使用例(初心者向け)
「桜の木の下でお茶を飲む女性。和風の庭園、静かな朝 –sref 471699972 –niji 7 –ar 4:3」
日本語プロンプトでもSrefコードは問題なく機能します。日本語のほうが自分のイメージを直感的に伝えやすい場合は、積極的に日本語で書いて問題ありません。
Srefコードを「資産」として管理する方法
Srefコードを使い込んでいくと、「あの気に入ったコード、どこにメモしたっけ?」問題が必ず発生します。コードはただの数字の羅列なので、記憶には残りません。後から探そうとしても、MidjourneyのCreateページから膨大な生成履歴を遡るのは時間がかかります。
コード管理の現実的なベストプラクティスとして最もシンプルなのは、スプレッドシート(GoogleスプレッドシートやNotionのデータベース)で管理することです。列の構成は「コード番号・スタイルの一言説明・適したモデル(V7/Niji7)・用途タグ・生成例の画像URL」あたりを用意しておくと、後から探しやすくなります。
Midjourneyの公式サイトにある「Likeボタン」でお気に入りとして保存する方法もありますが、あくまで「コード番号を手元に持っておく」ことが大事です。なぜなら、Likeしたコードがいつまでも参照できる保証はなく、サービスのアップデートで機能が変わる可能性もゼロではないからです。
また、コードに自分なりの「通称」をつけておくのも実は有効です。たとえば「コード4198857621 = うちのメインアニメ系」「コード929343584 = ダーク系サムネ用」などと名前をつけておくと、プロンプトを書くときに「あのコードは何番だったっけ」と迷う時間がなくなります。
さらに、コードはチームやコミュニティで共有できる資産でもあります。SNSやDiscordでコードを共有し合うことで、自分では見つけられなかった素晴らしいスタイルに出会えることも多いです。Srefコードを「自分だけのもの」として抱え込まず、積極的にシェアするほうが、結果的に自分のコレクションも豊かになっていきます。
Srefコードとパーソナライゼーション機能の関係性
Midjourneyにはパーソナライゼーション(Personalization)という機能があり、ユーザーが画像をランク付けすることで、自分の好みに合わせたカスタムスタイルをAIが学習してくれます。これを使うと、プロンプトに「–p」を追加するだけで「あなた好みの画像」が生成されるようになります。
SrefコードとPersonalization機能は組み合わせて使えます。たとえば「girl, park scene –sref 4198857621 –p –niji 7」のように、Srefコードでスタイルの方向性を固定しつつ、Personalizationであなた好みのフィルターをさらに重ねるという使い方です。
ただし注意点として、Personalization機能は「Srefのスタイル+あなた好みのフィルター」を足し算するため、Srefの雰囲気が少し変質することがあります。スタイルを完全にSrefで固定したい場合は、–pは入れないほうが安定します。逆に「Srefの世界観をベースに、もう少し自分好みに調整したい」という場面では、–pとの組み合わせが有効です。
なお、Srefコードをいくつかお気に入りに追加(Like)しても、Personalizationのプロフィールには影響しません。この2つは完全に独立したシステムなので、お気に入り登録の数がPersonalizationの精度に影響することはないと公式が明言しています。
ぶっちゃけこうした方がいい!
ここまでいろいろ説明してきましたが、正直なところをお伝えします。
Srefコードを使いこなしている人と、使いこなせていない人の一番の差は「コードの量」ではなく、「自分のメイン用途に特化した”鉄板コード”を3〜5個だけ持っているかどうか」です。
何十個もコードを集めて管理し続けるよりも、「これがあれば大体なんとかなる」という3〜5個に絞り込んで、そのコードに対して「どんなプロンプトと組み合わせると最高の結果が出るか」を徹底的に試した方が、圧倒的に効率がいいです。
それよりも、個人的に一番効果的だと思っているのは「まずStyle Creatorで自分だけのコードを1個作ること」です。既存のコードをいくら集めても、それは誰かが発見した「誰かの好みに合ったスタイル」でしかありません。自分がInstagramやPinterestで「これ好きだな」と感じた画像を数枚集めて、Style Creatorに通すと、それが自分の感性にぴったりフィットしたオリジナルコードになります。そのコードさえあれば、あとは被写体とシーンをプロンプトで変えるだけで、全ての画像が「自分色」に統一されます。
コードを探し回る時間は、ある意味では「自分の好みを言語化できていない」証拠でもあります。好みを言語化した瞬間、Style Creatorはそれをコード化してくれる。この一手間を惜しまない人が、Midjourneyを本当の意味で使いこなしている人だと思います。
プロンプト探しに疲れたら、一度立ち止まって「自分は何が好きなのか」を整理してみてください。そこからStyle Creatorで自分コードを作る、それが一番楽で一番効率的で、一番クリエイティブな使い方です。
Midjourneyのsrefコードの使い方に関するよくある疑問
SrefコードとCrefコードの違いは何ですか?
混同されやすいこの2つは、機能が根本的に異なります。–sref(スタイルリファレンス)は画像の「スタイル・色合い・雰囲気・タッチ」を参照します。対して–cref(キャラクターリファレンス)は特定のキャラクターの「顔立ち・外見・特徴」を維持するための機能です。シリーズ画像の世界観を統一したいなら–sref、同じキャラクターを複数のシーンに登場させたいなら–crefが適しています。2026年3月時点では、Niji7では–crefが利用できないため注意が必要です。
古いSrefコードがV7で再現されないのはなぜですか?
MidjourneyのV7アップデートに伴い、スタイル参照システム自体が大幅に刷新されました。そのため、V6やNiji6時代のコードをそのままV7・Niji7で使っても、まったく別のスタイルが出てきてしまいます。解決策は–sv 4を追記することです。これにより旧スタイル参照モデルが呼び出され、以前と同じ雰囲気を再現できます。逆に最新のV7スタイルシステムを使いたい場合はデフォルトの–sv 6がそのまま適用されます。
Srefコードを自分で作成することはできますか?
数字コードそのものを「ゼロから創作する」ことはできません。ただし、Style Creatorという公式機能を使えば、自分の好みに合ったスタイルを機械学習的に絞り込み、それをコード化して繰り返し使えるオリジナルSrefコードを生成できます。また、–sref randomを繰り返して気に入ったコードを「発見する」という方法もあります。
–swパラメータはどう設定するのがベストですか?
–sw(スタイルウェイト)の最適値はコードや用途によって異なりますが、初心者はまずデフォルトの100でスタートするのがおすすめです。スタイルが強すぎると感じたら50〜70に下げ、もっとスタイルを前面に出したいなら200〜400に上げてみてください。スタイルの「風味だけ加えたい」という場合は10〜20の極低値も有効で、全体の雰囲気はほぼ通常通りに保ちつつ、色調や質感にSrefの個性が微かに加わります。
まとめ
MidjourneyのSrefコードは、画像生成の「スタイル統一問題」を根本から解決してくれる強力な機能です。基本的な使い方は「プロンプトの末尾に–sref コード番号」を追記するだけとシンプルですが、–swでスタイルの強度を調整すること、V7と古いコードのバージョン互換性に注意すること、そしてStyle Creatorで自分だけのコードを作ることまで理解すると、表現の幅が劇的に広がります。
まずは–sref randomで気軽にランダムなスタイルを試してみることから始めましょう。気に入ったコードが見つかったら保存して、徐々に自分だけのSrefコレクションを育てていくのが、Midjourneyを長く楽しむコツです。スタイルが揃った画像シリーズを作れるようになると、SNS発信やブランドコンテンツ制作のクオリティが一気に上がりますよ。


コメント