あなたもこんな経験はありませんか?Geminiに「スライドを作って」と指示したのに、HTMLで出力されてしまったり、エクスポートボタンが表示されなかったり。せっかくAIを活用しようとしたのに、思うように動いてくれないと本当にイライラしますよね。実は2026年2月現在、多くのユーザーがGeminiのスライド作成機能で同じような問題に直面しているんです。でも安心してください。この記事では、なぜスライドが作成できないのか、そして確実に解決できる方法をすべて解説します。
- Geminiでスライド作成ができない主な5つの原因と即効性のある対処法
- 2つの異なるスライド作成方法とそれぞれの特徴を徹底比較
- プロンプトの書き方一つで成功率が劇的に変わる具体的なテクニック
- Geminiのスライド作成機能が注目される理由
- Geminiでスライドを作る2つの方法を理解しよう
- スライドが作成できない5大原因と解決策
- Google Workspaceプランによる制限を理解する
- 成功率を上げる具体的なプロンプトテクニック
- 代替手段とワークアラウンド
- シーン別で即使える実践プロンプト集
- 生成後の品質を劇的に上げる追加指示テクニック
- 画像が生成されない時の確実な対処法
- 複数人で協力してスライドを作る実践ワークフロー
- エラーが出た時に試すべき5ステップチェックリスト
- 実は知らない人が多い!時短につながる隠れた便利機能
- スライド作成で絶対にやってはいけない3つのミス
- 他のツールと組み合わせた実践的な作業フロー
- ぶっちゃけこうした方がいい!
- よくある質問
- まとめ
Geminiのスライド作成機能が注目される理由

AIのイメージ
GoogleのAI「Gemini」は、2025年後半から本格的にスライド作成機能を強化してきました。特にCanvas機能の登場により、プレゼンテーション資料を一気に生成できるようになったことで、ビジネスパーソンや学生の間で大きな話題となっています。
従来のプレゼンテーション作成では、構成を考え、デザインを整え、文章を推敲するという作業に何時間もかかっていました。しかしGeminiを使えば、テーマを伝えるだけで数分でスライドのたたき台が完成します。これは単なる時短ではなく、働き方そのものを変える革新的な機能なんです。
ただし、この便利な機能も正しく使いこなせなければ意味がありません。実際、多くのユーザーが「作成できない」「エラーが出る」という壁にぶつかっているのが現状です。
Geminiでスライドを作る2つの方法を理解しよう
まず知っておくべきなのは、Geminiには2種類のスライド作成方法があるということです。この違いを理解していないと、混乱の原因になります。
方法1GeminiアプリのCanvas機能を使う
Canvas機能は、Geminiアプリ上で動作する対話型の編集環境です。スライドを生成した後、右上の「スライドにエクスポート」ボタンを押すことで、GoogleスライドやPDF形式で保存できます。
この方法の最大のメリットは、複数のスライドを一括で生成できることです。プロンプトに「10枚のスライドを作成して」と指示すれば、全体の構成を含めた完全なプレゼンテーション資料が仕上がります。リアルタイムでプレビューを確認しながら、修正や調整も可能です。
ただし、Canvas機能を有効にするには、ツールバーで明示的に選択する必要があります。また、プロンプトに「スライド」「プレゼンテーション」「スライドデッキ」といったキーワードを必ず含める必要があります。これを忘れると、ドキュメント形式やHTML形式で出力されてしまい、エクスポートボタンが表示されません。
方法2Gemini in Googleスライドのサイドパネルを使う
もう一つの方法は、Googleスライドアプリ内で直接Geminiを呼び出す方法です。Googleスライドを開いた状態で、右上の「Geminiに相談」アイコンをクリックすると、サイドパネルが表示されます。
こちらの方法は、既存のプレゼンテーションに追加する形でスライドを生成するのに適しています。画像生成、テキストの言い換え、プレゼンテーションの要約といった機能も使えます。2025年3月以降は日本語での指示にも対応しており、より使いやすくなりました。
ただし注意点として、現時点では一度に1枚のスライドしか作成できません。複数のスライドが必要な場合は、都度プロンプトを入力して生成を繰り返す必要があります。Googleのロードマップでは、2026年中にこの制限が緩和される予定とされています。
スライドが作成できない5大原因と解決策
原因1HTMLやドキュメント形式で出力されてしまう
最も頻繁に報告されているのがこの問題です。Geminiに指示したのに、スライドではなくHTMLコードやテキストドキュメントとして生成されてしまうケースです。
