仕事中にClaudeに質問したら、いきなり回答が途切れて真っ白な画面が続く。コーディング作業の最中にエラーも出さずにフリーズ。そんな経験、ありませんか?実はこれ、あなただけの問題じゃありません。2026年2月現在、世界中のClaudeユーザーが同じ問題に直面しています。
この記事では、Claudeが途中で回答を停止する5つの主要な原因と、それぞれの具体的な解決策を徹底解説します。さらに、2026年最新のトークン制限情報や、知られざるネットワーク問題の回避方法まで、現場で即使える情報をお届けします。
- トークン制限による停止の仕組みと回避策を完全理解できる
- ネットワークエラーとサーバー問題を見分ける方法がわかる
- Claude Code特有の問題と最新の解決法を習得できる
Claudeが突然止まる5つの主要原因

AIのイメージ
Claudeが途中で回答を停止する現象には、明確な理由が存在します。2026年2月の最新調査によると、ユーザーが直面する問題の約90%は、以下の5つの原因に分類できることがわかっています。
トークン制限の壁に到達している
最も頻繁に発生する原因が、コンテキストウィンドウのトークン制限です。Claudeは会話全体の情報を「コンテキストウィンドウ」という記憶領域に保存しています。この領域には上限があり、標準プランでは200,000トークン、Enterprise版のClaude Sonnet 4.5では500,000トークン、API経由のClaude Opus 4.6では最大1,000,000トークンまで対応しています。
会話が長くなるにつれて、あなたの質問、Claudeの回答、アップロードしたファイルの内容、すべてがこのトークンを消費していきます。1トークンは約4文字に相当するため、長い文書を読み込ませたり、コードの全体を貼り付けたりすると、あっという間に上限に達してしまいます。
特にClaude Codeを使用している場合、システム指示、ファイルコンテキスト、長い出力が同時に発生するため、通常のチャットよりも遥かに速くトークンを消費します。Proプランでは約44,000トークン、Max5プランでは88,000トークン、Max20プランでは220,000トークンが5時間ごとにリセットされる仕組みです。
興味深いことに、Claudeには「コンテキスト認識機能」が搭載されており、現在のトークン使用量を把握しています。このため、上限に近づくと自動的に古い情報を削除して新しい情報のための空間を確保しようとします。しかし、この処理が間に合わない場合、回答が途中で終了してしまうのです。
出力トークン制限に達している
入力とは別に、Claudeが1回の回答で生成できる文字数にも制限があります。Claude 4.5世代のモデル(Opus、Sonnet、Haiku)では、最大64,000トークンの出力が可能ですが、これは設定によって変動します。
特にAPI経由で利用している場合、max_tokensパラメータが不適切に設定されていると、予想よりも早く回答が切れてしまいます。たとえば、長いコードの生成やレポート作成を依頼したのに、途中で止まってしまうケースの多くは、この出力制限が原因です。
Claude 3.5 Sonnetの標準版では4,096トークン、ベータ版では8,192トークンと、世代によっても大きく異なります。あなたが使用しているモデルの出力制限を確認することが、問題解決の第一歩になります。
ネットワーク接続の不安定性
2026年2月の最新レポートによると、Claudeのサービスは比較的安定していますが、一時的なネットワーク障害やタイムアウトは定期的に発生しています。特に2月1日から11日にかけて、Claude Status ページには複数のインシデントが報告されました。
ネットワーク関連の問題には、大きく分けて2種類あります。1つ目は、あなたの側のインターネット接続の問題。Wi-Fiの不安定さ、VPNの干渉、ファイアウォールの制限などが該当します。2つ目は、Anthropic側のサーバー問題や、API接続のタイムアウトです。
特にClaude Codeを使用している場合、ネットワークを切り替えたとき(オフィスのWi-Fiから自宅のWi-Fiへ移動するなど)に、接続が完全にリセットされない「ECONNRESET」エラーが発生することが確認されています。この場合、プロセスを完全に終了して再起動する必要があります。
レート制限と容量制約
Claudeには、システムの公平な利用を確保するためのレート制限が実装されています。短時間に大量のリクエストを送信すると、一時的にアクセスが制限されます。特にAPI経由で利用している場合、1分あたりのリクエスト数(RPM)、1分あたりの入力トークン数(ITPM)、1分あたりの出力トークン数(OTPM)に制限があります。
