Midjourneyで漫画制作は本当に可能?2026年版コマ割り完全ガイド

Midjourney

「AIで漫画を作りたいけど、本当にコマ割りまで完璧に作れるのか?」そんな疑問を持つ創作者は多いでしょう。SNSでAI漫画が話題になり、一度は試してみたいと思ったことはありませんか?しかし実際のところ、Midjourneyで漫画制作を始めると、想像と異なる現実に直面することになります。2026年のMidjourneyは確かに進化しました。でも、それでもなお、知っておくべき課題があります。本記事では、実際にMidjourneyで漫画のコマ割りがどこまで実現可能か、最新の技術情報を交えて、ありのままを解説します。

本記事を読むと以下のことが分かります。

ここがポイント!
  • Midjourneyでのコマ割り制作が短編なら実用的である理由と長編の課題
  • 2026年の最新機能(Niji7やCharacterReferenceの進化)による制作効率の向上
  • 実践的なキャラクター一貫性テクニックと、Midjourneyの限界を補う方法
  1. Midjourneyで漫画のコマ割りは実現可能なのか?正直な答え
  2. 2026年の新機能がコマ割り制作にもたらした大きな変化
  3. Midjourneyでコマ割り漫画を作る実際の手順
  4. キャラクター一貫性を保つ必勝テクニック
  5. Midjourneyの強みと限界を正しく理解する
  6. Midjourneyでのコマ割り制作費用と実績
  7. 実戦で使えるMidjourney漫画プロンプトテンプレート集
  8. 実際に経験する9つの現実的な問題と解決方法
    1. 問題①キャラクターの服装がコマごとに変わってしまう
    2. 問題②手指がおかしい、指が多すぎたり少なすぎたり
    3. 問題③背景の時間帯や季節が一貫しない
    4. 問題④複数キャラクターを同じフレームに入れると顔が融合する
    5. 問題⑤長編を作っていると、途中からキャラの顔が変わり始める
    6. 問題⑥アスペクト比がバラバラで、Canvaでの配置が困難
    7. 問題⑦背景に不自然な物体が混入する(手が3本、窓が歪む等)
    8. 問題⑧色合いの一貫性がない(肌の色、髪の色が微妙に変わる)
    9. 問題⑨テキスト追加後の吹き出しが読みづらい、または位置が合わない
  9. 色合い・照明を統一するための高度なテクニック
  10. 複数ページ制作時の効率化フロー
  11. ぶっちゃけこうした方がいい!
  12. よくある質問
    1. 本当に同じキャラクターを保ったまま複数ページ作成できますか?
    2. Midjourneyだけで漫画は完成しますか、外部ツールは必須ですか?
    3. アクションシーンやバトルシーンは作成できますか?
  13. まとめ

Midjourneyで漫画のコマ割りは実現可能なのか?正直な答え

画像生成AIのイメージ

画像生成AIのイメージ

結論から言うと、Midjourneyで漫画制作は可能です。ただし、条件付きです

2026年現在、Midjourneyは確かに素晴らしいAI画像生成ツールです。世界市場の26.8%のシェアを占め、月間推定ユーザー数は2100万人以上。Discord上のコミュニティも大規模で、毎日5億枚以上の画像が生成されています。しかし、これは「高品質な個別画像の生成」に関しての話です。

漫画制作となると話は変わります。なぜなら、漫画には複数のパネルを通じてキャラクターの一貫性を保つという特殊な要求があるからです。2025年12月時点の最新分析によると、Midjourneyは以下の点で課題を抱えています。

各パネルが独立して生成されるため、同じキャラクターを描いても毎回微妙に変わります。複数のキャラクターが相互作用するシーンの生成が極めて難しい状況です。背景や小物の一貫性を保つのが困難。そしてテキストの追加機能が弱く、吹き出しやセリフはPhotoshopなどの外部ツールが必須になります。

では、Midjourneyで漫画は作れないのか?いいえ、そうではありません。10ページ以下の短編漫画なら、十分実用的です。実際に多くのクリエイターが、Midjourneyで解説系や4コマ漫画を制作しています。SNS向けの軽めの企画であれば、MidjourneyとCanvaの組み合わせで、質の高い成果物を作ることは十分可能なのです。