これは、Geminiが指示の意図を正確に理解できていないことが原因です。AIは文脈から「文書を作りたいのか、スライドを作りたいのか」を判断しようとしますが、曖昧な指示だと間違った判断をしてしまいます。
解決策は非常にシンプルです。プロンプトに明確なキーワードを含めましょう。「〇〇についてGoogleスライド形式でプレゼンテーションを作成してください」「〇〇について16:9のスライドを5枚作成してください」「〇〇のスライド資料を作ってください」といった具体的な指示が効果的です。
すでにHTMLで出力されてしまった場合も諦める必要はありません。「この内容を16:9のスライドに変換してください」「この資料をプレゼンテーションスライドにしてください」と追加で指示を出すことで、正しい形式に変換できます。
原因2学習中ですエラーが表示される
「私は大規模言語モデルとしてまだ学習中です。そちらについては、必要な情報や機能がないため、すみませんがお手伝いできません」というメッセージが表示されることがあります。
このエラーは、Geminiが対応できない内容や形式を要求されたときに表示されます。特に複雑すぎる指示、アップロードしたファイルが大きすぎる、または処理できない形式の場合に発生します。
対処法としては、まず指示を簡潔にシンプルにすることです。一度に複雑な要求をするのではなく、段階的に指示を出しましょう。「まず目次を作成して」「次に各セクションの内容を考えて」といった形で、ステップを分けて進めることが効果的です。
また、ファイルをアップロードしている場合は、ファイルサイズを確認してください。大容量のPDFや画像を含むドキュメントは、Geminiが処理しきれない可能性があります。必要な部分だけを抽出したり、テキストベースに変換したりすることで、問題が解決することがあります。
原因3エクスポートボタンが表示されない
スライドを生成できたのに、肝心のエクスポートボタンが見当たらないというケースもあります。これには複数の原因が考えられます。
まず確認すべきは、Canvas機能が有効になっているかです。Canvasを選択せずに通常のチャットモードで指示を出すと、エクスポート機能が使えません。ツールバーでCanvasアイコンをクリックして、明示的にCanvas機能を有効にしましょう。
次に、生成されたコンテンツが本当にスライド形式になっているかを確認してください。見た目はスライドのように見えても、実際にはリッチテキストドキュメントとして生成されている場合があります。この場合、Canvasパネルの右上に表示されるボタンが「Docsにエクスポート」になっていて、「Slidesにエクスポート」ボタンは表示されません。
エクスポートボタンの位置も重要です。多くのユーザーが見落としがちですが、ボタンはCanvasパネルの右上にある「共有とエクスポート」メニュー内にあります。直感的にわかりにくい場所なので、注意深く探してみてください。
原因4Drive SDK制限によるエクスポートエラー
企業や教育機関のアカウントでGeminiを使用している場合、エクスポートボタンを押してもエラーが発生することがあります。これはDrive SDKの設定が制限されていることが原因です。
多くの組織では、セキュリティ上の理由からDrive SDKを使用したGoogleドライブへの自動アクセスを禁止しています。Geminiの「スライドにエクスポート」機能は、内部的にDrive SDKを使ってファイルをドライブに保存するため、この設定が有効だとエラーが発生するのです。
この問題の回避策として、PDFとしてダウンロードする方法があります。Canvasパネルの右上にあるダウンロードボタンを押すと、PDF形式でローカルに保存できます。このルートはDrive SDKを経由しないため、制限があっても確実にファイルを取得できます。
PDFをダウンロードした後、必要に応じてGoogleスライドにインポートすることも可能です。少し手間はかかりますが、組織のセキュリティポリシーを守りながらGeminiの機能を活用できる実用的な方法です。
原因5処理が途中で止まる・動作が不安定
スライド生成中にローディングアイコンがずっと回り続けたり、突然処理が止まってしまったりする問題も報告されています。
これは主にサーバー側の負荷やネットワークの問題が原因です。特にピークタイムには、Geminiへのリクエストが集中して処理が遅くなることがあります。また、生成するスライドの枚数が多すぎたり、複雑な画像生成を含む場合も、処理に時間がかかることがあります。
対処法としては、まず一度ページをリフレッシュして再試行してみましょう。それでも改善しない場合は、生成するスライドの枚数を減らすか、画像生成を含まない形で指示を出してみてください。全体を一度に作るのではなく、3枚ずつなど小分けにして生成し、後から統合する方法も効果的です。