さらに、サーバーの容量が逼迫している時期には、「Due to unexpected capacity constraints, Claude is unable to respond to your message」というメッセージが表示されることがあります。これはサーバーの過負荷状態を示しており、一時的な現象です。通常、数分待てば解消されます。
2025年8月からは、一部のヘビーユーザーの過剰使用を防ぐため、週単位のレート制限も導入されました。Proプランでは週あたりの利用時間に上限があり、これを超えると速度が低下したり、アクセスが一時的に制限されたりします。
安全フィルターによる回答拒否
Claudeには強力な安全機構とコンテンツフィルターが組み込まれており、不適切な内容や有害な情報の生成を防ぐ仕組みがあります。あなたの質問がこのフィルターに引っかかった場合、stop_reasonが「refusal」となり、回答が生成されません。
特にClaude Sonnet 4.5やOpus 4.1では、より厳格な安全基準が適用されており、問題のない質問でも稀に誤検知されることがあります。この場合、質問の言い回しを変えたり、より具体的で建設的な表現に修正したりすることで、回答を得られる可能性が高まります。
また、長時間の会話の中で文脈が複雑になりすぎると、Claudeが混乱して「ハルシネーション」と呼ばれる誤った情報を生成することがあります。この状態になると、回答が支離滅裂になったり、途中で停止したりすることがあります。
トークン制限による停止を防ぐ実践テクニック
トークン制限は避けられない現実ですが、賢く対処することで、長時間の作業セッションを維持できます。
会話のコンパクト化戦略
最も効果的な対策は、定期的に新しいチャットを開始することです。会話が長くなりすぎたと感じたら、それまでの重要な情報を簡潔にまとめて新しいチャットにコピーし、そこから継続します。これにより、不要な古い情報を削除し、新鮮なコンテキストで作業を続けられます。
Claude APIを使用している場合は、「コンパクション機能」を活用できます。これはサーバー側で会話の要約を自動的に生成し、古い部分を圧縮する機能です。context-1m-2025-08-07のベータヘッダーを使用すると、この機能が有効になります。
プロジェクト機能を活用している場合は、プロジェクト指示を簡潔に保つことが重要です。長い背景説明や詳細なガイドラインは、個別のチャット内で必要に応じて提供する方が、トークンの節約になります。
ファイルアップロードの最適化
大きなファイルをアップロードすると、それだけで数万トークンを消費してしまいます。PDFファイル、コードベース、長いドキュメントを読み込ませる前に、本当に必要な部分だけを抽出してください。
たとえば、100ページのPDFから特定の章だけが必要な場合、その章を別ファイルとして抽出してアップロードすれば、大幅にトークンを節約できます。コードファイルも同様に、関連する関数やクラスだけを抜き出して提供することで、効率が飛躍的に向上します。
プロジェクト内の未使用ファイルは定期的に削除してください。過去のファイルがコンテキストに残り続けると、新しい作業のためのスペースが減少してしまいます。
ツールとコネクタの管理
Web検索、Research機能、MCPコネクタは、非常に便利ですがトークンを大量に消費します。必要のないときは、設定からこれらの機能を一時的に無効化してください。
特にMCPサーバーを複数接続している場合、各サーバーのツール定義がすべてコンテキストに読み込まれるため、それだけで数万トークンを消費することがあります。最近のアップデートで「Tool Search」機能が追加され、必要なツールだけを動的に読み込む仕組みが導入されましたが、これにより46.9%ものトークン削減が実現しています。
拡張思考モードも、深い推論が必要な場合以外はオフにしておくことをお勧めします。このモードでは、Claudeが内部で思考プロセスを展開するため、通常よりも多くのトークンを使用します。
ネットワークエラーの診断と解決手順
Claudeが応答しない場合、まず問題がどこにあるのかを特定することが重要です。
問題の切り分け方法
最初に確認すべきは、Anthropicのステータスページです。status.claude.comにアクセスして、システム全体のステータスを確認してください。2026年2月だけでも、複数の小規模なインシデントが報告されています。
ステータスページが正常を示している場合、問題はあなたの環境にある可能性が高いです。別のデバイスやネットワークから接続を試みてください。職場のネットワークでダメなら、スマートフォンのテザリングで試すなど、複数の接続方法を確認します。
Chromeの開発者ツールのコンソールタブを開くと、ネットワークエラーやタイムアウトの詳細なログを確認できます。CORSエラー、タイムアウトエラー、接続拒否など、具体的なエラーメッセージから原因を特定できます。
接続問題の具体的な解決策
