Midjourneyで漫画はどこまで作れる?2026年最新版V7の実力と限界を徹底解説!

Midjourney

AIで漫画を作りたいと思ったことはありませんか?Midjourneyは美しいイラストを生成できることで有名ですが、実際に漫画制作にどこまで使えるのか気になりますよね。結論から言うと、Midjourneyは漫画の「イラスト部分」では驚異的な性能を発揮しますが、完全な漫画制作には外部ツールとの組み合わせが必須です。

この記事では、2026年2月時点での最新情報を基に、Midjourney V7の実力と限界、そして実際の漫画制作での活用方法まで、初心者にもわかりやすく解説していきます。

ここがポイント!
  • Midjourney V7のオムニリファレンス機能でキャラクター一貫性が劇的に向上したこと
  • 漫画制作における具体的な可能範囲と限界点の詳細
  • 実践的な漫画制作ワークフローと必要な外部ツールの紹介
  1. Midjourneyの最新バージョンV7で何が変わったのか?
  2. 漫画制作でMidjourneyが得意なこと
    1. キャラクターデザインと一貫性の維持
    2. 背景やシーンの高品質な生成
    3. 多様なスタイルの選択
  3. 漫画制作でMidjourneyが苦手なこと
    1. コマ割りとページレイアウトの自動化
    2. セリフや効果音の追加
    3. 複数キャラクターの同時生成の困難さ
    4. アクションシーンや暴力表現の制限
  4. 実際に漫画を作る具体的なワークフロー
    1. ステップ1キャラクターデザインの確定
    2. ステップ2シーン別のイラスト生成
    3. ステップ3コマ割りとレイアウト
    4. ステップ4セリフと効果の追加
    5. ステップ5最終調整と書き出し
  5. Midjourney以外の選択肢も検討すべき理由
    1. Anifusionという選択肢
    2. 使い分けの戦略
  6. 商用利用する際の注意点
    1. 有料プランの加入が必須
    2. 企業利用の場合の追加条件
    3. 著作権に関する理解
  7. 実際の成功事例と活用アイデア
    1. Webコミックとの相性
    2. 同人誌やKindle出版
    3. コンセプトアートやプロトタイプ制作
  8. 現場で即使える!Midjourney漫画制作の実践プロンプト集
    1. キャラクター表情バリエーション専用プロンプト
    2. 背景専用の時短プロンプト
    3. アクションシーン用の回避プロンプト
    4. コマ用の最適アスペクト比設定
  9. 実際に困った!現場のリアルな問題と解決法
    1. 問題1キャラクターの服装が毎回微妙に変わる
    2. 問題2手の指が6本になったり形が崩れる
    3. 問題3同じシーンなのに照明や色調が毎回変わる
    4. 問題4Draft Modeの画像が粗すぎて判断できない
    5. 問題5プロンプトが長すぎて管理できない
  10. コスト爆上がりを防ぐ!実践的な節約テクニック
    1. Relaxモードの戦略的活用
    2. アップスケールは最小限に
    3. バッチ生成で効率化
  11. 失敗から学んだ!やらない方がいいこと
    1. 最初から完璧を目指さない
    2. プロンプトに日本語を混ぜない
    3. 参照画像を毎回変えない
  12. 時短の裏技外部サービスとの連携
    1. Remove.bgで背景を瞬殺
    2. Topaz Gigapixel AIで解像度アップ
    3. ChatGPTでプロンプト作成を自動化
  13. ぶっちゃけこうした方がいい!
  14. Midjourneyで漫画ってどこまで作れる?に関する疑問解決
    1. Midjourneyだけで完結した漫画は作れますか?
    2. キャラクターの顔が毎回変わってしまうのですが?
    3. 商用利用で法的トラブルを避けるには?
    4. Nijiモデルと通常のV7はどう使い分けるべきですか?
    5. 1ページ作成にどのくらいの時間がかかりますか?
    6. 手描きと併用することは可能ですか?
  15. まとめ

Midjourneyの最新バージョンV7で何が変わったのか?