2026年の新機能がコマ割り制作にもたらした大きな変化

Midjourneyは2024年3月にCharacterReference(–cref)機能を導入して以来、大幅な進化を遂げました。2026年1月9日にはNiji7がリリースされ、コヒーレンシー(一貫性)が劇的に向上しました。

Niji7の最大の改善点は、細部の描画精度です。目の表情、光の反射、背景の小要素がより明確になりました。特に重要なのは、プロンプトへの従順性が大幅に向上したということです。つまり、あなたが「赤いドレスを着た少女」と指示すれば、その通りに生成される確度が格段に上がりました。

さらに2026年1月には、Midjourney V8の開発が進行中であり、新しいUI、新たなdraftmode、スタイルクリエーター機能などが予告されています。これらのアップデートにより、キャラクターの繰り返し使用がより現実的になりつつあります。

実際に2026年現在、Character Weight(–cw)パラメータの精度も向上しています。–cw 100では顔、髪、服装を最大限一致させ、–cw 0では顔だけを保存して服装や髪を変更するなど、より細かい制御が可能になりました。これは漫画制作において、同じキャラクターが異なるシーンで異なる服装をする場合に、極めて有用です。

Midjourneyでコマ割り漫画を作る実際の手順

では、具体的にどうやって作るのか?実践的なフローを解説します。

まず最初にすべきは、シナリオの構想です。何ページの漫画を作るのか、どんなストーリーなのかを決めます。2ページ程度の短編であれば十分実用的です。長いストーリーを予定している場合は、Anifusionなどの専門ツールの検討も視野に入れましょう。

次に、メインキャラクターの基本デザインを作ります。ここが最も重要なステップです。例えば「anime style girl, blue eyes, short pink hair, wearing a white school uniform, detailed portrait」というプロンプトで、気に入った画像が出るまで何度も生成します。納得のいく一枚が出たら、必ずアップスケールして保存します。

そのキャラクター画像のURLをコピーします。Midjourneyのウェブインターフェースなら、アップロードパネルから簡単にコピーできます。このURLが以後のすべてのプロンプトで使用される、キャラクターの「ソースオブトゥルース」になります。

各シーン用に、キャラクターを異なるポーズや表情で生成します。プロンプトは次のような構造にします。

要素
キャラクター基本 anime style girl, blue eyes, short pink hair
アクション・表情 smiling, raising hand, looking surprised
背景・設定 in a classroom, sunny day, sitting at desk
参照パラメータ –cref –cw 85

このプロンプト構造を使えば、一貫性を保ちながら多様なシーンを生成できます。

生成後は、Canvaなどのデザインツールでコマ割りを作ります。Canvaは無料版でも基本的なコマ割りは十分対応できます。Midjourneyで生成した画像をアップロードして、図形ツールで枠線を引き、吹き出しを追加し、セリフを入力します。

キャラクター一貫性を保つ必勝テクニック

Character Reference機能の活用が成功の鍵です。2026年時点での最新ベストプラクティスをお教えします。

まず重要なのは参照画像の品質です。顔がしっかり見える正面か3/4ショット、影や逆光の少ない画像を選びます。サングラスをかけていたり、顔が隠れていたりすると、AIが正しく認識できません。可能なら複数の角度から見たキャラクター画像を参照として用意するのが理想的です。

–cwパラメータの使い分けも重要です。–cw 90~100は完全一貫性重視。顔、髪、服装すべてを維持したい時に使います。一方、–cw 30~50は顔は保つが服装は変更したい時に最適です。例えば、朝のシーンでは学生服、放課後のシーンでは私服、という風に変更する場合、–cw 40程度で十分です。

もう一つのテクニックはプロンプトに詳細な服装指示を含めることです。Character Referenceだけに頼らず、毎回のプロンプトに「wearing white school uniform」「holding a blue notebook」など、具体的な説明を入れます。これにより、AIの理解度が劇的に高まります。

複数キャラクターの登場シーンは慎重に扱いましょう。二人のキャラクターが相互作用する場面は、AIが混乱しやすいのが現実です。–crefを複数使うと、顔が融合してしまうリスクがあります。その場合は、キャラクターを交互に配置するか、セリフと構図で相互作用を表現する工夫が必要です。