VPNを使用している場合、一時的にVPNを無効化してみてください。多くの企業VPNやプライバシーVPNは、AI APIへのアクセスをブロックしたり、遅延を引き起こしたりします。
ファイアウォールやセキュリティソフトが干渉している可能性もあります。api.anthropic.comへのHTTPS接続が許可されているか確認してください。特に企業ネットワークでは、IT部門にホワイトリスト登録を依頼する必要があるかもしれません。
ブラウザのキャッシュとCookieをクリアすることも効果的です。Chrome、Safari、Firefoxなど、使用しているブラウザの設定から、claude.aiのデータを完全に削除してからアクセスし直してください。
Claude Code特有のネットワーク問題
Claude Codeを使用している場合、ネットワーク切り替え後に「fetch failed」や「ECONNRESET」エラーが発生することがあります。この問題は、古いHTTP/2接続が再利用されようとすることが原因です。
解決策は単純です。ターミナルで以下のコマンドを実行して、Claude Codeのプロセスを完全に終了してください。
pkill -f claude
その後、再度起動すれば、新しいネットワークで正常に接続できます。この問題は2026年2月の時点で既知の不具合として報告されており、将来のアップデートで修正される予定です。
タイムアウト設定が不適切な場合も問題が発生します。~/.claude/settings.jsonファイルで、タイムアウト値を適切に設定してください。推奨値は300,000ms(5分)から600,000ms(10分)です。
API利用時の高度なトラブルシューティング
API経由でClaudeを使用している場合、より詳細な制御と診断が可能です。
stop_reasonの理解と対応
Claude APIは、回答が停止した理由を「stop_reason」として返します。これを確認することで、正確な原因を特定できます。
「end_turn」は最も一般的で、Claudeが自然に回答を完了したことを意味します。これは正常な終了です。「max_tokens」は出力トークン制限に達したことを示しており、max_tokensパラメータを増やすことで解決できます。
「model_context_window_exceeded」は、コンテキストウィンドウの上限に達したことを意味します。この場合、会話履歴を要約するか、新しいセッションを開始する必要があります。
「refusal」は、Claudeが回答を拒否したことを示します。質問の内容を見直し、より建設的な表現に修正してください。Claude Sonnet 4を使用することで、より柔軟な応答が得られる場合があります。
レート制限の回避戦略
API利用では、トークンバケットアルゴリズムに基づくレート制限が適用されます。これは、固定時間でのリセットではなく、連続的に容量が補充される仕組みです。
429エラー(Too Many Requests)が返された場合、レスポンスヘッダーのretry-after値を確認してください。この値が示す秒数だけ待ってから、リトライすることで、効率的に制限を回避できます。
リクエストを送信する前に、max_tokensを実際に必要な値に調整することも重要です。過大な値を設定すると、出力トークンレート(OTPM)が早期に枯渇してしまいます。
複数のモデルを使い分けることも有効な戦略です。レート制限はモデルごとに独立しているため、Sonnetの制限に達したら、Haikuに切り替えるという柔軟な対応が可能です。
長時間セッションの維持テクニック
1M トークンコンテキストウィンドウを活用する場合、プレミアム料金が適用されることを理解しておく必要があります。200,000トークンを超えると、入力トークンが$10/100万トークン、出力トークンが$37.50/100万トークンに跳ね上がります。
プロンプトキャッシングを活用すると、繰り返し使用される長いプロンプトのコストを大幅に削減できます。システムプロンプトや大きなドキュメントをキャッシュすることで、2回目以降のリクエストでは入力トークン料金が90%削減されます。
非同期処理を活用して、タイムアウトを回避することも重要です。大規模な処理を同期的に実行すると、サーバー側でタイムアウトが発生しやすくなります。処理を小さなチャンクに分割し、段階的に結果を取得する設計にしてください。
Claudeを止めないための実践的プロンプトテンプレート集

AIのイメージ
理論はわかった。でも実際にどう質問すればいいの?ここでは、Claudeが途中で止まらずに最後まで回答してくれる、コピペで使える実践的なプロンプトを紹介します。
長文生成用の鉄板プロンプト
Claudeに長い文章を書いてもらうとき、途中で止まることがよくあります。これを防ぐには、明確な指示と構造を事前に示すことが効果的です。