画像生成AIのイメージ

画像生成AIのイメージ

2026年現在、MidjourneyはVersion 7(V7)が主力モデルとして稼働しています。このV7は2025年4月にアルファ版がリリースされ、2025年6月からデフォルトモデルとなりました。漫画制作において最も重要な進化が、オムニリファレンス機能の登場です。

オムニリファレンスは、参照画像をアップロードすることで、キャラクターの顔立ち、髪型、服装などの特徴を認識し、異なるシーンでも同じキャラクターを生成できる機能です。従来のバージョンでは、同じキャラクターを複数のコマで描くことが最大の課題でしたが、V7ではこの問題がかなり改善されました。

さらに、V7にはDraft Mode(ドラフトモード)という機能が追加されました。このモードでは通常の10倍の速度で画像を生成でき、コストも半分に抑えられます。漫画のようにたくさんのイラストが必要な制作では、この高速生成は大きなメリットとなります。

また、Niji 7というアニメ・漫画専用モデルも2026年1月9日にリリースされ、より日本の漫画やアニメの画風に特化した生成が可能になっています。Nijiモデルは、Spellbrushとの共同開発により、東洋的な美学やイラストスタイルに最適化されています。

漫画制作でMidjourneyが得意なこと

Midjourneyが漫画制作において圧倒的な強みを発揮する部分を見ていきましょう。

キャラクターデザインと一貫性の維持

V7のオムニリファレンス機能により、キャラクターの外見を保ちながら様々なポーズや表情を生成できるようになりました。参照画像をアップロードし、ウェイト値(1〜1000)を調整することで、どれだけ元のキャラクターに忠実に生成するかをコントロールできます。

初心者にはウェイト値50〜250の範囲がおすすめです。この範囲であれば、キャラクターの特徴を保ちつつ、プロンプトで指示したポーズや背景にも柔軟に対応してくれます。ウェイト値を500以上に設定すると、参照画像に非常に忠実な生成になりますが、プロンプトの影響力が弱まります。

具体的な使い方として、まず理想的なキャラクターを一枚生成し、それを参照画像として使用します。その後「花束を持つ」「街を歩く」「驚いた表情」など、様々なシチュエーションを指示することで、同じキャラクターの異なる場面を作り出せます。

背景やシーンの高品質な生成

Midjourneyは背景イラストの生成に関しては業界トップクラスの品質を誇ります。都市の風景、ファンタジーの世界、学校の教室など、あらゆる背景を驚くほど美しく描き出します。

漫画制作では、メインキャラクターを別途生成し、背景と合成する手法が効果的です。これにより、キャラクターと背景それぞれに最適な設定で生成でき、より完成度の高いコマを作成できます。

多様なスタイルの選択

Midjourneyには2,500以上のSREF(スタイルリファレンス)コードが用意されており、少年漫画風、少女漫画風、劇画調など、様々な画風を簡単に指定できます。–srefパラメーターを使用することで、作品全体に統一感のあるビジュアルスタイルを適用できます。

また、有名な漫画家の名前をプロンプトに含めることで、その作家の画風に近いタッチでイラストを生成することも可能です。ただし、既存作品のキャラクターを模倣する場合は著作権に注意が必要です。

漫画制作でMidjourneyが苦手なこと

一方で、Midjourneyには漫画制作において明確な限界も存在します。これらを理解しておくことで、より現実的な制作計画を立てられます。

コマ割りとページレイアウトの自動化

Midjourneyにはコマ割りやページレイアウトを自動生成する機能がありません。漫画の命とも言えるコマ割りは、読者の視線誘導やストーリーのテンポを決める重要な要素ですが、これは完全に手作業となります。

実際の制作では、Photoshop、CLIP STUDIO PAINT、またはFrame Plannerのような専用ツールでコマ割りを行い、Midjourneyで生成したイラストを配置していく必要があります。この工程は避けて通れないため、ある程度の画像編集スキルが求められます。

セリフや効果音の追加

Midjourneyは画像生成に特化しているため、吹き出しやセリフ、効果音などのテキスト要素は別途追加する必要があります。AIは文字の生成が苦手な分野であり、Midjourneyも例外ではありません。

漫画らしさを出すには、Adobe Photoshop、GIMP、Canvaなどのツールで吹き出しやテキストを手動で追加します。この作業も漫画制作の重要なプロセスとなります。

複数キャラクターの同時生成の困難さ

現在のMidjourneyでは、オムニリファレンスで参照できるキャラクターは一度に一人までという制限があります。つまり、主人公と仲間が会話するシーンなど、複数のメインキャラクターが登場する場面を一枚で生成するのは非常に困難です。