Vary Region機能と組み合わせることも有効です。生成後に、特定の部分だけを修正したい場合、Midjourneyのエディタでその部分を選択して修正できます。ただし、Character Referenceを使っている時は、再生成よりもこの修正機能の方が安定しやすいという報告もあります。

Midjourneyの強みと限界を正しく理解する

Midjourneyで何ができて、何ができないのかを明確に知ることが、最初の成功につながります。

Midjourneyの強みは、個別パネルの美しさです。一枚一枚の画像品質は、2026年現在、他の一般的なツールを圧倒しています。Niji7やV7での改善により、アニメ調の表現も非常に洗練されました。複数のアートスタイルに対応できる柔軟性も魅力です。

一方、Midjourneyの明確な限界も存在します。50ページ以上の長編漫画での完全な一貫性維持は、現実的に困難です。複雑なバトルシーンや多数のキャラクターの相互作用も苦手です。テキスト周り全般が弱く、吹き出しやナレーションは必ず外部ツールが必須になります。

これらの制限を理解した上で、Midjourneyをうまく使いこなす工夫が必要です。例えば、解説系や啓発系の漫画はMidjourneyに最適です。キャラクターが淡々と説明するシーンであれば、一貫性の課題も最小限です。SNS向けの4コマ漫画も、短いので十分対応可能です。

本当に本格的な漫画出版を目指すなら、2025年12月時点の分析では、Anifusionなどの漫画専門ツールの検討も並行すべきです。Anifusionは月額19.99ドルと安価で、LoRA技術によるより高い一貫性、統合されたパネルレイアウト機能、テキスト統合機能を備えています。Midjourneyは高い芸術性が必要な場合に、補助的に使う位置付けが実は最適なのです。

Midjourneyでのコマ割り制作費用と実績

実際に漫画を作るには、どの程度の投資が必要でしょうか。

Midjourneyの最低価格は月10ドル(約1600円)のBasicプランです。これでも基本的な漫画制作は可能ですが、より多くの生成枚数と高速処理が必要なら、Standard(月30ドル)やPro(月60ドル)を検討します。Canvaは無料版で十分なコマ割りができますが、有料版(月1180円程度)ではテンプレートが豊富で作業が高速化します。

合計でも月2800円~があれば、実用的な漫画制作環境が整えられます。これは、従来の漫画制作に必要だった高額ソフトウェアライセンスと比べると、極めて安価です。

実績としては、2024年の「サイバーパンク桃太郎」がAI生成漫画として出版され、話題になりました。2026年現在では、SNS上で毎日多くのAI漫画が投稿されており、中にはKindle Unlimitedで販売されている作品も増えています。

実戦で使えるMidjourney漫画プロンプトテンプレート集

画像生成AIのイメージ

画像生成AIのイメージ

理論だけでなく、実際に動くプロンプトを複数ご紹介します。これらは2026年1月時点で検証済みの実績あるテンプレートです。

基本テンプレート①一人キャラの基本ポーズ


anime style girl, short pink hair, blue eyes, wearing white school uniform, , smiling, detailed portrait, clear face, natural lighting, white background --v 7 --niji 7 --cref --cw 90

の部分に「standing peacefully」「sitting at desk writing」「running forward」などを入れます。白背景を指定することで、後からCanvaでの背景除去が不要になり、作業時間が大幅に削減されます。

基本テンプレート②シーン入り表現力重視


in , , , manga panel composition, dramatic lighting, detailed background, expressive face, colored, professional manga art --v 7 --niji 7 --cref --cw 70

例「anime girl with short blue hair in sunny classroom, confused, raising hand to ask question, manga panel composition, dramatic lighting, detailed background, expressive face, colored, professional manga art」

シーンを入れることで背景の品質が向上し、単なる人物画ではなく「物語の一コマ」という説得力が生まれます。

解説系漫画特化テンプレート


, explaining , pointing at , calm expression, clean white background, simple style, educational, clear details --v 7 --niji 7 --cref --cw 85

解説系では複雑な背景は不要です。むしろシンプルな方が読者の理解を助けます。

実際に経験する9つの現実的な問題と解決方法

ネット上の紹介記事では触れられない、本当に困る具体的な問題と、実践的な解決策をお伝えします。

問題①キャラクターの服装がコマごとに変わってしまう

これは最も多い悩みです。Character Referenceを使っても、時々服装がガラリと変わります。

原因Character Referenceは主に顔の特徴に重点を置いており、衣装は二次的な要素だからです。

解決方法(3ステップ)