また、ブラウザのキャッシュやクッキーをクリアすることで、動作が安定することもあります。拡張機能が干渉している可能性もあるため、シークレットモードで試してみるのも一つの手です。
Google Workspaceプランによる制限を理解する
Geminiのスライド作成機能は、使用しているGoogle Workspaceのプランによって利用できる範囲が異なります。特にBusiness Starterプランでは、いくつかの重要な制限があります。
Business Starterは月額800円という低価格ですが、Geminiアプリの高度な機能(Canvas、Gem、ファイルアップロード、画像生成など)が利用できません。スライド作成機能自体は使えますが、Gemini in Googleスライドのサイドパネル機能のみで、一度に1枚のスライドしか生成できない制限があります。
一方、Business Standard以上のプラン(月額1,600円〜)では、Geminiアプリの全機能が利用可能になります。Canvasを使った複数スライドの一括生成、高品質な画像生成、Deep Research機能など、フル機能を活用できます。
企業や教育機関で使用する場合、管理者によってさらに追加の制限が設定されている可能性があります。前述のDrive SDK制限もその一つです。もし利用できない機能がある場合は、IT部門やシステム管理者に確認してみましょう。
成功率を上げる具体的なプロンプトテクニック
Geminiでスライドを確実に作成するには、プロンプトの書き方が非常に重要です。以下のような具体的で明確な指示を心がけましょう。
悪い例「マーケティングについての資料を作って」これだと、ドキュメントなのかスライドなのか曖昧で、内容も漠然としています。
良い例「2025年のデジタルマーケティング戦略について、16:9サイズの10枚のスライドを作成してください。タイトルスライド、目次、市場分析、戦略提案、予算配分、効果測定方法を含めてください」
このように、スライドの枚数、サイズ、含めるべき内容を具体的に指定することで、期待通りの結果が得られやすくなります。
また、既存の資料を基にスライドを作成する場合は、「この企画書の内容を要約した8枚のプレゼンテーションスライドを作成してください。各スライドには見出しと3〜5つの箇条書きを含めてください」といった形で、構造も指定すると良いでしょう。
スタイルやトーンの指定も効果的です。「ビジネス向けにプロフェッショナルなデザインで」「学生向けに親しみやすいカジュアルなトーンで」といった追加情報があると、より目的に合ったスライドが生成されます。
代替手段とワークアラウンド
どうしてもGeminiのスライド作成機能が使えない場合の代替手段も知っておくと安心です。
一つの方法は、HTMLで生成してから変換するアプローチです。Geminiに「HTMLとCSSで美しいプレゼンテーションスライドを作成してください」と指示し、生成されたHTMLコードをPuppeteerなどのツールでPDF化する方法があります。技術的な知識は必要ですが、デザインの自由度が高く、細かいカスタマイズが可能です。
また、Geminiで構成案だけを作成し、実際のスライド制作はGoogleスライドで手動で行うという折衷案もあります。「以下のトピックについて、10枚のスライド構成を考えてください。各スライドのタイトルと主要なポイントをリスト形式で提示してください」と指示すれば、構成案が得られます。これを基に手動でスライドを作成すれば、ゼロから考えるよりはるかに効率的です。
NotebookLMという別のGoogleツールを使う方法もあります。NotebookLMにドキュメントをアップロードすると、自動的に内容を解析して要約やプレゼンテーション形式の出力を生成してくれます。Geminiほど柔軟ではありませんが、特定の用途では非常に便利です。
シーン別で即使える実践プロンプト集

AIのイメージ
実際の業務や学習で使える、コピペして使えるプロンプトをシーン別にご紹介します。これらは実際に成功率が高いことが確認されているプロンプトです。
営業・提案プレゼン向け
「新規顧客向けの製品提案プレゼンテーションを作成してください。16:9サイズで12枚構成。1枚目タイトルと会社ロゴスペース、2枚目課題提起、3〜4枚目市場データと統計、5〜7枚目ソリューション提案、8〜9枚目導入事例、10枚目料金プラン比較表、11枚目実装スケジュール、12枚目お問い合わせ情報。各スライドにはタイトルと3〜4つの要点を含めてください」
このプロンプトの優れている点は、スライドごとの役割を明確に指定していることです。Geminiは構造化された指示に強く、曖昧な「いい感じに」よりも具体的な枚数と内容を指定する方が圧倒的に成功します。
社内報告・レポート向け