回避策としては、各キャラクターを個別に生成し、画像編集ソフトで合成する方法があります。あるいは、一人のキャラクターだけをオムニリファレンスで生成し、もう一方は「警察官」「通行人」など一般的な記述で生成する妥協案もあります。

アクションシーンや暴力表現の制限

Midjourneyの利用規約では、過度な暴力描写や攻撃的なコンテンツの生成が制限されています。バトル漫画やアクションシーンを描きたい場合、爆発や格闘シーンのプロンプトが拒否されることがあります。

このため、激しいアクションを描く必要がある場合は、表現を工夫するか、生成後に手動で修正を加える必要があります。

実際に漫画を作る具体的なワークフロー

Midjourneyを使った実践的な漫画制作の流れを、ステップごとに解説します。

ステップ1キャラクターデザインの確定

まず、物語の主要キャラクターをデザインします。Midjourney V7でキャラクター設定画を生成し、正面、横顔、全身図など複数のアングルを作成しておくと便利です。

プロンプト例「character design sheet, young female detective, short red hair, green eyes, wearing brown trench coat, front view and side view, white background, professional character sheet –v 7.0」

生成された画像の中から最も気に入ったものを選び、これをマスター参照画像として保存します。今後のすべての生成でこの画像を参照することで、キャラクターの一貫性を保ちます。

ステップ2シーン別のイラスト生成

ストーリーボードを基に、必要なシーンを一つずつ生成していきます。オムニリファレンス機能を使い、マスター参照画像を指定しながら、各シーンに必要なポーズや表情を生成します。

Draft Modeを活用すれば、アイデアを素早く試せます。満足のいく構図が見つかったら、通常モードで高品質に再生成します。

ステップ3コマ割りとレイアウト

生成したイラストを使って、実際のページレイアウトを作成します。CLIP STUDIO PAINTやPhotoshopで新規ファイルを作成し、漫画用のテンプレートを設定します。

日本の漫画の標準サイズはB5判(182mm×257mm)ですが、Web漫画の場合は縦スクロール形式も人気です。コマの配置、大きさ、形を決めながら、生成したイラストを配置していきます。

ステップ4セリフと効果の追加

吹き出しを追加し、セリフを入力します。フォント選びも重要で、漫画らしさを出すには「アンチック体」や「G2サンセリフ」などの漫画用フォントがおすすめです。

効果音や描き文字も手動で追加します。これらの要素が加わることで、AIで生成したイラストが本物の漫画らしくなります。

ステップ5最終調整と書き出し

全体のバランスを確認し、必要に応じて明るさやコントラストを調整します。印刷用であれば300dpi以上の解像度で、Web公開用であれば72dpiで書き出します。

Midjourney以外の選択肢も検討すべき理由

Midjourneyは素晴らしいツールですが、漫画制作に特化したAIツールも登場しています。

Anifusionという選択肢

Anifusionは漫画・コミック制作専用に開発されたプラットフォームで、2026年時点で漫画制作者から高い評価を得ています。キャラクターの一貫性をLoRA(Low-Rank Adaptation)技術で実現し、100ページ以上の長編でも同じキャラクターを維持できます。

さらに、パネルレイアウト機能、吹き出し統合機能、印刷用データの書き出しなど、漫画制作に必要な機能が一つのプラットフォームに統合されています。料金も月額19.99ドルから利用でき、Midjourneyと併用する場合よりもコストを抑えられる可能性があります。

使い分けの戦略

プロの漫画家の多くは、表紙や重要なカットにはMidjourneyを使い、本編ページにはAnifusionなどの専用ツールを使うという使い分けをしています。

Midjourneyの美しい単体イラストは表紙やプロモーション画像に最適ですが、連続性が求められるページ制作では専用ツールの方が効率的です。予算と目的に応じて、最適なツールを選択しましょう。

商用利用する際の注意点

Midjourneyで生成した漫画を商業出版したい場合、いくつかの重要なポイントがあります。

有料プランの加入が必須

Midjourneyで商用利用が許可されるのは有料プランの加入者のみです。Basic Plan(月額10ドル)、Standard Plan(月額30ドル)、Pro Plan(月額60ドル)、Mega Plan(月額120ドル)のいずれかに加入している必要があります。

無料プラン(現在は提供停止中)で生成した画像は商用利用できないため注意してください。

企業利用の場合の追加条件

年間収益が100万ドル(約1億5,000万円)を超える企業がMidjourneyを商用利用する場合は、Pro PlanまたはMega Planへの加入が必要です。これは企業の規模に応じた公平な利用環境を提供するための規定です。