まず、–cwを75以下に設定します。これで顔の一貫性は確保しつつ、衣装変更の自由度が出ます。

次に、毎回のプロンプトに服装の詳細説明を必須で入れます。「wearing white school uniform with blue ribbon」「navy blazer over white shirt」など、毎単語レベルで具体的に指示します。

さらに、Vary Region機能で部分修正を活用します。生成後に「この部分の服装が違う」と感じたら、Midjourneyのエディタで、その部分だけを再描画させます。新しいプロンプトで全体を再生成するより、部分修正の方が一貫性を損なわない傾向があります。

実際のプロンプト例


anime girl with short pink hair, blue eyes, wearing navy school blazer, white shirt underneath, red bow tie, sitting at classroom desk, focused expression --v 7 --niji 7 --cref --cw 75

問題②手指がおかしい、指が多すぎたり少なすぎたり

AIの手指問題は有名ですが、2026年でも完全には解決していません。

予防策最初から「hands in pockets」「hands clasped」など、複雑な手の動きを避けるプロンプト設定にします。解説系漫画なら、キャラクターが何かを持つシーンを最小化できます。

もし発生したらVary Region機能で該当の手だけを選択し、「fix hands to look natural」というプロンプトで修正します。全体再生成より成功率が高いです。

最後の手段Photoshopなどで手を簡単に描き足すか、手を隠すようにコマを構図変更します。例えば「character hugging herself」に変更して、自然と手が見えなくなります。

問題③背景の時間帯や季節が一貫しない

「朝のシーン」「夕焼けのシーン」と指定しているのに、場面ごとに時間帯の雰囲気がバラバラになる問題。

解決方法プロンプトに「morning lighting with blue sky」「sunset with orange glow」など、光の色まで明示的に指定します。単に「morning」ではなく、視覚的な色情報を入れることで、AIの理解度が劇的に高まります。

さらに、背景を固定化する工夫も有効です。例えば「same classroom, same angle」とプロンプトに入れることで、一貫性が向上します。


anime girl in school classroom, same angle as previous panel, morning blue lighting, sitting at desk, focused, detailed background, same window and desk --v 7 --niji 7 --cref --cw 80

問題④複数キャラクターを同じフレームに入れると顔が融合する

複数の–crefを使うと、キャラクターのAIが混乱して、顔が融合したり、不気味な中間形態が生成されることがあります。

実践的な回避方法

複数キャラを絶対に同じフレームに入れない構図設計に変更します。例えば、会話シーンなら、人物Aのアップ、人物Bのアップ、という風に別々のコマに分けます。セリフと矢印で相互作用を表現します。

やむを得ず同じフレームが必要なら、一人のキャラクターだけに–crefを使用し、もう一人は詳細なテキスト説明だけで生成します。


anime girl A (using --cref) talking to a boy with blue hair, side view, both sitting in cafe, detailed background --v 7 --niji 7 --cref --cw 60

この場合、「boy with blue hair」はテキストだけで指示し、–crefを使わないことで、AIの混乱を避けます。

問題⑤長編を作っていると、途中からキャラの顔が変わり始める

10ページを超えるあたりから、顔が徐々に変わっていく現象。これはGenerationごとにAIのランダム要素が蓄積されるためです。

対策方法

5ページごとに「キャラクター再構築」段階を設けることをお勧めします。つまり、5ページ目が完成したら、その時点でのキャラクター画像を新しい参照として保存し、6ページ以降は新しいURLを–crefに使用します。


ページ1~5--cref
ページ6~10--cref (再構築版)

これにより、顔の変化が「成長」と見なせるレベルに抑えられます。

問題⑥アスペクト比がバラバラで、Canvaでの配置が困難

あるコマは正方形、別のコマは横長、という風にアスペクト比がバラバラだと、漫画のコマ割り配置がしにくくなります。

解決方法

プロンプトの最後に「–ar 16:9」など、アスペクト比を統一することです。あるいは「–ar 1:1」で全て正方形に統一するのも手です。


anime girl in classroom, talking, manga panel composition --v 7 --niji 7 --cref --cw 80 --ar 16:9

