Claudeを使い始めると、モデルを選ぶ画面で「Opus」「Sonnet」「Haiku」という見慣れない単語が並んでいて、まずここで手が止まりますよね。読み方すらわからないものを選ばされる、あの妙な居心地の悪さ。私も最初は「オパス?オーパス?」と小声でつぶやきながらクリックしていました。
先に結論だけ言ってしまいます。読み方は Opus=オーパス、Sonnet=ソネット、Haiku=ハイク(俳句) です。そして3つは「賢さ」と「速さ・料金」のグレード違いで、ざっくり Opus=最上位の頭脳、Sonnet=バランスの主力、Haiku=最速・最安 という関係になっています。あとはこれだけ覚えれば、もう選択画面で固まることはありません。
この記事では、それぞれの読み方と名前の由来、性能と料金の違い、そして「結局どれを選べばいいのか」を、2026年6月時点の公式情報をもとに、実際に使う人の目線で整理します。
結論:読み方と立ち位置の早見表
迷ったときにここだけ見れば済むように、まず一覧にしておきます。
- Opus(オーパス):最上位グレード。一番賢いが一番高い。難しい作業・長い思考向き。
- Sonnet(ソネット):中間グレード。賢さと速さ・料金のバランスがよく、ふだん使いの主力。
- Haiku(ハイク):軽量グレード。一番速くて一番安い。簡単な作業を大量にこなすのが得意。
「オーパス」とカタカナで覚えておけば、まず通じます。Sonnetは「ソネット」、Haikuはそのまま日本語の「俳句(ハイク)」です。Haikuだけ日本語が由来なので、ここは少し親しみがわきますよね。
なお、「Claude(クロード)」というサービス本体の読み方や始め方については別の記事で詳しく扱っているので、ここではモデル名の話に絞ります。
名前の意味は?じつは全部「詩や作品」の名前
なぜAIに「Opus」「Sonnet」「Haiku」なんて名前を付けたのか。これ、知ると一気に覚えやすくなります。3つとも文学・芸術の「作品の形式」から取られているんです。
Opus(オーパス)=作品・楽曲
Opusはラテン語で「作品」、特にクラシック音楽で「作品番号(Op.〜)」として使われる言葉です。作曲家の渾身の一作、というニュアンス。だからこそ、Claudeの中でも一番手のかかる大作・難しい仕事を任せる最上位モデルに付けられています。「オーパス=大作=一番すごいやつ」と結びつけると忘れません。
Sonnet(ソネット)=14行の定型詩
Sonnetはヨーロッパに古くからある14行の詩の形式。シェイクスピアのソネットが有名ですね。きっちりした型の中で表現する、整っていて扱いやすい存在。Claudeでも「ちょうどいいバランスの主力」という立ち位置にぴったりです。
Haiku(ハイク)=俳句
そして驚くのがHaiku。これは私たちの「俳句」です。五・七・五の十七音で世界を切り取る、短く速く本質を突く詩。Claudeでも「一番速く・軽く・短時間で答えを返す」軽量モデルに付けられていて、名前と性格がきれいに一致しています。
つまり、作品の規模感(Opus=大作 → Sonnet → Haiku=極小)が、そのままモデルの重さ・賢さの順番になっている、というわけです。ここまで分かると、もう名前を見ただけでどれが上位かピンと来るはずです。
性能と料金の違い(2026年6月時点)
読み方が分かったら、次に気になるのが中身の違いですよね。2026年6月時点の公式情報をもとに、現行の3モデルを比べます。料金は「100万トークンあたり(入力/出力)」の目安です。トークンはざっくり「文字数のようなもの」と思ってください。
- Opus 4.8(オーパス):最上位。複雑な推論や長時間の作業に強い。料金は入力$5/出力$25。一番賢いぶん一番高い。
- Sonnet 4.6(ソネット):速さと賢さの両立が一番いいバランス型。料金は入力$3/出力$15。多くの人の「ふだん使い」候補。
- Haiku 4.5(ハイク):最速モデル。料金は入力$1/出力$5で一番安い。簡単な処理を数多くこなすのに向く。
ポイントは、料金はおおむね「賢さの順」に高くなるということ。出力の料金が入力の5倍に設定されているのも全モデル共通です(長く喋らせるほどコストがかかる、と覚えておくと無駄遣いを防げます)。
ちなみに2026年6月には、これら3つの上に位置づけられる最上位モデル「Fable(フェイブル)5」も登場しました(料金は入力$10/出力$50)。名前はやはり「Fable=寓話・物語」という作品系のネーミングです。ただ、ふだん使いで最初に触れるのは依然としてOpus・Sonnet・Haikuの3つなので、まずはこの3つの読み方と違いを押さえておけば十分です。
結局どれを選べばいい?目的別の選び方
「違いは分かったけど、自分はどれ?」が一番知りたいところですよね。実際に使ってみた感覚も交えて、用途別に整理します。
まずはSonnet(ソネット)から、で間違いない
特にこだわりがなければ、Sonnetを基本にするのが一番ラクです。賢さと速さ・料金のバランスがよく、文章作成、要約、調べもの、ちょっとしたプログラムの相談まで、日常の用途はこれでほぼカバーできます。「とりあえず一つだけ覚えるならSonnet」で困りません。
難しい・長い・正確さが命のときはOpus(オーパス)
込み入った調べもの、長い資料の読み込み、論理がこんがらがる相談、ミスが許されない作業――こういう「ここぞ」の場面ではOpusの出番です。そのぶん料金は高めなので、毎回Opusにするのではなく「難しいときだけ切り替える」のが賢い使い方。日常はSonnet、勝負どころはOpus、という二段構えがコスパよく感じました。
速さと量がほしいときはHaiku(ハイク)
短い文章をたくさん処理したい、とにかくサッと答えがほしい、料金を抑えたい――そんなときはHaiku。一つひとつは軽い作業を数多くさばくのが得意で、待ち時間のストレスがほとんどありません。
無料プランや一般的な有料プランでは選べるモデルが限られていたり、上位モデルに利用回数の上限があったりします。最新の提供状況は公式の案内が正確なので、迷ったら公式ページで自分のプランを確認してください。
よくある質問
Q. 「Opus」は「オパス」と「オーパス」どっち?
A. カタカナ表記としては「オーパス」が一般的で、これで問題なく通じます。英語の発音も伸ばす音に近いので、迷ったら「オーパス」と覚えておけば大丈夫です。
Q. 数字(4.8や4.6)は何を表しているの?
A. モデルの世代・バージョン番号です。数字が新しいほど新しい版で、性能が改良されています。2026年6月時点ではOpusが4.8、Sonnetが4.6、Haikuが4.5が現行版です。バージョンは随時更新されるので、最新の番号は公式ページで確認するのが確実です。
Q. 3つの中で一番賢いのはどれ?
A. グレードとしてはOpusが最上位(最も賢い)です。ただし2026年6月時点では、その上に最上位モデル「Fable 5」も登場しています。とはいえ、ふだん使いではOpus・Sonnet・Haikuの3つを押さえておけば十分で、まず賢さ重視ならOpus、バランス重視ならSonnet、と覚えておけばOKです。