「2024年第4四半期の業績報告スライドを作成してください。8枚構成。1枚目サマリー、2枚目売上推移グラフ用スペース、3枚目目標達成率、4枚目部門別実績、5枚目成功要因分析、6枚目課題と改善点、7枚目次四半期の目標、8枚目アクションプラン。データは後から手動で入力するので、各スライドにはグラフや表を配置するスペースとラベルだけを用意してください」
実務では、データを後から入れる前提でレイアウトだけを作るというニーズが多いです。このプロンプトはそれに対応しており、生成後にGoogleスライドで数値を入れればすぐに完成します。
教育・トレーニング向け
「初心者向けのExcel基礎講座スライドを作成してください。15枚構成。学習目標、基本操作、セルの使い方、数式入力、関数の基礎、グラフ作成、データ並べ替え、フィルター機能、印刷設定、練習問題、まとめの順番で。各スライドには大きな見出しと、スクリーンショット挿入用の画像プレースホルダーを配置してください。説明は箇条書きで3〜5項目にまとめてください」
教育用のスライドでは、視認性と構造化が重要です。このプロンプトは画像スペースを確保し、説明を箇条書きに限定することで、後から編集しやすい形式を指定しています。
生成後の品質を劇的に上げる追加指示テクニック
多くの人が見落としているのが、一度生成したスライドをさらに磨き上げる対話です。最初の生成で満足せず、以下のような追加指示を出すことで、プロレベルの仕上がりになります。
「3枚目のスライドについて、箇条書きをもっと具体的な数字やデータを含む表現に書き換えてください。また、視覚的なインパクトを強めるために、アイコンや図解を追加する提案をしてください」
この指示の後、Geminiは該当のスライドだけを改善してくれます。全体を作り直す必要がないため、部分的な改善を積み重ねることで、効率的に品質を上げられます。
また、「全体のトーンを経営層向けにより簡潔でインパクトのある表現に変更してください。専門用語は残しつつ、各スライドの文字数を30%削減してください」といった、全体的な調整指示も効果的です。
特に実用的なのが「このスライドにスピーカーノートを追加してください。発表時に話すべき内容を200文字程度で各スライドに記載してください」という指示です。プレゼンテーション本番での話す内容まで準備できるため、資料作成から発表準備までをワンストップで完結できます。
画像が生成されない時の確実な対処法
スライドは生成できたけど、肝心の画像やグラフィックが表示されないという問題は非常によくあります。これには明確な理由があります。
Gemini in Googleスライドのサイドパネルでは、画像生成機能が別の手順として用意されています。スライド生成と画像生成は別々のプロセスなのです。画像を追加したい場合は、スライドを生成した後、改めて「この3枚目のスライドに、チームワークを象徴する抽象的な画像を生成してください」と指示する必要があります。
Canvas機能の場合、画像は自動的に生成されることもありますが、品質にばらつきがあります。より確実な方法は、画像なしでスライドを生成し、後からGoogleスライド内で画像生成機能を使うことです。
具体的な手順として、Googleスライドを開いた状態で、画像を入れたいスライドを選択し、サイドパネルのGeminiに「このスライドのテーマに合った、ビジネスパーソンが協力している様子のリアルな画像を生成してください」と指示します。生成された画像が気に入らなければ、「もっと明るい雰囲気で」「色調をブルー系に」といった追加指示で調整できます。
複数人で協力してスライドを作る実践ワークフロー
実際のビジネスシーンでは、一人でスライドを完成させるより、チームで分担して作成するケースが多いでしょう。Geminiを使った効率的な協業方法をご紹介します。
まず、リーダーがGeminiで全体の構成とタイトルスライドを生成します。「10枚のプレゼンテーション構成を作成し、各スライドのタイトルと主要ポイントの箇条書きだけを含めてください。詳細な内容は後から追加します」という指示で、骨組みを作ります。
この骨組みをGoogleスライドにエクスポートし、チームメンバーと共有します。各メンバーは担当スライドを割り振られ、それぞれがGemini in Googleスライドのサイドパネルを使って、自分の担当部分を詳細化していきます。
例えば、3枚目の「市場分析」を担当するメンバーは、「このスライドに、2024年のEコマース市場規模とトレンドについて、最新データを含む詳細な説明を追加してください。グラフ用のスペースも確保してください」と指示します。
最後に、リーダーが全体を見直し、「全体の表現を統一してください。敬語表現を『です・ます調』に統一し、色使いを会社のブランドカラーに合わせた提案をしてください」とGeminiに指示することで、統一感のある仕上がりになります。
エラーが出た時に試すべき5ステップチェックリスト
実際にエラーが発生した時、闇雲に試行錯誤するより、以下の順序で確認すると効率的に問題が解決します。