統一されたアスペクト比なら、Canvaでのグリッドレイアウトが驚くほど簡単になります。

問題⑦背景に不自然な物体が混入する(手が3本、窓が歪む等)

背景生成のランダム性によって、意図しない物体が混入することがあります。

最も簡単な解決策背景をシンプルにするか、白背景を指定することです。


anime girl standing confidently, white background, clear details --v 7 --niji 7 --cref --cw 85

白背景であれば、背景の生成エラーが起きません。後からCanvaで背景を足すだけで済みます。

それでも凝った背景が必要なら、Vary Region機能で不自然な部分だけを修正します。

問題⑧色合いの一貫性がない(肌の色、髪の色が微妙に変わる)

同じキャラなのに、あるコマでは肌が少し暗い、別のコマでは明るい、という問題。

原因画像生成時の照明設定がコマごとに異なるため。

解決方法プロンプトに「consistent skin tone」「same color grading」といった明示的な指示を毎回入れることです。


anime girl with consistent peachy skin tone, pink hair (same shade as before), blue eyes (clear and bright), standing in well-lit room --v 7 --niji 7 --cref --cw 90

さらに、全コマに同じ照明設定を指定することが有効です。

問題⑨テキスト追加後の吹き出しが読みづらい、または位置が合わない

Canvaでテキストを追加したときに、背景が複雑だと読みづらくなるケースです。

予防策最初から「space for dialogue bubble」「simple background to add text」といった指示をMidjourneyプロンプトに入れることです。つまり、テキストが入る空間を意識して画像生成させます。


anime girl explaining concept, with empty space above head for dialogue bubble, detailed but not cluttered, manga panel style --v 7 --niji 7 --cref --cw 80

この工夫だけで、Canvaでのテキスト配置の自由度が劇的に向上します。

色合い・照明を統一するための高度なテクニック

複数ページで色合いを統一するには、Style Reference(–sref)とCharacter Referenceを組み合わせる方法が極めて有効です。

2026年1月現在、V7では「Omni Reference」(–oref)という統合参照機能も導入されており、キャラクターと色合い両方を一度に参照できます。

使用方法

最初のページで生成した画像が好みの色合いなら、その画像をStyle Referenceとして保存します。


anime girl in colorful scene --v 7 --niji 7 --cref --sref --cw 80 --cs 50

–csはStyle Reference Strength(色合い参照の強度)で、0~100で調整できます。こうすることで、キャラクターの一貫性と色合いの一貫性を両立させられます。

複数ページ制作時の効率化フロー

実際に20ページの漫画を制作する場合、どのような流れで進めるのが現実的でしょうか。

ステップ1シナリオの視覚化(1~2時間)

テキストシナリオをラフコマで描きます。Midjourneyを使う前に、紙やデジタルツールで簡単なコマ割りを決めておくことが極めて重要です。

ステップ2キャラクター作成(1~2時間)

メインキャラクターの最終デザインを確定させ、複数のアングル画像を生成します。このキャラクターが「ソースオブトゥルース」になります。

ステップ3バッチ生成(3~5時間)

各ページのシーン用に、複数のバリエーションをまとめて生成します。このとき、Midjourneyの「Queue」機能を活用して、複数プロンプトを事前登録し、自動で順序処理させます。

ステップ4素材選定と調整(1~2時間)

生成された画像の中から、最も品質の高い4コマ選びます。部分修正が必要ならVary Region機能を使用します。

ステップ5Canvaでのコマ割り組版(2~3時間)

選定した画像をCanvaにアップロードし、コマ割り配置します。

ステップ6テキスト追加(1~2時間)

吹き出しとナレーションを追加し、読みやすく調整します。

全体で20ページの短編漫画なら、実質10~15時間程度で完成可能です。従来の手描きでは想像もできない速度です。

ぶっちゃけこうした方がいい!