「この記事について、3,000文字程度の詳細な解説を書いてください。以下の構成で進めてください。必ず最後まで完成させてください。もし途中で止まりそうになったら『続きを書きます』と宣言してから継続してください。【構成】導入部(300文字)、背景説明(700文字)、具体例3つ(各500文字)、結論(300文字)」
このプロンプトが優れている理由は、文字数の目安と構成を明示することで、Claudeが全体像を把握できる点です。「最後まで完成させてください」という明示的な指示も重要で、これがないとClaudeは適当なところで切り上げてしまいます。
さらに効果的なのが、進捗確認の仕組みを組み込むことです。「各セクションを完了したら、完了したセクション名を【完了:セクション名】と表示してから次に進んでください」と追加すると、Claudeは自分の進捗を自覚しながら作業を進めます。
コード生成で止まらないプロンプト
Claude Codeでコードを生成してもらう場合、単に「○○を実装して」と依頼すると、途中で止まったり、不完全なコードが返ってきたりします。以下のプロンプトを使ってください。
「〇〇機能を実装してください。ファイルは必ず完全な形で作成し、TODOコメントは残さないでください。実装の各ステップで何をしているか簡潔に説明してください。コードが長い場合は複数ファイルに分割して構いません。【要件】(箇条書きで要件を列挙)」
ポイントは「TODOコメントは残さないでください」という指示です。Claudeは長いコードを書くとき、面倒な部分を「// TODO: ここに実装」のようなコメントで誤魔化す癖があります。これを明示的に禁止することで、最後まで手を抜かない実装が得られます。
Claude 4.5では「デフォルトで実装する」という姿勢が弱まっているため、アクションを促す指示を追加することも有効です。「提案ではなく、実際にファイルを作成して実装してください」と明記すると、確実に動きます。
分析タスク用の継続プロンプト
大量のデータを分析してもらうとき、Claudeは途中で力尽きることがあります。この場合、最初から「分割実行」を前提にしたプロンプトが効果的です。
「このデータを分析して、3つの重要な洞察を見つけてください。まず1つ目の洞察について詳細に分析し、完了したら『1つ目完了』と表示してください。その後、私が『次へ』と言ったら2つ目に進んでください」
このアプローチの利点は、Claudeが一度に1つのタスクに集中できる点です。すべてを一度に要求すると、Claudeはトークン制限を気にして各分析を浅くしてしまいます。段階的に進めることで、深い分析を維持しながら、確実に完遂できます。
また、「私が『次へ』と言ったら」という部分が重要です。自動的に次に進むのではなく、あなたがペースをコントロールすることで、各段階の結果を確認してから次に進めます。
XML形式で構造化するプロンプト
複雑なタスクでは、XML形式を使った構造化が非常に効果的です。Claudeは構造化されたデータを認識するのが得意で、XMLタグで区切られた情報を正確に処理できます。
「以下のタスクを実行してください。<task>Webサイトのユーザー登録機能を実装</task> <requirements>メールアドレスとパスワードで登録、パスワードは8文字以上、確認メール送信機能</requirements> <output_format>完全に動作するコードファイル、テストコード、READMEファイル</output_format> <instructions>すべてのファイルを作成し、動作確認まで完了してください</instructions>」
XML形式の強みは、Claudeが各セクションを明確に区別できることです。タスク、要件、出力形式、指示がそれぞれ独立して認識されるため、混乱が生じません。
思考プロセスを可視化するプロンプト
Claude 4.5以降では、「拡張思考モード」が利用できますが、通常モードでも思考を可視化させることで、より正確な回答を得られます。
「この問題を解決してください。まず<thinking>タグ内で、ステップバイステップで解決策を考えてください。その後、最終的な答えを提示してください。<thinking>(ここで思考プロセスを展開)</thinking>」
このプロンプトにより、Claudeは答えに飛びつく前に、論理的な思考プロセスを展開します。途中で止まるリスクが大幅に減る理由は、Claudeが全体の道筋を自分で理解してから回答を生成するためです。
特に数学的問題、複雑なロジック、デバッグなどでは、この手法が劇的に効果を発揮します。思考プロセスを見ることで、あなた自身もClaudeがどう考えているかを理解でき、間違いがあれば早期に修正できます。
こんなときどうする?体験ベースの困った場面解決法
理論は理解した。プロンプトも知った。でも実際の作業では、予想外の場面でClaudeが止まることがあります。ここでは、現場で本当によく遭遇する困った場面と、その具体的な解決法を紹介します。