ステップ1ブラウザの問題かを確認する。別のブラウザ(ChromeからEdgeへ、など)で同じ操作を試してください。ブラウザの拡張機能が干渉している場合、シークレットモードで試すことで判別できます。私自身、広告ブロッカーがGeminiの機能を阻害していた経験があります。
ステップ2アカウントの状態を確認する。個人アカウントと仕事用アカウントで試してみてください。組織のセキュリティ設定が原因の場合、個人アカウントでは正常に動作します。これにより、技術的な問題か組織の制限かを切り分けられます。
ステップ3プロンプトを段階的に単純化する。最初の指示が複雑すぎた可能性があります。「3枚のシンプルなスライドを作成してください」という最小限の指示から始め、徐々に条件を追加していきます。
ステップ4時間を置いて再試行する。サーバー負荷が原因の場合、15分〜30分後に試すと成功することが多いです。特に平日の午前中や昼休み直後は混雑しやすい傾向があります。
ステップ5ファイルサイズと複雑さを減らす。アップロードしているファイルがある場合、ページ数を減らしたり、テキスト抽出したPDFに変換したりしてから再度試してください。
実は知らない人が多い!時短につながる隠れた便利機能
Geminiのスライド作成には、ドキュメントに明記されていない便利な使い方があります。これらは実際に使い込んで初めて気づく、実務で本当に役立つテクニックです。
一つ目は「@ファイル参照機能の活用」です。Gemini in Googleスライドで、「@」と入力すると、Googleドライブ内のファイルを参照できます。「@営業資料2024.docx の内容を基に、5枚のプレゼンテーションスライドを作成してください」という使い方ができます。わざわざファイルをアップロードしたり、内容をコピペしたりする必要がありません。
二つ目は「バージョン管理を意識した生成」です。「バージョン1詳細版として15枚のスライドを作成してください」の後、「これを5枚の要約版にしてください。重要なポイントだけを残してください」と指示すると、同じ内容の異なる尺のバージョンを簡単に作れます。30分プレゼン用と5分プレゼン用の両方が必要な場合に便利です。
三つ目は「テンプレート的な使い方」です。一度良いスライドができたら、その構成をメモしておき、次回は「前回と同じ構成で、テーマを〇〇に変更したスライドを作成してください」と指示できます。Geminiは同じ会話の中であれば文脈を理解しているため、構成を再利用できます。
スライド作成で絶対にやってはいけない3つのミス
実際に使ってみて失敗した経験から、これだけは避けるべきというポイントをお伝えします。
一つ目のミスは「生成されたスライドをそのまま使う」ことです。Geminiは優秀ですが、完璧ではありません。特に数字やデータ、固有名詞は必ず確認してください。私の経験では、統計データが古かったり、企業名のスペルが間違っていたりすることがありました。AIはあくまでアシスタントとして捉え、最終チェックは人間が行う前提で使いましょう。
二つ目のミスは「一度に完璧を求めすぎる」ことです。「会社の全事業内容を網羅した50枚のスライドを作成してください」という指示は、ほぼ確実に失敗します。Geminiは長大な出力が苦手です。10枚程度のセクションに分けて生成し、後で統合する方が成功率が高く、品質も良くなります。
三つ目のミスは「保存のタイミングを逃す」ことです。Canvas上で作業している間は、内容が一時的にしか保存されていません。ブラウザがクラッシュしたり、誤って閉じたりすると、すべての作業が消失します。良いスライドができたら、すぐにエクスポートするかダウンロードする習慣をつけてください。
他のツールと組み合わせた実践的な作業フロー
Gemini単体ではなく、他のツールと組み合わせることで、さらに効率的にスライドを作成できます。
例えば、ChatGPTで構成案を練り、Geminiで実装するという使い分けです。ChatGPTは対話を通じてアイデアを発展させることに優れており、「プレゼンテーションの構成について相談したい」という形で、じっくりと内容を練ります。納得のいく構成ができたら、その内容をGeminiに渡して「この構成でスライドを作成してください」と指示します。
また、Canvaでデザインテンプレートを作成し、Geminiで内容を生成する方法も効果的です。Canvaで会社のブランドに合ったスライドデザインを作成し、それをGoogleスライドにインポート。その上でGeminiに「このテンプレートを使って、各スライドに内容を追加してください」と指示します。
NotebookLMとの併用も強力です。複雑な資料や論文を理解したい場合、まずNotebookLMにアップロードして要約を生成。その要約をGeminiに渡して「これを8枚のプレゼンテーションスライドにしてください」と指示すれば、専門的な内容も分かりやすく視覚化できます。
ぶっちゃけこうした方がいい!