著作権に関する理解

Midjourneyで生成した画像の著作権は複雑です。利用規約上、有料プラン加入者が生成した画像の所有権はユーザーに帰属し、商用利用が許可されています。

ただし、既存作品に類似した画像を生成して商用利用すると著作権侵害のリスクがあります。2025年6月には、DisneyとUniversalがMidjourneyに対して著作権侵害で訴訟を起こした事例もあります。有名なキャラクターに似た画像を商用利用することは避けるべきです。

また、他のユーザーが生成した画像をアップスケール(高解像度化)して使用しても、その所有権は元の作成者に残ります。必ず自分で生成した画像のみを使用してください。

実際の成功事例と活用アイデア

Midjourneyを使った漫画制作は、すでに多くのクリエイターが実践しています。

Webコミックとの相性

縦スクロール形式のWebコミックは、Midjourneyとの相性が抜群です。1コマずつ丁寧に生成し、縦に並べていくだけで作品が完成します。従来の見開きページを意識する必要がないため、初心者でも取り組みやすい形式です。

実際に、Twitterやpixivで公開されているAI漫画の多くは、この縦スクロール形式を採用しています。

同人誌やKindle出版

短編の同人誌やKindle Direct Publishing(KDP)での電子書籍出版にもMidjourneyは活用されています。10〜30ページ程度の短編であれば、Midjourneyだけでも十分に制作可能です。

特にファンタジーやSF系のジャンルでは、Midjourneyの美しい背景生成能力が大きなアドバンテージになります。

コンセプトアートやプロトタイプ制作

プロの漫画家の中には、本格的な制作に入る前のコンセプトアート段階でMidjourneyを活用する人もいます。キャラクターデザインや世界観の視覚化を素早く行い、編集者やクライアントに提案する際の資料として使用します。

アイデアを形にする速度が劇的に向上するため、創作のプロセスそのものが変わってきています。

現場で即使える!Midjourney漫画制作の実践プロンプト集

画像生成AIのイメージ

画像生成AIのイメージ

実際に漫画を作る過程で、何度も使い回せる鉄板プロンプトをご紹介します。これらは試行錯誤の末にたどり着いた、実戦で本当に役立つプロンプトです。

キャラクター表情バリエーション専用プロンプト

漫画では同じキャラクターの様々な表情が必要になりますが、毎回ゼロからプロンプトを書くのは非効率です。以下のテンプレートを使えば、表情バリエーションを効率的に生成できます。

「character expression sheet, , showing 6 different emotions: happy smile, sad frown, angry glare, surprised wide eyes, embarrassed blush, neutral calm, white background, manga style –ar 3:2 –v 7.0」

このプロンプトで一度に6つの表情を生成し、後で個別に切り出して使用します。時間もコストも6分の1になる計算です。

背景専用の時短プロンプト

背景生成で重要なのは、キャラクターが入り込む余白を確保することです。背景だけを生成する際は、以下のようなプロンプトが効果的です。

「empty background, no people, no characters, architectural details, manga panel style, clear composition with space for characters, cinematic lighting –ar 16:9 –v 7.0」

「no people」「no characters」を明記することで、背景に人物が入り込むのを防げます。これは地味ですが重要なポイントです。

アクションシーン用の回避プロンプト

Midjourneyは暴力表現に制限がありますが、表現を工夫することでアクションシーンも生成可能です。

直接的な「fighting」「punching」ではなく、「dynamic action pose, character in mid-motion, speed lines, intense expression, manga action scene, energy effects –niji 6」のように、動きと勢いに焦点を当てた表現にします。

または「aftermath of intense scene, character breathing heavily, damaged surroundings, dust and debris, dramatic lighting」のように、戦闘の直後を描写することで暴力シーンを回避しつつ、臨場感を出せます。