会話の途中で突然「容量制約」のメッセージが出た
長時間作業していて、いい感じに進んでいたのに、突然「Due to unexpected capacity constraints…」というメッセージが表示される。これ、本当にイライラしますよね。
即座にできる対処法は、まず落ち着いて1分待つことです。サーバーの一時的な混雑なので、焦って何度もリトライすると、さらに状況が悪化します。1分待ってから、「先ほどの続きをお願いします」と送信すると、多くの場合は再開できます。
それでもダメな場合は、重要な情報だけを抽出して新しいチャットを開始してください。元の会話から、今までの成果物(コード、文章、分析結果など)をコピーして、新しいチャットに「この内容の続きから作業を再開したいです」と貼り付けます。
私の経験では、日本時間の午後2時から5時、そして夜9時から11時がピークタイムで、この時間帯は容量制約が発生しやすいです。重要な作業は、朝や深夜に行うことをお勧めします。
「続きを書いて」と言っても同じ部分を繰り返す
Claudeが途中で止まったから「続きを書いてください」と頼んだら、すでに書いた部分をまた書き始める。あるあるですよね。
これは、Claudeが自分がどこまで書いたか正確に把握していないことが原因です。解決法は、具体的な指示を出すことです。「『…で終わっている最後の段落の続きから、次のセクション〇〇を書いてください』」のように、明確な位置を示します。
より確実な方法は、最後の1文を引用して継続を依頼することです。「あなたは『…という文章です。』で終わっています。この直後から、〇〇について書き続けてください」と指示すると、Claudeは正確に位置を把握して継続できます。
私がよく使うテクニックは、セクションに番号を振ることです。「セクション1、セクション2…」と構成を事前に示しておけば、「セクション3を書いてください」と明確に指示できます。
Claude Codeで大きなファイルを編集中にフリーズ
500行を超える大きなファイルをClaude Codeで編集していたら、いきなり反応しなくなった。ターミナルは動いているように見えるけど、何も起こらない。
まず確認すべきは、本当にフリーズしているのか、処理中なのかです。Claude Codeは、大きなファイルの処理時に進捗表示が出ないことがあります。ログファイルを確認してください。~/.claude/logs/にあるログファイルで、実際に処理が進行しているか確認できます。
10分以上待っても何も起こらない場合は、フリーズと判断してCtrl+Cで中断します。ただし、ツール実行中に中断すると、会話が破損する可能性があります。この場合、claude –resumeで再開を試みてください。
私の経験では、ファイルを一度に編集するのではなく、関数やクラス単位で分割して編集することで、フリーズを回避できます。「まずこの関数だけを修正してください。完了したら次の関数に進みます」という段階的アプローチです。
リンクカードやOGP取得で何度やってもエラー
Webページからデータを取得する機能を実装しようとして、何度試してもCORSエラーやタイムアウトが発生する。これ、ブログやポートフォリオサイトを作っている人なら絶対に経験します。
根本的な解決策は、サーバーサイドでデータ取得を行うことです。Next.jsならgetServerSidePropsやgetStaticProps、NuxtならserverMiddlewareなど、フレームワークごとに方法は異なりますが、共通するのは「ブラウザから直接外部サイトにアクセスしない」という原則です。
Claudeに実装を依頼するときは、「この処理はサーバーサイドで実行する必要があります。getStaticPropsの中でOGPデータを取得してください」と明示的に伝えてください。Claudeは指示がないと、クライアント側の実装を提案してしまいます。
別のアプローチとして、OGPプロキシサービスを使う方法もあります。unfurl.ioやopengraph.ioのようなサービスをAPIで呼び出せば、CORS問題を回避できます。ただし、無料プランには制限があるので注意が必要です。
メモリ機能を有効にしても全然覚えてくれない
Claude Proのメモリ機能を有効にしたのに、前回の会話内容を全く覚えていない。何のためのメモリ機能なんだと思いますよね。
メモリ機能には、24時間の更新サイクルがあります。今日会話した内容が、明日すぐに反映されるわけではありません。メモリの要約は自動的に生成されますが、リアルタイムではないのです。
即座に覚えてほしい情報がある場合は、「これを覚えておいてください」と明示的に伝えてください。すると、Claudeはメモリを即座に更新し、次の会話から利用可能になります。