ここまで様々なテクニックをお伝えしてきましたが、正直に言うと、一番効率的なのは割り切って使うことです。
Geminiに完璧を求めると、結局手動で作るのと同じくらい時間がかかります。私の経験上、最も効率的なのは「構成の80%をGeminiに任せて、残り20%を人間が仕上げる」というスタイルです。特にタイトルスライド、目次、各セクションの見出しスライドなど、構造的な部分はGeminiに任せ、具体的なデータや画像は後から手動で追加する方が、トータルの作業時間が圧倒的に短くなります。
また、プロンプトに時間をかけすぎないことも重要です。完璧なプロンプトを30分考えるより、シンプルな指示で一度生成して、その結果を見ながら「ここをもっとこうして」と対話形式で修正していく方が、結果的に良いものができます。AIは最初から完璧ではなく、対話を重ねて育てていくものなんです。
そして個人的に最も重要だと思うのは、失敗を恐れないことです。エラーが出たら、また作ればいい。変なスライドができたら、笑って作り直せばいい。Geminiは無限に試行錯誤できるのが最大の強みです。従来の方法なら「失敗したらもったいない」という心理が働きますが、AIなら何度でもやり直せるという気楽さがあります。この気楽さを活かして、むしろ実験的に色々試してみる方が、最終的により良いスライドが完成します。完璧主義を捨てて、スピード重視でどんどん生成して改善していく。これが2026年のスライド作成における、最も賢いアプローチだと私は確信しています。
よくある質問
無料版のGeminiでもスライド作成できますか?
無料版でも基本的なスライド作成は可能ですが、いくつかの制限があります。Canvas機能は使えますが、一日のリクエスト数に上限があるため、大量のスライドを作成する場合は有料版の方が便利です。また、高度な画像生成機能やDeep Research機能は有料版専用です。
スライドのデザインやテーマをカスタマイズできますか?
Geminiで生成されるスライドは、Googleスライドの既定のテーマを使用します。生成後にGoogleスライドで開けば、通常通りテーマの変更、色の調整、フォントの変更などができます。Canvas機能を使う場合は、プロンプトで「モダンなデザインで」「ミニマルなスタイルで」といった指示を出すことで、ある程度デザインの方向性を指定できます。
日本語以外の言語でスライドを作成できますか?
はい、Geminiは多言語に対応しています。プロンプトで「英語のプレゼンテーションスライドを作成してください」と指定すれば、英語でスライドが生成されます。中国語、スペイン語、フランス語など、主要な言語に対応しています。
生成されたスライドの著作権はどうなりますか?
Geminiで生成されたコンテンツの著作権については、Googleの利用規約に従います。基本的には、生成されたコンテンツはユーザーが自由に使用できますが、AI生成画像については注意が必要です。商用利用する場合は、生成された画像が既存の著作物に類似していないか確認することをお勧めします。
まとめ
Geminiのスライド作成機能は非常に強力ですが、正しく使いこなすにはいくつかのポイントを押さえる必要があります。Canvas機能とGemini in Googleスライドの違いを理解し、明確なプロンプトを作成し、プランによる制限を把握することで、確実にスライドを作成できます。エラーが発生した場合も、この記事で紹介した解決策を順番に試していけば、ほとんどの問題は解決できるはずです。AIを活用したプレゼンテーション作成で、あなたの仕事や学習の効率を劇的に向上させましょう。


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