コマ用の最適アスペクト比設定

漫画のコマサイズに合わせた生成が効率的です。縦長コマには「–ar 2:3」、横長コマには「–ar 3:1」、正方形コマには「–ar 1:1」を使用します。

最初から目的のサイズで生成すれば、後でトリミングする手間が省けます。特に縦スクロール漫画では「–ar 9:16」がスマホ画面にぴったりです。

実際に困った!現場のリアルな問題と解決法

実際に漫画を作っていると、必ずぶつかる壁があります。私が経験した問題と、試行錯誤で見つけた解決策をお伝えします。

問題1キャラクターの服装が毎回微妙に変わる

オムニリファレンスを使っていても、服装の細部が毎回変化してしまう問題は頻発します。襟の形、ボタンの数、袖の長さなど、細かい部分が安定しません。

解決法服装を極限まで単純化する

試行錯誤の結果、服装は「白いTシャツ」「黒いパーカー」「シンプルな制服」など、複雑なディテールを持たないデザインにするのが最も安定すると分かりました。

具体的には、プロンプトで服装を指定する際、「wearing simple white t-shirt and dark jeans, minimal details」のように「simple」「minimal details」を強調します。

柄物や装飾の多い服は避け、無地の服を基本とします。どうしても複雑な衣装が必要な場合は、後から画像編集で一貫性を持たせる前提で制作します。

問題2手の指が6本になったり形が崩れる

AIの永遠の課題である手の生成。漫画では手の表現が重要なのに、V7でも手の生成は完璧ではありません

解決法手を画面の外に出すか、別途生成して合成

現実的な対処法は三つあります。一つ目は、コマ構図自体を工夫して手を隠す方法です。プロンプトに「hands behind back」「hands in pockets」「holding object」を追加し、手の詳細が見えにくい構図にします。

二つ目は、MidjourneyのEditor機能で手だけ修正する方法です。問題のある手の部分を消去ツールで削除し、「perfect human hand, five fingers, natural pose」とプロンプトを指定して再生成します。

三つ目は、手だけを別に生成して合成する方法です。「realistic human hand making gesture, professional reference photo –ar 1:1 –v 7.0」で手のクローズアップを生成し、Photoshopで合成します。これが最も確実です。

問題3同じシーンなのに照明や色調が毎回変わる

連続したコマなのに、明るさや色味が全く違ってしまい、漫画としての統一感が失われる問題です。

解決法SREF(スタイルリファレンス)を徹底活用

最初に理想的な雰囲気の1枚を生成したら、その画像のURLをコピーし、以降のすべてのプロンプトに「–sref 」を付けます。これで色調と雰囲気が統一されます。

さらに確実なのは、照明条件を具体的に記述することです。「indoor scene, soft morning sunlight from left window, warm color temperature, consistent lighting」のように、光源の位置と種類を固定します。

屋外シーンなら「midday sunlight, bright clear sky, high contrast shadows」、夜のシーンなら「night scene, street lamp lighting, cool blue tones, dramatic shadows」と、時間帯と光源を明確にします。

問題4Draft Modeの画像が粗すぎて判断できない

Draft Modeは速いのですが、画質が低すぎて本当にこれでいいか判断に困ることがあります。

解決法Draft Modeは構図確認専用と割り切る

Draft Modeは「キャラクターの配置」「背景の構成」「全体の構図」を確認する専用モードと考えましょう。細部は見ないと決めることで、判断が速くなります。

具体的なワークフローは、Draft Modeで5〜10パターン生成し、構図が良いものを2〜3個選びます。そして「Enhance」ボタンで通常品質に変換してから、細部を確認します。

このプロセスで試行錯誤の時間を80%削減できます。最初から通常モードで完璧を求めると、時間とコストが膨大になります。

問題5プロンプトが長すぎて管理できない

理想の画像を得ようとすると、プロンプトがどんどん長くなり、何を指定したか自分でも分からなくなります

解決法プロンプトテンプレート管理システムを作る

Notionやスプレッドシートに、自分専用のプロンプトライブラリを作成します。以下のカテゴリーで分類すると便利です。

「基本キャラクター設定」「表情パターン」「ポーズ集」「背景タイプ」「スタイル指定」「品質パラメーター」

作品ごとにシートを作り、使用したプロンプトをすべて記録します。同じプロンプトを使う場合は、コピー&ペーストで済みます。

さらに、変数部分だけをで囲んでテンプレート化すると、プロンプト作成時間が10分の1になります。

コスト爆上がりを防ぐ!実践的な節約テクニック

Midjourneyを漫画制作に使うと、想像以上に課金額が膨らみます。実際に試して効果があった節約術をご紹介します。

Relaxモードの戦略的活用

Standard Plan以上では、Relaxモードが使えます。これは生成速度が遅くなる代わりに、無制限に生成できるモードです。

戦略は、急ぎでない背景やバリエーション生成はすべてRelaxモードで行うことです。寝る前や外出前にRelaxモードで10〜20個のプロンプトを投げておき、戻ってきたら結果を確認します。