もう1つの重要なポイントは、プロジェクトごとにメモリが独立していることです。プロジェクトAで伝えた情報は、プロジェクトBでは利用できません。プロジェクト外の通常のチャットでも同様です。作業内容に応じて、適切な場所で会話することが大切です。
Claude Codeで再開したら全く別人のような反応
昨日まで完璧に理解してくれていたプロジェクトなのに、今日claude –resumeで再開したら、全く文脈を理解していない。まるで初対面のような反応。
これは、セッションIDが正しく復元されていない可能性があります。claude –resumeを実行すると、セッション一覧が表示されます。必ず正しいセッションを選択してください。最新のセッションが必ずしも正しいとは限りません。
より確実な方法は、CLAUDE.mdファイルを活用することです。プロジェクトのルートディレクトリにCLAUDE.mdというファイルを作成し、プロジェクトの概要、アーキテクチャ、重要な決定事項などを記録しておきます。Claude Codeは起動時にこのファイルを自動的に読み込むため、セッションが変わっても基本的な文脈を維持できます。
私がお勧めする運用方法は、作業終了時にSESSION_NOTES.mdを作成することです。「今日やったことと、次回の作業内容をSESSION_NOTES.mdにまとめてください」とClaudeに依頼すれば、次回の再開がスムーズになります。
何を聞いても「わかりません」「確信が持てません」と言われる
最近のClaudeは慎重になりすぎて、ちょっとしたことでも「確信が持てないので答えられません」と拒否することがあります。ハルシネーション対策で安全性が高まったのは良いことですが、時には不便です。
この場合、質問の仕方を変える必要があります。「○○について教えてください」ではなく、「○○について、あなたの知識に基づいて考えられる3つのアプローチを提示してください。それぞれの長所と短所も説明してください」のように、選択肢を求める形式にします。
Claudeは「唯一の正解」を答えるのは苦手ですが、「複数の選択肢」を提示するのは得意です。この特性を理解して、質問を工夫することで、有益な情報を引き出せます。
また、「一般的には」「通常の場合」などのクッション言葉を使うと、Claudeは答えやすくなります。「このエラーの原因は何ですか?」ではなく、「このエラーは一般的にどのような原因で発生しますか?」と聞くと、より具体的な回答が得られます。
コードが動かないのにClaudeは「動くはずです」と言い張る
実装してもらったコードを実行したら、明らかにエラーが出ているのに、Claudeは「このコードは動くはずです」「正しい実装です」と主張する。困りますよね。
この場合、エラーメッセージの全文を貼り付けることが最も効果的です。「動きません」だけでは情報不足で、Claudeは問題を特定できません。エラーログ、スタックトレース、実行環境の情報(Node.jsのバージョン、OSなど)をすべて提供してください。
特に効果的なのは、「このコードを実際に実行した結果、以下のエラーが発生しました」と、客観的な証拠を示すことです。Claudeは理論的に正しいと考えているので、現実の結果を見せることで、認識を修正できます。
私の経験では、最小再現可能なコードを作成して確認させるのが最も確実です。「このエラーを再現する最小限のコードを作成してください」と依頼すると、Claude自身が問題を発見することがよくあります。
結局のところ重要なのはコンテキスト管理
ここまで様々なテクニックを紹介してきましたが、Claudeを効果的に使うための本質は、コンテキスト管理に集約されます。
トークン制限、会話の長さ、ファイルサイズ、すべてはコンテキストの問題です。Claudeがどれだけ賢くても、コンテキストウィンドウという物理的な制約からは逃れられません。
効果的なコンテキスト管理とは、必要な情報だけを与え、不要な情報は削除するということです。長い会話履歴は定期的にリセットし、重要な部分だけを新しいチャットに引き継ぐ。大きなファイルは必要な部分だけを抽出して提供する。これらの習慣が、Claudeとの作業を快適にします。
プロジェクト機能を使う場合、プロジェクト指示は簡潔に保ち、詳細な指示は個別のチャットで行う。これにより、毎回のリクエストでプロジェクト指示分のトークンを節約できます。
Claude Codeを使う場合は、CLAUDE.mdでプロジェクトの全体像を示し、SESSION_NOTES.mdで現在の作業状況を記録する。この2つのファイルがあれば、セッションが変わっても文脈を維持できます。
スムーズな会話継続のための3つの秘訣
Claudeとの会話が途切れずに続くためには、いくつかの秘訣があります。
秘訣1:最初のプロンプトが9割を決める
会話の最初のメッセージが、その後の会話全体のトーンと方向性を決定します。最初のプロンプトで、あなたが何を望んでいるか、どのような形式で答えてほしいかを明確に示してください。