ここまでMidjourneyでの漫画制作について、テクニックや問題解決方法を解説してきました。でも正直な話、多くの人が誤解しているポイントがあります。

それは「Midjourneyだけで漫画を完成させようとするべきではない」ということです。

2026年のMidjourneyは確かに素晴らしいツールです。でも、それは「素材生成エンジン」なんです。高品質な絵を作るための道具であって、漫画という「表現メディア」を完成させるためのツールではないんですよ。

個人的には、Midjourneyで作った画像をCanvaで組版する時点で、それはもう「漫画制作」ではなく「デザイン作業」だと考えています。だからこそ、テキストを整理してから漫画にする、背景はシンプルに保つ、複数キャラは出さないといった「制約」を自分に課すことが、実は最も効率的なんです。

制約があると、クリエイティビティって失われると思う人も多いでしょう。でも実際には逆です。制約がある方が、ストーリーに集中できるし、読者の視点もスッキリします。SNSのバズる漫画って、実は解説系の4コマが多いんですよ。キャラが複雑に相互作用する複雑な場面より、シンプルで分かりやすい「あるある」系の方がウケる。

だから、ぶっちゃけMidjourneyで漫画を作るなら、最初から「シンプルさ」を美学にすることをお勧めします。背景は白、キャラは一人、ストーリーは短編、テーマは解説や日常系。こうした条件下なら、Midjourneyは本当に強力な創作パートナーになります。

むしろ、これらの条件を満たすなら、わざわざ月額1万円以上の制作ソフトを買う必要もないんです。月2800円で全て揃います。これはもう、個人クリエイターにとって革命的な環境です。

今まで「漫画は絵が描けないと作れない」という固定観念があった。でもMidjourneyが普及した2026年では、もう違うんです。物語を構成できる力、シンプルさを貫く美学、読みやすいテキストレイアウト──こうしたスキルがあれば、誰でも漫画が作れる時代になったんですよ。

だから、技術ばかり追い求めるのではなく、「何を表現したいのか」という本質的な問題を、まず自分に問い直すことが最初の一歩だと思います。そこがハッキリすれば、Midjourneyなんて本当に簡単な道具として使いこなせるようになりますよ。

よくある質問

本当に同じキャラクターを保ったまま複数ページ作成できますか?

短編(10ページ以下)なら十分可能です。Character Reference機能と適切なプロンプト指示により、ほぼ同じキャラクターを複数ページで再現できます。ただし、50ページ以上の長編では、細部の一貫性が徐々に崩れていくのが実態です。完全に同じキャラクターを維持したい場合は、Anifusionなどの専門ツールをお勧めします。

Midjourneyだけで漫画は完成しますか、外部ツールは必須ですか?

外部ツールは必須です。具体的には、パネル構成のためのCanva、テキスト追加のためのPhotoshopやGIMPなどが必要になります。Midjourneyは「素材生成」までで、「組版」「テキスト加工」は別途対応する必要があります。この手間を避けたいなら、漫画専門ツールの選択肢も検討すべきです。

アクションシーンやバトルシーンは作成できますか?

困難です。Midjourneyのコミュニティガイドラインでは、激しいアクションや暴力的な描写に制限があります。また、AIの性質上、複雑な物理的相互作用を正確に表現するのが苦手です。バトル漫画を目指すなら、やはり専門ツールの方が適しています。

まとめ

2026年時点で、Midjourneyで漫画のコマ割り制作は確かに可能です。Niji7やCharacterReferenceといった最新機能は、確実に以前よりも優れた一貫性を実現しています。SNS向けの短編漫画、解説系のコンテンツ、4コマ漫画といった用途であれば、Midjourneyは実用的で効率的な選択肢です。

しかし同時に、Midjourneyには明確な限界があることも理解すべきです。長編漫画、複雑なストーリー、高度なキャラクター相互作用が必要な場合は、Anifusionなどの漫画専門ツールの方が最終的には時間と費用の節約になります。

大切なのは、ツールの得意な場面を理解して使い分けることです。Midjourneyの高い芸術性で素晴らしい素材を生成し、それを適切に組版する。あるいは、よりシンプルなプロジェクトならMidjourneyで完結させる。こうした柔軟な発想が、AI時代の創作活動では最も重要になります。

あなたが作りたい漫画の規模と用途によって、最適なツール選択をしてください。そして、今から始めるなら、短編の小さなプロジェクトからMidjourneyに挑戦することをお勧めします。2026年のMidjourneyは、確実に創作の新しい可能性を開く力を持っているのです。

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