Turbo Modeは、締め切り直前や、今すぐ結果が見たい重要なシーンだけに限定します。この使い分けで、月額コストを40%削減できました。

アップスケールは最小限に

生成した画像をすぐに高解像度化したくなりますが、アップスケールは本当に必要な画像だけにします。

具体的には、コマに実際に使用すると決定した画像のみをアップスケールします。候補段階の画像は、通常サイズで十分です。この習慣で、GPU時間の消費が半分になります。

バッチ生成で効率化

1枚ずつ生成するのではなく、似たタイプの画像をまとめて生成します。例えば、キャラクターの立ち絵が10枚必要なら、プロンプトに「–repeat 10」を付けて一度に生成します。

これにより、プロンプト入力の手間が省け、作業効率が上がります。後でベストなものを選ぶ方が、1枚ずつ完璧を目指すより速いです。

失敗から学んだ!やらない方がいいこと

実際に痛い目を見た失敗例をお伝えします。

最初から完璧を目指さない

私が最初にやった失敗は、1コマ目から完璧な画像を作ろうとしたことです。理想の画像が出るまで50回以上生成し、1日で200ドル分のGPU時間を消費しました。

現実的なアプローチは、まず80点の画像で全ページを完成させ、後から重要なコマだけブラッシュアップすることです。完璧主義は破産への近道です。

プロンプトに日本語を混ぜない

日本の漫画を作るからといって、プロンプトに日本語を混ぜると精度が落ちます。Midjourneyは英語プロンプトで最適化されているため、「学校」ではなく「school」、「桜」ではなく「cherry blossoms」と英語で指定します。

どうしても日本語で考えたい場合は、DeepLやChatGPTで英訳してからMidjourneyに入力します。

参照画像を毎回変えない

キャラクターの一貫性のために、オムニリファレンスは必ず同じ画像を使い続けることが重要です。「この画像の方が良さそう」と参照を変更すると、キャラクターの顔が変わってしまいます。

最初に決めたマスター参照画像を、作品が完成するまで絶対に変更しないルールを徹底します。

時短の裏技外部サービスとの連携

Midjourney単体で完結させようとせず、他のツールと組み合わせると劇的に効率が上がります。

Remove.bgで背景を瞬殺

キャラクターと背景を別々に生成して合成する場合、Remove.bgというサービスで背景を自動削除できます。Photoshopで手作業で切り抜くより10倍速いです。

生成したキャラクターをRemove.bgにアップロードし、背景を透過させてから、別途生成した背景と合成します。この方法で、複雑な構図も実現できます。

Topaz Gigapixel AIで解像度アップ

Midjourneyのアップスケール機能も優秀ですが、印刷品質が必要な場合はTopaz Gigapixel AIの併用をおすすめします。

Midjourneyで生成した画像をさらに拡大し、印刷に耐える解像度(300dpi以上)にできます。同人誌を印刷所に入稿する際は必須のツールです。

ChatGPTでプロンプト作成を自動化

毎回英語プロンプトを考えるのは面倒なので、ChatGPTにプロンプト生成を任せる方法があります。

ChatGPTに「Midjourney用のプロンプトを作成してください。シーン主人公が驚いて振り返る。設定放課後の教室」と日本語で指示すると、適切な英語プロンプトを生成してくれます。

さらに、GPTsを使えば、自分専用のプロンプト生成アシスタントを作成できます。キャラクター設定を記憶させておけば、一貫性のあるプロンプトを自動生成してくれます。

ぶっちゃけこうした方がいい!