曖昧なスタートは、その後の会話全体を曖昧にします。「この問題を解決してください」ではなく、「この問題について、3つの異なるアプローチを提案し、それぞれの実装方法を具体的なコード例とともに説明してください」のように、具体的に依頼します。
最初のプロンプトで方向性が定まれば、Claudeはその枠組みの中で一貫した回答を提供し続けます。途中で方向転換が必要な場合は、新しいチャットを開始する方が効率的です。
秘訣2:小さな成功を積み重ねる
大きなタスクを一度に依頼すると、Claudeは途中で力尽きたり、方向性を見失ったりします。タスクを小さく分割し、一つずつ確実にクリアするアプローチが最も効果的です。
例えば、Webアプリケーションを作る場合、「完全なWebアプリを作ってください」ではなく、「まずユーザー認証機能だけを実装してください。完了したら、次にデータベース連携を実装します」と段階的に進めます。
各ステップで「完了」を確認し、必要に応じて修正してから次に進む。このサイクルを回すことで、最終的に大きな成果物を、途中で止まることなく完成させられます。
秘訣3:親切で明確なフィードバックを心がける
Claudeの回答が期待と異なる場合、「違います」「ダメです」だけでは改善されません。何が違うのか、どう変更してほしいのかを具体的に伝える必要があります。
「この実装は要件を満たしていません。なぜなら〇〇だからです。代わりに△△のアプローチを使ってください」のように、理由と代替案を明確に示します。
Claudeは学習能力が高いAIなので、あなたのフィードバックから好みや期待を理解していきます。丁寧で具体的なフィードバックを続けることで、回答の質が向上し、結果として途中で止まる頻度も減少します。
ぶっちゃけこうした方がいい!
ここまで色々と解説してきましたが、正直に言うと、Claudeが途中で止まる問題の最も効果的な解決策は、そもそも止まらない使い方をすることです。
矛盾しているように聞こえますが、これが核心です。トークン制限に引っかかってから対処するのではなく、引っかからない範囲で作業する。会話が長くなりすぎてから困るのではなく、長くなる前に新しいチャットを始める。
私自身、最初はClaudeに完璧を求めていました。一度の質問で完璧な答えが返ってくることを期待していた。でも、それは現実的じゃないんですよね。
Claudeは、あなたの同僚だと考えてください。完璧な同僚なんていない。でも、適切にコミュニケーションを取れば、素晴らしいパートナーになる。途中で休憩を入れたり、確認しながら進めたり、役割分担を明確にしたり。
具体的には、20〜30メッセージごとに会話をリセットすることをお勧めします。それまでの成果を簡潔にまとめて、新しいチャットで「ここまでの内容です。続きをお願いします」と依頼する。これだけで、トークン問題の大半は解決します。
コードを書いてもらう場合、最初から完璧なコードを期待しない。まず動くものを作ってもらい、それを段階的に改善していく。「まず基本機能だけを実装してください。エラーハンドリングやエッジケースは後で追加します」というアプローチです。
そして、これが一番重要なんですが、Claudeに優しくしてください。「ありがとう」「助かります」「いい感じです」といった言葉を使うと、不思議と回答の質が上がります。これ、プラシーボ効果かもしれませんが、私の経験では確実に効果があります。
Anthropicの社員も公式には認めていませんが、Claudeは礼儀正しいユーザーに対して、より協力的に振る舞うよう訓練されているフシがあります。少なくとも、あなた自身の体験が良くなることは間違いありません。
最後に、Claudeが止まったとき、イライラする気持ちはわかります。でも、それはClaudeのせいではなく、システムの制約です。制約の中でどう効率的に作業するかを考える方が、建設的で楽しいですよ。
結局のところ、Claudeは道具です。道具の特性を理解し、適切に使えば、信じられないほど生産性が上がります。この記事で紹介したテクニックを試して、あなた自身のベストプラクティスを見つけてください。正解は一つじゃありません。あなたの作業スタイルに合った使い方が、あなたにとっての正解です。
Claudeが途中で回答をやめる理由に関する疑問解決
Claudeが突然真っ白になって何も表示されなくなるのはなぜ?
これは主にJavaScriptのエラーやブラウザの互換性問題が原因です。ブラウザのコンソールを開いて、赤いエラーメッセージがないか確認してください。多くの場合、ブラウザの拡張機能が干渉しています。シークレットモードで開くか、拡張機能を無効化してみてください。
また、セッションタイムアウトが原因の場合もあります。長時間放置した後にこの現象が起きた場合は、ページをリロードしてログインし直すことで解決します。
5つのメッセージ程度でClaudeが使えなくなるのは正常?