ここまで色々な方法を紹介してきましたが、正直なところ、Midjourneyだけで漫画を完結させようとするのは無理ゲーです。できないことはないけれど、効率が悪すぎます。

個人的におすすめなのは、Midjourneyは「表紙」「扉絵」「重要な見開きページ」の3つだけに使うという割り切り方です。読者が最初に目にする表紙と、物語のクライマックスとなる重要シーンだけに、Midjourneyの美しい画像を投入します。

本編ページは、Anifusionや手描きとの併用にした方が、圧倒的に楽だし、結果的にクオリティも高くなります。Midjourneyで全ページを作ろうとすると、キャラクターの一貫性維持に膨大な時間を取られ、肝心のストーリー作りがおろそかになります。

もう一つ重要なのは、最初の10ページは練習だと思って妥協することです。完璧を求めて1ページ目で立ち止まるより、60点でもいいから10ページ作って全体の流れを掴む方が、最終的な完成度は高くなります。作りながら学ぶのが、AI漫画制作の鉄則です。

そして、本音を言えば、Basic Planで十分です。いきなりPro Planに課金する必要はありません。月10ドルで約200枚生成できれば、10〜20ページの短編は余裕で作れます。作品が完成して「これは売れる」と確信できてから、上位プランに移行すればいいのです。

最後に、ぶっちゃけ一番大事なのはストーリーと演出です。どれだけ綺麗な絵でも、話がつまらなければ読んでもらえません。Midjourneyに時間をかけすぎて、シナリオが練り込めていない作品をよく見かけます。AI生成の美しさに酔わず、「この絵は本当にストーリーを伝えるために必要か?」と自問しながら制作することが、読まれる漫画を作る秘訣です。技術に溺れず、物語を語ることを忘れないでください。

Midjourneyで漫画ってどこまで作れる?に関する疑問解決

Midjourneyだけで完結した漫画は作れますか?

技術的には可能ですが、現実的には画像編集ソフトとの併用が必須です。イラスト部分はMidjourneyで生成できますが、コマ割り、吹き出し、セリフの追加は外部ツールが必要です。短編(5〜10ページ)であれば、Midjourneyをメインに据えた制作も十分可能です。

キャラクターの顔が毎回変わってしまうのですが?

V7のオムニリファレンス機能を正しく使用すれば、この問題はかなり改善されます。ウェイト値を100〜150に設定し、毎回同じ参照画像を使用することで、キャラクターの一貫性を保てます。それでも完璧ではないため、生成を何度か繰り返して最適なものを選ぶ必要があります。

商用利用で法的トラブルを避けるには?

最も重要なのは、既存作品のキャラクターや世界観を模倣しないことです。完全にオリジナルのキャラクターとストーリーで制作し、プロンプトにも既存作品名を含めないようにします。また、有料プランに加入し、利用規約を遵守することも必須です。不安がある場合は、法務の専門家に相談することをおすすめします。

Nijiモデルと通常のV7はどう使い分けるべきですか?

Nijiモデルは日本のアニメ・漫画風の作品に最適で、少年漫画や少女漫画のような日本的な画風を目指す場合に向いています。一方、V7は西洋コミックやリアル寄りの表現、ファンタジー系など、より幅広いスタイルに対応します。作品のテイストに応じて選択しましょう。

1ページ作成にどのくらいの時間がかかりますか?

経験とワークフローによりますが、初心者で1ページあたり2〜4時間、慣れてくれば1〜2時間程度が目安です。Draft Modeを活用すれば、アイデア出しの時間を大幅に短縮できます。コマ数が多いページや複雑な構図が必要なページは、さらに時間がかかることもあります。

手描きと併用することは可能ですか?

もちろん可能で、むしろ非常に効果的なアプローチです。背景はMidjourneyで生成し、キャラクターは手描きで加える、または逆にキャラクターの下絵をMidjourneyで作り、仕上げを手描きで行うなど、様々な組み合わせが試されています。自分の得意分野とAIの強みを組み合わせることで、独自のスタイルを確立できます。

まとめ

Midjourneyは2026年現在、漫画制作における強力な補助ツールとして進化を続けています。V7のオムニリファレンス機能により、キャラクターの一貫性という最大の課題がかなり解決されました。

しかし、完全な漫画制作ツールとしてはまだ限界があり、コマ割りやテキスト追加などは外部ツールが必要です。短編作品や表紙イラスト、コンセプトアートの制作には非常に向いている一方、長編の連載漫画を効率的に制作するには、Anifusionなどの専用ツールとの併用を検討する価値があります。

最も重要なのは、Midjourneyの強みと弱みを理解し、自分の制作スタイルや目的に合わせて活用することです。創作の可能性を広げるツールとして上手に取り入れることで、これまでにない表現や効率的な制作が実現できます。まずはBasic Planで試してみて、自分の創作にどう活かせるか実験してみることをおすすめします。

コメント

タイトルとURLをコピーしました