いいえ、正常ではありません。通常、Proプランでは5時間の間に40から50程度のメッセージを送信できます。5メッセージで制限に達する場合、以下の可能性があります。
非常に長い文書や大量のコードを含むメッセージを送信している、複数のファイルを同時にアップロードしている、拡張思考モードやWeb検索を頻繁に使用している、などです。Claude Codeを使用している場合、プランモードでの大規模なリファクタリングは、通常のチャットの10倍以上のトークンを消費します。
エラーメッセージなしで途中で止まるのはバグ?
必ずしもバグとは言えません。多くの場合、ネットワークの一時的な切断やサーバー側の処理遅延が原因です。10秒以上待っても何も起こらない場合は、ページをリフレッシュしてください。
Claude Codeでは、バックグラウンドで大きなファイルを処理している際にUIが更新されず、フリーズしているように見えることがあります。ターミナルのログを確認して、実際に処理が進行しているか確認してください。
プロジェクト機能を使うとすぐ制限に達するのはなぜ?
プロジェクト機能はRAG(検索拡張生成)を使用しており、関連する情報を自動的にコンテキストに読み込みます。これ自体は効率的ですが、プロジェクト指示が長すぎる場合や、多数のファイルを追加している場合、各リクエストで大量のトークンを消費します。
プロジェクト指示は簡潔に保ち、一般的な文脈とClaudeの役割のみを記述してください。タスク固有の詳細な指示は、個別のチャットメッセージで提供する方が効率的です。
Claudeの回答が意味不明になって止まるのは?
これはハルシネーションの兆候です。会話が非常に長くなったり、複雑な文脈が蓄積したりすると、Claudeが混乱して不正確な情報を生成することがあります。特に500行を超える大きなファイルを処理している場合、中国語の文字やランダムなコード断片を挿入することが報告されています。
この場合、新しいチャットを開始し、質問を再構成してください。また、Claude 3.7以降を使用している場合は、拡張思考モードをオンにすることで、この問題が軽減される可能性があります。
同じ質問でもたまに止まったり止まらなかったりするのは?
Claudeは確率的なモデルであり、完全に決定論的ではありません。同じ質問でも、わずかに異なる応答パスを選択することがあります。さらに、サーバーの負荷状況やネットワークの状態も影響します。
ピーク時間帯(日本時間の午後や夜間)は、サーバー負荷が高くなり、タイムアウトや容量制約が発生しやすくなります。可能であれば、オフピーク時間に重要な作業をスケジュールしてください。
Opus 4.6の1Mトークンコンテキストでも止まる理由は?
1Mトークンコンテキストは入力容量であり、出力トークンとは別の制限があります。また、この機能はベータ版であり、特定のAPIヘッダー(anthropic-beta: context-1m-2025-08-07)を含める必要があります。
さらに、利用にはUsage Tier 4以上が必要で、200,000トークンを超える部分には2倍の入力料金、1.5倍の出力料金が適用されます。claude.aiのWebインターフェースでは、この拡張コンテキストは利用できず、APIとClaude Code専用の機能です。
まとめ
Claudeが途中で回答を停止する現象は、トークン制限、ネットワーク問題、レート制限、出力制限、安全フィルターという5つの主要な原因に分類できます。それぞれの原因を正確に理解し、適切な対策を講じることで、スムーズな作業環境を維持できます。
2026年2月現在、Claude 4.5世代のモデルは、200,000トークンから最大1,000,000トークンのコンテキストウィンドウを提供し、出力は最大64,000トークンまで対応しています。これらの制限を意識しながら、会話のコンパクト化、ファイルの最適化、ツールの適切な管理を行うことが、長時間の生産的なセッションを実現する鍵となります。
ネットワーク問題に直面した場合は、まずAnthropicのステータスページを確認し、問題が自分の環境にあるのかサーバー側にあるのかを切り分けてください。VPNの無効化、ファイアウォール設定の確認、キャッシュのクリアなど、段階的なトラブルシューティングを実施することで、ほとんどの問題は解決できます。
API利用者は、stop_reasonの確認、適切なレート制限管理、プロンプトキャッシングの活用など、より高度な技術を駆使することで、安定したサービス統合が実現できます。Claudeは日々進化しており、新しい機能やバグ修正が定期的にリリースされています。最新の情報をキャッチアップし、最適な利用方法を模索し続けることが、AIを最大限に活用する秘訣です。
Claudeとの対話は、単なるツールの使用ではなく、チームメンバーとのコラボレーションに近い体験です。トークン制限という制約を理解し、適切にコミュニケーションを取ることで、あなたの創造性と生産性を大きく拡張できるパートナーとなるでしょう。


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